メジャー経験を活かした解説は概ね好評のようだが、『サンデーモーニング』がアンチの多い番組ということもあってか、批判の声も散見される。中には「トンデモレベル」なクレームもあった。
2月には、千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希が球速163キロを投げていることについて、上原氏はその能力を絶賛する。その後、司会の関口宏から自身の最高速度を問われ「148キロ」と回答し、上原氏は「ピッチングはスピードではないという感覚で自身は投球していた」という趣旨の発言をした。
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すると、この放送内容が掲載されたヤフーニュースに「結局は自分を持ち上げたい」「自分の方がすごいと思いたかったのかな、上原くんは」というコメントが書き込まれる。憤慨した上原氏は自身のTwitterにコメントのスクリーンショットを掲載し、「こんなコメント…悔しいです。一言も言ってないことが、勝手にその人でニュアンスを変えられる ほっとくのがいいとは思うけど…言われっぱなしは、納得がいかない!!」怒りの声を上げた。
春になり、上原氏がアメリカからリモート出演することになると、一部視聴者から「なんでスタジオに来ないの?」「来れないなら他の人にしたら?」などと批判が出る。アメリカにいながらも日本の野球をチェックし、Twitterにも感想を投稿している上原氏だったが、『サンモニ』ファンは気に入らない様子なのだ。
このような声を根拠にした、「アメリカにいてリモート出演だから上原に不要論が出ている」という趣旨のネットニュースが掲載されると、上原氏は「日本にいる時よりも、日米の野球をめっちゃ見てるんやけどなぁ。負けずに頑張る。ってか、この番組は大変だなぁ。 いろいろ言ってくる人が多すぎるわ」と嘆いた。
さらに、上原氏が張本氏とは異なり「喝」をほとんど入れないことにも、ネット上では「迫力がなくなった」などと批判が。安倍晋三元首相銃撃事件後の放送でも「喝を言わないのはおかしい」という趣旨のクレームが寄せられ、Twitterで「大変なことがあったんで、今週は言わないでおこうと決めたんです それを知らずに喧嘩腰に、キツい言葉で書き込むのは止めていただきたい」と反論していた。
「上原氏への批判は、『スタジオに来い』『喝と言え』など総じて的外れであると感じます。張本氏は敢えて炎上するような発言をして、番組を盛り上げているような感がありましたが、上原氏はそんな役はやりたくないでしょう。それに野球については自身の経験を交えながらしっかりと評論している。真面目な評論を批判されては、かなわないと感じてしまうのも無理はないでしょう。アメリカからのリモート出演も事前に番組には事情を話していたことでしょうし、とやかく言われることはない。予習をしっかりして限られた時間の中でコメントしているのに、ハラスメントに近い批判を受ければ、そりゃやる気もなくなりますよ。自らマウンドを降りたい心境になっても不思議ではありませんよ」(TVウォッチャー)
批判に心が折れかけている様子の上原氏。現役時代同様、相手をシャットアウトしてほしいものだ。
記事の引用について
上原浩治氏のTwitterより https://twitter.com/TeamUehara/