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スポーツ 2023年01月11日 11時00分
楽天・田中、2024年にメジャー復帰? 大幅減俸の裏で海外メディアが評価する要素は
<メジャー復帰が1年遅れただけではないか。その可能性もある> MLB情報を扱うコロンビアのスポーツサイト『Momento Deportivo』が、楽天イーグルス・田中将大投手が大幅減俸で契約更新したことを伝え、2024年の米球界復帰も予想していた。 田中が23年の契約更改に臨んだのは、1月7日。「47%減」、「9億円から4億7500万円」まで減額された。 この大幅減額の衝撃を、多くの米メディアが伝えていた。 「日本とメジャーリーグでは、査定基準が違うようですね。米球界の査定法なら、ここまで減額にはならなかったと思います」(米国人ライター) 田中は「2年18億円」で21年から楽天に復帰した。しかし、21年は4勝、22年も9勝しか挙げておらず、田中自身も、 「ファンの方々の期待も裏切ってしまい、そういう部分で物凄く不甲斐ない2シーズンだった」 と語り、大幅減額を受け入れた。 >>田中将大に「初めて見た」「物に当たるなんて」驚きの声 ベンチで怒り爆発? 試合後には意味深発言も<< 前出の米国人ライターが首を傾げる。 「復帰後の2シーズンで318回3分の2を投げ、13勝21敗、防御率3・16。でも、22年シーズンのWHIPは1・16、FIPが3・46です。MLBであれば、制球力が高く、優秀な投手と判断されます」 WHIPはイニング当たりの「与四球+被安打数」、FIPは「被本塁打、与四死球と奪三振のみを用いた評価指数」だ。データ解析が進むMLBではさまざまな評価指数があり、米球界では勝ち星や防御率よりもWHIPやFIPで投手を評価している。 「出来高のオプションがついているとは言え、田中が大幅な減額を受け入れたことに、海外の野球メディアは驚きました。そして、WHIPやFIPの数値から、『元ヤンキースの田中は健在だ』と思ったようです」(前出・同) そうなると、やはり、気になるのは「メジャーリーグ帰還」の可能性だ。 「健在」と言いつつも、米サイトも球速のダウンなどを懸念していた。 「米FA市場を見ると、実績のある先発投手の相場が高くなっています。今年35歳になる田中なら、『お手頃価格』で交渉できるのではないか、と。ヤンキース時代のようなエース級の活躍はできなくても、ローテーションは守ってくれるのでは」(現地記者) そもそも、田中の契約更改が“年明け”となったことだが、楽天球団の関係者たちは「他意はない」と言うが、「MLBのオファーを待っていたのではないか?」との声も聞かれた。 「年末年始はニューヨークにいました。プライベートな家族旅行だと言っていましたが」(球界関係者) 「あと10勝」で日米通算200勝に到達する。契約更改後のオンライン会見でも「早く到達させて」と語っていたが、先の楽天関係者によれば、田中はWBCのメンバー入りを強く望んでいるそうだ。 「侍ジャパン30人に選ばれることを前提にハイペースでの調整も行っています」(前出・関係者) WBCで好投すれば、MLBスカウトにも“健在”をアピールできる。海外サイトはWBCやペナントレースで好成績を残し、24年の米球界再挑戦のシナリオを予想していた。昨季最終戦、田中は目の前でオリックスの胴上げを決められた。まずは、そのリベンジだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年12月25日 11時00分
楽天・阿部、初めてのパ参戦にも自信満々? 中日ファン衝撃のトレード加入にかかる期待
12月19日、楽天は新加入選手の背番号を発表し、中日からトレードで楽天入りとなった阿部寿樹は「4」を背負うこととなった。古巣での番号より一つ少ないこの数字には、主力定着への大きな期待が込められていることは言うまでもない。 中日時代には、数シーズンに渡り中軸として打線の核となり続けた阿部は、今季もクリーンナップの一角を担い133試合に出場し、.270、9本塁打、57打点の数字を残している。広角に打ち分ける器用さと共に、長打力や勝負強さも備えており、近年の迫力を欠いていたドラゴンズ打線では、替えの利かない選手としてその存在価値は高まり続ける一方だった。 それ故、今回の楽天入りは、大きなインパクトと共に伝えられている。 最多勝や沢村賞にも輝いた実績を持つ涌井秀章との1対1の交換トレードという、昨今には見られなかった大物同士であり、何より、チームの顔としてファンから愛されていた阿部の放出は発表直後より大きな反響を呼ぶことに。中日側からの申し出だったとも伝えられたことで、多くの批判が球団へ寄せられ、さらに戦力面を不安視する声も、ファンや関係者の間から挙がった。 33歳と脂の乗った年齢であり、まだまだ攻守で多くの役割をこなすことができる阿部の加入は、楽天にとってもこの上ない補強となるだろう。 昨シーズン、パ最多となる6人が規定打席に到達となった楽天野手陣に、内外野を守ることができる阿部が加わることで、ポジション争いはし烈を極めることが予想されている。また、浅村栄斗、島内宏明等、リーグ屈指の打者が顔を揃える打線がより厚みを増すことも確実だ。ここ数年、毎年の様にAクラスを争う位置につけながらも、あと一歩優勝争いには加われていないチームには、最も相応しいプレーヤーと言えるかもしれない。 「いろいろなポジションを守れるのが長所。試合に勝つピースになりたい」 11月22日の入団会見でそう語った意気込みからは、経験豊富なベテランらしさや確かな自信も窺える。そして、その言葉の通り、チームに勝利をもたらすことをイメージしているプロ野球ファンも少なくないだろう。衝撃のトレード移籍により、新天地へと渡った阿部がどんな働きを見せるか、その一挙手一投足にはさまざまな視線が集まりそうだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年12月22日 19時30分
前中日・阿部、立浪監督の起用法に愚痴?「すごい怖かった」三塁コンバートの気苦労明かし驚きの声
21日放送の『Live Dragons!』(東海ラジオ)に、楽天のプロ7年目・33歳の阿部寿樹が生出演。三塁守備の気苦労を明かしネット上で話題となっている。 阿部は中日のプロ14年目・37歳の谷元圭介、野球解説者・井端弘和氏(元中日他)と共に番組に生出演。プロ入りした2016年から今季までプレーした中日時代の思い出や、11月15日に決まった楽天トレード移籍を球団から知らされた際の心境などを話したが、その中で今季後半戦で務めた三塁守備にやりにくさを感じていたことを明かした。 >>DeNA・京田、中日トレード退団に未練?「辛い気持ちが勝ってます」ラジオで明かした複雑な心境に驚きの声<< 阿部は二塁が本職の内野手で、今季前半戦も主に二塁を守っていた。ただ、チームを率いる立浪和義監督は石川昂弥、高橋周平と三塁手が相次いで故障したことなどを理由に、7月末スタートの後半戦から阿部を三塁で起用している。 シーズンを通して56試合で三塁を守った阿部だが、感想について聞かれると「いやもう…緊張してましたずっと」、「(打席との)距離も近かったんですごい怖かったです」とコメント。本職の二塁より強い打球が飛んできやすいこともあり、内心恐怖を感じながらプレーしていたことを明かした。 自身も現役時代に二、三塁の守備経験を持つ井端氏は、阿部の話を受け「二遊間やってると(バットとボールが)当たるところは見えるんですけど三塁は見えないので、いきなりなんかドーンと(打球が)飛んでくる感じがするのでそこは難しいですよね」と発言。三塁は二遊間に比べ、打球方向を予測しにくいため守りづらい面があると補足した。 阿部の発言を受け、ネット上には「経験乏しいなりに三塁こなしてた印象だけど内心ビビってたのか」、「守備位置が打席に近いとそんなに心理的圧力を感じるものなのか」、「打球予測が遅れたら捕球、送球体勢にも響くしかなり気を張りそうではある」、「守備の名手(GG賞7回)だった井端も言うくらいだから相当難しいんだろうな」といった驚きの声が寄せられた。 今季の阿部は本職の二塁で「73試合・失策3・守備率.992」、三塁で「56試合・失策3・守備率.976」と、三塁の方が守備成績が悪くなっている。また、昨季までは通算6試合出場とそもそも三塁の経験が乏しかったこともあり、今季後半戦はかなり神経を使ってプレーしていたようだ。 新天地となる楽天は二塁に絶対的主砲・浅村栄斗がいるが、阿部は浅村と併用するために三塁起用されるのか、それとも浅村が一塁などにコンバートした上で二塁起用されるのかは未定。石井一久監督ら首脳陣はどのような起用法を考えているのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年12月17日 11時00分
楽天・オコエの巨人移籍、中田の存在も影響? 7年燻る“問題児”を原監督が受け入れたワケ、丸の後釜に抜擢の可能性も
12月9日に行われたプロ野球現役ドラフト。各球団から1名ずつが新天地へ移籍したが、最も話題となったのは楽天のプロ7年目・25歳のオコエ瑠偉の巨人移籍だった。 現役ドラフトは出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目的に今オフから導入された新制度で、各球団は必ず1人は選手の入れ替えが発生する仕組みとなっている。巨人は9日13時から開催された同ドラフトでオコエが加入、戸根千明が広島へ移籍という結果になった。 巨人・原辰徳監督は同日に取材に応じ、「新たな制度のもと、チームの補強ポイントを埋めることができる有力な選手を獲得できた」とオコエ獲得に満足げなコメントを残したことが伝えられている。それでも、ファンの間からはオコエに白羽の矢を立てたことに驚くコメントが多数寄せられた。 >>楽天・オコエに「許せない」ファン激怒 勝ち越しチャンスでの怠慢走塁、脇腹を押さえながらのスイングで故障疑惑も<< オコエは関東第一高校で夏の甲子園4強入り(2015年)、高校通算37本塁打といった実績を残したことが評価され、2015年ドラフト1位で楽天に入団。ただ、翌2016年から今季までは「236試合・.219・9本・44打点」と特筆すべき成績は残せていない。 一方、グラウンド外では“調整不足でキャンプインし当時の梨田昌孝監督が激怒”(2017)、“球団寮の門限を破り二軍昇格見送り”(2017)、“奇抜な髪型に当時の平石洋介監督が激怒”(2019)と、素行面の問題が目立ち時の監督に怒られることもしばしば。 2020年11月から続く石井一久現監督時代も、同年オフの契約更改で石井監督から「そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなってくる」と最後通告のような言葉をかけられるなど初っぱなから話題に。その後も2021年6月に「野球はもうやる気が起きない」と知人に漏らしたことを一部週刊誌に報じられ、2021年10月中旬の試合で緩慢送球を犯したことで二軍降格となりそのままシーズンを終えるなどくすぶり続けた。 今季は素行面では悪目立ちしなかったものの成績は「6試合・.200・0本・0打点」とサッパリで、一見すると獲得のメリットは乏しいようにも見えるオコエ。それでも巨人が現役ドラフトで指名した理由は様々だろうが、まず考えられるのは原監督のコメントにもある補強ポイントの穴埋め、具体的には中堅・丸佳浩の穴埋め候補としての期待だろう。 巨人は2018年オフに広島からFA獲得した丸を中堅レギュラーとして重用してきたが、原監督は今オフ、その丸を来季から右翼にコンバートする構想を明言している。また、空いた中堅は今オフ外野挑戦中のプロ4年目・22歳の増田陸、今年のドラフトで2位指名した萩尾匡也に争ってほしい意向を示している上、12月に入ってからは新助っ人として外野手・ブリンソン(今季3Aで22本塁打)を獲得調査していることも伝えられている。 しかし、増田、萩尾はプロでの外野経験に乏しく、ブリンソンは獲得自体がまだ不透明とそれぞれ不安要素を抱えている。一方、オコエは曲がりなりにも外野手として一軍で200試合以上出場しているため、中堅争いの刺客として十分使えるのではと球団、原監督が考えたとしても不思議ではないだろう。 また、オコエ以上の“問題児”だった中田翔を主力として運用できていることも獲得決断に影響した可能性はあり得る。中田は日本ハムに所属していた2021年8月11日、同僚への暴力行為により出場停止処分を受ける。その後日本ハム・栗山英樹監督(当時/現侍ジャパン監督)から原監督への直談判もあり、同月20日に巨人への無償トレード移籍が決まったが、当時のファンの間では「不祥事起こした奴をなぜわざわざ加入させるのか」、「絶対巨人でも問題起こすぞ」といった厳しい見方が相次いだ。 ただ、中田は同年「34試合・.154・3本・7打点」と成績は振るわなかったものの、素行面では特に問題は起こさず終了。迎えた2022年も素行不良な面は見られない一方、打撃成績は「109試合・.269・24本・68打点」と大きく持ち直し、8月中旬からは岡本和真に代わり4番に座るなど打線の中核を担っている。 巨人移籍が決まった9日、オコエは楽天球団公式サイトを通じて「来年からは読売ジャイアンツで心機一転頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」と新天地での抱負を述べている。現状では昨年の中田と同様、問題児のまま落ちぶれるだけではという厳しい見方が多数だが、ファンの予想を裏切る活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について東北楽天ゴールデンイーグルスの公式サイトよりhttps://www.rakuteneagles.jp/
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スポーツ 2022年12月15日 15時30分
巨人・オコエの入団コメントに呆れ声「追い込まれてる自覚ない」 石井監督も苦言の“悪癖”は治らず?
プロ入りした2016年から今季まで楽天でプレーし、今オフの12月9日に現役ドラフトでの巨人移籍が決まったプロ7年目・25歳のオコエ瑠偉。14日の入団会見で語った抱負がネット上で物議を醸している。 報道によると、オコエは会見冒頭で「新しい環境で、もう後がないという気持ちで頑張っていきたいと思います」と、新天地で迎えるプロ8年目の来季は不退転の決意で臨むとコメント。続けて、「一番近い目標として開幕一軍。まず自分の力を最大限発揮できるよう頑張りたい」と開幕一軍入りを目標に掲げたという。 >>巨人・原監督、オコエ獲得は譲れなかった? ドラ1浅野の育成方針にも影響、一軍デビュー先延ばしか<< オコエは2015年ドラフト1位と最上級の評価を受け楽天入りするも、今季までの通算成績は「236試合・.219・9本・44打点」と今ひとつ。成績以上に素行面が目立つこともしばしばという中、今回現役ドラフトで放出・巨人移籍と環境が変わることになったが、本人はキャリアの岐路に立っていると危機感を高めているようだ。 ただ、抱負を聞いてネット上には応援のコメント以上に「後がない気持ちになるのが遅すぎるだろ」、「巨人入りするまではまだ後があると思ってたのか?」、「追い込まれてるって自覚が今一つ感じられないな」、「やる気出すなら楽天放出前に出してほしかったんだが」といった呆れ声が寄せられた。 ファンから厳しい視線が注がれているオコエだが、一部からは「石井に注文つけられた2年前から変わってないな」という指摘も上がっている。楽天・石井一久監督は2020年オフ、200万円減の年俸1000万円で契約更改したオコエに「そろそろ出てこないと彼の野球人生が苦しくなってくる」と“最後通告”を口にしたことで話題となったが、合わせて「自己評価が少し本人の中で高い感じがする。チャンスをもらえれば、じゃなくてもう一皮むけないと」と考えに甘さがあると苦言を呈している。オコエは苦言を受けた翌年の2021年は「42試合・.223・0本・6打点」、2022年も「6試合・.200・0本・0打点」とくすぶったまま楽天を去ることになったが、石井監督が問題視した姿勢はさほど変わってないという印象を抱いたファンも少なからずいたようだ。 巨人では丸佳浩の右翼コンバートで空く予定の中堅を争うとみられるオコエ。ジャイアンツジュニアでプレーした2009年(小学6年時)以来に戻ってきた“古巣”でポジションをつかむことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月16日 11時00分
中日、涌井獲得も新たな問題浮上? 立浪監督が直接動く新助っ人補強は難航必至か
「助っ人」はまだか? 11月15日、中日・阿部寿樹内野手と楽天・涌井秀章投手の交換トレードが成立し、両球団から発表された。 その直後、ナゴヤ球場内にある球団施設から出てきた加藤宏幸球団代表が取材陣に囲まれた。涌井獲得の意図などを答えた後、返答に窮する場面も見られた。 >>中日・阿部のトレードにファン激怒「来年も最下位確定」 貧打深刻も好打者を放出した背景は<< 「阿部は本塁打、打点はチーム2位。チームの攻撃面は大丈夫か?」 加藤代表はひと呼吸を置いてから若手起用のチーム方針などを説明していたが…。 「現在、立浪和義監督がドミニカ共和国に渡り、新外国人選手を探しています。自らの眼で確かめ、大砲タイプを連れて来る、と」(チーム関係者) 中日の今季総本塁打数は「62」。12球団ワーストである。ヤクルトの村上宗隆が56本だから、中日打線の爆発力は村上一人とほとんど変わらないわけだ。 先発投手の強化も補強ポイントに挙げられていたので「涌井獲得」は間違っていない。しかし問題は、クリーンアップも任されていた阿部以上の新外国人選手を発掘できるかどうかだ。 「かつて中日は、日本球界にも適応できる外国人選手を見つけ出すことに長けていました。でも、そのルートも途絶えてしまい…」(名古屋在住記者) 一軍監督も務めた森繁和氏がオフになると、ドミニカ共和国に行き、ウインターリーグを視察していた。立浪監督は森氏の「自分の眼で見て、確かめて」のやり方に倣ったのだ。 立浪監督の熱意は分かったが、こんな指摘もある。 「どの球団も外国人選手の獲得調査が遅れています。変化球の多い日本球界に適応できるタイプが少なくなっているせいもありますが、本当の理由は『円安』です」(在京球団スタッフ) 昨年オフは、1ドル120円前後で推移していた。現在は150円台まで付け、1ミリオンダラーは1億5000万円台ということになる。 前出のチーム関係者によれば、中日は「1ミリオンダラーで2人の新外国人選手を獲得したい」とのことだが、立浪監督が「欲しい!」と思った選手は、当然、メジャーリーグスカウトの眼にも止まっている。選手側にすれば、「わざわざ日本に行くよりも、MLBマイナーで昇格のチャンスを」と考えるので、交渉も巧く行かないだろう。 「1ドル=150円台」のレートを指して、こんなボヤキも聞かれた。 「昨年オフは120円前後、新外国人選手が1ミリオンダラーを要求してきたら、日本の球団は自動的に3000万円も損をするんです」(前出・在京球団スタッフ) ちなみに、楽天に放出した阿部の今季推定年俸は3600万円。新外国人選手に打線強化の活路を見出そうとした立浪ビジョンは、良策とは言えないだろう。もっと言えば、涌井の推定年俸は1億1000万円。中日球団は経営が苦しいと聞いていたが? 「ドラフト会議の1位指名にしても、立浪監督は自身で結論を出そうとし、ギリギリまで映像資料を見ていました。外国人選手の補強まで背負い込むことはないのに…」(前出・名古屋在住記者) 性格的なものもあるのだろう。立浪監督は来季勝敗の全責任を負うことになる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年11月15日 19時30分
中日・阿部のトレードにファン激怒「来年も最下位確定」 貧打深刻も好打者を放出した背景は
プロ入りした2016年から中日でプレーし、今季までに「507試合・.261・35本・203打点」といった通算成績を残しているプロ7年目・32歳の阿部寿樹。15日、楽天のプロ18年目・36歳の涌井秀章との交換トレードが成立したと中日が発表した。 球団公式サイトはこの日、「本日(11月15日)、中日ドラゴンズ 阿部寿樹選手と東北楽天ゴールデンイーグルス 涌井秀章投手のトレードが成立しましたのでお知らせいたします。」と発表。また、「7年間中日ドラゴンズでお世話になり、人間としても野球人としても成長させてもらいました。本当に感謝しかありません」といった阿部のコメントも掲載されている。 今季の阿部は前半戦は二塁、後半戦は三塁で主にスタメン起用され、打撃では「133試合・.270・9本・57打点」をマーク。本塁打・打点はともに主砲・ビシエド(14本・63打点)に次ぐチーム2位の数字だった。 >>中日・立浪監督、京田の処遇に批判「嫌がらせだ」 実戦参加希望も無視? 秋季練習後コメントが物議<< 今回のトレード発表を受け、ネット上には驚きの声と共に「ただでさえ貧打に苦しんでるのに阿部放出は意味不明」、「ビシエドの次に打ってた打者をトレードってフロントは何考えてんだ」、「投手はテコ入れしなくても十分だろ…これじゃ来年も最下位確定だな」といった批判が寄せられた。 今季「66勝75敗2分」でリーグ最下位に沈んだ中日はチーム防御率(3.28)、先発防御率(3.46)、救援防御率(2.93)がいずれもリーグ2位と投手陣は奮闘した一方、打線はチーム打率(.247)がリーグ4位、得点数(414得点)、本塁打数(62本)が最下位と深刻な貧打にあえいでいる。今オフは打力底上げが急務という現状の中、なぜチーム屈指の好打者である阿部をトレード放出したのかと、首をかしげたファンも少なくないようだ。 「今回トレードされた阿部は主に二、三塁を守っている内野手ですが、今季後半はほぼ三塁で起用されていたこと、チームが今年のドラフトで二塁手を3名獲得したことを踏まえると、現在は三塁手として位置づけられていたものと思われます。ただ、現チームの三塁には高橋周平、石川昂弥と阿部の他にも有力な打者はいますので、フロントは阿部放出で打力が落ちるデメリットよりも、通算154勝と実績豊富な涌井の獲得で投手層が厚くなるメリットの方が大きいと判断したのでは。また、今オフの球団は立浪和義監督が直接ドミニカ視察(11月11~22日の予定)を行うなど新助っ人補強に力を入れていますが、こうした外部補強にめどが立ったことで阿部放出に至った可能性も考えられます」(野球ライター) 15日の報道では同日に取材に応じた楽天・石井一久監督兼GMが、中日側から持ちかけられたものと明かしたことも伝えられている今回のトレード。阿部放出の是非は今後どのような補強をするかにも左右されそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月21日 13時05分
巨人・原監督、ドラ1抽選後インタビューに「いつまで喋るんだ」と批判 14年ぶりの当たりクジに大興奮?
20日に行われたプロ野球ドラフト会議で、高松商高・浅野翔吾を1位指名し交渉権を獲得した巨人。指名後の原辰徳監督のインタビューがネット上で物議を醸している。 今ドラフトで巨人は9月28日に公言した通りに浅野を1位指名したが、公言せずにドラフトを迎えた阪神も浅野を1位指名したため抽選に。巨人は原辰徳、阪神は岡田彰布新監督が抽選に臨み、見事原監督が当たりクジを引いた。 >>巨人・小林、来季から正捕手に復帰? ドラ1指名成功で加速する原監督の戦力構想は<< 原監督は抽選終了直後に行われたインタビューに臨んだが、問題となったのはその時間。原監督は「意中の選手を獲得できたのは非常に良かった」という指名成功の喜びをはじめに、今ドラフトに臨むまでの心境や浅野への激励、さらには阪神、岡田新監督と競合に至った感想などをコメント。その結果インタビューの時間が約3分となったが、これは直前に行われた楽天・米田陽介球団社長の抽選終了後インタビューの約2倍の時間だった。 原監督のインタビューを受け、ネット上には「原監督話長すぎ、いつまで喋ってるんだ」、「楽天に比べてインタビューで語りすぎだろ、途中からもう飽きたわ」、「いい加減切り上げてくれないと外れ1位指名に移れないよ」、「ベラベラ喋るから質問追加されて、それでまたベラベラ喋ってっていう負の連鎖になってる」といった批判が寄せられた。 ただ、ファンの反応は批判ばかりではなく、一部からは過去の抽選歴を引き合いに擁護する声も上がっている。原監督は巨人監督のキャリア(2002-2003,2006-2015,2019-)の中でドラ1抽選に12回臨んでいたが、昨年ドラフトまでの結果は「1勝11敗」。2008年ドラフトでソフトバンクと競合した大田泰示(現DeNA)の当たりクジを引いたのが最初で最後の勝利だった。ネット上には「14年ぶりの当たりだから多少の興奮は仕方ない」、「こんだけ期間空いてたらそりゃテンション爆上がりするよ」といったコメントも散見される。 インタビューでは「今日は自宅からここに来る間も道順を変えながら、靴も一番新しいのを履いてきて、まあいろんなことを変えてみました。効果はあったと思います」と、ドラフト前はいろいろなゲン担ぎを行ったことを明かしてもいる原監督。当たりクジにかける思いの強さもロングインタビューの一因となったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月29日 19時30分
楽天戦の塁審に「煽ってんのか」「しつこすぎ」と批判 選手に詰め寄りアウトコール3連発、行き過ぎた態度と怒りの声
28日に行われ、楽天が「0-1」で敗れた西武戦。二塁塁審・原信一朗審判の態度がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-1」と楽天1点ビハインドで迎えた5回裏でのこと。この回楽天は2死から山崎剛が右安で出塁すると、続く小深田大翔の2球目に二盗を仕掛ける。遊撃手・源田壮亮のタッチをかいくぐり二塁に滑り込んだと思われたが、勢いが強すぎたのかベースをオーバーランし、その拍子にベースから左手が離れてしまう。この後、山崎は慌てて右手でベースに触れ直そうとしたが、その寸前に源田から右肩付近をタッチされた。 一連のプレーを見た原審判は山崎にアウト判定を下したが、その際に山崎に近づきながら、右手を下に振り下ろすアウトのジェスチャーを3回連発。うつ伏せの状態で顔を上げ原審判を見ていた山崎は、アウトコールを聞いた直後に地面に突っ伏すなど悔しさをあらわにした。 >>楽天対西武戦、観客の妨害行為に「また起こったのか」呆れ声 昨年もロッテ選手が激怒、球団側は対策すべきと指摘も<< 原審判のアウトコール3連発を受け、ネット上には「今の二塁塁審、アウトコールがちょっとしつこすぎないか」、「そんなに連発しなくても伝わるだろ…山崎のこと煽ってんのか?」、「選手を威圧するような態度をとる必要がどこにあるのか」、「判定を正確に伝えたい気持ちも分からんでもないが、節度ってもんがあるだろ」といった批判が相次いだ。 今シーズンは今回の原審判以外にも、アウトコールが過剰だとして物議を醸した審判がいる。6月29日・阪神対DeNA戦では一塁牽制アウトを喫した阪神・長坂拳弥に対し、一塁塁審・福家英登審判が右手を上に振り上げるアウトコールを5連発。7月18日・ロッテ対ソフトバンク戦でも三塁に滑り込んだロッテ・角中勝也に塁審・村山太朗審判が右手を振り下ろすジェスチャーを4度繰り返し、どちらも行き過ぎた態度だとファンのひんしゅくを買っている。 試合を戦う選手・首脳陣や観客が全員正しく判定を認識できるようにという意図があるとされている審判のジェスチャー。今回も含めた3ケースはいずれも際どいタイミングのプレーだったため、各審判は何回行えばはっきり伝わるか自身の裁量に基づいてコールを繰り返したとみられるが、あまり派手な動きをとるのも考えもののようだ。文 / 柴田雅人
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芸能ネタ 2022年09月17日 16時00分
一流選手は報道スルー? 楽天・則本投手、妻と愛娘を裏切り不倫相手の子どもと新生活か【芸能界“ドロ沼”不倫ファイル】
プロ野球・読売ジャイアンツの主将・坂本勇人選手が10日、元交際女性との“無避妊中絶”トラブルをニュースサイト『文春オンライン』に報じられた。記事によると、坂本選手は数年前に飲み会を通じて知り合った20代女性と交際し、当初は良好な関係を築いていたが、次第に性的な要求をエスカレートさせ、避妊もせず性行為をしたあげく、アフターピルの使用を勧めたとのこと。さらに、妊娠した女性に悪びれることなく中絶を求め、のちに女性はうつ病を患い、自殺未遂を起こしたとも伝えられた。 まさに、日本を代表する一流選手だが、野球界での女性問題は後を絶たず坂本選手に限らない。2021年3月、『週刊ポスト』(小学館)が報じた楽天・則本昂大投手の不倫騒動は記憶に新しい。 >>南果歩、不倫騒動で渡辺謙を責められなかったのは“略奪婚”の負い目?【芸能界“ドロ沼”不倫ファイル】<< 則本は2013年のルーキーイヤーから6年連続で2ケタ勝利を記録、8試合連続2桁奪三振のNPB記録保持者だ。数々のタイトルと偉業を成し遂げ、2014年は侍ジャパンにも選出され、坂本選手同様に球界を代表する選手である。その陰には、献身的な妻のサポートがあったからこそともいえる。 則本投手の妻は、母校・八幡商業高(滋賀県)野球部のマネージャーを務め、則本投手の1年後輩だった。夫妻は2011年末、野球部の忘年会で再会し、妻にほれ込んだ則本投手が猛アタックして2013年のクリスマスイブに入籍したという。 「妻は、則本投手の食事管理のために料理学校に通い、献身的に支えたそう。2016年3月に長女、2018年9月には次女が誕生。2児のパパになった則本投手は、2017年の『FLASH』(光文社)のインタビューで『遠征先で敗戦投手になったときでも、娘の動画を見ると、少し気が楽になるというか、ものすごく癒やされます』『家にいるときはできることを精いっぱい。オムツを替えたり、一緒にお風呂に入ったり』とイクメンぶりを発揮し、『個人的に欲しいタイトルはベストファーザー賞かな』とも語っていました。また、明るく頼りがいのある妻には『楽天的というかポジティブでありがたい』とぞっこんだったといい、“おしどり夫婦”と見られていました」(スポーツライター) ところが夫妻は、2020年に離婚。2021年3月、同誌の直撃に応じた則本投手は「原因は僕にあった」と語った。記事によると、知人の紹介で知り合った女性と不倫関係に陥った則本投手は子どもをもうけ、不倫相手との生活を選んだという。直撃では、則本投手が不倫相手と出会ったのは「3、4年前(2018年前後)ぐらい」と告白し、記事の内容を認めたのだ。 記事では、「ベテラン球団関係者」が夫妻について「則本は侍ジャパンに選出されるようになった頃から夜遊びが激しくなり、(中略)不倫相手と知り合った」と明かしている。さらに、不倫相手にのめり込んだ則本は「慰謝料を払って妻と別れることにした」と口外し、不倫相手との間に子どもが生まれたことで離婚につながったとしている。また、則本が不倫相手と再婚したかは不明なところだ。 2021年3月、これだけの騒動にもかかわらず快調な則本投手はヒーローインタビューに選出され、厳しい表情ながらもコメントを発した。もはや、この“強心臓”ぶりは坂本選手も同様だ。観客からやじが飛ぼうが、プレイは絶好調でチームに大きく貢献。さすがは、“侍ジャパン”である。 則本投手にせよ、坂本選手もこれまで球団からの公式発表や処分はなく、新聞やテレビはこの件を一切報じていない。昨今、芸能界ではご乱行が相次ぎ、大きな代償を被っている。それに比べ、一流選手は随分な“待遇”である。
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