今日から「まん延防止措置」がスタートする大阪、兵庫、宮城。これによって感染拡大がどこまで抑えられるのか関心を集める中、大阪府知事・吉村洋文氏は「マスク会食」を義務化したい意向だ。
「マスク会食」とは、食べる時はマスクを外して黙って食べ、話す時は着用して会話するという取り組み。これについて、月曜コメンテーターの石原良純は「自分が(そのマスク会食を)行った時のことを想像するとすごく面倒くさい」としながら、「今までとは違うところで頑張らないと(感染は)収まらない」とおおむね賛同。
感染症学が専門の日本医科大学特任教授の北村義浩氏も「元々、国もマスク会食を大推奨しているわけですから、それを義務化するというのは大変いい」と評価した。
だが、これに異を唱えたのが玉川氏。大阪の感染者数が直近3週間、さらに1週間と倍ずつに増えていると指摘した上で、「今週、1200人となってもおかしくない」と述べると、「それくらい大変な状況になっているという時にマスク会食というのが腑に落ちない」と不満。「むしろ、『同居者以外の会食は控えてください』という局面なのでは」と訴えた。
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さらに、「逆に言えばマスクをして会食しているんだから、いいでしょうということになってしまうのでは」と危惧し、「みんな、できますか?マスク、こうやってこうやって、ずっとですよ、2時間の間」と付けては外す仕草を繰り返しながら反論。「つまり会食に行くこと自体がリスクなんだから」とも語り、「マスク会食だったらいいという話が、感染状況とはそぐわない」と重ねて強調した。
この後も玉川氏の主張は続き、「食べる時は外して、しゃべる時はマスク着けてなんてことを推奨している国が日本以外にあるんですか? そんなことを言ったって実効性はない」と吉村知事の政策を切り捨てていた。
同氏の意見はSNS上で賛否が分かれた。「玉川さんの意見に同感です。どんなに規則を決めても守らない人は必ずいる」「経済を重んじるならマスク会食以前にやることがあるだろう。玉川さんがまとも」と共感するユーザーもいる一方、「やる前から批判してるけどやってみないと効果はわからんやろ」「どうしても会食やるならせめてマスクは徹底しろって話だろ?」と返す者もいた。