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報道によると原監督は同日、春季キャンプのメンバー振り分けを話し合うスタッフ会議に参加。終了後に応じた取材の中で「5人ぐらいはS班でチームのベースではない部分でやらせる。坂本(勇人)、丸(佳浩)、中島(宏之)、ウィーラー、中田(翔)の5人」と、野手5名をS班に入れたことを公表した。同時に、「小林も(S班に)入っていたんだけど、小林が(一軍で)『俺、やる!』と言うから」と、小林からはS班入りを返上されたことを明かしたという。
2020年春季キャンプからチームが導入しているS班は一・二・三軍とは別に、一部の主力や助っ人で構成されるグループ。実績・年齢などを元に選ばれた選手は、キャンプで独自調整を行うことが許される。ただ、「64試合・.093・1本・3打点」に終わった昨季からの逆襲を期す小林は、S班ではなく一軍でキャンプを過ごす方がプラスになると考えたようだ。
原監督が明かした小林の意向に、ネット上には「昨季からの巻き返しへ気合入ってて素晴らしい」、「自分の立場をよく分かってるな、その意気込みで調整するなら今年は相当やってくれるんじゃないか」と称賛の声が寄せられた。一方、「小林を見習って井納もS班拒否すべきでは」、「小林以上に体たらくだった井納はこのままS班に居座るつもりか?」と、同僚・井納翔一にS班返上を求めるコメントも多数みられた。
井納は2020年オフに2年総額2億円(推定)の条件でDeNAから巨人にFA移籍するも、昨季は一軍で「5登板・0勝1敗・防御率14.40」、二軍でも「16登板・4勝7敗・防御率4.12」とほとんど結果を残せず。ただ、21日の報道では菅野智之、ビエイラ、デラロサ、メルセデスと共にS班に振り分けられたと伝えられている。
「井納がS班入りとなった詳しい理由は不明ですが、恐らくは35歳という年齢面を考慮されたものと思われます。また、あえて独自調整を許すことで、今季も不振に終わった場合の言い訳を封じる狙いもありそうです。ただ、昨季はほとんど戦力になれていなかっただけに、小林のように特別待遇を返上し自らを追い込むべきだと考えているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
昨年12月の契約更改後会見では、「全く戦力になれず、球団、監督、コーチ、ファンの方々の期待を裏切ってしまった。申し訳ないというのが一番」と謝罪を口にしたことも伝えられている井納。一部からは「信頼を取り戻したい気持ちがあるならなおさら態度で示すべきでは」といった指摘も挙がっている。
文 / 柴田雅人