プロのカメラマンたちからの彼らの評価は高い。「イベント会場で見ていると、自分より高価なカメラやレンズを使って撮影しています。趣味もあそこまでいくと頭が下がる思いですね」(雑誌の専属カメラマン)。ライバルは他社のカメラマンではなく、カメコたちだと語るカメラマンもいる。
彼らが狙うコンパニオンたちはどう思っているのだろうか。「イベントの客であり自身のプロモーションにもなるので、有益な存在ですね。また、アイドルを目指すコンパニオンにとってはファンになってくれたらうれしいようです」(コンパニオン派遣会社スタッフ)。互いに面識があり、会場で会話を交わす場面も見られ、コンパニオンの中にはそういったカメラ小僧を積極的に利用して知名度を上げていこうとするものも少なくないようだ。
ただ、卑猥なポーズを強要したり、下半身や胸ばかりを撮影しようとするセクハラまがいの行為をするカメコも存在しないわけではなく、「そういう連中はこちらのブラックリストに入っています」(コンパニオン派遣会社スタッフ)とのこと。それらの写真がネットで出回ったり、雑誌社に売り込まれたりすることも少なくなく、そのことを知ったコンパニオンがショックを受けることあるという。
マナーを守り楽しむカメコたちのためにも、このような行動をするカメコは許すことができない。