ロッテ
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スポーツ 2022年07月16日 11時00分
ロッテ・田村とDeNA・三上のトレードを提案し「現実味が無い」と批判 球界OBの大胆発言が物議
野球解説者・高木豊(元大洋他)氏が12日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。ロッテのプロ10年目・28歳の田村龍弘にまつわる発言がネット上で物議を醸している。 今回の動画で高木氏は「このトレードあるんじゃないか?」と題し、今後トレードの可能性がある選手や球団を独自予想。その中で、ロッテは田村をトレード放出してはどうかと提案した。 >>プロ野球、ロッテ対広島戦で誤審?「到底納得できない」二塁アウト判定が物議、止まらないゴタゴタにため息も<< 田村はプロ入りから昨季までに通算で「841試合・.227・17本・220打点」をマークし、2016年には正捕手としてベストナインを獲得した実績も持っている。ただ、今季は2014年以来8年ぶりに開幕一軍入りを逃すと、5月には昨年10月末に負った左脇腹肉離れが再発したこともあり一軍未出場が続いている。 田村は6月30日の二軍・日本ハム戦から実戦復帰しているが、高木氏は「もうこれは上(一軍)に上がれないな。使われ方を見てると」と指摘。ロッテ一軍は現在、佐藤都志也(捕手として55試合出場)、松川虎生(同42試合出場)の2捕手が立ち位置を確立しているため、二軍暮らしが続く田村の序列がここから上がる可能性は低いと見解を示した。 その上で、高木氏は「田村はそこそこ打てる捕手だし、これはDeNAと替えたらいいと思う」とDeNAにトレードすべきと主張。「(DeNA)は嶺井(博希/33試合)が頑張ってるよ。戸柱(恭孝/54試合)、伊藤光(53試合)がいるよ。だけど居てもいい。面白い存在になれれば面白い」と、DeNAにとっては現捕手陣に刺激を与えるいい補強になるのではと予想した。 また、高木氏はDeNA側からもらう交換相手として、今季「15登板・0勝0敗・防御率3.66」をマークしている中継ぎ・三上朋也の名を挙げる。「三上と被る投手がどんどん出てきてるんだよね。だからそう意味では三上のポジションがなくなる可能性がある」と、ビハインド要員でそこまで序列が高くない三上は狙い目ではないかと指摘した。 この高木氏のコメントを受け、ネット上には「ロッテは今中継ぎ弱い(救援防御率3.87/リーグ最下位)し、田村を出して中継ぎ補強するのはアリ」と賛同の声が上がったが、それ以上に「松川、佐藤以外に目立った捕手いない状況で田村は出せん、現実味がない」、「DeNA側としても別にいらん、そもそも打力があるって前提から間違ってるし」といった否定的なコメントが多数見られた。 「今の球界では一軍捕手としてスタメン用に1名、後半出場用に1名、延長・緊急事態用に1名の計3名で運用されることが一般的。ロッテは佐藤、松川で2名は埋まっていますが、残り1枠はまだ固定されていない状況です。加えて、高卒1年目ルーキーの松川は7月の打率が『.000』と疲労がたまってきている節もありますので、そのような状況で田村を出す余裕はないと考えているロッテファンは少なくないようです。また、田村は通算打率が2割台前半、本塁打のキャリアハイも4本と高木氏が言うほど打力に優れているわけではないとして、DeNAファンの間からも特に必要ではないという意見が上がっています」(野球ライター) 今季は7月31日までとなっているプロ野球のトレード期間。現状では田村、三上共にトレードの動きがあるとは特に報じられていないが、ファンの間で意見が分かれている高木氏のトレード案が今後実現することは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2022年07月11日 19時30分
中日・京田、電撃トレード説が急浮上か 最有力候補はロッテ? 突然の抹消が憶測を呼ぶ
2017年のプロ入りから中日でプレーし、昨季までに通算で「657試合・.250・19本・173打点」といった成績を残しているプロ6年目・28歳の京田陽太。11日、NPBが公示した登録抹消がネット上で物議を醸している。 NPB公式サイトはこの日、中日が京田、福元悠真、松葉貴大の3名を登録抹消としたことを公示。松葉はこの日新型コロナ感染が判明したためと報道された一方、京田、福元の2名については詳しい理由が伝えられていない。 今季の京田は「.157・2本・7打点」と不振にあえいでいた5月4日・DeNA戦で、遊ゴロを後逸するなど守備でも精彩を欠いたことが決定打となり、立浪和義監督から試合中に二軍への強制送還を命じられる(抹消は翌5日)。その後、6月17日・巨人戦から一軍に復帰したが、同日から7月10日までの打撃成績は「15試合・.214・1本・1打点」とサッパリだった。 >>中日・京田に「常軌を逸してる」ファンドン引き ボールボーイに防具を投げつけ、死球の怒りは2週間前に伏線アリ?<< 京田の登録抹消を受け、ネット上には「特に理由報じられてないけど多分打撃不振のせいだな」、「守備はある程度安定はしてるけど、打率1割台だとさすがに使いにくい」、「二軍でもう一回再調整して、オールスター明けぐらいに戻ってこいってことだろうな」と納得の声が寄せられた。 ただ、ファンの間では「今の球団なら京田トレード放出をやりかねない、ついこないだも突然石岡出したばかりだし」、「ロッテあたりと電撃トレード成立って展開になるのもあり得なくはないぞ…」と今回の抹消はトレードの布石ではいう憶測の声も少なからず上がっており、Twitterでは一時「京田トレード」というワードがトレンド入りした。 「中日は4日に打率『.360』と好調だった内野手・石岡諒太の登録を突然抹消。ファンから疑問の声が上がる中、4日後の8日に石岡とオリックス外野手・後藤駿太の交換トレードを発表しファンを驚かせました。このこともあり、今回の京田の登録抹消も電撃トレードの前触れなのではと勘繰っているファンは少なからずいるようです。立浪監督は5月に京田を強制送還した際に『戦う顔をしていない』と強い不満をにじませたことが伝えられていますが、再昇格後も復調を見せない京田に業を煮やし、代わりの遊撃手やその他手薄なポジション(三塁手、先発など)を獲得するためのトレード要員とすることを決めたという可能性も決してゼロではない状況ではあります。また、もし本当にトレードに動いているとするならば、作戦サイン流出の問題がなく遊撃も手薄なパ・リーグ球団であり、昨年も中日と野手のトレードを行っているロッテが相手先の最有力候補ともいえそうです」(野球ライター) プロ1年目の2017年からレギュラーをつかんだ生え抜きの遊撃手でファン人気も高い京田。球団が登録抹消以外の動きを見せているわけではないため、現時点では一部ファンによる憶測にとどまっているが、今後もし本当にトレード放出となれば球界に衝撃が走ることは間違いなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月27日 15時30分
楽天対西武戦、観客の妨害行為に「また起こったのか」呆れ声 昨年もロッテ選手が激怒、球団側は対策すべきと指摘も
26日、楽天生命パークで行われた楽天対西武戦。「0-2」で楽天が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが楽天のプロ7年目・28歳の茂木栄五郎の打球を巡るハプニングだった。 「0-2」と楽天2点ビハインドの6回裏。この回先頭の茂木は西武先発・與座海人がカウント「1-1」から投じたカーブを強振するも、打球は左翼側ファールゾーンにフラフラと上がる打ち損じに。これを追った西武左翼手・オグレディはフェンス際で捕球体勢に入った。 ところが、フェンス際の座席に座っていた観客が身を乗り出してこの打球を先に捕球してしまい、守備妨害を受けた形のオグレディは両手で頭を抱えるジェスチャーを見せる。ただ、一連の様子を見ていた三塁塁審はアウト判定を下し、直後に「観客の妨害があったのでアウトとして、1死走者なしで再開します」と場内アナウンスで説明した。 >>田中将大に「初めて見た」「物に当たるなんて」驚きの声 ベンチで怒り爆発? 試合後には意味深発言も<< 野球規則では「打球または送球に対して観衆の妨害があったときは、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる」と定められている。三塁塁審はこのルールを元に、妨害がなければオグレディは打球を捕球できていたと判断したようだ。 西武側が不利を被る結果とはならなかったこのハプニングだが、ネット上には「ボールが欲しい気持ちは分かるが、グラウンド内に手を伸ばして捕りに行くのはダメ」、「下手に取りこぼして、それでオグレディが怪我したら責任取れるのか」といった批判が多数寄せられた。 また、ファンの中には同球場では2021年5月1日・楽天対ロッテ戦でも同様のトラブルが起こっていることから、球団側に対策を求める声も少なからず挙がっている。4回裏1死一塁で楽天・小深田大翔が左翼ファールゾーンフェンス際に打ち上げた打球をロッテ左翼手・角中勝也が追うも、身を乗り出してグラブを出してきた観客に遮られ捕球できず。このプレーはビデオ判定の結果アウトとなったが、角中は打球を取りこぼした直後に観客を数秒ほどにらみつけるなどかなり憤った様子を見せた。この件を引き合いに、ネット上には「また観客の妨害行為が起こったのか 、もう防球ネットをつけるとかしないといけないのでは」との球団への指摘も散見されている。 昨季、今回の件はどちらも、球団としての見解は特に発表していない楽天。球界では今回のような予期せぬトラブルやファールボールが観客に直撃するリスクを回避するため、ファールゾーン際の座席一帯にかかる防球ネットが設置されている球場(横浜スタジアム、ベルーナドームなど)もいくつかあるが、楽天が今後何らかの対策を打ち出すことは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月14日 21時30分
ロッテ・井口監督、新助っ人の起用方針に「ケラーみたいになる」と批判 “見切り発車”示唆に不満相次ぐも、大成功あるか
9日にロッテが獲得した元MLBセーブ王の新助っ人・オスナ。14日に伝えられた井口資仁監督の起用方針がネット上で物議を醸している。 報道によると、オスナは14日に本拠地・ZOZOマリンスタジアムで行われた一軍練習に初参加し、キャッチボールやランニングなどを精力的にこなした。その様子を見守っていた井口監督は、練習後に応じた取材の中で「もう1回(二軍で)投げて、来週のマリンあたりぐらいからを考えたいと思います」と、本拠地で行われる21~22日の西武戦からの一軍昇格を示唆したという。 今季はロッテ入り前までメキシカンリーグで「12登板・2勝0敗6セーブ・防御率1.35」といった数字を残していたオスナは、獲得から3日後の12日・二軍DeNA戦で早くも来日初登板。「1回2失点・被安打3」と精彩を欠いたが、井口監督はあと1試合調整登板させれば状態は十分仕上がると考えているようだ。 >>ロッテVS阪神戦、 ゲストのトミーズ雅「点取らんでええのに」発言でファン激怒 「マジで黙れ」の声も<< 井口監督の起用方針を受け、ネット上には「二軍戦2登板だけで一軍に上げるのは早すぎるのでは」、「調整不足で炎上しまくったケラーみたいになるんじゃないか」と不安視する声が挙がったが、「ケラーが見切り発車失敗したからといってオスナもそうなるとは限らんだろ」、「かつてのマーティンみたいに逆に大成功する可能性もある」といった異論も少なくなかった。 「今季の球界では新型コロナの影響で来日が3月にずれ込んだ阪神の新助っ人・ケラーを首脳陣がオープン戦で2登板しただけで開幕守護神に据えたところ、3月25日・ヤクルト戦(1回3失点)、同月29日・広島戦(0.1回2失点)と2登板連続で炎上したため、ろくに調整させずに使うからだと多くの阪神ファンに批判されています。このケースの印象が強く残っているのか、オスナも調整登板が乏しいまま見切り発車で一軍に上げればケラーと同じ末路をたどるのではと不安視する意見は見受けられます。ただ、ロッテに関しては2019年7月26日に入団会見後にすぐ一軍デビューしたマーティンが、翌日の試合でいきなり決勝の1号2ランを放つと、シーズン全体でも14本塁打をマークしまたたく間に中心戦力となるなど見切り発車が大成功したケースがありますので、オスナもマーティン級の活躍を見せてくれるだろうと逆に大きな期待を寄せるファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 12日終了時点で救援防御率がリーグ5位(3.77)とブルペンが振るわないロッテ。その救世主として実績十分のオスナを獲得した形だが、井口監督が構想するスピード昇格は果たしてどのような結果となるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月13日 11時30分
千葉ロッテが元MLBセーブ王オスナを獲得!「全力で投げて日本の野球に順応していきたい」
千葉ロッテマリーンズは新外国人として、右腕のロベルト・オスナ投手を獲得したと発表した。背番号は「42」。 1995年2月7日生まれで27歳のオスナは、メキシコ出身、右投げ右打ちの投手。身長と体重は188cm、104kg、球歴はメキシコシティ・レッドデビルズ(2011年)―トロント・ブルージェイズ(2011年8月~2018年)―ヒューストン・アストロズ(2018年7月~2020年)―メキシコシティ・レッドデビルズ(2021~2022年5月)となっており、今シーズンはメキシカンリーグに在籍し、12試合に登板、2勝0敗6セーブ、投球回は13回1/3、被安打6、被本塁打2、与四死球2、奪三振15、防御率1.35と好成績をマークしていたところ、調査を続けていたロッテの目に止まり、入団に合意した。2019年にはアストロズで38セーブを挙げて、アメリカン・リーグのセーブ王に輝いている。 オスナは「千葉ロッテマリーンズで投げられることにとても感謝し、日本のファンの皆様の前で投げることが待ちきれません。マリーンズがパ・リーグ、日本シリーズで優勝する為に一生懸命チームの為に頑張ります」とコメントすると、現在のコンディションについて、「準備は出来ています。自分の全力を出してチームの勝利に貢献していきたいと思います」と改めてチームへの貢献を宣言。 日本の野球については「日本の野球を映像で見てきましたが、とてもレベルが高いという印象です。メジャーでも沢山の日本人と対戦をしてきました。イチロー選手や大谷選手とも対戦をしました。彼らを通して日本のレベルの高さを感じています。自分も全力で投げて日本の野球に順応していきたいと思います。ファンの皆様には勝利を提供し、色々な国で自分が学んできたことをプレーを通じて皆様にお見せしたいと思います」と日本人選手との対戦を通じて、かなり勉強して来ている様子。 井口資仁監督は「実績十分の投手。150キロを超えるストレートに多彩な変化球を持っており、さらにコントロールもよく頼もしい存在。一日でも早くチームに合流して勝利に貢献して欲しいと思います」とメジャー通算155セーブの実績を持つオスナに期待を寄せていた。ロッテは益田直也がクローザーとして健在だが、後ろに厚みを持たせる狙いがありそうだ。(どら増田)
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スポーツ 2022年06月11日 17時30分
千葉ロッテ 石川歩 投球術を磨き、ルーキーとの相性の良さも発揮、ベテランとしてさらなる進化へ
プロ野球は交流戦も終盤に差し掛かり、ここから本格的な夏場の戦いへと向かう。今季、完全試合やノーヒット・ノーランの記録が生まれるなど、各チームとも先発投手の活躍が目立つシーズンとなっている。特にパ・リーグでは、個人成績上位に防御率1点台の数字が数多く並ぶなど、ハイレベルなピッチングが展開されている。 エース級の顔触れが並ぶ中、千葉ロッテの石川歩も開幕から高いクオリティを見せ続けている一人だ。 6月7日、ホームで行われた中日戦で、今季11度目の先発マウンドに立ち今季5勝目を上げている。6回1/3を投げ計11安打を許すも2失点に止め、ベテランらしいしぶとい投球でドラゴンズ打線に大量点を許さなかった。 この日の登板を終え、防御率は1.81と開幕からの好調を維持、さらにリーグ2位タイ(7日終了時点、以下同)の5個の白星は、すでに昨年の勝利数(6勝)に迫っている。 2回にはノーアウト満塁のピンチも招くなど、今季では珍しく不安定な場面も多かったこの日、目立ったのは、打者を打たせて取るシーンが多かったことだ。2回のピンチも併殺で切り抜けており、ランナーを出しながらも内野ゴロやフライアウトに打ち取っている。一方で、この日の奪三振はゼロと、アウトは全て打たせて取ったものとなった。 今シーズン、「奪三振の少なさ」は石川の大きな特徴だ。これまで11度の先発マウンドの中での奪三振数30個は、パ・リーグ規定投球回到達者の中で最も少ない数字。リーグ屈指の防御率を記録するなど近年にない好調ぶりは、無理に三振を狙わずに打たせてアウトを獲る投球術に磨きをかけた結果でもあるだろう。 また、コンビを組む捕手・松川虎生も今季のピッチングを支える存在だ。自身三度目となる開幕投手に抜擢された3月25日の東北楽天とのオ-プニングゲームで、マスクを被ったのは松川。ルーキーのデビュー戦でバッテリーを組み、7回4安打無失点で見事な勝利を収めたことで、その後も女房役として起用されている。34歳のベテランも、新人のサインに首を振ることなく投げ込んでいる姿からは、互いの信頼関係の強さが感じられる。 ロッテでは「令和の怪物」佐々木朗希の飛躍もあり、チーム全体で若手の台頭が著しい。その中でも、円熟味を増した背番号12の姿はより頼もしさを感じる。さらに進化を遂げるベテラン・石川歩のピッチングに今後も注目だ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年06月11日 11時00分
「顔が侮辱行為」オリックス選手の退場理由にファン激怒 DeNA戦で物議の秋村審判、批判受けた過去にも
5日に行われ、DeNAが「5-6」で敗れた楽天戦。試合結果以上に話題となったのが、この日球審を務めた秋村謙宏審判の態度だった。 秋村審判は6回表1死一塁、相手選手と接触したDeNA・嶺井博希や三浦大輔監督による守備妨害アピールを退けた後、この判定について場内アナウンスで説明。この際に時折言葉に詰まった上、そのことに苦笑いを浮かべながらで説明を行ったため、ネット上には「判定内容も態度もムカつく、馬鹿にしてんのか」、「この秋村って審判は昔から言動がよくないよな」と批判が寄せられた。 >>プロ野球、DeNA戦の審判に「馬鹿にしてんのか」怒りの声 疑惑の判定直後の態度が物議、嶺井の主張退けたワケを半笑いで説明?<< 秋村審判が判定を巡る態度や言動でファンから問題視されたのはこれが初めてではない。三塁塁審を務めた2007年9月1日・楽天対西武戦では、楽天先発・ドミンゴに対し1試合4ボーク(プロ野球新記録)を宣告。さらに、「3.2回3失点」で降板する際に自身に向かって右手中指を立てるなど不満をあらわにしてきたドミンゴを侮辱行為で退場処分とした。 退場劇にまで発展した秋村審判のボーク判定だったが、試合後の報道では本人が「野村監督(楽天・野村克也監督)から『ボークを取ったり取らなかったり』と文句を言われたので全部取った」と、野村監督に責任を転嫁するようなコメントを残したことが伝えられる。これを受けネット上に「ノムさんのせいにするのはおかしい」と苦言が相次いだ。 2008年5月17日のオリックス対ロッテ戦では、オリックス選手退場の理由説明が問題視された。「7-12」とオリックス5点ビハインドの9回表。オリックス先頭・ローズが空振り三振を喫した直後、それまでのストライク球の判定が不満だったのか、両手を広げるジェスチャーを交えながら球審の秋村審判に何か言葉を投げかける。すると、秋村審判は即座にローズを侮辱行為による退場処分とし、ローズやコリンズ監督から猛抗議を受けるも覆さなかった。 ローズが何か暴言を吐いたことが原因と思われたこの判定。ただ、試合後の報道では秋村審判が「何か言っていたけど、それは英語で分からない。その時の顔が侮辱行為だと感じた」と言葉の内容は分からないが表情を理由に退場を宣告したと説明したことが報じられ、ファンから批判が殺到した。 2015年4月1日・ロッテ対日本ハム戦では、突然の守備妨害宣告が物議を醸した。「1-4」とロッテ3点ビハインドの6回裏。ロッテは1死二、三塁で今江敏晃が打席に入ったが、今江に初球が投じられた瞬間に二・三走が重盗を成功させる。しかし、これを見た球審の秋村審判は今江が日本ハム捕手に守備妨害を働いたとして重盗無効、今江アウトという判定を下した。 この場面の今江は初球を見送った後に少し後ろに体を動かしたものの、打席内から足は出ておらず捕手とも接触していなかった。そのため、本人や伊東勤監督は猛抗議するも判定は変わらず、伊東監督は試合後も「あれで妨害なら話にならない」と怒り心頭だった。一方、報道によると秋村審判は「打席を出たかどうかは関係ありません。(動きの)見た目で判断しました」と、打席内であっても捕手の送球を邪魔したとの判断と説明したが、ネット上には呆れ声が相次いだ。 5日のDeNA戦でまた1つ悪名高いエピソードが加わった形の秋村審判。球界では審判の態度が物議を醸すこと自体は少なくはないが、これほど失態が目立つのは珍しい部類だといえるだろう。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年06月08日 11時00分
DeNA・今永のノーノー、三浦監督抜きではあり得なかった? 6年前にターニングポイント、快挙達成は“金言”が影響か
セ・パ交流戦でもノーヒットノーランが達成された。DeNA・今永昇太投手が日本ハム戦で“準完全”の快投を演じた(6月7日)。「セ・パ交流戦でも」と言ったのは、3か月連続での記録達成となったからだ。 4月10日に千葉ロッテの佐々木朗希が完全試合を、5月11日にはソフトバンクの東浜巨がノーヒットノーランを記録した。3か月連続での記録達成は1995年以来2度目だ。また、球団としては1970年の当時大洋の鬼頭洋以来52年ぶりのノーヒットノーランだという。 >>DeNA・今永、舞台挨拶で“投げる哲学者”らしいセリフ連発! ファンの前で来季のリベンジを決意<< 「この日、DeNAが負けたら、単独最下位転落もあり得る状況でした。今永はエースとして、それを阻止したい一心でした」(スポーツ紙記者) 興味深かったのは、記録達成の今永をベンチが迎え入れた時。三浦大輔監督と対面すると、今永は涙をこらえ、そのまま指揮官の胸に顔を埋めた。 今永と三浦監督。2016年クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦を思い出した。 ペナントレース優勝の広島とのここまでの対戦成績は1勝2敗。広島は「アドバンテージ1」を持っており、DeNAは後がなかった。その大事な一戦の先発マウンドを任されたのが今永だったが、広島打線の猛攻を食らってしまった。1回6失点である。 「降板後、今永は控え室に座り込み、しばらく動けないでいました」(関係者) その時、今永に歩み寄ったのが、三浦監督だった。 三浦監督は同年9月29日に「引退試合」を行っていた。試合出場の登録はされていなかったが、チームに帯同していた。“投手・三浦”は長年、先発ローテーションを支えてきた先輩として、「エースの心得」を説いたという。 「この悔しさを忘れるな」 CSのような大舞台での悔しさは、大舞台でしか晴らせない。再び大舞台に立つにはどうすれば良いのか…。 「三浦監督は打たれた後、下を向いてベンチに帰ってくるのを嫌います。エースの一挙手一投足がチーム全体に与える影響の大きさを知っているからです」(球界関係者) 記録達成後、今永は“勝敗のポイント”として、2回2アウト後、6番・清宮幸太郎に与えた「四球」を挙げていた。 「今日負けるパターンは、(キーマンは)野村(佑希)選手、清宮選手、今川(優馬)選手。この誰かのホームランが怖いので」 あえて、勝負を避けたような口ぶりだった。 清宮の第一打席で、何か感じるものがあったのだろう。日本ハム打線の出塁はその四球だけ。結果論だが、清宮との勝負を避けていなければ、「完全試合」が達成されていたかもしれない。 「52年ぶりの快挙ですから、横浜の歴史に名を残したと思いますし、これからもっと積み重ねていってくれるピッチャー。頼りにしています」 三浦監督は賛辞を惜しまなかった。 今永はマウンドを下りるとき、足元をならしてベンチに向かう。記録達成後もその所作は変わらなかった。窮地になっても、絶対に表情を変えない。エースの立ち振る舞い、心構えは継承されている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年06月03日 11時00分
ロッテ・佐々木朗希、因縁の巨人へのリベンジは厳しい? 前日練習で露呈した不安要素とは
佐々木朗希対巨人。6月3日、千葉ロッテの予告先発投手は「令和の怪物」だ。その舞台となる東京ドームでそれが発表された時、球場全体がどよめき、拍手も送られた。 巨人・原辰徳監督も試合後(2日)のインタビューで「佐々木対策」について質問されていた。 「その日の試合に直接関係のない質問が出るのは、異例なこと。原監督も読売系列のインタビュアでなければ答えなかったかも」(スポーツ紙記者) 主催チーム側も対佐々木の一戦を盛り上げようとしていたのだろう。 >>ロッテ・佐々木、中6日登板に重大“リスク”アリ? 巨人・阪神戦にぶつける井口監督の思惑は<< しかし、佐々木フィーバーがシーズン終了まで持続できるかどうかは、井口資仁監督の采配次第となってきた。 「千葉ロッテはパ・リーグ5位。最下位の日本ハムとのゲーム差も1・5まで縮まってきました。クライマックスシリーズにも進出できなければ、ファンの注目はほかに移ってしまいます」(球界関係者) 交流戦に向け、佐々木攻略法を探る偵察部隊を送ったのは、阪神、巨人、DeNAだけ。「対戦の可能性のある3球団」に制限されるのは当然だが、こんな情報も聞かれた。 「佐々木は、先週金曜日・5月27日の対阪神戦で投げていますが、巨人、DeNAは2回目の偵察を見送ったとも聞いています。セの上位チームも、今のところ、下位低迷の千葉ロッテは日本シリーズで対戦する可能性が低いので、佐々木はノーマークです」(前出・同) ならば、こんな見方もできる。千葉ロッテの中盤戦以降の巻き返しに期待したいが、ノーマークに近い佐々木が、巨人、DeNAに“快投”を演じる可能性はむしろ高まったのではないだろうか。 当の佐々木だが、予告先発が発表された2日は、チームに帯同して、神宮球場やその周辺の施設で調整を行っていた。 キャッチボールに時間を割く前日の調整ぶりはいつも通りだが、「ちょっと緊張している」との声も聞かれた。 「阪神戦は千葉ロッテ主催ゲームだったので、指名打者制でしたが、巨人戦は違います。打席に立つことになりますから」(チーム関係者) バント練習も行っていたが、打撃に関する不安はちょっと深刻だ。 「一応、打撃練習もさせてみたんですが、途中で左(打席)に変えてみたり…」(同) 佐々木は右投げ右打ちだ。大船渡高校時代、バッティングが苦手そうな雰囲気はなかったが? 途中で左打ちを試したのは、本来の右打席で打てず、テストしてみようと思ったからだ。右で打てないヤツが左で打てるはずがない。 「佐々木は今年のオープン戦で(3月18日)、巨人相手に投げています。5回途中5失点でKO。四球を連発した後、岡本和真に一発を打たれています」(ベテラン記者) その舞台も東京ドームだった。佐々木が緊張気味な理由はこの辺にもあるようだ。 巨人打線にリベンジを果たせば、チームも勢いづく。シーズン終盤まで主役であり続けるためにも、好投しなければならない。まずは岡本との第一打席に注目だ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月27日 20時30分
広島・佐々岡監督が九里を酷評、批判の声も「使った方が悪い」 物議醸すワケは対戦相手にアリ?
26日に行われ、広島が「3-6」で敗れたロッテ戦。先発登板した広島のプロ9年目・30歳の九里亜蓮に対する佐々岡真司監督のコメントがネット上で物議を醸している。 九里はこの日序盤3イニングで3失点と不安定な立ち上がりを見せるも、4回表は無失点に抑え立ち直ったかに思われた。しかし、「3-3」の同点で迎えた5回表、先頭・中村奨吾への四球から1死一、三塁のピンチを招くと、レアード、角中勝也に連続タイムリーを浴び降板。「4.1回6失点(自責5)・被安打8・四球2」と今季初めて5回を投げ切れずに敗戦投手となった。 >>広島・九里、ベンチで地団太を踏み激怒? 真顔の助っ人に批判のワケは、降板直後の一場面が物議<< 試合を作ることができなかった九里について、佐々岡監督は試合後に応じた取材の中で「追いついてもらって、さぁ、というところで(崩れた)。しかもストレート(の四球)。球数も多くなって、リズムも悪い」とコメント。直前の4回裏に味方打線が同点に追いつくなど、試合後半に向けいい流れが来ていた中それをつぶしてしまったと酷評した。 佐々岡監督のコメントを受け、ネット上には「同点追いついて反攻ムードが盛り上がった直後に炎上したのは本当に酷かった」、「せっかく援護したのにまたすぐに点取られてたら野手としてもやってられないよね」、「四球からズルズル崩れたのも自爆したみたいで印象が悪い」と同調の声が寄せられた。 一方、「今日に関しては九里を使った方が悪いだろ」、「相性悪いロッテにぶつけるからこういうことになるんだ」、「九里はロッテが大の苦手なんだし、最初から投げさせなければよかったのでは?」と、先発起用自体に問題があったのではと指摘するコメントも多数見られた。 「九里はプロ入りした2014年から昨季までロッテ相手に5登板していますが、通算成績は『0勝2敗・防御率7.88』とかなり打ち込まれており、3年ぶりの対戦となった今回も攻略を許しました。ただ、ロッテは前回対戦から野手陣の顔ぶれが大きく変わっている上、九里自身も26日試合前時点で今季防御率『2.26』と安定した数字を残していたことから佐々岡監督は起用を決断したものと思われます。また、そろそろ苦手意識を払しょくしてほしいという思いも当然あったでしょう。それでも、相性の悪さを重く見て最初から起用は回避するべきだったのではと考えているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 九里の後を受けた4投手(薮田和樹、ターリー、松本竜也、ケムナ誠)は全員無失点だったため、九里の背信投球がなければ勝機は十分だったといえる広島。試合後、九里は「早い回で降りてしまったので、中継ぎの投手に本当に申し訳ないと思います」と反省の弁を口にしたことが伝えられている。文 / 柴田雅人
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