今回の動画で清原氏は、開幕から約2カ月が経過した今季のプロ野球をテーマにトーク。現在セ・リーグ首位に立つ阪神のキーマンや、25日からスタートするセ・パ交流戦で2010年以降パ球団が7回(全10回中)優勝している理由などについて語った。
話題となっているのは、阪神ドラ1・22歳の佐藤輝明が19日終了時点で「.265・10本・32打点」といった数字を残していることについて飛び出た発言。清原氏は「(佐藤は)春先まで大学生ですよ? まだ5月中旬ですよ? そこで(セ投手陣は)ホームラン10本打たれて(る)」、「『プロのピッチャーは一体何しとんねん!』と(いう気持ち)」と、既に佐藤に2ケタ本塁打を許しているセ投手陣に苦言を呈した。
また、清原氏は「あそこまで打たれたらね、(佐藤に)プロなめられますよ」ともコメント。セ投手陣が簡単にホームランを許している現状は、佐藤の成長にとっても良くないことではないかと指摘した。
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清原氏の発言を受け、ネット上には「確かに大学出たばかりの選手に好き放題やられすぎとは思う」、「大山(悠輔/背中の張りにより6日から抹消中)が離脱しててマークしやすい状況なのになあ」、「阪神ファンとしても順調すぎて怖いから、そろそろプロの洗礼を浴びせてほしい気持ちはある」、「2か月経っても普通に打ってるってことは、セ投手陣が体たらくというよりは佐藤が並外れて凄い打者ってことじゃないの?」といった反応が多数寄せられている。
同時に、「2年目に成績落とした自分の経験も踏まえてるのかな」、「清原自身がプロ舐めて痛い目見てるから説得力がある」、「『俺のようにはなってほしくない』っていう思いもあるのかもしれないな」といったコメントも複数見受けられた。
「現役時代の清原氏は西武(1986-1996)、巨人(1997-2005)、オリックス(2006-2008)の3球団でプレーしましたが、当時プロ1年目・19歳の1986年に『.304・31本・78打点』と大活躍し新人王を獲得。しかし、2年目の1987年は『.259・29本・83打点』と大きく打率を落としました。後年の報道によると、当時の清原氏は1年目に好成績を残したことで『プロ野球なんてチョロい』と態度を大きくし、首脳陣の指導もあまり聞き入れなかったそうです。こうした過去があることから、清原氏は自身の経験も踏まえて今回の発言に至ったのではと考えているファンは少なくないようです」(野球ライター)
19日終了時点での佐藤は全143試合換算で34本と、清原氏と桑田武さん(元大洋他)が保持する新人最多本塁打記録(31本)を上回るペースで本塁打を放っている。ただ、清原氏はこのまま本塁打を量産するよりも、どこかで挫折を経験する方が今後の佐藤のためになると考えているようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
清原和博氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC9aER0bs2IpqTQNKljzzBFQ