主人公「レンタルなんもしない人」の森山将太役を務めるのは増田貴久(NEWS)。実際に同名で活動している「なにもしない」サービスを提供している男性をモデルに描かれ、妻の沙紀役を比嘉愛未、ある出来事をキッカケに“レンタルさん”のアンチとなっていく神林勇作役を葉山奨之が務める。
実在のレンタルなんもしない人は18年6月からサービスを開始し、現在では25万人以上のフォロワーを抱える人気ツイッターユーザー。当初は国分寺駅からの交通費と、飲食代等の諸経費のみでレンタルすることができたが、19年9月15日放送のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)で取り上げられたのをきっかけに、レンタル料を1万円に設定している。
「それまでもワイドショーなどに出演することもありましたが、『ザ・ノンフィクション』出演をきっかけに知名度が急増した半面、イラストレーターの妻と別居していたことが判明し、レンタルなんもしない人は一部女性視聴者の間で炎上。当初サービスが無料で、家計に入れるお金は貯金を切り崩していただけということや、番組内でのレンタル人なんもしない人の『嫌なことを避けて逃げて生きていたらどうなるかっていう実験かもしれない』『(妻子と暮らすことについて)楽しさを制約に感じることが上回ってしまったので、一回その制約を外してみたい』といった発言、また、別居後に女性の家に泊まるサービスを受けていたことから、『結婚しちゃいけない種類の人じゃん…』『言い訳ずらずら並べて痛い』という批判を集めることに。現在は再び同居していますが、一度大きく炎上しただけに、ドラマ化についても『美化しないほうがいい』という苦言も寄せられています」(ドラマライター)
とは言え、一方では期待の声が寄せられている。
「結果的に現在は有料となり、多くの人にサービスが認知されていることや、そもそも『なんもしない』というアイディアの新しさに対し、『どうやって描くのか楽しみ』『なにもしないことをサービスにした初めての人だから、もっと多くの人に知ってもらえるのがうれしい』という声も寄せられています。増田演じるレンタルなんもしない人は、モデルの男性にビジュアルも完璧に寄せているほか、そのサービスの特異性も再現していることもあり、『マラソンのゴール地点で待っていて欲しい』『離婚届の提出に同行してほしい』といった依頼をどのようにこなしていく姿が描かれるのか、楽しみにしているファンも多いようです」(同)
深夜ドラマながら早くも話題となっている本作。放送開始を心待ちにするファンも多かった。