>>ロッテ・鳥谷、今季限りでチームから追放? 突然のベテラン野手獲得で憶測の声「使う余地は無くなる」<<
注目が集まったのは、「3-1」とロッテ2点リードの4回表にマーティンが見せた振る舞い。この回ロッテはオリックス先発のプロ2年目・20歳の宮城大弥を攻め、無死一、二塁のチャンスを作り1死後にマーティンが打席に入る。しかし、マーティンは宮城がカウント「2-2」から投じた5球目のチェンジアップに全く反応できず見逃し三振を奪われてしまった。
この直後、マーティンは三塁側の自軍ベンチへ戻ろうと一歩踏み出すと同時に、マウンド上の宮城に対し笑顔でサムズアップのジェスチャーを送る。この振る舞いを受けた宮城は、右手を帽子に当てながらマーティンへ会釈を返した。
マーティンの振る舞いを受け、ネット上には「マーティンめっちゃ笑顔で宮城くん褒めてる、三振後にこんなことするのは初めて見た」、「『今のはやられたぜ』って感じのニコニコっぷりで見てるこっちもほっこりする」、「ちゃんと会釈返した宮城も礼儀正しくて好感が持てるな、どちらもナイスガイ過ぎる」といった反応が寄せられている。
同時に、「マーティンは宮城と特に仲いいとは聞かないが、なんで堂々と褒めたんだろうか」、「試合序盤に宮城から二塁打打ってるから、その分相手を褒めれるような心の余裕があったのかもしれない」、「得意にして宮城から完璧な三振奪われたから、『成長してるじゃないか』って思いも込めてジェスチャーを送ったのか?」と、宮城にジェスチャーを送った背景を推測するコメントも複数挙がった。
「同戦のマーティンは1回表1死二、三塁で迎えた第1打席で、宮城から先制の2点タイムリー二塁打を放っています。試合開始直後にいきなり結果を残したことが、その後の見逃し三振を笑顔で受け入れられるほどの心の余裕をもたらしたのではとみているファンは少なくないようです。なお、マーティンは宮城と特に親交があるわけではありませんが、今季の対戦成績は第3打席前時点で『.429・1本・5打点』と好相性。その宮城が裏をかいた球で見逃し三振を奪ってきたことで、素直にリスペクトの念を抱いたのではという見方もされています」(野球ライター)
宮城が「5回3失点・被安打8・四球4」で降板したため、7日の対戦は見逃し三振を奪われた第3打席が最後となったマーティン。次に宮城とぶつかるのは28~30日に予定される対オリックス3連戦のいずれかになるとみられるが、次回対戦でどのような振る舞いを見せるかも注目の的となりそうだ。
文 / 柴田雅人