今回の動画で高木氏は、自身が選ぶ“現役時代怖かった選手ベスト3”を紹介。その中の2位に張本氏の名を挙げた。
動画内で具体的な日時は明かされていないが、高木氏によると、張本氏は現役時代に「広島(での試合)でヤジられてて、バット持ってフェンス越しに(観客に)殴りかかった」ことがあると告白。
また、お互いの現役引退後に『モルツ』のCM(サントリー/1995年)で一緒になった時も「(CMの中で)モルツ球団っていうのが作られた。それでみんな並んで(カメラマンが)写真を撮ってたら、『おい!いつまで撮ってんだ!』、『何枚撮れば気が済むんだ!』って(怒ってた)」といい、「えっ!?これ仕事でしょ!?」と驚いたことを明かした。
その張本氏から『モルツ』CM撮影の際に食事に誘われ、当初は「参ったなあ」と思っていたという高木氏。ただ、そこで「話すことは大体面白いし、年下の人間は可愛がってくれる」と張本氏によくしてもらったといい、その後張本氏がレギュラーを務める『サンデーモーニング』(TBS系)にゲスト出演した際も、「『豊、何でも言えよ』って(言ってくれた)」という。
今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「ヤジに言い返す選手はたまにいるけど、バット持って殴りかかるのは凄いな」、「張本さんは確かエモやん(江本孟紀氏)も怖かったって本に書いてた気がする」、「サンモニで好き勝手言ってるイメージが強いから、後輩の面倒見がいいっていうのはなんか意外」といった反応が多数寄せられている。
現役時代に日本ハム(1959-1975、前身球団含む)、巨人(1976-1979)、ロッテ(1980-1981)の3球団でプレーした79歳の張本氏と、横浜(1981-1993、同)、日本ハム(1994)の2球団でプレーした61歳の高木氏。両者は現役時代に重なった期間は1981年のみだが、引退後は前述した『モルツ』のCMで共演。また、CMをきっかけに誕生したイベント『サントリードリームマッチ』でも、たびたび同じチームでプレーしている。
その張本氏の人となりが明かされた今回の動画に、驚きを持ったファンも多かったようだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ