報道によると、稲葉GMはチームのキャンプが休日だった4日、同一リーグの敵球団である楽天キャンプ地を来訪。グラウンドでのフリー打撃やブルペンでの投球練習を視察したというが、それ以外の行動や理由などを含めた本人のコメントは伝えられていない。
今キャンプの稲葉GMは、自らスイングを実演して見せるなどグラウンド上で精力的に選手を指導。一方、グラウンド外ではこれまでに特に目立った動きは伝えられていなかった。
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稲葉監督の楽天キャンプ視察を受け、ネット上には「暇だから来たわけじゃないんだろうけど、一体何が目的なんだ」、「この2球団は1年前の2月にトレードやってるけど、今年も誰かトレードで獲れないか可能性探りに来たのか?」と驚きの声が相次いだ。一方、「新庄のパフォーマンスに付き合ってくれないかお願いしに来たって説はない?」、「楽天相手に何かやりたい新庄が、稲葉を使者として差し向けたのでは」と、日本ハム・新庄剛志監督の差し金ではないかと推測するコメントも多数みられた。
「新庄監督は今オフ、2月8日の練習試合で対戦する阪神・矢野燿大監督にチームを入れ替えての指揮を提案したり、同月15日に対戦予定の巨人・元木大介一軍ヘッド兼オフェンスチーフコーチに試合前の本塁打競争を持ちかけたりと、他球団相手に試合を盛り上げるプランを提案。ただ、両案はどちらも難色を示されているため実現は難しい状況です。こうした背景もあってか、新庄監督は次の提案先に楽天を選び、稲葉GMを通じて楽天・石井一久監督に何らかのプランを持ちかけたのではとみているファンも少なからずいるようです。なお、稲葉GMは石井監督とは現役時代、1995~2001年にかけヤクルトで共にプレーした間柄です」(野球ライター)
日本ハムと楽天は2月13、20日に練習試合予定が組まれているため、仮に何らかのパフォーマンスが行われるならこの2試合が有力候補といえる。ただ、一部からは「編成考えるGMが敵情視察ってそんなに珍しい話でもないだろ」、「『稲葉を他のキャンプに行かせたら休日でも話題呼べるな』ってだけの話では?」と深い意味はないのではとする声も挙がっている。
文 / 柴田雅人