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ロッテ、16年振りペナント制覇はレアード次第? 低迷が続く長距離砲に求められる役割とは

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 スポーツに沸いた夏が過ぎ、プロ野球のペナントレースも中盤から終盤へと向かう。熾烈を極めてくるであろう優勝争いの中、今年もしぶとさを見せているのは千葉ロッテマリーンズだ。そのチームの中心にいるのはブランドン・レアード。千葉ロッテのユニフォームを纏い3シーズン目の今季も、助っ人としての頼もしさを存分に発揮し、打線の中軸を担っている。

 昨年はシーズン途中に腰の治療により離脱、僅か39試合の出場に留まる。チームは2位でクライマックスシリーズを戦ったものの、そこにはレアードの姿は無かった。特にソフトバンクホークスにはシーズン成績で勝ち越すなど、中盤までは優勝争いを繰り広げていた中での主砲不在は、大きな痛手となった。

 今季は腰の手術明けのシーズンだったものの、開幕から2カード目の楽天戦で戦線に復帰、その後は怪我以前同様、チームを支える存在となっている。

 もはや球界全体でお馴染みとなっているスシポーズは年々「進化」を遂げ、プレー以外でもファンの期待を裏切らない。2年振りの出場となったオールスターでは「感触も良く手ごたえ十分だった」という会心のスイングで球宴の舞台で初めてのアーチを記録、もちろん握りでの「腕前」も披露している。

 順調にシーズンを送るレアードにとって、秋へ向けての戦いは正念場を迎える。本塁打ダービーでも上位につけるなど長打力は健在ながらも、夏場での打率の低迷が目につく。貯金を重ねるチームとは裏腹に7月が.182、8月も.207と、レアード個人の成績がもう一つであることが歯がゆい。また、西武、日本ハムには1割台に抑えられているなど、やや苦手意識を植え付けられている印象も拭えない。
その打棒で周囲を盛り上げ、勢いづける役割としてはリーグを越えNPB屈指の存在と言えるだけに、16年振りのペナント制覇の為にはレアードのパフォーマンスは維持しなければならない。

 千葉ロッテナインの中では数少ない、リーグ優勝、そして日本一(2016年、北海道日本ハム在籍時)を知るプレイヤーであるだけに、9月以降がさらに真価が問われる時期となるだろう。同じく外国籍で実績のあるマーティンと共に、若手の台頭が目立つ打線を牽引する重責も背負う。優勝、そして個人タイトルも狙える位置につけ、ファンを魅了してやまない助っ人レアードがここからどれだけ光り輝くかによって、2021シーズンの千葉ロッテの行方が決定付けられる。(佐藤文孝)

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