佐々木朗希
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スポーツ 2022年06月08日 11時00分
DeNA・今永のノーノー、三浦監督抜きではあり得なかった? 6年前にターニングポイント、快挙達成は“金言”が影響か
セ・パ交流戦でもノーヒットノーランが達成された。DeNA・今永昇太投手が日本ハム戦で“準完全”の快投を演じた(6月7日)。「セ・パ交流戦でも」と言ったのは、3か月連続での記録達成となったからだ。 4月10日に千葉ロッテの佐々木朗希が完全試合を、5月11日にはソフトバンクの東浜巨がノーヒットノーランを記録した。3か月連続での記録達成は1995年以来2度目だ。また、球団としては1970年の当時大洋の鬼頭洋以来52年ぶりのノーヒットノーランだという。 >>DeNA・今永、舞台挨拶で“投げる哲学者”らしいセリフ連発! ファンの前で来季のリベンジを決意<< 「この日、DeNAが負けたら、単独最下位転落もあり得る状況でした。今永はエースとして、それを阻止したい一心でした」(スポーツ紙記者) 興味深かったのは、記録達成の今永をベンチが迎え入れた時。三浦大輔監督と対面すると、今永は涙をこらえ、そのまま指揮官の胸に顔を埋めた。 今永と三浦監督。2016年クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦を思い出した。 ペナントレース優勝の広島とのここまでの対戦成績は1勝2敗。広島は「アドバンテージ1」を持っており、DeNAは後がなかった。その大事な一戦の先発マウンドを任されたのが今永だったが、広島打線の猛攻を食らってしまった。1回6失点である。 「降板後、今永は控え室に座り込み、しばらく動けないでいました」(関係者) その時、今永に歩み寄ったのが、三浦監督だった。 三浦監督は同年9月29日に「引退試合」を行っていた。試合出場の登録はされていなかったが、チームに帯同していた。“投手・三浦”は長年、先発ローテーションを支えてきた先輩として、「エースの心得」を説いたという。 「この悔しさを忘れるな」 CSのような大舞台での悔しさは、大舞台でしか晴らせない。再び大舞台に立つにはどうすれば良いのか…。 「三浦監督は打たれた後、下を向いてベンチに帰ってくるのを嫌います。エースの一挙手一投足がチーム全体に与える影響の大きさを知っているからです」(球界関係者) 記録達成後、今永は“勝敗のポイント”として、2回2アウト後、6番・清宮幸太郎に与えた「四球」を挙げていた。 「今日負けるパターンは、(キーマンは)野村(佑希)選手、清宮選手、今川(優馬)選手。この誰かのホームランが怖いので」 あえて、勝負を避けたような口ぶりだった。 清宮の第一打席で、何か感じるものがあったのだろう。日本ハム打線の出塁はその四球だけ。結果論だが、清宮との勝負を避けていなければ、「完全試合」が達成されていたかもしれない。 「52年ぶりの快挙ですから、横浜の歴史に名を残したと思いますし、これからもっと積み重ねていってくれるピッチャー。頼りにしています」 三浦監督は賛辞を惜しまなかった。 今永はマウンドを下りるとき、足元をならしてベンチに向かう。記録達成後もその所作は変わらなかった。窮地になっても、絶対に表情を変えない。エースの立ち振る舞い、心構えは継承されている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月03日 11時00分
ロッテ・佐々木朗希、因縁の巨人へのリベンジは厳しい? 前日練習で露呈した不安要素とは
佐々木朗希対巨人。6月3日、千葉ロッテの予告先発投手は「令和の怪物」だ。その舞台となる東京ドームでそれが発表された時、球場全体がどよめき、拍手も送られた。 巨人・原辰徳監督も試合後(2日)のインタビューで「佐々木対策」について質問されていた。 「その日の試合に直接関係のない質問が出るのは、異例なこと。原監督も読売系列のインタビュアでなければ答えなかったかも」(スポーツ紙記者) 主催チーム側も対佐々木の一戦を盛り上げようとしていたのだろう。 >>ロッテ・佐々木、中6日登板に重大“リスク”アリ? 巨人・阪神戦にぶつける井口監督の思惑は<< しかし、佐々木フィーバーがシーズン終了まで持続できるかどうかは、井口資仁監督の采配次第となってきた。 「千葉ロッテはパ・リーグ5位。最下位の日本ハムとのゲーム差も1・5まで縮まってきました。クライマックスシリーズにも進出できなければ、ファンの注目はほかに移ってしまいます」(球界関係者) 交流戦に向け、佐々木攻略法を探る偵察部隊を送ったのは、阪神、巨人、DeNAだけ。「対戦の可能性のある3球団」に制限されるのは当然だが、こんな情報も聞かれた。 「佐々木は、先週金曜日・5月27日の対阪神戦で投げていますが、巨人、DeNAは2回目の偵察を見送ったとも聞いています。セの上位チームも、今のところ、下位低迷の千葉ロッテは日本シリーズで対戦する可能性が低いので、佐々木はノーマークです」(前出・同) ならば、こんな見方もできる。千葉ロッテの中盤戦以降の巻き返しに期待したいが、ノーマークに近い佐々木が、巨人、DeNAに“快投”を演じる可能性はむしろ高まったのではないだろうか。 当の佐々木だが、予告先発が発表された2日は、チームに帯同して、神宮球場やその周辺の施設で調整を行っていた。 キャッチボールに時間を割く前日の調整ぶりはいつも通りだが、「ちょっと緊張している」との声も聞かれた。 「阪神戦は千葉ロッテ主催ゲームだったので、指名打者制でしたが、巨人戦は違います。打席に立つことになりますから」(チーム関係者) バント練習も行っていたが、打撃に関する不安はちょっと深刻だ。 「一応、打撃練習もさせてみたんですが、途中で左(打席)に変えてみたり…」(同) 佐々木は右投げ右打ちだ。大船渡高校時代、バッティングが苦手そうな雰囲気はなかったが? 途中で左打ちを試したのは、本来の右打席で打てず、テストしてみようと思ったからだ。右で打てないヤツが左で打てるはずがない。 「佐々木は今年のオープン戦で(3月18日)、巨人相手に投げています。5回途中5失点でKO。四球を連発した後、岡本和真に一発を打たれています」(ベテラン記者) その舞台も東京ドームだった。佐々木が緊張気味な理由はこの辺にもあるようだ。 巨人打線にリベンジを果たせば、チームも勢いづく。シーズン終盤まで主役であり続けるためにも、好投しなければならない。まずは岡本との第一打席に注目だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月27日 11時00分
またしても完封負けの阪神、1番の戦犯は矢野監督? 本人も反省、得点機をフイにした致命的ミスとは
最悪の状況で“令和の怪物”佐々木朗希と対戦することになった。 5月26日の東北楽天戦、阪神は今季12回目の零敗を喫した。11回目の完封負けを喫した19日の時点で12球団ワーストとなっており、それを更新したわけだ。昨季の完封負けは11試合。50試合目で昨季を上回ってしまった。 >>阪神、マルテの故障離脱に「首脳陣に潰された」の声 無茶な起用法には以前から批判も<< 「そんなに戦うピッチャーじゃないんでね。コントロールももちろん良いし、緩急もあったり。球種もね、それなりにたくさんあるんで。何とかしたかったよ」 試合後、矢野燿大監督は楽天の先発・岸孝之の印象をそう語っていた。 7回を投げ、失点ゼロ。そこで岸は阪神戦の無失点イニングを「26」に更新した。 NPBデータよれば、07年の西武在籍時代から積み上げてきたもの。もっとも、岸との前回対戦は17年6月18日なので、対戦の少なさが「苦手攻略」を遅れさせているのも本当だ。 「岸の調子は良かったと思います。カーブを有効に使っていて。でも、今日の零敗は阪神側に理由があるんじゃないかな」(プロ野球解説者) そう指摘する声も多く聞かれた。 監督インタビューで質問が集中したのは、8回裏の采配。二死二塁の場面で1番・近本光司がレフト前にクリーンヒットを放ったのだが、二塁走者・長坂拳弥は、本塁タッチアウト。8回の攻防が始まった時点でのスコアは「0対0」、勝負をかけるべきであり、「長坂に代走を出しても?」の質問も出た。 「いや、まあ、難しいところやったけどね」 矢野監督は顔をしかめた。そして、「オレが行ききらんかったっていうのは、まあ、受け止めているけど」と“ミス”を認めた。 俊足の選手を代走に送る選択肢はあったようだが、ためらった理由は「延長戦のことも考えていたからだ」と話していた。 「長坂の捕手としての評価がウナギ登りなんです。まだ一軍に昇格して間もないんですが、盗塁阻止率は100パーセント。4度走られて、一度も盗塁を許していません。プロ6年目で肩の強さには定評がありましたが、全てストライク送球です」(同時点/球界関係者) 指揮官の立場からすれば、捕手の交代は難しい。試合展開で内野手に外野を守らせることはできても、基本的に捕手のポジションは捕手にしか務まらないのだ。 しかし、この日のベンチには坂本誠志郎、片山雄哉の2捕手が控えていた。熊谷敬宥、植田海といった足の速い選手も残っていた。 矢野監督は勝負どころを見誤ったようだ。 「3回裏も走者を三塁まで進めても得点を挙げられませんでした。7回も無死二塁で4番・佐藤輝明に打順が回ってきたのに、レフトフライ。どの球種を狙っていくのかなど、ベンチからの指示も出ていなかったのでは?」(前出・プロ野球解説者) 試合後、控え室に戻っていく選手たちも、「疲れた~」と言いたげな表情を浮かべていた。大山悠輔と佐藤が喫した三振数は合わせて「5」。打撃陣全体が調子を落としている。試合途中、翌5月27日の対戦相手・千葉ロッテの先発投手が佐々木朗希であることが発表された。 打線が奮起しなければ、ワンサイドゲームになるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月17日 11時00分
ロッテ・佐々木、中6日登板に重大“リスク”アリ? 巨人・阪神戦にぶつける井口監督の思惑は
千葉ロッテ・佐々木朗希に「チャンス到来」だ。 移動日となった5月16日、千葉ロッテの井口資仁監督が記者団の質問に答えた。 「そのつもりでいる」 これで、佐々木と伝統球団の対決もほぼ決定した。 >>ロッテ、2日連続の退場劇は“佐々木詰め寄り問題”の影響か 「暴言があったから」審判団の理由説明に疑問も<< 井口監督への質問というのは、佐々木の次回登板のこと。13日のオリックス戦に先発したのを指して、「次回登板も中6日で行くのか?」の質問に対し、そう答えたのだ。 「今年、佐々木に課せられたテーマの一つに『中6日のローテーションをこなす体力作り』があります。疲れていると首脳陣が判断したら、いったん登録を抹消するなどリフレッシュ休暇を与えながらですが」(プロ野球解説者) 中6日での次回登板はソフトバンク戦(20日)となる。プロ野球はその直後の24日からセパ交流戦に突入するので、佐々木の次々回登板は27日の阪神戦となり、6月3日からの巨人戦に備える予定だ。 佐々木対阪神・佐藤輝明、対巨人・岡本和真。両チームとも打線が強力であり、特に巨人は勝利した24試合中14試合が「ホームラン=勝利打点」となっている。また、巨人は本拠地・東京ドームで「対佐々木の一戦」を迎える。ビジターとなる阪神もテレビ中継、グッズ販売などのビジネスを仕掛けてくるだろう。 「佐々木が試されるのは、阪神戦です。阪神には近本光司、中野拓夢など単独スチールのできる選手もいます。走者を出した場面でのセットポジションがやや苦手だった佐々木が、成長の証を見せられるのかどうか」(球界関係者) 千葉ロッテの首脳陣は「過剰な期待」にちょっと心配しているという。完全試合を達成したためだが、ファンは「シーズン2回」の偉業にも期待しているのか、対戦チームが最初のヒットを放つだけでヘンなざわつきも見せている。チーム関係者は「佐々木自身は記録を意識していない」と言うが、 「記録を狙っていないとしても、ヒットを打たれた瞬間、ノーヒットノーランはなくなったことは分かります。記録を気にしていないとしても、些細な心境の変化がピッチングに影響するもの」(前出・プロ野球解説者) と、投手心理を分析する声も聞かれた。 「本当の課題は、体力です。中6日のローテーションをこなすのは、口で言うほど簡単なことではありません。たとえば2日で回復していた体力が戻らない時もあれば、気持ちが高ぶって、自分の体力を過信してしまう時もあります」(前出・同) 次回登板は福岡、順調に行けば、その後の阪神戦は本拠地・ZOZOマリンとなり、移動にさほど時間のかからない東京ドームでの登板となる。「体力不足」が弱点だとしても、ソフトバンク後の阪神、巨人両試合には“地の利”がある。 伝統球団に投げ勝ったら、佐々木は「千賀滉大、山本由伸に次ぐジャパンのエース」と呼ばれるはずだ。大チャンスである。 これも、完全試合の影響だろうか。佐々木が投げる時、守っているロッテナインがミョ~に緊張し、ガチガチになっているのが気になる。(スポーツライター・飯山満)
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芸能ニュース 2022年05月05日 12時10分
プロ野球中継、テレビ各局にとって“オワコン”だった? テレ東の緊急生中継も物議に
ロッテ・佐々木朗希が完全試合を達成した、4月10日のZOZOマリンでのロッテ―オリックス戦の放送がなかったことで、地元・千葉テレビに批判が殺到した。 それを受け、同局は各スポーツ紙などに対して、「視聴者から多くの問い合わせをいただきました。県民や視聴者の期待に応えてなるべく多くの試合を放送していきたいと思っています」と回答。 その上で、今季、土日の試合の生中継はなく、もともと10日は放送を予定していなかったことを明かしたが、それにはそれなりの事情があったというのだ。 >>マツコ、現在のテレビ業界に「誰も見ていない番組いっぱい作ってる」 BSの魅力を語るも将来を不安視<< 「今季、千葉テレビは30試合の中継を予定していたが、今やプロ野球中継は全球団の試合が動画配信サービス・DAZNの独壇場で、各球団は放送権をことごとく売り払っている。土日の放送枠はJRAや通販会社に買い取ってもらっているが、どちらも年間1億円以上のスポンサー料が入り、プロ野球中継を流すよりもよほど儲かるので、プロ野球中継をしている場合ではなかった。要は、もはやプロ野球中継は視聴率が取れないし、広告収入も稼げないので〝オワコン〟になってしまった」(テレビ局関係者) 同10日の完全試合達成を受け、同17日の日本ハム戦をテレビ東京が地上波で緊急生中継。急きょ番組編成を再編する英断に、放送前は称賛の声が上がったが、放送がスタートすると一転。 「イニング終了ごとにCMを流したが、自社の番組宣伝を含め4回までになんと74本のCMを放送。明らかに詰め込みすぎだったが、当初契約していたCMに加え、急きょ枠に入り込んだCMもあったので、詰め込むしかなかった。とはいえ、テレ東の営業サイドも必死で広告枠を埋めているので仕方ない話。だが、中継は佐々木がまだパーフェクト投球を続けていた8回表が終了した時点で打ち切られてしまったのは残念だった」(広告代理店関係者) プロ野球ファンにとって、無料で好きな球団の試合を見ることができる時代は終わったようだ。
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スポーツ 2022年05月02日 20時30分
ロッテ・佐々木、今週末の一軍復帰は早すぎる?「もう1カードずらすべき」ソフトB戦投入に心配相次ぐワケ
疲労回復・故障予防を理由に4月25日から登録を抹消されているロッテのプロ3年目・20歳の佐々木朗希。5月6〜8日の対ソフトバンク3連戦で復帰する見通しとなったと2日、複数メディアが報じた。 報道によると、佐々木は本拠地・ZOZOマリンスタジアムで行われた一軍投手練習に参加し、キャッチボールや体幹トレーニングといった練習メニューを消化。疲労の色などは全く見えなかったことから、井口資仁監督が4月29日に明かした「(来)週末になると思う」という起用方針通りに、6〜8日の本拠地3連戦で復帰する公算が極めて高くなったという。 佐々木は抹消前日に登板した24日・オリックス戦2回裏2死一塁で、ボール判定に苦笑いを浮かべたことを問題視した白井一行球審に詰め寄られたことが球界内外で話題に。一部ファンからはメンタル面へのダメージを心配する声も挙がっていたが、詰め寄り騒動の影響もほとんどないようだ。 >>ロッテ・佐々木に詰め寄った審判、物議を醸したトラブルは過去にも 「なんやその態度は!」阪神監督を激怒させた不可解判定<< 佐々木の今週末復帰報道を受け、ネット上には「監督の方針通りに復帰できるようで安心した」、「再登録可能なのが5日からだから、ほぼ最短で復帰できそうってことだな」、「リフレッシュを経てどんな投球を見せてくれるのか楽しみ」と喜びの声が寄せられた。 一方、「ソフトバンク相手に復帰は怖い、もう1カードずらすべきでは」、「打線かなり調子よさげだし打ち込まれそうな気しかしない」、「井口監督はソフトバンクよりも、相性いい次カード楽天戦に佐々木を投入する方がいいんじゃないか」とソフトバンク相手の復帰に心配を寄せるコメントも多数見られた。 「佐々木はこれまでソフトバンクとは2021年6月24日の1度だけ対戦経験がありますが、同戦では『5.1回3失点・被安打5・四球1』と攻略されプロ初黒星をつけられています。これに加えて、現在のソフトバンクは1日・楽天戦までの直近10試合で計106安打と打線好調であることから、苦しい復帰登板になってしまうのではと懸念しているファンも少なからずいるようです。また、こうしたファンの間ではソフトバンク3連戦後に対戦が予定される楽天(8~10日)に対し、佐々木が通算で『4登板・1勝0敗・防御率2.42』と好相性であることから、復帰カードを1つ後ろにずらすべきではという意見も挙がっています」(野球ライター) 週末のソフトB3連戦はゴールデンウィーク期間中に本拠地で行われるカードであることを踏まえると、集客面も考えて佐々木を同カードで復帰させる方針をとったものと思われる井口監督。好調ソフトバンク打線相手への投入は果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月30日 11時00分
ロッテ・佐々木に詰め寄った審判、物議を醸したトラブルは過去にも 「なんやその態度は!」阪神監督を激怒させた不可解判定
24日に行われたロッテ対オリックス戦。「6-3」でロッテが勝利したが、試合結果以上に話題となったのが球審・白井一行審判の“詰め寄り”だった。 「3-0」とロッテ3点リードの2回裏2死一塁。マウンド上のロッテ・佐々木朗希は打席のオリックス・安達了一にカウント「0-2」から外角ストレートを投じたがボール判定となり、この間に一走・杉本裕太郎が二盗に成功。ピンチを背負った佐々木は苦笑いを浮かべた。 すると、白井審判はこの佐々木の表情が不服に映ったのか、マスクを外しながらマウンド上の佐々木に詰め寄る。これを見た捕手・松川虎生がすぐに制止に入り、後を追うように井口資仁監督も白井審判に声をかけ、なだめたことなどからこれ以上のおおごとには発展しなかったが、試合後の報道では白井審判は詰め寄った理由などについてはノーコメントを貫いたと伝えられている。 >>ロッテ・佐々木、球審の詰め寄りは溜まった怒りの爆発? 球団側は制止に入った捕手にも苦言か<< 試合が一時中断した白井審判の詰め寄りに、ネット上では「ちょっと苦笑されたぐらいでケチつけに行くなんて短気過ぎるだろ」、「何が不満だったのか知らんが、試合を止めてまでやることじゃない」「12年前の阪神戦から精神面が全く変わってない」といった批判が相次いだ。 白井審判が話題となったのは今回が初めてではなく、2010年8月10日の二軍・阪神対中日戦で起こした騒動も蒸し返されている。「1-1」と両チーム同点の5回裏2死一、三塁。マウンド上の中日・川井雄太が打席の阪神・坂克彦に対し、カウント「0-1」から外角スライダーを投じる。この球は捕手・田中大輔がミットを地面につけながら捕球するなど明らかなボール球だったが、白井審判はどういうわけかストライクと判定した。 すると、これを見た平田勝男監督は「なんでストライクや今のが!」と叫びながらベンチを飛び出すと、そのまま白井審判に詰め寄り「クソボールやないかあんなん!」と激怒。詰め寄られた白井審判は険しい表情を浮かべながら平田監督に背を向けたが、これを受けた平田監督は「なんやそのふてくされた態度は! テレビお前見てみい、テレビをじゃあ!」とさらに激高した。 場内が騒然となる中、なおも「あかんやろ! 選手一生懸命やっとんのにおい!」、「勘違いしたらあかんよ勘違いしたら!」と白井審判にまくしたてた平田監督。当時、ネット上でも「平田監督からキレられたのも当然、リプレイ見ても完全なボール球だったし」、「審判も人間だからミスをすること自体は仕方ない、でも指摘に対して居直るような態度をとるのは理解できない」と、白井審判の判定や態度を問題視する声が多数寄せられた。この騒動の際も、試合後の報道では白井審判がこの件についてコメントや謝罪を口にしたとは特に伝えられなかった。 今回の白井審判の詰め寄りについて26日、NPB・井原敦事務局長は「試合中に指導、注意をすることがあるが、今回の場合は別の方法があったと考えて対応するべきだったという指摘をして、当該審判も深く理解をした」と審判部から報告を受けた旨を説明したという。一方で、「何らかの処分をするような対象とは考えていない」と白井審判に処分を下す予定はないことも明かしている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月28日 11時00分
カブス・鈴木、悪名高い審判に目をつけられた? 現地ファンも同情した2度の誤審とは
佐々木朗希の次は、鈴木誠也か? アンパイアは公平にジャッジを下すもの。だが、審判、選手ともに「人」だ。相性というものもあるのかもしれない。 日本時間4月27日のブレーブス戦、カブス・鈴木はノーヒットに終わった。鈴木の無安打は4試合ぶり。それでも、打率は3割2分7厘と高く、対戦投手の脅威となっているようだ。 しかし、その日の鈴木が戦わなければならなかったのは、ブレーブス投手陣だけではなかった。 >>「野球人生が終わった」広島・鈴木が絶望! 緒方監督も悲痛、フェンス激突が招いたキャリア最悪の負傷劇<< 「ブレーブス対カブスの一戦は、TV中継もされていました。カブスファンだけではなく、ブレーブスの地元・アトランタのTV視聴者も鈴木に同情的でした」(米国人ライター) 明らかに「ボール球」という投球をストライクコールされたのだ。それも、二度。ブレーブス側であるはずのアトランタの地元紙「アトランタ・ジャーナルコンスティテューション」も、二度目の誤審がされた時の様子を<鈴木は凍りついてしまった>と伝えていた。 「鈴木の好調さは『ボール球をスイングしないからだ』と分析されています。メジャーリーグにはボール球をスイングした割合を数値化した指標もあります。メジャー平均が28%台なのに対し、鈴木は5%台。米国ファンは選球眼に優れたスラッガーだと認識しています」(前出・同) この日、球審を務めていたのは、テッド・バレット審判員。相手チームのファンも鈴木に同情的だったのは、同審判員が“有名人”だったせいもあるようだ。 公式データではないが、2018年、ボストン大学の研究チームが過去11シーズン、約400万球のストライク、ボールのジャッジを調べ直したところ、「2ストライク後の誤審は約30%」にも及んだそうだ。 また、この研究チームは誤審の多い審判のワースト5も発表している。その1位に名前が挙げられたのが、バレット氏だった。 「ニューフェイスや日の出の勢いにある選手に対し、『オレが指導してやる』みたいな考えになる審判もいると言われています」(球界関係者) ミス・ジャッジはメジャーリーグの洗礼なんて言われ方もしている。バレット氏も赤マル急上昇中の鈴木に対し、“特別な感情”を持っていたのだろうか。 「ボストン大学の調査発表後、AI審判の導入議論が加速しました。マイナーリーグで何回かテストしてみたんですが、うまくいきませんでした。試合テンポも悪くなるみたいで」(前出・米国人ライター) “誤審”に苦しんだブレーブス戦の最終打席は8回表に回ってきた。一死一塁、右中間への大打球を放ったが、相手中堅手に好捕されてしまった。長打を確信していた一塁走者は帰塁できず、ダブルプレーも成立した。ツイてない一日となった。 他選手が打席に立った時は、おかしな判定はなかった。バレット氏との相性の悪さが、今後の打撃に影響しなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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芸能ニュース 2022年04月26日 19時00分
マツコ、佐々木朗希投手へ詰め寄った審判に「マウント取りに行った」とバッサリ
4月25日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手と審判の間に生じたトラブルの話題になった。24日の試合で、ボール判定に不服そうな顔を見せた佐々木投手に球審が詰め寄る場面が見られた。この行動には賛否両論が巻き起こっている。 マツコ・デラックスは、佐々木投手が苦笑いのような表情を浮かべたことに、「あれぐらいだったらピッチャーみんなやってるよね」と話し、「だからマウント取りに行ったんでしょ。『佐々木朗希行ったぞ。俺、偉いんだぞ』ってことなんじゃないかって思ったけど」と審判の感情を推し量った。さらに、「だから一人だけ時代に取り残されちゃった。江夏(豊)さんとかの時代のようなあれ。『一発かましたるで』みたいな、あんな人たちがいっぱいいる時代だったら、あれくらいやっとかないと舐められるっていうのはあるけど、どう見ても佐々木朗希君はそういうタイプじゃないよね。なんで行ったんだろう」と疑問を示していた。 >>マツコ「最近の若い子って洒落通じない」褒め合う世代に違和感 背景を分析「SNSとかが発達したから」<< マツコは血の気の多い往年のプロ野球選手に対するノリで、審判が感情を露わにした行動を起こしてしまったと考えているようだ。これには、ネット上で「確かに佐々木はそういうタイプじゃないわな」「これもオッサンと若者世代のギャップなのかも」といった声が聞かれた。 さらに、マツコはかつてのプロ野球の名物だった乱闘も「すごい少なくなった。やっぱ江夏(豊)さんみたいなタイプがいなくなった」と寂しそうに話し、「川崎球場もないしね、宇野(勝)さんもいないしね。今」と、『プロ野球珍プレー好プレー』の名物の場所や選手の名前も挙げていた。改めて、審判の行動には「(佐々木投手の人気が)今ガーッって来ているところで、ちょっとガーッって言っとこうと思う感じだと思うんだけど、ちょっと情報弱者よね、あの人ね」と批判。これには、ネット上で「時代にそぐわないっていうのはあると思う」「悪い意味で目立っちゃうのは良くないかな」といった声が聞かれた。
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スポーツ 2022年04月26日 17時35分
オリックス敗戦も福田周平、吉田正尚らがロッテ佐々木朗希攻略で打線に復調の兆し!
【オリックス・バファローズ 成績 4.19-4.24】対 福岡ソフトバンクホークス大阪・京セラドーム大阪4月19日●オリックス(山本) 0-3 (石川)福岡ソフトバンク○4月20日○オリックス(宮城) 3-2 (和田)福岡ソフトバンク●4月21日○オリックス(田嶋) 3×-2 (千賀) 福岡ソフトバンク●※延長11回対 千葉ロッテマリーンズ大阪・京セラドーム大阪4月22日●オリックス(山崎福) 0-4 (ロメロ)千葉ロッテ○4月23日○オリックス(山岡) 3×-2 (石川)千葉ロッテ●※延長11回4月24日●オリックス(山崎颯) 3-6 (佐々木朗)千葉ロッテ○※(カッコ)内は先発投手※24試合11勝13敗、リーグ4位。首位の東北楽天と4.5ゲーム差(4月25日現在) 今週は本拠地、京セラドーム大阪6連戦。 まず、ソフトバンクとの3連戦では、初戦に昨年から18連勝中の山本由伸が先発するも、打線がソフトバンク先発の石川柊太を攻略できず、味方のエラーなどもあり、0-3で敗戦。山本の連勝記録も途絶えた。 山本は「調子自体は悪くなかったと思いますし、立ち上がりはしっかりと自信を持って投げられていたと思います。なんとか相手に流れを渡さないようにと思って投げていましたが、先制点を与えてしまったところが悔しいです」とコメント。中嶋聡監督は「いつも通りだと思います。苦しいピッチングをさせてるなとは思いますよね。なかなか点が入らないですし、そこに関しては1点もやれないという苦しさもあるでしょうし。申し訳ないと思ってはいますけど、これで野手たちがどれだけのことを思ってくれるかだと思うんでね。これで、のほほんとしてるメンバーがいるとしたら、出る資格がないので、そこは何とかカバーしてほしい」と野手陣に奮起を促した。 2戦目は宮城大弥が好投を見せて今季初勝利。宮城は「立ち上がりはボールが高く浮いてしまっていました。それでもホームランの後、すぐ切り替えてそれ以降をしっかりと抑えることができたところはよかったと思います。ランナーを出してしまった後のフォアボールなど、細かい部分でまだまだ課題もあるので、もっといいピッチングをしていけるようにしっかりと修正していきたいと思います。なかなか勝てない時期が続いていたのでうれしい」と語っている。 3戦目は田嶋大樹が先発として粘りのピッチングを見せるも、打線がソフトバンクのエース千賀滉大からなかなか打てず。その千賀を最終回に捕まえて、吉田正尚の同点タイムリーで追いつくと、延長11回、紅林弘太郎がプロ初のサヨナラ打を放ちオリックスが連勝。紅林は「めっちゃうれしいです。(福田)周平さんと西野(真弘)さんがいい流れを作ってくれたので、自分もいい流れに乗っていけました。打席ではあまり考え過ぎず、真っすぐ系を狙って、来た球を弾き返そうと思った。抜けてくれ!と思って走ってました。(3連戦で出た)ミスを取り返したかった」と振り返った。 2カード連続で勝ち越して迎えたロッテとの3連戦。初戦は山崎福也を打線が援護できず敗戦。2戦目は山岡泰輔が粘りのあるピッチングを見せたが、両チームともに点は入ってもタイムリーが出ないという重い雰囲気に包まれる中、延長10回に1点ずつ取り合うと、続く11回、伏見寅威がセカンドへ強烈なゴロを飛ばすと、ロッテのセカンド中村奨吾がファンブル。その間に、三塁ランナーの来田涼斗が好走塁を見せてサヨナラのホームイン。オリックスが勝利を収めた。 試合後、来田は「風岡(尚幸、三塁コーチャー)さんにGO!と言われた時点で、僕も行く気満々だったんで、ホントにセーフになれと思って走ってました。とてもうれしかったです。それまでけっこう苦しんでたんで、どうにかして後ろにつなげようと思って打席に立ちました。最初、とても緊張してたんですけど、だんだんと慣れていって、最後に自分の良さが出て良かった」と振り返っている。 1勝1敗で迎えた3戦目、ロッテの先発は前回10日の試合(千葉・ZOZOマリンスタジアム)で、完全試合を達成した佐々木朗希。佐々木朗は17日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でも8回をパーフェクトでマウンドから降りており、連続無安打(もちろん無四球)記録を継続中。その姿をひと目見ようと、スタンドには今シーズン最多の観客が詰めかけ、東京から来るマスコミの姿も多数見られた。 そんな期待を初回の初球から、オリックス先頭の福田周平がライト前へ運び打ち砕く。福田は「160キロでも150キロでもスピードは違えどもベース板を通るというのは全員一緒なので、佐々木君の場合は、みんなより早くタイミングをとって、その真っすぐを弾き返せる感じというものを作るべきだと思っていた」と佐々木朗対策を語った。 吉田正も佐々木朗相手にタイムリーを含む2安打1四球。吉田正は「打撃コーチから『(バットを)短く、少し二握りぐらい短く持っていこう』というところで、みんなで徹底していた」と、チームで佐々木朗対策が徹底されていたことを明らかにした。 この試合は惜しくも敗れはしたが、2ケタ10安打と打線が奮起し、平均打率がようやく.200に乗った。昨年活躍したが現在は絶不調の杉本裕太郎にもヒットが出るようになってきており、宗佑磨や紅林の当たりも悪くはない。ようやく打線に明るい兆しが見えてきたのは間違いない。(どら増田 / 写真・Rinco)
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