番組では、先週無観客の中、中京競馬場で開催されたGIレース高松宮記念を取り上げる。レースは大混戦の末、モズスーパーフレアが1着に。史上初の無観客開催ながら、馬券売上はインターネット投票が可能となっているため好調で、番組によると、前年比100.4%の127億134万8200円を売り上げたのだという。
張本氏はこの件について、「これからこういう状態が続くと思うよ」と指摘。その上で、「馬には良いんですよ。馬は興奮しやすいから」と、人間がいないことで馬が冷静に走ることができると、無観客の利点を主張する。
さらに、「この日は東京では雪が降ったでしょ。愛知の方は雪降ってないからね、寒いじゃないですか。寒いのに、のこのこ行って競馬買うよりね、インターネットで買ったほうが楽でしょ」と指摘する。
番組内でネットの普及について、「面倒くさくなった」と語ったことがある関口宏は、「インターネットしか買えないんですよ」と不満を口にするが、張本氏は「売上は変わってないんでしょ? 私ならこれで買いますよ。寒い暑いの中、のこのこ行ってね、人の中入ってやるよりも…」と馬券のネット販売について有益性を口にする。
ネットが称賛されたことを面白く思わないのか、関口は張本氏に対し、「ネットできるんですか?」と少々意地の悪い質問。すると、張本氏は憮然とした表情で、「出来ますよ、それくらいのことは出来ますよ、あんた。いや、簡単なことだけどね、難しいことはできないけども」と憤慨した。
張本氏がネットの有益性を口にしたことに、視聴者からは「ネットで馬券買ってるなら凄い」「新しいことを嫌う張本勲氏なのに有益性を認めていた。野球もこれくらい柔軟になってくれるといいのに…」などの声が上がる。
また、「ネットができる」としたことについても、「エゴサーチとかしないのだろうか」「自分の評判をネットで調べたりしているのかも」という声や、「ブログをやってほしい」という懇願も飛び出す。
ネットの有益性を語った張本氏。新しいことを嫌う傾向の強い同氏でも、その利便性に舌を巻いたということか。