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風間ルミの美味しいところ

 神楽坂をはじめて歩いた。昨夜の新年会の席上、懐かしい名前を聞いたから。

 風間ルミ。

 シュートボクシングを経てプロレスリング、デビュー。自らも団体社長となり、盟友、神取忍と共に女子プロレス発展のために尽力したが、2003年、後進に道を譲った。
 聞けば、一年前に店を出したらしい。

 JR飯田橋駅西口で、ふじおと待ち合わせた。ふじおは、風間ルミのファンなのだ。坂を上って、しばらく、毘沙門天の手前を左折すると、かぐらビルがある。
 「豚菜キッチン絆」。2階に上がると、本人が出迎えてくれた。ふじおは、少しだけ緊張している。

 「和尚、これにしましょう!」ふじおは、私を和尚と呼ぶ。
 小鉄が愛したスペアリブ。メニューをもってきた、元グラマーレスラー、イーグル沢井さんは優しく説明してくれた。「これは、昨年、亡くなられた、山本小鉄さんが好きだったメニューで、何十本も注文されたんですよ」。
 ルミさんが、フライパンにワインをふりかけた。うまい!!
 いっしょに頼んだ、桜島の温泉水を飲んで育ったという豚のしゃぶしゃぶも絶品である。
 カウンター席に立てかけられたレコードが目に入った。
 「これは、AKB仕掛人、秋元康作詞の『都会の流星』ではないか!」じつは、私も知っている。

 もう一枚、ポスターが貼ってある。
 『狂った果熟』。大人のDVDにも出演なさっているのですね。
 「最近、新しいのが出たんですよ」ふじおが教えてくれた。研究のために購入した。『デンジャラスプロレスラー』。
 「もう汚れちゃったの、私」と囁くところが美味しかった。

(しあわせマスター リーラ 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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