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橋下徹氏、吉村知事を絶賛し「国民の自由を制限する法律」必要と主張し賛否 「誰も批判せず不気味」の声も

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橋下徹氏

 8日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、総合解説の橋下徹氏が「有事の際の自由の制限」を求め物議を醸している。

 この日の番組では、吉村洋文大阪府知事がリモートで出演。まず、吉村知事はメーンキャスターの谷原章介から「感染が急拡大している現状をどう捉えているか」と聞かれ、「感染の速度が早く重症化も早い」「人々の行動と変異株が今の感染につながっている」と見解を述べた。また、大阪府の取り組みや課題などについて、谷原との間でいくつかの質疑が交わされた。

 その後、スタジオでは、昨日の衆議院厚生労働委員会で新型コロナウィルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、大阪の感染状況に関して行った答弁が紹介された。尾身会長は「大阪の感染者がどのくらいのスピードで減るかは、人々の行動と自治体のやる気の問題の総和」と話し、吉村知事も同感だと答えた。

 大阪の感染拡大や大阪府の取り組みについて、コメントを求められた橋下氏は「尾身さんの発言で決定的に抜けているのは、政府のやる気」と話し、「アクリル板の設置や換気基準など、大阪が一生懸命やっていることを、まん延防止が出る前から(どの自治体でも)やるべきだが、これには法的な義務化が必要」と述べた。また、「PCR検査を広くやれという時も、欠けているのは強制的な検査。これにも法的な義務化が必要」「全て国が、法的な義務化というところに踏み込まないと」と、「法的な義務化」という言葉を多用し、政府の取り組みが欠けていることを指摘した。

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 さらに、橋下氏は「大阪がこうやって旗を振っている(対策をしている)ことを知事会にも働きかけてほしい」と大阪府の取り組みを絶賛した。そして、コーナーの最後には「感染症対策という有事においては、国民の側の自由も一定の制限を受けるというのも前提にしないと対応できない。そういう法律を作るのが国会議員の役割」と主張した。谷原も「大阪の取り組みは全国の参考になる」「公務頑張ってください」と話し、コーナーを締めくくった。

 この橋下氏の「国民の自由を制限した法律を作るべき」という発言にネットでは、「戦前に逆戻りか」「ほとんどの人が従ってるから必要ない」との批判がある一方で、「お願いベースではもう無理」「法律でしっかり行動を抑えるべき」など理解を示すコメントもあった。

 また、橋下氏や谷原が大阪府の取り組みを称賛するコーナーとなったことに、「大阪府の主張の時間?」「誰も批判しない番組は不気味」など、番組の意図を測りかねるコメントが多く見られた。

 自粛やお願いだけでは、感染拡大を抑える効果が期待できなくなっているのは事実だ。しかし、国民の自由を制限する以外に万策が尽きているのか、検証すべきではないだろうか。

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