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阪神・岩崎の炎上で矢野監督に批判、球界OBからも「1回休養させるべき」と指摘 本人も方針転換を示唆「考えていく必要がある」

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矢野燿大監督

 3日に行われた阪神対オリックスの一戦。「7-3」でオリックスが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが阪神のプロ8年目・29歳の岩崎優の背信投球だった。

 「3-3」と両チーム同点で迎えた8回表、ここまで「7回100球3失点・被安打8」と粘投していた先発・アルカンタラに代わり2番手として登板した岩崎。しかし、1死からT-岡田にヒットで出塁を許すと、続く紅林弘太郎に4球目を捉えられ4号2ランを被弾。この一発で勝ち越しを許したチームは、その後得点を奪えないまま試合に敗れた。

 岩崎は3、4月の防御率が「0.79」と開幕直後は好調だったが、5月は「4.50」、6月は「9.00」と月を追うごとに失点が増加。また、5月25日から開催中の交流戦では3日の試合前時点で5試合に登板し、そのうち2登板で失点を喫するなど背信投球が目立っていた。

 3日の試合でも点を取られた岩崎に対し、ネット上には「今日も打たれるんじゃないかと思ったら案の定打たれた」、「交流戦6登板で3敗目は異常、何回同じ失敗を繰り返すんだ」、「登板過多(51試合中27試合に登板)でガタが来ているんじゃないか?」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「平然と使い続ける矢野監督も悪い、不調が続いてるんだからちょっとは考えろよ」、「固執して起用してるとチームも本人も壊れてしまうぞ」、「岩崎は一旦勝ちパターンから外して、小林(慶祐/防御率2.93)や齋藤(友貴哉/同0.00)を代役で使う方がよっぽどマシだと思う」と、チームを率いる矢野燿大監督への苦言や批判も複数見受けられた。

 >>阪神・中野は「プレーに誠実さが無い」谷沢氏ら球界OBが苦言 矢野監督もため息のミス連発、ライバル復帰後は立場を失う?<<

 「岩崎は2019年に『48登板・33勝0敗26ホールド・防御率1.01』、2020年に『41登板・5勝2敗17ホールド2セーブ・防御率1.82』と、矢野政権下ではセットアッパーとして結果を残している投手。今季も4月までは安定感抜群だったため、矢野監督は多少不調でも岩崎への信頼は変えず、3日の試合でもマウンドに送り出したのかもしれません。ただ、背信投球の頻発を受けてファンだけでなく、複数の球界OBも起用法を考え直した方がいいのではとコメントしています。3日の試合で解説を務めた狩野恵輔氏(元阪神)は、岩崎の被弾直後に『僕は1回休養させるべきだなと思います』、『(岩崎は)自分でも明らかにボールが行ってないとか思ってると思うんですよね』とベンチ外や二軍降格といった策をとるべきだと主張。また、同日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演した平松政次氏(元大洋・横浜)は、番組内で『ヤクルトの石山(泰稚)みたいに5回、6回くらいの楽なところで投げさせていけば(いいんじゃないか)』と、不振で守護神から外れた石山のように配置転換を行えばいいと指摘しています」(野球ライター)

 試合後、矢野監督は「今までの貯金というのは優がチームを引っ張ってやってくれたところがある」と岩崎をかばった一方で、「こちらの使い方というのは考えていく必要がある」と今後の起用法に含みを持たせたことが伝えられている。一部からは「交流戦期間中はもう使わない方がいいのでは」という声も挙がっているが、果たして今後どのような起用法を見せるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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