佐々木朗希
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スポーツ 2022年04月25日 11時35分
ロッテ・佐々木、球審の詰め寄りは溜まった怒りの爆発? 球団側は制止に入った捕手にも苦言か
異常な雰囲気だった。4月24日、オリックス対千葉ロッテ6回戦。佐々木朗希が完全試合を達成した同カードが、京セラドーム大阪に舞台を移して…。 スタンドでは2万8967人の大観衆がざわついていた。昨年11月、日本シリーズ第1戦が同球場で行われた際の観客数は1万9297人。新型コロナ禍であるものの、「令和の怪物見たさ」に約1万人も多く集まったわけだ。 >>ロッテ、痛恨の1安打敗戦は佐々木のせい? 8回完全投球が野手陣に与えた深刻なダメージとは<< 「オリックスのベンチ裏もいつもと違いました。2試合連続でノーヒットに抑えられるようなことになったら、この上ない屈辱です。ピリピリしていました」(スポーツ紙記者) 千葉ロッテ側もいつもとは違った。佐々木が投げるというだけで、「絶対に負けられない」といった責任感のようなものも漂っていた。 その異常な緊張感がハプニングを呼んでしまったのだろうか。「ストライク、ボール」の判定に関する佐々木の表情を巡って、球審がマウンド付近まで詰め寄ったのである。 試合後の井口資仁監督のコメントが全てを物語っている。 「判定に対して、我々は何も言ってはいけないと思います。(佐々木)本人がストライクと思うところをボールと言われているので。そこは、審判が流すところなので」 2回裏二死一塁、カウント2ストライク。3球目の外角低めの直球を「ボール」と判定され、かつ一塁走者にも盗塁を許してしまった。佐々木が口元を緩めると、球審は「判定に不服でも?」と言わんばかりに詰め寄ってきた。 取材エリアからでは何が起きたのか、分からなかったが、「布石」はあった。それ以前にも、ストライクとコールされてもおかしくない際どいコースが「ボール」と判定されていたのだ。 「これまでの佐々木は100球前後で交代してきました。『2ストライク後はボール球を投げて』という、ベテラン投手の配球とは異なります。省エネ投球であり、3球目はボール球が来るという先入観が佐々木と捕手の松川虎生以外にあったのかもしれません」(プロ野球解説者) 球審は正しく判定したはずだ。しかし、井口監督の言うように、佐々木に悪意があったわけではない。この中断によって、試合はまた異常な雰囲気に逆戻りしてしまった。 また、審判をなだめた松川の冷静さに「18歳とは思えない」と称賛の声も寄せられていたが、チーム関係者によれば、試合後に叱られていたという。 「佐々木は3球勝負で投げる、そんな試合の雰囲気を作るのも捕手の務めだ、と。また、問題の3球目を捕球したとき、松川は二塁送球を意識しすぎて、『キャッチャーボックス』から体を出していました。それも球審のジャッジを難しくさせたのかもしれません」 この苦言は松川への期待の大きさでもある。 「令和の怪物」が覚醒したことによって、松川も触発されている。ロッテナインも独特の緊張感の中で鍛えられ、スタンドのファンは佐々木を見入って無口になっていた。これまでにはなかった光景だ。地上波TV局も佐々木の登板試合の中継を検討しているという。新しい扉も開かれつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月20日 17時30分
ロッテのGWは豪華!佐々木朗希完全試合達成記念サイン入り色紙プレゼント&元乃木坂46 高山一実が始球式に登場
千葉ロッテマリーンズは、29日の北海道日本ハムファイターズ戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)にて、佐々木朗希投手の完全試合達成を記念したサイン入り色紙(サイン、日付および完全試合と本人が書いたものがプリントされている)を先着2万8000名にプレゼントすると発表した。 色紙は全入場ゲートで開場時間16時から先着で配布する。なお、29日の北海道日本ハム戦の試合開始前には、完全試合達成を記念したパシフィック野球連盟からの連盟表彰式が行われる予定とのこと。佐々木は4月10日オリックス・バファローズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で、槙原寛己氏(読売ジャイアンツ、現在はプロ野球解説者)以来、28年ぶりプロ野球史上16人目の完全試合を達成している。 また、5月7日の福岡ソフトバンク戦(ZOZOマリンスタジアム)にて、千葉ロッテマリーンズのオフィシャルスポンサーであり、マリーンズ応援番組「MARINES FREAKS」を放送している株式会社ジェイコム千葉の冠協賛試合「J:COMスペシャルデー」を開催し、千葉県出身で南房総市観光大使を務める元乃木坂46の高山一実が始球式を行うことも発表された。 始球式は「J:COMスペシャルデー」のファーストピッチセレモニーとして13時52分頃から行われる。高山は、2011年に乃⽊坂46の1期⽣として加⼊。デビュー以来全てのシングルで選抜メンバー⼊りを果たした。2015年4⽉、千葉県南房総市観光⼤使任命後は市内のイベントなどへ積極的に参加。2021年11⽉に惜しまれつつグループを卒業。コメント⼒に定評があり、レギュラー出演している「Q さま!!」(テレビ朝日系)を始め、バラエティー番組からのオファーが絶えない。読書家で、2018年⼩説家としてデビュー。デビュー作「トラペジウム」(KADOKAWA)は累計発⾏部数25万部を突破し、⼤ヒットを記録している。2022年3⽉にオフィシャルファンクラブを設⽴。オープン時は Twitter トレンドに上がるなど卒業後もコアファンが多い。 高山は「大好きな千葉で、千葉ロッテマリーンズの応援ができること嬉しく思います!まっすぐ投げられるよう頑張ります!」とコメントを寄せている。(どら増田 / 写真・球団提供)
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スポーツ 2022年04月18日 11時00分
ロッテ、痛恨の1安打敗戦は佐々木のせい? 8回完全投球が野手陣に与えた深刻なダメージとは
プロ野球史上初、2試合連続の完全試合達成か? 4月17日の北海道日本ハムファイターズ戦に先発した佐々木朗希は、8回までの一人の走者も許していなかった。しかし、千葉ロッテマリーンズ・井口資仁監督は8回裏の攻撃を終えると、「ピッチャー交代」を告げた。 「9回のマウンドに上がっていたら? 対戦するバッターは7、8、9番の下位打線なので記録達成の可能性はあったと思います。でも、この日の佐々木は調子が良くなかったんです。球速は160キロ台を連発していましたが、シュート回転していましたし、フォークボールの落ち方もイマイチでした」 投手出身のプロ野球解説者がそう言う。 >>ロッテ・佐々木に致命的な問題、球界OBの指摘に「着眼点が違う」感心の声 本人も深刻さを自覚していた?<< それでも日本ハム打線を抑え込んでいたのだから、「佐々木はスゴイ」とも言える。だが、“途中交代”は予定事項だったようである。 「佐々木がブルペンに入り、試合前の投球練習に熱が入ってきたのは、午後0時半頃でした」(球界関係者) ここで、「今日は調子が良くない」とコーチ陣は感じていた。ブルペンに帯同した木村龍治投手コーチから井口監督に報告がなされ、 「投球数が100球に達する前に交代させよう」 と決めていたそうだ。 試合序盤での失点も覚悟していたという。 「直球の威力で日本ハム打線をねじ伏せたという感じ。首脳陣は交代のタイミングを考えながら、佐々木を見ていたと思います。途中から腕の振り方もおかしかったし、これ以上投げさせたら、故障につながるとロッテ首脳陣は判断したのでしょう」(前出・プロ野球解説者) 佐々木が投じた球数は、102。試合後、木村コーチは「6回あたりから球が暴れ出していた」と交代の理由を説明していた。取材エリアからも、佐々木の疲労が窺えた。7回表からバッテリーサインが交換される際、肩で息をしていた。 「8回まで投げさせたのは、交代させるタイミングが見つからなかったからです。8回裏のロッテの攻撃中、佐々木はベンチに座ってリラックスしていました。交代は本人も納得していたはず」(前出・同) 記録よりも怪我防止を優先したロッテ首脳陣はさすがだが、こんな指摘も聞かれた。 「日本ハムとの3連戦で勝ち星ナシとなったのは痛いですよ(1試合は雨天中止)。エースの石川歩と佐々木が投げて、1勝もできなかったことになります」(前出・同) 16日に石川で試合を落とし、勝率5割。17日、佐々木降板後の延長10回、日本ハム・万波中正の一発で敗戦…。この日、日本ハム打線に許したヒットは、1本。万波のホームランだけだ。 こういう負け方はダメージが大きい。また、「記録達成の可能性」はプラス材料だけではないようだ。 「守備に就いているロッテ選手の方が佐々木よりも緊張していました。記録達成となった前回登板の時が特にそうでしたが、『エラーしてしまったら?』のマイナス思考になったのか、守備中の動き方もヘンでした」(ベテラン記者) 「怪物」と呼ばれる投手を預かったチームは、野手陣も精神的に強くなっていかなければならない。17試合を終え、8勝9敗。“大記録2試合分”を戦ったロッテナインの気疲れが心配だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月17日 11時00分
ロッテ・松川の扱いに球界OBが激怒「おかしい!」 佐々木の完全試合を演出した無視できない働きとは
2022年のシーズン開幕から間もない4月10日は、日本プロ野球界にとって歴史的な1日となった。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が、史上16人目の完全試合を達成した。昨年のパ・リーグ覇者・オリックスバファローズを相手に、プロ野球新記録となる13者連続奪三振も記録するなど、まさに「怪物」のような圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。 さらに、大偉業のもう一人の立役者が、この日の先発マスク、高卒ルーキー・松川虎生だ。この試合がプロ7試合目の出場となった18歳はゲームを通し、最終回の27人目の打者を仕留めるまで、堂々たるインサイドワークで佐々木の投球をリードしてみせた。 計19個の三振を奪った配球や、終始安定したキャッチングも披露し、投げ込まれる160㎞前後の剛速球や、落差とスピードを兼ね備えたフォークボールを難なく受け続けた。試合が進むにつれ、球場が異様な雰囲気に包まれる中、臆することなくプレーする姿は頼もしさと風格さえ漂わせている。 この日はバッティングでも見せ場を演出した。6回、2死満塁の場面では、オリックス先発・宮城大弥から、センターオーバーの走者一掃の特大2ベースを放つなど、パーフェクトゲームを攻守で後押ししている。 また、試合後に行われたヒーローインタビュー、お立ち台に立った佐々木本人からも「松川を信じて投げた。いいリードをしてくれた」と女房役への賛辞が並んだ。20歳の佐々木、そして18歳の松川、まさに28年ぶりの快挙は若きバッテリー2人により成し遂げられた大記録と言える。 だが、このインタビューの光景に、興奮を超え憤りを隠さなかった人物がいる。試合中継で解説を務めていたロッテOBの有藤通世氏だ。 試合序盤から佐々木のコンディションの良さを指摘し、さらには随所で松川のリードも評していた有藤氏。特に7回、バファローズの主砲・吉田正尚から見逃しでの三振を奪った場面では「今のはリードが見事」と配球を絶賛。それ故、お立ち台に捕手・松川の姿が無かったことに我慢出来ない様子がネットを通して伝えられている。「球団関係者は何で松川も呼ばないの?おかしいんじゃない!?」 現役時代、さらには指揮官としてもチームを率いるなど、「生涯ロッテ」を貫いた重鎮の熱い思いが、何よりもこの日の出来事の偉大さを代弁していたのかもしれない。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年04月15日 19時30分
日本ハム・新庄監督、ロッテ・佐々木への“全員バント作戦”は冗談ではない?「これ以上ない策だ」賛同相次ぐワケは
10日・オリックス戦で完全試合を達成し、次回登板予定の17日・日本ハム戦の投球にも注目が集まっているロッテのプロ3年目・20歳の佐々木朗希。15日に伝えられた日本ハム・新庄剛志監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、新庄監督は14日に応じた取材の中で「誰もビビってないよ。(対戦は)楽しみでしかない」と佐々木との対戦を心待ちにしている旨を語る。その一方で、対策について聞かれると「全員にセーフティー(バント)させます」と笑い交じりに予告したという。 15日終了時点で「4勝12敗・勝率.250」とパ・リーグ最下位に沈む日本ハムは、チーム打率がリーグ4位(.215)、得点数が最下位(36得点)と深刻な貧打に苦しんでいる。このこともあってか、新庄監督はこれぐらい大胆な策を打たないと佐々木は攻略できないと冗談を飛ばしたようだ。 >>日本ハム・清宮の“棒立ち”に「酷すぎだろ」怒りの声 大怪我もあり得た? 捕球ミス後のプレーが物議<< この新庄監督のコメントを受け、ネット上には「まともに打てそうにないからって適当なこと言うな」、「バント攻勢ならまあどこかで出塁くらいはできるだろうな、でもその後はどうするつもりなんだ?」、「小兵から強打者までみんな揃ってバント、そんな野球誰が見たいんだよ」と苦言が寄せられた。一方「佐々木の弱点を突くこれ以上ない策だ」、「冗談か本気か分からんが、フィールディングに難がある佐々木にはかなり効くのでは」と賛同するコメントも多数見られた。 「佐々木は昨季レギュラーシーズンで2回(7月9日日本ハム戦、10月7日楽天戦)、CSで1回(11月6日楽天戦)投ゴロを悪送球するなど、フィールディング面で何度か不安な面を見せています。また、バントは成否にかかわらず打球処理による体力の消耗を強いることもできますので、全員バント作戦を本気で実行してほしいと考えているファンも少なからずいるようです。なお、実際にバント作戦を実行すればロッテ側は一塁手、三塁手が前に守備位置をとり対応してくることが予想されますが、これを逆手にとりバスターで頭上を抜きにいくといった戦略なども可能となります」(野球ライター) Twitter上で一時「全員バント」というワードがトレンド入りするほど、多くのファンから賛否の声が寄せられている新庄監督。本人は冗談のつもりだろうが、意外に効果を発揮する可能性も決してゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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芸能ニュース 2022年04月15日 12時25分
ぺこぱ松陰寺「時を戻したい!」ロッテ・佐々木朗希投手へのインタビューを反省?
お笑いコンビのぺこぱ(シュウペイ、松陰寺太勇)が14日、都内で行われた文字入力アプリ「Simeji」の「逆新入社員研修」に伊原六花、景井ひなと出席した。 >>全ての画像を見る<< 壇上では、今まさに新入社員として社会へ出るZ世代(1990年半ば〜2010年代初頭に生まれた世代)の代表である伊原、景井と、上司世代のぺこぱが世代間の考えの相違などを話し合う形式でトークが行われ、Z世代の「上司にしたい有名人TOP10」(同社調査)も発表された。ランキングでは、1位をはじめしゃちょーが獲得したほか、2位がHIKAKIN、3位は水ト麻美、4位はムロツヨシ、5位はマツコ・デラックス、6位は櫻井翔(嵐)、7位にひろゆきこと西村博之氏、8位に指原莉乃、9位に新庄剛志監督、10位にJ.Y.Parkが入り、松陰寺は「芸人が一人も入っていない」と嘆き節。 ぺこぱは、渋谷・道玄坂にある「手羽先唐揚専門店・鳥良」でバイト時代、まさに上司と部下の立場にあったという二人の関係も振り返り、上司であった松陰寺は「シュウペイは雑誌で見たこともないようなギャル男で、皿を洗っている姿がすごく面白くて……。しかも『お前フリーターだろ、将来何やりたいんだ』って聞いたら、『俺、伝説作りたいんです』とか言っていて、初めて会った時からコンビ組もうって思いました」と紹介。シュウペイも「気さくに話しかけてくれて、4歳の年の差もフラットにしてくれるような先輩でした。この人とやればお笑いもうまくいくんじゃないかなって思いました。だから、今があるんじゃないですか」と話す。 シュウペイはまた「この春から始めたこと」を聞かれると、「最近、豆苗を育てておりまして、成長スピードも速くて、家庭菜園ではないですけど、毎年自分の趣味を増やしてお笑いにつなげたい」とコメント。伊原も「最近始めて続けたいことがサウナ。一人サウナとか行っているんです。いつか家にサウナを作りたい。トイレくらいのスペースでできるらしいので。ととのってみたい」と笑顔で続く。伊原はまた「トカゲを飼っています」とも明かし、「レオパっていうヒョウモントカゲモドキで、今からやっていいのであればペットショップの店員をやってみたい。爬虫類コーナーを作ります」とも話す。 最後に「時を戻したくなるエピソード」が話題に上がると、松陰寺は先日、完全試合の偉業を成し遂げた千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手とのエピソードを紹介。松陰寺はロッテの大ファンであると言い、「最近、佐々木朗希選手が活躍したんですけど、実はその2年前に僕らインタビューをしていて、その時の映像がよく紹介されるようになっているんです。でも、当時は僕らもテレビに出だしたばかり。映像を見たら化粧が汚くて……。時を戻したい」と話して、照れ笑いを浮かべていた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2022年04月14日 11時00分
ロッテ・佐々木、次回日本ハム戦で炎上の危機? 完全試合の“後遺症”払しょくは捕手次第か
完全試合を達成した千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、4月17日の北海道日本ハムファイターズ戦で先発登板する。“記録達成後の登板”ということで、さらに注目度も高まる。過度な期待に押しつぶされてしまうリスクも考えられるが、井口資仁監督は「問題ナシ」と判断したようだ。 「中6日、通常の先発ローテーションでの登板間隔をこなす体力作りが今季の課題とされていました」(スポーツ紙記者) >>西武・辻監督の発言に「当てつけに聞こえる」の声も 佐々木の完全試合を大絶賛も物議醸すワケは<< 話は4月12日、長崎で行われた福岡ソフトバンクホークスとの一戦に遡る。取材陣は佐々木の次回登板日を質問した。完全試合が達成されたのは、同10日。翌11日は移動日で試合はない。記録達成の興奮がまだ続いていたのもあるが、忘れていたこともあった。佐々木が9回を投げ抜いたのは、プロ入り初。投球数は「105」だが、大事を取って、一度先発登板を飛ばすのではないかとも予想されていたからだ。 井口監督がそれを否定し、17日の先発が確実となったが、不安材料もないわけではない。 「初回のピッチングが心配です。記録達成後の初登板なので注目度も高まりますし、体力面でどれだけ回復しているのか…。直球のキレ、球速が好不調のバロメーターになると思います」 投手出身のプロ野球解説者がそう言う。 4月10日は今季3度目の登板日でもあった。3月27日、4月3日に先発登板しており、ここまではきちんと「中6日」のローテーションを守ってきた。開幕して約1か月、そろそろ疲れが出てくる頃でもある。 「試合開始直後の佐々木は、直球でバッターを封じ込めようとする傾向が見られます」(前出・同) 体力が回復していないとすれば、苦しい立ち上がりとなるだろう。 佐々木は2月19日の練習試合で日本ハム打線と対戦している。2イニングを投げ、無失点。調整期間ということもあり、その投球のほとんどが直球で、ウイニング・ショットにフォークボールを使ったのは1回だけだった。日本ハム打線は力でねじ伏せられており、佐々木に対する苦手意識のようなものもできているのではないだろうか。 前出のプロ野球解説者がこう言う。 「中6日の登板間隔を乗り切れるかどうか、それを克服するための課題は体力だけではありません。試合中に相手打線が何を狙ってくるのかを読み、配球を変える応用力です。それができなければ、一年を通じて投げ抜くことはできません」 完全試合を演出した捕手・松川虎生にも注目が集まっている。「配球は松川が全て出しているのではない。ベンチから出すこともある」(関係者)との情報も聞かれたが、佐々木攻略の一環として、松川も分析対象にされているそうだ。 次回登板の17日、佐々木を勝利に導くことができるのどうかは、“新人捕手”の配球次第とも言えそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月14日 10時50分
ロッテ佐々木朗希密着動画が78万回突破でファンから称賛の嵐!「本当に幸せだなあと思います」完全試合の再放送も決定
10日のオリックス・バファローズ戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)で完全試合、日本新の13者連続三振、日本記録タイの19奪三振を達成した佐々木朗希投手に、千葉ロッテマリーンズの重光昭夫代表取締役会長オーナーから関係者を通じて祝福のメッセージが贈られた。 佐々木は「ロッカーに戻ったら沢山の祝福メールやLINEなどをいただきました。重光昭夫会長オーナーからも『完全試合、日本新の13者連続三振、おめでとうございます。素晴らしい投球でした』と試合後、すぐにメッセージをいただき、とても嬉しかったですし、光栄でした。色々な方にこうやって祝福の言葉をいただけて、本当に幸せだなあと思います。次回登板も頑張ります」とコメント。 これを受けて、発信力12球団1位を狙うロッテは早速、マリーンズ公式YouTubeチャンネルに佐々木の完全試合達成直後の様子を撮影した動画を10日19時にアップしたところ、翌日の11日13時現在、47万再生回数に到達。コメントは948件となった。主なコメントとして、「こんな映像を見れるってマジで凄いこと」、「この瞬間の舞台裏が見られるのは現代ならでは!」、「マーティンとハグしてるときに『やった』って言っている朗希が尊すぎる」、「貴重な映像、ありがとうございます」、「この映像を見返して改めて感動した」など称賛の嵐。 この勢いは止まることなく、球団広報によると、13日13時現在、78万再生回数に到達。コメントは1129件となっているというのだから、偉業に対する反響の大きさが窺える。YouTubeを見た人たちの反応も「最高すぎる」、「アングルが素敵」、「この映像を見返して改めて感動した」、「カメラから分かるグラウンドからのスタンド迫力が凄い」、「貴重な映像ありがとうございます」と引き続き、称賛が止まらない。ロッテでは今年、練習試合初登板からオープン戦で先発した各試合、公式戦初先発、ZOZOマリンスタジアム初勝利など佐々木の舞台裏をマリーンズ公式YouTubeチャンネルにアップしているので、今後も追っかけて行くとのこと。 なお、日本テレビ系のCS放送「日テレジータス」にて、4月25日(月)17時~20時の3時間枠で佐々木が完全試合を達成した10日のオリックス戦を再放送することも決定。佐々木の背番号にちなんで17時開始になった。(どら増田 / 写真・球団提供)
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スポーツ 2022年04月11日 20時30分
西武・辻監督の発言に「当てつけに聞こえる」の声も 佐々木の完全試合を大絶賛も物議醸すワケは
10日に行われた西武対ソフトバンク。「6-0」で西武が勝利した試合後に伝えられた西武・辻発彦監督のコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、試合後に取材に応じた辻監督は「5回無失点・被安打1」と好投した先発・エンスや先発全員安打をマークした打線などについて質問に答えたが、その途中でロッテ・佐々木朗希が同日のオリックス戦で完全試合を達成したことを報道陣から聞かされる。すると、「すごいな! 完全試合かよ! 1面だなー。すごいな。やっぱりコントロール良いもんね。フォアボールを出さないからね、すごいな。すごい!」と佐々木を絶賛するコメントを残したという。 >>ロッテ・佐々木、完全試合達成でメジャー挑戦を前倒し? 前コーチが仕込んだ本場の練習法も追い風か<< 佐々木は「9回105球無失点・被安打0・与四死球0・19奪三振」とオリックス打線に全く付け入る隙を与えないまま、プロ野球史上16人目、1994年の巨人・槙原寛己氏以来28年ぶりの完全試合を達成。多くのファンや球界OBに衝撃を与えたが、辻監督も自軍の試合の裏で大記録が誕生していたことに驚きを隠せなかったようだ。 辻監督のコメントを受け、ネット上には「その辺のファンとほぼ同じような反応してて笑った」、「別試合の話題なのにここまでコメントするなんてサービス精神旺盛だな(笑)」と面白がる声が寄せられた。一方、「四球のくだりは自軍への当てつけにも聞こえるな」、「もしかしたら佐々木と西武投手陣の制球力を比較して羨ましがってたりして…」と発言内容を邪推するようなコメントも多数見られた。 「西武投手陣は開幕から10日までの14試合で与四球数がリーグワーストタイ(49個)、与四死球数はリーグワースト(57個)と制球難に苦しんでいます。加えて、山川穂高(右太もも肉離れ)、森友哉(右人差し指骨折)ら主軸に故障者が相次いでいることもあり、チームはリーグ5位(5勝8敗1分)と低迷しています。このこともあってか、辻監督がこの日ストライク82球、ボール23球と抜群の制球を見せた佐々木を絶賛したのは、自軍投手陣の制球難に悩まされていることも関係しているのではと推測しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 10日の試合も得点こそ許さなかったが、7つの四死球を与えた西武投手陣。今後、上位浮上を狙う上で制球改善は必要不可欠だが、辻監督の悩みはまだまだ続きそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月11日 11時00分
ロッテ・佐々木、完全試合達成でメジャー挑戦を前倒し? 前コーチが仕込んだ本場の練習法も追い風か
「記録の目撃者」となった4月10日の観客数は、2万2431人。千葉ロッテ・佐々木朗希が完全試合を達成した。完全試合の記録は、1994年以来、28年ぶり。プロ野球史上16人目の偉業達成である。 「スタンドで泣いているファンもいました」(球界関係者) 最速164キロ。ウイニング・ショットで投じていたフォークボールも140キロ台後半の球速を記録していたが、注目すべきは同試合での投じた投球数。「105球」である。105球で27個のアウトを取ったわけだから、「打者1人に対して4球投げるか、投げないか」という計算になる。 >>ロッテ・井口監督に「情が無さすぎる」批判も サヨナラ負けの戦犯を酷評も逆にブーイング浴びるワケ<< そんな“野球漫画”のようなピッチングは、メジャーリーグ各球団にも報告されていたようだ。「近い将来、大型契約を結ぶ投手として、米スカウトの間では有名になっています。今季はまだ3試合しか投げていませんが、昨季と比べると、飛躍的な成長を遂げていると思います」(米国人ライター) 昨季は“オドオド”している感もあったという。走者を出した時のクイックモーションや、変化球を巧くコントロールできていないなどの課題も多かったが、今季は自信を持って投げ込んでいる。 その成長過程において、吉井理人前コーチ(現ピッチングコーディネーター)の存在が大きい。しかし、その指導が今回の完全試合と重なって、渡米の時期を前倒しさせてしまうかもしれないという。 「佐々木の投球練習は、独特です。ブルペンでの投げ込みをする際、普通の投手は投球数をメドにしますが、佐々木は『時間』です。吉井氏が『時間』を決めて投げる調整法を教えたんです」(前出・球界関係者) 「時間制」は、メジャーリーグの練習スタイルだ。その時間帯における集中力も養われるとされ、プロ1年目のキャンプからその練習をやってきた。 こうした練習法は吉井氏自身が米球界で学んできたものでもあり、同時に、 「佐々木が渡米した際、メジャーリーグ流にすぐに馴染める」とも捉えられている。 また、試合中にも“メジャー流”は見られた。通常、投手は味方チームが2アウトになるとベンチ前に出て、キャッチボールを行う。しかし、メジャーリーグではベンチ前のキャッチボールはNGとなっている。佐々木もキャッチボールは行うが、攻守交代の直前に4、5球を投げた程度でマウンドに行くこともあった。見ている側は「肩が温まっていないのでは?」と心配になってしまうが、ベンチ裏でストレッチなどをし、彼なりの準備はできているのである。 「サプリメントにも興味を持っています。プロ1年目、3歳先輩の種市篤暉がサプリメントを服用しているのを見て、いろいろと質問していました」(前出・同) 体力、技術でまだ勉強しなければならないことも多いが、調整法で戸惑うことはないだろう。 試合後、佐々木は完全試合について「あまり意識していなかった」と言ったが、記録達成は理解していたようだ。並みの投手であれば、そこで体が萎縮してしまうが、その心配はなさそうだ。次回登板は未定だが(同時点)、大勢のファンだけではなく、メジャースカウトも集結しそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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