菅野は同日に行われた対阪神戦に登板し、「7回2失点・被安打6・1四球・3奪三振」と好投。チームは「7-2」で勝利し、菅野はセ・リーグ単独トップとなる6個目の白星をつかんでいる。
しかし、試合を作り勝利投手となった菅野に対し、堀内氏は「何よりも心配なことがある。それは、菅野の腰だ。あんまり良くないんじゃないかな」と腰の状態が思わしくないのではと推測。
続けて、「スライダーばかり投げる。グラブを右に動かす動作の動かし方が浅い。セットの時に猫背になる」と、同戦の投球時に見受けられたという不自然な動作を複数指摘した。
「俺もね、腰が悪いからわかるのよ。ちょっと疲労がきてるかな、って」と、腰痛に悩まされた自身の現役時代と今の菅野の動作に似通っている部分があるという堀内氏。菅野は同戦の7回に阪神・梅野隆太郎の打球が右足に直撃するアクシデントにも見舞われているが、この点も含めて心配を寄せた堀内氏は「余計なお世話で終わってほしいね」と何事もないことを願っていた。
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今回の投稿を受け、ネット上には「堀内さんの言ってる事が本当ならまずい、杞憂で終わることを願うしかない」、「ちょっと被安打が多いなとは思ってたけど、もし腰痛が原因ならかなり心配」、「去年みたいに何度も離脱されたら優勝争いにも関わりかねない」といった反応が多数寄せられている。
「今回堀内氏が心配を寄せた菅野は昨シーズン突如発症した腰痛が原因で3度一軍登録を抹消されており、その影響でオフのプレミア12への招集も見送られています。2019年オフの報道でも、これまでに腰を痛めたことはなく正確な原因も分からないと本人が語ったことが伝えられていました。今シーズンはここまで腰痛を再発したというような情報はなく順調に白星を積み重ねていますが、現役中、プロ2年目の1967年ごろから引退する1983年まで腰痛に苦しんだ堀内氏は『このままだといずれ再発するのでは』と危惧しているようですね」(野球ライター)
4日終了時点で「23勝12敗2分・勝率.657」と貯金を11個作り、2位ヤクルトと5ゲーム差で首位を独走している巨人。ただ、菅野が腰痛を再発し昨シーズンのような離脱を繰り返すようなことがあれば、2年連続のリーグ優勝に暗雲が立ち込めることは濃厚。試合後の報道では腰痛を再発したというような情報は特に伝えられてはいないが、首脳陣は今後細心の注意を払う必要がありそうだ。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/