今回の動画で高橋氏は巨人時代(2000-2009)の同僚の中で、お金の使い方が豪快だった選手について複数選手の名を挙げながらトーク。その中で名を挙げた清原氏が、数百万円の値段がするワインをラッパ飲みした話を語った。
原辰徳監督の第一次政権時代(2002-2003)、ある年のオールスター明けにチームの決起集会が開かれたという。会場はとあるレストランだったが、ワインショップが併設されていたこともあってか、選手は1人1本ずつワインを持ち寄ることになったという。
高橋氏によると、当日清原氏はその約束を忘れていたのか、1人だけワインを持ってきていなかったという。すると、清原氏は併設のワインショップに駆け込み、その場でマグナムボトル(1500ミリリットル入り)のワインを購入してきたそうだ。
具体的な銘柄は触れていないが、高橋氏いわく、そのワインは「多分数百万するやつ(だった)」とのこと。周囲からは「もったいないからあんまり開けない(方がいい)」という声も挙がったというが、清原氏は会の中盤ごろに「もういいよ開けよう、買ってきたんだから」と開封。その後は酒の勢いもあったのか、裏方のスタッフに順番にラッパ飲みさせ始めたという。
すると、現役時代からワイン通として知られる同僚・桑田真澄(現巨人一軍投手チーフコーチ補佐)が、清原氏に「それはそういうふうに飲むワインじゃないからやめた方がいい」と苦言。しかし、清原氏は「関係ない!」と聞き入れずに裏方に飲ませ続けたという。
裏方に一通り飲ませた後、清原氏は高橋氏を含めたチームの若手選手にもラッパ飲みをさせたという。ただ、高橋氏によると「そういうふうに飲むワインじゃない」という桑田氏の発言を受けた若手選手たちは、「(すごいワインだから)みんなちょこっとずつ飲んでる」と大量に飲まずに味わって飲もうとしていたと語っていた。
高橋氏は動画内で元木大介(現巨人一軍ヘッドコーチ)にごちそうしてもらった話や、小久保裕紀(現ソフトバンク一軍ヘッドコーチ)の金遣いに驚かされた話についても語っている。
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今回の動画を受け、ネット上には「一般人には絶対にできない豪快過ぎる飲み方だ」、「選手より先に裏方に飲ませるのはいい思いやりだとは思うが、それにしても飲み方がもったいないな」、「当時の清原は4億以上稼いでたから、数百万円のワインでも格安ワインみたいな感じだったんだろうか」、「金銭感覚が完全に狂ってる、だから引退後無一文になったんだ」といった反応が多数寄せられている。
「現役時代に西武(1986-1996)、巨人(1997-2005)、オリックス(2006-2008)でプレーした53歳の清原氏は総年俸が50億円を超えた選手で、第一次原政権時代の2年はいずれも4億5000万円(推定)の年俸を手にしていたことが伝えられています。当時の清原氏は夜遊び、時計、車などに散財していたことが知られていますので、ワインに投じた数百万円もはした金のような感覚だったのかもしれません。ただ、こうした金遣いの荒さがあだとなったのか、2016年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕された際は複数メディアが現役時代に稼いだ年俸はもうほとんど残っていないと報道。また、清原氏自身もとんねるず・石橋貴明が昨年7月に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際、『もうプロ野球で稼いだお金、全部なくなりました』と明かしています」(野球ライター)
巨人時代は金遣いに加え強面の風貌から“番長”と呼ばれていた清原氏。今回高橋氏が明かしたエピソードは、良くも悪くも豪快だった当時を象徴するエピソードの1つなのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
高橋尚成氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCAMXfvpILgkofiQFbYWeeZA