>>元西武・石毛氏に球団マネージャーが激怒「どうするんだこれ!」 “一流の勲章”を巡る修羅場を暴露<<
今回の動画は石毛氏が現役選手の名前を挙げ、広岡氏がその選手への評価・課題を語るという形で進行。広岡氏は野球少年たちがまねするべきフォームをしているという打者や、監督のことをナメている節がある打者などを語った。
問題となっているのは、石毛氏が巨人・菅野智之の名を挙げた後の広岡氏の発言。広岡氏は「あんなもん、年間4回も故障するんだったらもう辞めたらいいんだよ」と、故障離脱が止まらないようなら現役を引退した方がいいのではと酷評。また、「1年で7億(円)から8億もらうって? そんな選手じゃないよ。俺らから見たらせいぜい5000万だな」と、給料と成績が全く見合ってないと苦言を呈した。
菅野は2021年1月にプロ野球史上最高金額となる年俸8億円(推定)でサインしたが、迎えたシーズンでは「19登板・6勝7敗・防御率3.19」と5年ぶりに1ケタ勝利にとどまるなど低迷。同年は足の違和感(3月)、右ひじ違和感(5月)、コンディション調整(6、7月)と4度一軍を離脱し、侍ジャパン入りが内定していた8月の東京五輪もコンディション不良を理由に辞退したが、広岡氏はほとんど使いものにならなかったと強く不満を抱いているようだ。
広岡氏の発言を受け、ネット上には「1年ダメだっただけで引退要求って何を言ってるんだ」、「それまでの実績は無視して、去年だけやり玉に挙げてて不快」と批判の声が相次いだ。一方、「広岡は昔から巨人アンチだしまともに聞くだけ無駄」、「原監督に辞めろって言ったかと思えば、今度は菅野って忙しいおじいちゃんだな」と、広岡氏をあしらうようなコメントも多数見られた。
「現在89歳の広岡氏は球界でも屈指の辛口解説者として知られていますが、巨人に対して12球団で最も厳しい姿勢を取り続けています。特に、現在チームを指揮する原辰徳監督には辛らつで、昨年11月にも『NEWSポストセブン』(小学館/同月3日付)の記事内で『かつて水原茂・監督が日本一を逃して事実上クビになったように、巨人は勝って当たり前、リーグ優勝しても日本一になれなければ監督が責任を取るのが伝統なんです』と、リーグ3位に終わり日本シリーズにも進めなかった責任を取り辞任するべきだと主張しています。こうした背景もあり、今回の発言を『また言ってるよ』とまともに取り合っていないファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
現役時代は巨人一筋(1954-1966)でプレーしリーグ優勝を9回、日本一を5回経験した広岡氏。一部からは「V9時代に突入する時期のチームを知ってる分、後輩たちに求めるハードルも高くなってるのかも」といった見方もされている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
石毛宏典氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC9uwO3E7TohCjf1X3zU_kOw