search
とじる
トップ > スポーツ > 阪神・高山の不振は金本前監督のせい? 掛布氏が転落の引き金を指摘、「打球方向別打率知らないのか」矛盾の指摘も

阪神・高山の不振は金本前監督のせい? 掛布氏が転落の引き金を指摘、「打球方向別打率知らないのか」矛盾の指摘も

pic pic

高山俊

 元阪神で野球解説者の中西清起氏が21日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元阪神で野球解説者の掛布雅之氏がゲスト出演。動画内での発言がネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。

 今回の動画で掛布氏は、自身が思う3年後の阪神のオーダーを発表しトーク。ドラ1ルーキー・佐藤輝明を4番に据えた理由や、現在三塁が本職の大山悠輔を一塁起用すべき理由についてそれぞれ持論を展開した。

 その中で、掛布氏は自身が阪神二軍監督を務めていた2016年に入団してきた高山俊が現在低迷している理由を指摘。高山は同年「134試合・.275・8本・65打点・136安打」という数字を残し、セ・リーグ新人王にも選出されるなど活躍。ただ、翌2017年に当時の金本知憲一軍監督は、高山の打順を前年に1試合も出場経験のない2番に固定する構想を進めていたという。

 2番は出塁した1番打者を次の塁に進めるため、バントはもちろん打球を一塁方向に転がす進塁打も求められる打順。左打者の高山が進塁打を放つには、手首を返して打球を引っ張ることが必要となった。

 ただ、掛布氏によると高山は「そういう打撃が得意じゃない、どちらかというと(手首を)返せないタイプ」と、引っ張りよりもセンターから逆方向へ打つ方が得意な打者とのこと。それでも無理やり手首を返して引っ張って打とうとした結果、打撃フォームを崩して現在まで元に戻っていないと指摘したが、復調に必要な取り組みなどについては触れなかった。

 >>元阪神・掛布氏、名球会打者の選手生命を狂わせていた? 大怪我の真相に「彼のすごさを改めて知った」と驚愕<<

 今回の動画を受け、ネット上には「2番構想のせいで打撃を崩したって見方は興味深い」、「高山はプロ入り直前に右手有鈎骨を骨折してるから、手首を返すスタイルはそもそも合わなかったんじゃないか」、「金本が下手なこと考えなければ、今に至るまで不振が続くことも無かったんだろうか」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「この年の高山は1試合しか2番で出てないからそれは違うんじゃないか」、「引っ張りを意識し過ぎて狂ったのは分からなくも無いけど、それが2番構想のせいなのかと言われるとそうではない気がする」、「そもそも高山って言うほど逆方向に打ってなくないか? 掛布は打球方向別打率知らないのか?」といった否定的なコメントも複数見受けられた。

 「2017年の高山は1試合しか2番では出場していない上、その試合では2安打をマークしています。そのため、一部ファンは2番固定自体が打撃不振を招いたとは考えていないようです。一方、引っ張り重視でそれまでの打撃を崩したという主張については、左中間方向の打率が低下(2016年は.222、2017年は.179)していることから一理あるとする声がある一方、もともとの打率が低すぎるため説得力に乏しいと異を唱えているファンもいますね」(野球ライター)

 2017年から昨季までの成績は「295試合・.238・12本・70打点・184安打」と振るわず、今年もオープン戦では「10試合・.118・0本・2打点・2安打」とほとんど打っていない高山。一部では「掛布にはどうすれば復調に迎えるかも話してほしかった」との声も挙がっているが、高山が今季不振から抜け出すことはあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
中西清起氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCMokupGPVCIvM99XLMnKbQQ

関連記事

タグから探す


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ