本作は夏緑の原作、菊田洋之の作画による漫画が原作の推理ドラマである。天才遺伝子科学者でありながらも、研究にのめり込むあまり変人扱いされている主人公・神保仁(田中)が、熱血刑事の安堂源次(安田顕)や科捜研の女性研究員・乱原流奈(倉科カナ)と手を組んで数々の難事件を解決していく――というストーリーだ。
ドラマファンからは「田中圭はゴールデン初主演とか嬉しすぎる!この時間帯の枠って派手なイメージなかったけど、田中圭と安田顕とかキャストめちゃめちゃ豪華じゃん!」「田中圭、今まで母性本能くすぐる感じの役が多かったけど、今回は天才科学者役なんだね。何か新鮮」「天才科学者と熱血刑事のバディって王道って感じで好き!」という声が集まっている。
一方で、原作ファンからは「原作で神保はセンター分けのストレートヘアなのにドラマでは天パか…全然雰囲気違うじゃん」「神保のクールさが感じる髪型だったのに…。天パでクールな役とか、ちぐはぐなイメージ」「神保はもっと若い人のイメージだったな。35歳の田中圭のイメージではなかった」という声も挙がっている。
「原作の神保は、ふとした拍子にDNA配列を呪文のように唱えるという変わった言動を見せますが、常にキリッとした表情をしているクールな科学者です。原作ファンからは『“ガリレオ”の湯川と“インハンド”の紐倉と通ずるものがある』と言われています。しかし、これまでの田中の役柄はクールとはかけ離れたものでした。
2018年放送の『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)では、庇護欲をくすぐる“人たらし”な独身男性・春田創一を演じ、2019年放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)では、年上の妻を溺愛する甘えん坊な夫・手塚翔太を演じました。このように、田中は近年ヒットしたドラマの役のイメージが強いあまり、本作の原作ファンからは『田中圭好きだけど、神保のクールで知的な雰囲気とは合わないかな』『どうしても甘えん坊で可愛いオーラが抜けない気がするんだよね…』という声が挙がっています。」(ドラマライター)
不満の声が挙がる一方で、田中のファンからは「『おっさんずラブ』でブレークする前の田中圭はクールな役とかも多かったから、昔に戻ってきたみたいで嬉しい」「昔はドラマでもわき役とか噛ませ犬役とかが多かったのにゴールデン初主演か…。何だか感慨深い」という声も挙がっている。
田中は本作のほかに、4月9日放送開始予定の新ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系、毎週木曜日、夜10:00~放送)でも、クールで厳しい病院薬剤部副部長・瀬野章吾役を演じる。
果たして、田中は過去の出演作のイメージを覆すことができるのだろうか?今後の彼の活躍に注目したい。