>>安倍首相の病院通いは「政治課題を忘却させる高等戦術」? 舛添要一氏の発言が物議<<
舛添氏はツイッターで「長期政権を終え、首相の座を降りる安倍首相。安倍政権の功罪については、今後、様々な検証が行われるだろう」と記し、続けて「私の故郷、北九州市と安倍首相の地元、下関市とは関門海峡を挟んで対岸だ。父君、安倍晋太郎先生の思い出も含め、私の個人的感想をブログに記す。初めて語ることだ」と告知した。
ブログのタイトルは「安倍晋三という政治家」と題され、安倍首相の父親である安倍晋太郎元首相と舛添氏は親交があった縁から、晋三氏の選挙応援に舛添夫婦がかけつけ、昭恵夫人から舛添氏の妻宛に礼状をもらったこともあるという。
さらに舛添氏は、安倍首相の地元の山口県は土地柄、朝鮮半島に近いため、「晋太郎、晋三と私の共通の友人には在日の人も多い」とも記している。安倍首相と言えば、韓国や中国などアジアの諸国に対し強気の外交姿勢を見せてきた。舛添氏はそうした安倍首相のスタンスを「ナショナリストではあるが、在日の人にも配慮する政治家で、ヘイトとは無縁の人」とした。だが、「嫌韓派、嫌中派の人たちの圧倒的支援を受け、そのショービニズムのシンボルに担ぎ上げられたような形になってしまった」とも記している。
確かに、マスコミやネットの世論は、安倍首相をいわば強硬な右派としてレッテル貼りしているが、実際はそうした人物ではないと舛添氏は言いたいのだろう。ネット上では「貴重な情報をありがとうございます」「これは本で読みたいです」といった声がある一方で、「安倍総理の支持率急上昇に便乗する姑息な手段」といった否定的な見方もあった。
舛添氏の、個人的な感慨を含むものではあるが、これまで語られてこなかった安倍首相の人となりを知れる貴重な情報だとも言える。さらに、これは舛添氏の安倍首相へのエールとも取れそうだ。
記事内の引用について
舛添要一氏のツイッターより https://twitter.com/masuzoeyoichi
舛添要一氏のオフィシャルブログより https://ameblo.jp/shintomasuzoe/