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侍ジャパンメンバーが苦しむ“WBC後遺症”、ソフトB・近藤も致命的問題? 首位打者争いの裏で起こっている異変

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 3月8~22日にかけ行われ、侍ジャパンが2009年大会以来の優勝を果たしたWBC。世界一に大きく貢献し、大会後も好調を維持している選手の一人がソフトバンクのプロ12年目・29歳の近藤健介だ。

 近藤は1次ラウンドから決勝戦までの全7試合で「2番・右翼」を任され、「.346・1本・5打点」と好成績をマーク。大会終了後に迎えたシーズンでも「12試合・.333・2本・10打点」(18日試合前時点)と首位打者を争うほどのハイアベレージを残している。

 近藤は日本ハム(2012-2022)でのプレーを経て、昨オフに7年総額50億円(推定)の条件でソフトバンクにFA移籍。現時点では大型契約にふさわしい働きを見せているといえそうだが、一部からは三振数の悪化が不安視されている。

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 日本ハム時代の近藤は通算3990打席に立ち、喫した三振は567個(三振率.142)。昨季も396打席で45三振(.114)とさほど数字がかさんでいなかった。

 ところが、ソフトバンク1年目の今季はここまで53打席に立ち15三振(同.283)と早くも昨季の3分の1に到達。4月14日・楽天戦では、自身初となる1試合4三振を喫したことも大きく報じられた。

 「今季は昨季以前に比べて大幅に三振が増えている近藤ですが、シーズン前に行われたWBCが大きく影響している可能性は考えられます。WBCに参加した選手たちは大会に合わせて調子のピークを持っていき優勝に貢献したわけですが、その反動からかシーズンに入ってから故障(山川穂高、山田哲人ら)や不振(村上宗隆、中村悠平ら)に陥る選手が相次いでいます。3月28日にチームに合流した際に『疲労感はすごい』と語っていた近藤も、状態が完全には戻り切っていないとしても不思議ではありません。また、メジャーの審判が裁くWBCはNPBとはストライクゾーンの広さが異なるとされており、大会中には村上が『ゾーンがアウトコースに広かったり、高めに広かったり、まだつかめていないところがあります』とコメントしたことも伝えられていますが、この点も三振増に関係している可能性はあるのでは」(野球ライター)

 “WBC後遺症”が出ているという見方ができそうな近藤だが、一部からは他にも本拠地が変わったことが影響しているのではという意見も上がっている。近藤は昨季まで両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンス5.75メートルの札幌ドームを本拠地にプレーしていたが、今季からは両翼100メートル、中堅122メートル、外野フェンス4.2メートルの福岡PayPayドームがホーム球場に。本塁打を打つハードルが下がった分、スイングが大振りになっているという可能性も考えられそうだ。

 18日試合前時点では打率はリーグトップ、三振はリーグワーストタイと対照的な近藤。打率を維持したまま三振を減らすことが一番理想だが、試合を重ねる中で修正していくことはできるのだろうか。

文/ 柴田雅人

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