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不振の阪神・ボーアに「スタメン落ちしてしまう」 元阪神桧山氏が分析、“歯車を狂わせた”投手の存在も指摘

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桧山進次郎氏

 元阪神で野球解説者の桧山進次郎氏が、22日放送の『ガチ虎!』(ABCラジオ)に電話で生出演。阪神の新助っ人打者・ボーアについて言及した。

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 番組内で桧山氏は、巨人に3連敗を喫した阪神の開幕3連戦について複数選手の名前を挙げながら解説。解説内では開幕3連戦で「12打数ノーヒット」に終わったボーアの名も挙げた。

 3連戦中に得点圏の場面で4回、満塁の場面で3回打席を迎えるも結果を残せなかったボーア。そのボーアについて桧山氏は、「変化球をイメージし過ぎてる感じがある。その分、(打つ際の)タイミングの取り方や始動が遅くなっているのかなと(思う)」とコメントした。

 桧山氏は続けて、20日に行われた2戦目の7回裏2死満塁で対戦した巨人の左投手・高木京介がボーアの打撃を狂わせたのではと指摘。ボーアは6月2~16日にかけ行われた練習試合では左投手相手に「16打数ノーヒット」と全く打てなかったが、桧山氏はボーアが左投手、特に外に逃げるスライダーに弱いことは自覚しているのではとした上で、「高木投手に対しても『スライダーでくるんじゃないか』というイメージを持っていたのではないか」と推測した。

 ただ、高木はボーアとの対戦時にカットボールを3球続けて追い込むと、4球目には外角のストレートを投じて見逃し三振に。桧山氏はこの高木の攻めで「自分(ボーア)の歯車が狂い出したのかな」と推察していた。

 ボーアは1、2戦目は4番に座っていたが、3戦目には打順が6番に降格。「打てなくても少しは我慢するのかなと思ったら、すぐに(打順が)下がったのでびっくりした」という桧山氏は、「23日からのヤクルト戦でもし結果が出なければ、スタメン落ちしてしまうのではないか」と危惧していた。

 今回の放送を受け、ネット上には「12打席立って1本も打てないのはひどすぎる、ボーアのせいで3連敗したといっても過言じゃない」、「確かに巨人との3連戦では速球に振り負けてる感じがした」、「スライダー狙いっていうのはあったかもしれない、高木との対戦では1回もバット振らなかったし」、「巨人戦では結果が出なかったけど、慣れの問題もあるだろうから対戦が一巡するまでは我慢してほしい」、「チャンスを潰しまくってるボーアをそのままにすると致命傷になる、代わりにサンズを起用した方がいいんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。

 対巨人3連戦の阪神は1戦目から順に「2-3」、「1-11」、「1-7」で3連敗を喫しているが、桧山氏は番組内で「どれもこれも紙一重」と語っている。チャンスが多く回ってきたボーアが期待に応えていれば、チームが3連敗を喫することはなかったとみているようだ。

 「阪神は一軍でボーアが不振にあえぐ一方、二軍では新助っ人のサンズが本職の左翼からボーアと同じ一塁へのコンバートに取り組み始めたことが伝えられています。平田勝男二軍監督はコンバートの理由について『(起用の)選択肢を広げるため』と語っているため、ボーアはサンズの一塁守備に目途がつけば入れ替わりで二軍降格という憂き目に遭うかもしれません」(野球ライター)

 開幕3連戦が終わったばかりの段階で、早くも崖っぷちに追い込まれているボーア。23日から始まる対ヤクルト3連戦で、汚名返上の活躍を見せることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

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