なお、当日は地域振興活動の一環として「ALL for CHIBA成田市」のイベントが開催され、「成田市」の市名入りロゴが右袖に掲出されたCHIBAユニホームを着用するとのこと。また、千葉ロッテマリーンズと順天堂大学は医療面・コンディショニング面における提携を結んでおり、今回、橋本選手の始球式が決定した。
橋本選手は、順天堂大学スポーツ健康科学部2年。千葉県成田市出身。2人の兄の影響で6歳で体操を始める。2019年の世界選手権に高校3年生で初出場し、団体銅メダル、種目別鉄棒4位。東京五輪では団体銀メダル、個人総合金メダル、種目別鉄棒金メダルを獲得した。手足の先まで伸びた美しい演技が持ち味で、得意種目は、跳馬、あん馬、鉄棒。日本体操界のレジェンドである内村航平選手に憧れており、内村選手に続く体操界の新星として、期待も高い。
橋本選手は「初めまして。東京オリンピック男子体操競技日本代表、順天堂大学の橋本大輝です。この度大変光栄な事に、始球式をさせていただけるという事でとても嬉しく思います!!ストライクゾーンにボールが行くように頑張ります!!!」とやる気満々な様子。
メダリストでは、オリックスも9月19日(大阪・京セラドーム大阪、対埼玉西武戦)の特別始球式に、東京五輪スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛選手が登板することが決まっており、橋本選手も同じ金メダリストとして、体操同様、美しいフォームで負けられないピッチングを披露したいところだ。
28日からの3連戦は、優勝争いを繰り広げているロッテとオリックスにとって、天王山になる可能性も高く、橋本選手のピッチングがチームに勢いを与えられるのか注目したい。
(どら増田 / 写真・球団提供)