菅野智之
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スポーツ 2022年05月10日 20時30分
巨人・菅野、調整登板無しでの復帰も「絶好のタイミング」の声 楽観視されるワケは対戦相手の事情にアリ?
右肘違和感を理由に4月30日から登録を抹消されている巨人のプロ10年目・32歳の菅野智之。5月12日・DeNA戦で一軍復帰・登板する見通しとなったと10日、複数メディアが報じた。 抹消後はこれまで二軍本拠地・ジャイアンツ球場などで順調に調整を行っていること、桑田真澄一軍投手チーフコーチが5日に「痛みも出ずに順調に回復しているということなので、来週に期待したいと思います」とスピード復帰を示唆したことなどが伝えられていた菅野。10日に同球場で一軍先発陣の練習に参加したこと、同日のDeNA戦に山崎伊織が先発することなどから、12日の試合での一軍復帰が見込まれるという。 巨人は菅野が抹消された4月30日~5月8日にかけ「1勝7敗」と大きく黒星が先行しており、この間には赤星優志(5月4日)、堀田賢慎(同月7日)のローテ投手2名が不振により登録を抹消されてもいる。そのような状況で調整登板などを経ないまま、ほぼ最短となる抹消から12日で一軍復帰する見通しの菅野。チームや先発陣の苦境もスピード復帰の背景にありそうだ。 >>巨人・菅野に「4回も故障するんだったら辞めたら」 球界OBの“引退要求”に批判相次ぐ、原監督にも辞任すべきと主張?<< 菅野の復帰報道を受け、ネット上には「早期復帰自体は嬉しいけど、調整登板無しで復帰させて大丈夫なのか」、「スピード復帰した結果痛み再発って展開もあり得そうで不安」、「離脱前も調子今一つだったんだし、もう少しじっくり調整させてもよかったのでは」と心配の声が寄せられた。 一方、「今のDeNA相手に復帰はむしろ絶好のタイミングでは」、「DeNAは打者が大量離脱中だからぶっつけ復帰でもなんとかなりそう」、「打線だけじゃなく投手陣も崩壊気味だし、多少菅野が点取られたとしても十分勝てるだろう」と復帰登板を楽観視するコメントも多数見られた。 「DeNAは現在オースティン(右肘張り)、宮崎敏郎(左太もも裏炎症)、佐野恵太(椎間関節炎)、大田泰示(右太もも裏張り)と主力打者が大量離脱中で、8日・広島戦では一軍打線を支えている主砲・ソトも背中の張りで欠場。また、8日は17失点を喫するなど投手陣も大きな不安を露呈しています。このこともあり、投打ボロボロのDeNA相手なら菅野をぶっつけ本番で投げさせても特に支障はないとみているファンも少なからずいるようです。なお、12日の試合はローテ間隔を考えると戸郷翔征を先発に立てることも可能ですが、そうはせずに菅野を復帰登板させるということは、球団側も同様の考えを抱いている可能性は考えられます」(野球ライター) 離脱前までは「6登板・3勝3敗・防御率3.78」と低調だった菅野。苦境に陥っているDeNA相手の復帰登板は果たしてどのような結果になるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月12日 18時30分
巨人・原監督に「二軍に落とすべき」「抹消しては」の声も集まる 菅野の状態に太鼓判も継続起用が望まれないワケ
8日・ヤクルト戦で右足首に打球を受け負傷降板した巨人のプロ10年目・32歳の菅野智之。12日に伝えられた原辰徳監督のコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、原監督は11日に応じた取材の中で、菅野のコンディションについて「大丈夫みたいですよ」とコメント。中6日での15日・阪神戦登板に特に支障はない旨を説明したという。 菅野は負傷降板後に向かった病院で右足部外側の打撲と診断されているが、次回登板については10日に桑田真澄一軍投手チーフコーチが「明日の状態を見て決めようと菅野と話している」と語ったことが伝えられている。菅野と桑田コーチは11日に患部の状態を確認した上で、原監督に次回登板は問題ないと伝えたようだ。 >>巨人・廣岡に死球のヤクルト・高橋が激怒?「謝るどころかにらみつけてる」 主審にも猛抗議、不自然なひじの動きを問題視か<< 原監督のコメントを受け、ネット上には「トレーナーの肩借りながら降板したから心配だったけど、大事にはなってないようでホッとした」、「エース菅野離脱ならチームの士気にも関わりかねなかったからそうならなくて良かった」と安堵の声が挙がった。一方、「元々不調なんだし、大事をとる意味でも二軍に落とした方がいいのでは」、「さらに不振に陥る可能性を考えると、一度抹消した方が長い目で見るといい気がするんだけど」と、登録を抹消するべきではとする意見も多数見られた。 「菅野は8日の試合も含め今季3試合に登板していますが、『2勝1敗・防御率4.76』と失点が目立っています。元々調子が良くない中でさらに予期せぬアクシデントに見舞われた形ですが、軽傷で済んだからと継続起用するよりも、今後への不安を完全に払しょくするために一度登録を抹消した方がいいのではと考えているファンも少なからずいるようです。なお、菅野は過去に腰痛(2019)や足の違和感(2021)など何度か下半身の故障に苦しんでいることから、今回の負傷が完全に治らないまま投げると過去の古傷にも悪影響が及ぶのではという見方も散見されます」(野球ライター) 現在「10勝5敗・勝率.667」でリーグ2位につけている巨人。チームが好調な今のうちに菅野の再調整を済ませておくべきだと考えているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年03月25日 11時00分
今季の巨人、開幕投手・菅野次第で最悪の事態に? 原監督がスタメン託した小林も責任重大か
開幕バッテリーは「スガコバ・コンビ」で行くようだ。開幕戦のスタメンマスクは小林誠司捕手で決まった。原辰徳監督が全体練習後の会見で明言したのだが、この背景を探っていくと、巨人の内情も見えてきた。 「大城卓三のスタメンを予想する声の方が多かったんですが」(スポーツ紙記者) 大城を予想する理由は、打撃力だ。 >>巨人・元木ヘッドに「先に叱る相手がいるだろ」の声 松原ら4名の体たらくぶりに苦言も、ファンは石川の致命的ミスに激怒?<< 去る3月21日、緊急事態が発生した。楽天とのオープン戦前、主将・坂本勇人がチームの輪を離れ、ベンチに向かって歩き出した。その険しい表情から「故障した」ことはすぐに察することができた。 その後、左腹斜筋の筋損傷で「開幕絶望」となったことも発表されたが、巨人は主力中の主力、最も欠いてはならない精神的支柱を失ってしまったわけだ。 「坂本がいなくなるのなら、攻撃力でも大きなマイナスです。打撃面をカバーする意味で、小林ではなく、大城の開幕マスクが予想されていました」(前出・同) しかし、投手陣の編成を見てみると、小林が選ばれた理由も分かるような気がする。 何人かの関係者、巨人情報に詳しいプロ野球解説者の話を総合すると、第2戦の先発は山崎伊織で、(翌週の)第6戦は堀田賢慎に託すという。 山崎、堀田はオープン戦でも結果を出している。しかし、ともに右肘の手術明けであり、他の先発投手のように長いイニングを託すことはできない。 「開幕ローテーションは、6人。山崎と堀田の登板日が菅野を挟んでいます。つまり、菅野には長いイニングを投げさせ、救援投手を休ませるくらいの安定したピッチングを見せてもらい、翌日の山崎に備えます。また、堀田が投げる第6戦も救援投手が多く投入されることが予想されます。先発投手は6人だから、堀田の次に投げるのは、一巡して、また菅野。菅野には長いイニングを投げてもらい、前試合で登板過多になった救援陣を休ませよう、と」(プロ野球解説者) 菅野で山崎、堀田をカバーする作戦である。 見方を変えれば、試合早々にノックアウトされた場合、開幕ローテーションの組み直しはもちろん、救援投手陣も崩壊してしまうというわけだ。 捕手としての守備力に長けた小林が選ばれたのは、菅野を“完投させたい”くらいに思っているからだろう。 また、坂本不在の状況を指して、こんな声も聞かれた。 「チームを牽引するリーダー役もいません。性格的にリーダーが務まるのは、中田翔だけ。岡本和真は声を張り上げてチームを盛り上げていくタイプではありません」(球界関係者) 菅野、中田がカギを握りそうだ。 坂本が長期不在となるのは避けられないようだ。脇腹の故障は長引くものであり、特に打撃面への影響が大きいという。治ったとしても、実戦感覚を取り戻すのにまた時間を要することも考えると、5月下旬以降の交流戦まで戻っては来れないだろう。 ショートのポジションは廣岡大志、湯浅大が代役を務めるそうだが、苦しい展開は避けられない。菅野で開幕戦を落とすようなことになれば、ちょっとヤバイのでは…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年03月04日 15時30分
巨人・菅野が堀田に「何やってんだよ!」と厳しく注意? 本拠地デビュー直前の練習動画が話題、 大ブレークを願う“親心”の表れか
巨人の球団公式YouTubeチャンネルに、プロ10年目・32歳の菅野智之が登場。3日に投稿された動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画ではプロ3年目・20歳の育成投手・堀田賢慎が、2日のオープン戦・西武戦(東京ドーム)で本拠地初登板・初先発に臨むまでの一部始終に密着。練習前に「今できる、今出せる力をしっかり出して、いい投球ができるように頑張りたいです」と意気込みを語った堀田は、短距離ダッシュやキャッチボールなどで調整を行った。 その練習途中、堀田は近くで練習していた菅野から「賢慎先発だろ? 早く(練習)あがれよ! 何やってんだよ!」と注意され「すみません」と謝罪。同じく堀田のそばで練習していた高梨雄平が「(先発投手の)スケジュールがまだ分からないんじゃないですか?」と堀田をフォローしたが、菅野は「初めて見たよ、先発投手でこんなに長く(練習に)いる人」と苦笑交じりに返した。 >>巨人・菅野に「4回も故障するんだったら辞めたら」 球界OBの“引退要求”に批判相次ぐ、原監督にも辞任すべきと主張?<< ただ、菅野はこの後「早くあがり過ぎるとちょっと不安です」と言う堀田に、「だとしたら早くあがって、試合前にそういうアジリティをやった方がいいよ」と時間の使い方についてアドバイス。合わせて「頼むよ賢慎! これから巨人を背負って立つんだから」と発破をかけ、これを聞いた堀田はすぐに練習を切り上げた。 菅野と堀田のやりとりを受け、ネット上には「動画じゃ分からないけど、堀田は一体どれだけの時間練習してたんだ」、「キャンプ期間から何回か先発で投げてるのに、誰も堀田に時間の使い方教えてなかったのか?」と驚く声が寄せられた。一方、「菅野は堀田を将来エースになるって見込んでるから、下手に怪我とかしてほしくないんだろうな」、「これは菅野の優しさだと思う、堀田はトミージョン経験者でもあるし」と背景を推測するコメントも多数みられた。 「堀田は2020年4月に右ひじのトミー・ジョン手術を受けた影響で現在は育成選手ですが、元々は2019年ドラフト1位と高評価を受けて巨人入りしました。菅野もかねて『将来巨人の18番をつける』とエース候補として大きな期待を寄せており、今回の動画内でも『僕のイチ押し』と発言しています。そのため、菅野は堀田がオーバーワークで状態を落とさないようにあえて厳しい言葉をかけたのだろうとみているファンは少なくないようです」(野球ライター) 2日の試合では「3回無失点・被安打1・与四死球0」とほぼ完ぺきな投球を見せた堀田。菅野から有効な時間の使い方を教えてもらったことも好投に繋がったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCXxg0igSYUp0tqdd6luPEnQ
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スポーツ 2022年02月27日 11時00分
巨人・菅野の重大リスクを球界OBが指摘「必要性を感じない」 昨季の大不振を招いた要因とは
野球解説者・江川卓氏(元巨人)が19日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。巨人のプロ10年目・32歳の菅野智之にまつわる発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で江川氏は野球解説者・掛布雅之氏(元阪神)をゲストに迎え、今季の巨人・阪神の展望や気がかりな点などを語った。その中で、掛布氏から「菅野くんという巨人の絶対的エースの、ここ2年ぐらいの投球はどうみるの?」と話を振られた江川氏は自身が思う菅野の問題点を指摘した。 >>巨人・菅野に「4回も故障するんだったら辞めたら」 球界OBの“引退要求”に批判相次ぐ、原監督にも辞任すべきと主張?<< 菅野はプロ入りした2013年から昨季までに「215登板・107勝56敗・防御率2.39」といった通算成績を残し、沢村賞2回(2017-2018)を筆頭に数々のタイトルを獲得している絶対的エース。ただ、昨季は「19登板・6勝7敗・防御率3.19」と5年ぶりに2ケタ勝利を逃すなど不振にあえいだ。 2020年の14勝から大きく数字を落とした菅野について、江川氏は「一番僕の中で良くなかったと思うのは、ワンシームみたいな言い方を彼はしてたんだけど、左打者の外側に落ちてくシュートみたいなのを投げ始めたのよ」と、球速150キロ超でシュートしながら沈む変化球“ワンシーム”の多投が気がかりだと口にした。 江川氏は続けて、「すごくいいスライダー持っててストレートもあれだけ速いのに、そのボール(ワンシーム)を使って外に引っ掛けさせるというか、その必要性を感じない」、「それによって、自分の中では何かすごく広く(ゾーンを)使ってるイメージを持つけど、打者からすると全然怖いボールではない」とコメント。最速157キロのストレートに加え切れ味鋭いスライダーも持っている菅野が、わざわざワンシームを投じる意味は薄いのではと苦言を呈した。 「もうちょっとストレートが多い方が彼の中では(いい)」と、直球の比率を高めるべきではと指摘した江川氏。ここまで話を聞いていた掛布氏も「(変化球で)逃げる投手を打つのは簡単なのよ。(自然と)打者のカウントが整っていくから、逃げてるから。でも『ドン! ドン!』って(直球で)攻め込んでくる投手に対しては、身構えなきゃいけないからカウント作れないんだよね」と同調した。 この江川氏の発言を受け、ネット上には「昨季の菅野のシュート被打率は3割近かった(.294)から、あんまり投げない方がいいって指摘は筋が通ってる」、「菅野は直球、スライダーに加えて鋭く落ちるフォークもあるんだから、この3つをコースに投げ込むだけでも十分抑えられると思うんだけどなあ」と納得の声が挙がった。一方、「じゃあそのワンシーム教えてもらった藤浪もヤバいんじゃないか」、「ワンシーム習得に励んでる藤浪の頑張りは無駄なのか?」と、阪神・藤浪晋太郎の今後を懸念するコメントも多数みられた。 「藤浪は今オフ菅野の自主トレに志願して同行し調整に励みましたが、そこで菅野からワンシームを教わったと伝えられています。その後キャンプに入り19日の練習試合・楽天戦で実戦では初めてワンシームを計3球投げましたが、このうち1球は捉えられセンター前ヒットにされました。本人は試合後に『カットボールだったりツーシーム、ワンシームも投げられましたし、やりたいことができたと思います』と手応えを口にし、翌20日以降もブルペンで試行錯誤を繰り返していると報じられていますが、今回の江川氏の主張を受け藤浪の取り組みは徒労に終わるのではと不安視しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 打ち気にはやる打者を1球で仕留められるとして2016年にワンシームを習得するも、江川氏から「必要性を感じない」と苦言を呈された菅野。本人、及びに“弟子”の藤浪が指摘通りに低迷するのか、それとも予想を覆し結果を出すのかは今季の注目点の1つになりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について江川卓氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCrmppJ31jdU7GDVupoSbl0Q
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スポーツ 2022年01月28日 19時30分
巨人・菅野に「4回も故障するんだったら辞めたら」 球界OBの“引退要求”に批判相次ぐ、原監督にも辞任すべきと主張?
野球解説者・石毛宏典氏(元西武他)が27日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、同・広岡達朗氏(元西武監督)が登場。動画内での発言がネット上で物議を醸している。 >>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」 “一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<< 今回の動画は石毛氏が現役選手の名前を挙げ、広岡氏がその選手への評価・課題を語るという形で進行。広岡氏は野球少年たちがまねするべきフォームをしているという打者や、監督のことをナメている節がある打者などを語った。 問題となっているのは、石毛氏が巨人・菅野智之の名を挙げた後の広岡氏の発言。広岡氏は「あんなもん、年間4回も故障するんだったらもう辞めたらいいんだよ」と、故障離脱が止まらないようなら現役を引退した方がいいのではと酷評。また、「1年で7億(円)から8億もらうって? そんな選手じゃないよ。俺らから見たらせいぜい5000万だな」と、給料と成績が全く見合ってないと苦言を呈した。 菅野は2021年1月にプロ野球史上最高金額となる年俸8億円(推定)でサインしたが、迎えたシーズンでは「19登板・6勝7敗・防御率3.19」と5年ぶりに1ケタ勝利にとどまるなど低迷。同年は足の違和感(3月)、右ひじ違和感(5月)、コンディション調整(6、7月)と4度一軍を離脱し、侍ジャパン入りが内定していた8月の東京五輪もコンディション不良を理由に辞退したが、広岡氏はほとんど使いものにならなかったと強く不満を抱いているようだ。 広岡氏の発言を受け、ネット上には「1年ダメだっただけで引退要求って何を言ってるんだ」、「それまでの実績は無視して、去年だけやり玉に挙げてて不快」と批判の声が相次いだ。一方、「広岡は昔から巨人アンチだしまともに聞くだけ無駄」、「原監督に辞めろって言ったかと思えば、今度は菅野って忙しいおじいちゃんだな」と、広岡氏をあしらうようなコメントも多数見られた。 「現在89歳の広岡氏は球界でも屈指の辛口解説者として知られていますが、巨人に対して12球団で最も厳しい姿勢を取り続けています。特に、現在チームを指揮する原辰徳監督には辛らつで、昨年11月にも『NEWSポストセブン』(小学館/同月3日付)の記事内で『かつて水原茂・監督が日本一を逃して事実上クビになったように、巨人は勝って当たり前、リーグ優勝しても日本一になれなければ監督が責任を取るのが伝統なんです』と、リーグ3位に終わり日本シリーズにも進めなかった責任を取り辞任するべきだと主張しています。こうした背景もあり、今回の発言を『また言ってるよ』とまともに取り合っていないファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 現役時代は巨人一筋(1954-1966)でプレーしリーグ優勝を9回、日本一を5回経験した広岡氏。一部からは「V9時代に突入する時期のチームを知ってる分、後輩たちに求めるハードルも高くなってるのかも」といった見方もされている。文 / 柴田雅人記事内の引用について石毛宏典氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw
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スポーツ 2022年01月12日 15時30分
阪神・藤浪、菅野からの助言明かすも「今更過ぎないか」の声 指摘された問題点は8年前から変わっていない?
7年ぶりの2ケタ勝利クリアを目指す今季に向け、1月6日から巨人のプロ10年目・32歳の菅野智之の自主トレに帯同している阪神の10年目・27歳の藤浪晋太郎。12日に伝えられたコメントがネット上で話題となっている。 >>日本ハム・新庄監督が藤浪の獲得に本気か 「俺のところ来たら化ける」阪神への要求に驚きの声、原巨人よりは好機アリ?<< 藤浪が参加を直接志願し、菅野が快諾したことから実現したという両者の合同自主トレ。報道によると、藤浪は自主トレが公開された11日に報道陣の取材にリモートで対応。その中で、菅野から受けているアドバイスについて「軸足の話が重点的。あとは自分のフィジカル面で弱いところを指摘していただいたりしています」、「スクワット的な動作をする時に右足が折れるだとか、左腹斜筋の引っ張る力が弱いだとか、前鋸筋を使えていないだとか、そういう話をたくさんしていただきました」などと語ったという。 投手にとって軸足は投球フォームの中でも特に重要な箇所の一つで、体重を乗せる際に膝が深く曲がったり外側に向いたりするとその分、球威・制球が安定しなくなるとされている。また、軸足を安定させて力強く球を曲げ込むには相応の筋力も求められるが、菅野はこれらの要素に改善の余地があるとして藤浪にアドバイスを送っているようだ。 藤浪の発言を受け、ネット上には「合流してまだ1週間経ってないけど、早くも自主トレの効果が出てるようでいいね」、「沢村賞2回獲ってる菅野直々の助言はかなり効果ありそうだな」と期待する声が多い。一方「軸足はともかく、フィジカルが課題っていうのは今更過ぎないか」、「上半身は知らんが、下半身については能見さんや落合さんから走り込めって注文つけられてたよね」と、過去の助言を絡めた疑問のコメントも多数挙がった。 藤浪については過去にも複数の現役・OBがフィジカル、特に下半身強化の重要性を説いている。能見篤史(当時阪神、現オリックス)は2014年3月23日の『東京スポーツ』(東京スポーツ新聞社/電子版)の記事内で、「30代の僕と同じランニング量だったとしたらおかしいですよね。もっと走れ! 知らん間に(手を)抜くことを覚えてますからね」と手を抜かずに走り込みをした方がいいと指摘した。 また、元中日監督・落合博満氏も2018年1月3日の『スポニチアネックス』(スポーツニッポン新聞社)の記事内で「あれ(藤浪の不振)はランニング不足。下半身が弱いと思う」、「投げ方を完全に忘れさせるほど走らせないとダメだと思う。下半身を作らないと。投げる体力がないと思う」と、前年3勝に終わった藤浪に下半身を走り込んで徹底的に鍛えるべきだと主張している。両名が藤浪本人に直接助言したかは不明だが、こうした指摘が過去にあることから「まだフィジカル面の課題は解消されていないのか?」と疑問に感じたファンも少なからずいるようだ。 12日の報道では菅野が「いい試合だったりファンの方が待ち望むような戦いができればいいなと思います」と、今季の投げ合いの実現を願っていた。敵球団のエースからの貴重なアドバイスを活かし、長引く不振から脱却を果たすことはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年11月16日 11時05分
巨人、大量戦力外は大補強の前触れ? 菅野FA流出の可能性も浮上、原監督は新人も駆使して再建画策か
「3年契約」と発表された。巨人・原辰徳監督が山口寿一オーナーにシーズン終了の報告を行い、来季のコーチ布陣の発表を含め、そのまま会見に臨んだ(11月15日)。時間帯が完全にかぶったわけではないが、大谷翔平選手の共同会見の“ウラ番組”だった。 >>巨人・坂本、原監督の敬遠策に失笑? マウンド集合後に見せた表情が物議、「状況考えたら仕方ない」と同情も<< メジャーリーグ、大谷翔平はスゴイが、「日本のプロ野球も面白い」ということを伝えるには、伝統球団の再建は不可欠だ。もし、来季再び巨人が優勝戦線に復活した場合、この会見が「その第一歩」となる。 「原監督と再び3年契約を結んだのは、予想外でした。若いコーチが多いので、彼らを育ててくれという意味でしょう」 そんな感想を口にする取材陣も多かった。 また、巨人はこの会見に前後して、大量12人の戦力外選手リストも公表している。田中豊樹、香月一也など一軍戦力が含まれていたが、 「田中は手術を受けるそうです。ルーキーの伊藤優輔は今月1日、トミー・ジョン手術を受けていました。治療に専念させる間、他の選手を支配下登録するということでしょう」(スポーツ紙記者) 大量12人の戦力外通告の先にあるのは、「外部補強」だろう。 原監督は「今オフのFA補強は?」の質問に対し、こう答えていた。 「外国人選手は、オーナーも興味のあるところだし、-省略- やっぱりフリーエージェントという選手はたくさんいるわけで、その選手たちの権利というのは大事にしてもらいたいし…」 フリーエージェントは選手の権利。そんな持論を語り、こちらが聞きたかった具体的な補強案については、完全にはぐらかされてしまった。 「広島・九里など好投手が権利行使すれば、交渉すると思います。原監督がハッキリ答えなかったのは時期的な理由でまだ公表できないからでしょう。でも、有望選手が動かないとの情報を掴んでおり、だから、そんな言い方になったとも解釈できます」(球界関係者) フリーエージェントと言えば、気になる情報も交錯している。今季、海外FA権を取得した菅野智之投手が「行使するのではないか?」というもの。何か具体的なアクションがあったわけではない。しかし、行使するのならば、原監督の「選手たちの権利」なる持論は米球界に挑戦したいとする自軍選手へのエールであり、会見で出た発言としても違和感は全くない。 MLBア・リーグ中部地区の関係者に「今季の菅野評」を聞いてみた。 「故障のため、今季の成績は良くありませんでした。右肘は本当に治ったのかどうか、不安要素があるので、こちらとしては獲得にリスクを伴うので…」 奇しくも、同日、巨人はドラフト1位指名の翁田大勢(関西国際大学)と仮契約を結んでいる。その翁田で思い出されるのは、指名挨拶でのやり取りだ。翁田本人は「リリーフタイプ」と自己分析したのに対し、巨人側は「先発で!」と言い切っている。 エース喪失、先発投手陣をまたゼロから再編すると言うのなら、原監督に「3年」という長い期間の指揮を要請した理由にも合点がつく。今オフ、巨人は大掛かりな選手の入れ換えを行うことになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年10月08日 11時00分
巨人、優勝戦線からは完全に脱落か 坂本の悪送球だけじゃない? 首位相手の痛恨敗戦で相次いだ誤算とは
「総力戦の明暗」、エース、4番、チームリーダーの存在を考えさせられる一戦となった。 高津ヤクルトが“初ヒット”で掴んだ好機を生かし、サラナラ勝ちした(10月7日)。こういう勝ち方はチームの士気をさらに高める。劇的な幕切れとなったこの一戦だが、敗れた巨人も不振脱出の糸口を掴んだのではないだろうか。 >>巨人・中田が原因説浮上? 石井コーチの三軍送りに憶測の声、異例の配置転換が「原監督と揉めたのか」と勘繰られるワケは<< 「エースが相手打線を抑え込み、4番が打って、そんな勝ち方をしないと、チームは不振から脱出できません」(プロ野球解説者) 試合前、低迷する巨人の戦況をそう指摘する声も多く聞かれた。 そんな風に言われた理由は、エース・菅野智之投手が先発したからで、4番・岡本和真選手も「ここ5試合15打数2安打」と不振に陥っていたからだ。 試合のキーマンとなったのは、やはり菅野だった。6回までのノーヒット、四死球で得点圏まで走者を進めたが、直球のキレ、スピード、変化球の鋭さは間違いなく、今季一番の出来だった。 しかし、7回のヤクルトの攻撃が始まる前の投球練習中に右手親指をつり、降板となったのは既報通りだ。 「菅野はエースの自覚が強い。一度マウンドに上がったら、そのイニングを投げきろうとする責任感があり、そんな性格の菅野がアッサリ降板したので、『重症か?』と思いました」(前出・同) 一旦はベンチ裏に下がったが、10分ほど経つと、またベンチに戻ってきた。他選手と一緒に緊急登板となったデラロサにエールを送っていた。この様子を見て、「交代させなくても良かったのでは?」と感じた取材陣も少なくなかった。 関係者の一人がこう反論する。 「この時点でのスコアは『0対0』。大事を取っての降板でしたが、エースが先取点を奪われるのを嫌がったんだと思います。親指をつって、急に調子が悪くなったら…」 同日の菅野の好調さは、守っている野手たちにも伝わっていた。この雰囲気を「次の登板」まで取っておくことにしたわけだ。 その後、ノーヒット継投が続いたが、9回裏一死からヤクルト打線にようやく“一本”が出て、サヨナラ勝ち。その走者を生還させてしまった2本目のヒット、ショートへの内野安打を指して、巨人、ヤクルト両陣営から対照的な声も聞かれた。 決して、良い当たりではなかった。ヤクルト側は山田の全力疾走が“一塁手の捕球ミス”を呼んだと言う。 「一塁を守っていたのは、途中から一塁に回った若林晃弘。中島、ウィーラーなどの一塁を守り慣れた選手なら捕っていたかも。無得点の引き分けで終わっていたのに…」 先の関係者のコメントだ。野球に「もしも」はないが、そう捉えた取材陣も少なくなかった。 「いや、坂本だから、あの打球に追いつき、一塁に送球できたんです。負けたくないとするキャプテンの意地が、際どいプレーにつながった」巨人サイドの言葉だ。 アウトになっていたら、好プレー。好プレーとミスは紙一重と言うが、まさにその通りとなった。エースが不本意な降板をし、キャプテンの好プレーが裏目に出た。坂本の存在感の大きさは説明するまでもないが、積極的に動いて負けたのなら、次につながるのでは? いや、エースが投げて勝ち星につながらず、4番はノーヒット、キャプテンがチームを救えなかった痛手は大きいと指摘する声も聞かれた。ただ一つ言えるのは、この敗戦について誰も責めることはできないということだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月13日 11時35分
巨人・菅野、ローテ落ち回避もチームの士気に悪影響? 好投で勝利も悲壮感を漂わせたワケは
勝っても、笑顔はナシ。巨人・菅野智之投手がチームの連敗をストップさせたが、“モヤモヤ感”が消えないのはナゼだろうか。 9月12日の広島戦、中4日で先発した菅野が7回1失点と好投した。広島・鈴木誠也に一発を浴びたが、我慢強いピッチングでしのぎ、バッテリーを組む小林誠司捕手が左翼ポール際へ今季1号ソロを放って、ロースコアのゲームにピリオドを打った。 >>巨人・丸の涙に驚きの声「そんなに追い込まれてたのか」 敗戦危機を救った待望ヒットも原監督は不満足?<< 「エースが好投し、味方打線がそれに応えた」となると、フツーはチームが活気づくものである。しかし、同日の巨人にはそれがなかった。 「同日、首位阪神が負けたとは言え、ゲーム差は『3.0』。この先も厳しい試合が続くと分かっていたからでは」 そんな風に語る声も聞かれたが、それだけではないようだ。 「今回の先発で負けていたら、菅野をローテーションから外すつもりでいたようです。ファームで再調整させる余裕もないので、救援に回すと聞いて言いましたが」(球界関係者) プロ野球のロースコアのゲームには独特の緊張感がある。 そんな独特の緊張感がデッドラインを超えてしまいそうな時、「エース」にしかできない役目がある。味方を鼓舞することだ。 「ピッチングのテンポを早めたり、あえて三振を狙いに行くこともあります」(前出・同) 今の菅野は自分のことで精一杯だったようだ。悲壮感が漂っていた。 コーチ経験のあるプロ野球解説者がこう言う。 「内野アウト、凡フライでアウトを取っても、首を傾げる場面もありました。捕手の小林の方を指して、要求通りのコースにきちんと投げていたのかどうかを確認したり…。そういう仕草がずっと続いていました」 菅野自身の描くエース像は違うのかもしれないが、首を傾げる場面を見せられたら、マイナスのイメージが味方選手に広まっていく。同日の広島戦はそんな試合だった。 「菅野の性格も影響していると思います。ピッチングの理想、めざしている投球内容のレベルが高いんです。完璧主義なんでしょうね。だから、アウトを取っても首を傾げていたんだと思います」(前出・同) 興味深いデータも発表された。菅野からソロアーチを放った鈴木誠也だが、「同じ打者にシーズン中、5本以上のホームランを献上した投手」は、巨人史上7人目。2003年、上原浩治が緒方孝市にやられて以来だという。対広島に限って言うと、80年の江川卓も山本浩二に6本塁打を食らっている。 しかし、往年の大エースとは大きな違いもある。03年の上原は「完投数」「投球回数」「奪三振数」でリーグトップの成績を残しており、80年の江川も最多勝のタイトルを獲得している。特定の選手に集中してホームランを打たれたのは真っ向勝負の代償でもあったのだ。 12日の試合後、菅野はカメラマンの要望に応じ、笑顔を作ったが、心底から出たものではなかった。次回登板で味方野手を鼓舞できなければ、ペナントレースの行方も決まってしまいそうだ。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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