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舛添要一氏、マスコミに「官邸の方針を褒め称えるパブロフの犬」社会的責任がないとバッサリ

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舛添要一前都知事

 元参議院議員、元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が、12月16日にツイッターを更新し、新型コロナウイルスの報道姿勢に苦言を示した。舛添氏は「官邸の方針をすべて条件発射的(原文ママ)に褒め称える『パブロフの犬』たち。それもビジネスだから自由だから、その類いの御用学者、御用ジャーナリストを偏重するマスコミもどうかしている。しかし、マスコミもビジネスだから同じ穴の狢か。日本の一部のマスコミには社会的責任などという意識はないらしい」とツイート。

 舛添氏の発言の意図は、「GoToを全国で一時停止することで、感染との因果関係がないことがはっきりする」という政府コメントをそのまま垂れ流しているマスコミに対する怒りがまずあると言える。

 さらに、今回の舛添氏の書き込みは、15日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)内で政治評論家の田崎史郎氏が、先の政府コメントに「一時停止したからといって本当に減るのかは誰にもわからない」と反論的な意見を述べたことを報じるネットニュースへ、感染症専門の岩田健太郎医師が「感染拡大を密かに欲望する首相周辺の悪魔の一言」と書き込んだツイートに、コメントを付ける形で行われた。

 ​>>舛添氏、小池都知事に「目立ちたがり屋の知事」 流行語大賞『3密』は「ブラックジョーク」とキッパリ<<​​​

 確かに「GoTo」の一時停止が効果を示すかは、今後の感染者数の推移にかかっている。現時点で余計な推測は避けるべきなのは確かだが、テレビのワイドショーやニュースは連日のようにコロナと「GoTo」の話題を取り上げている。ネット上では「マスコミにとってはどちらに転んでも商売として美味しい」といったメディアのあいまいな姿勢を批判する声が聞かれた。このほか、「自民の中堅にしろ、閣僚経験者にしろ国のことは全く考えていない。今だけ、金だけ、自分だけ」といった世論の流れを受けて、「GoTo」の一時停止を決めた菅政権や与党を批判する声も聞かれた。

 日本のコロナ対策は後手後手に回っており、そこを批判的に検証せず、目先の情報を垂れ流すばかりの一部マスコミに対する舛添氏の怒りは、相当なもののようだ。

記事内の引用について
舛添要一氏のツイッターより https://twitter.com/MasuzoeYoichi

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