プロ野球
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スポーツ 2020年09月06日 17時00分
広島捕手がまさかの方法で二塁進塁を阻止! 敵軍監督は大爆笑、“ダメ元”の判断が生んだ前代未聞の珍プレー
1日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ対西武の一戦。試合は「9-1」で西武が勝利したが、同戦で起こった珍事がネット上のファンの間で話題を集めた。 珍事が起こったのは、「8-0」と西武8点リードで迎えた6回表2死三塁の場面でのプレー。この場面で打席に立った西武・山川穂高に対し、ロッテの2番手・永野将司はカウント「2-2」からフォークを投球するもワンバウンドのボールに。これをロッテ捕手・佐藤都志也が取りこぼし、ボールはバッターボックス上の白線の上を転がった。 すると、ボールと白線が同じ色だったためか、佐藤はすぐそばにあるボールを見失いあたりをキョロキョロ。打席の山川も「え?何?」と言わんばかりに佐藤を見ていたが、5秒ほど後に無事にボールを発見し事なきを得た。 相手打者からも不思議そうに見られていた佐藤の姿に、ネット上には「ボール見失って焦ってる佐藤くんかわいい」、「山川もちょっと困惑してて草」といった反応が多数寄せられた。一部では「石原の珍プレーを思い出すな」、「砂をつかんでたら完全に石原の再来だったな」といったコメントも見られた。 コメントで挙がっている石原は、広島に所属する捕手・石原慶幸。今シーズンでプロ19年目を迎えた40歳のベテラン捕手だが、過去に捕球し損ねたボールを見失った際のプレーが話題を集めたことがある。 >>広島・達川元監督がコーチに「相当反省しなきゃ」 阪神・ボーアの“拙守”にファン・OBから苦言、バッテリーにも「不用意」と批判<< 2013年5月7日、マツダスタジアムで行われた広島対DeNAの一戦。当時プロ12年目・33歳の石原は、同戦に「8番・捕手」でスタメン出場。バッテリーを組んだ先発・前田健太(現ツインズ)が「5回4失点」と守備では苦戦したが、打撃では5回に石原がDeNA先発・井納翔一から2号ソロを放つなど活躍を見せていた。 事件が起こったのは、「4-1」とDeNA3点リードで迎えた6回表2死一塁。打席に立っていた井納に対し広島の2番手・久本祐一はカウント「1-0」から直球を投じたが、ボールゾーンに外れたこの球を石原は取りこぼしてしまう。さらに、石原はバッターボックスの白線上に転がったボールを見失ってしまった。 この様子を見た一塁ランナーの石川雄洋は、この間に二塁へ進塁しようとスタートを切るそぶりを見せた。すると、ここで石原は足元の砂をつかみ、まるでボールを握ったかのように見せかけて一塁牽制のふりをするというまさかの“演技”を見せる。これにより石川がスタートをためらう間に本塁へ駆け付けた久本がボールを捕球し、石川の二塁進塁は阻止される形となった。 石川をだまそうととっさに砂をつかんだ石原の姿を受け、DeNA・中畑清監督は自軍ベンチ内で大笑い。試合は「7-3」でDeNAが勝利したが、ネット上にも「ボール無いからって砂をつかんだのはめちゃくちゃ笑った」、「結果的に進塁阻止したんだから凄いわ」、「機転を利かせた最高のトリックプレーだ」、「意外と走者から見たら気付かないものなんだな」といった反応が寄せられるなど試合結果以上に話題となった。 石原は後年、この“珍プレー”についてダメ元の判断から生まれたものだと語っている。石原曰く、この時は本当にボールが消滅したように感じたといい、久本が「そこ!そこ!」とボールの行方を指でさしても分からなかったとのこと。その間にスタートしようとする石川を見て「ただで走られるわけにはいかない」とダメ元で砂をつかんだところ、幸運にも相手が勘違いしてくれたという。 今回の佐藤は走者が三塁にいたこともあり、大事には至らなかった。ただ、走者が三塁ではなく一塁、もしくは二塁という状況だったなら、もしかしたら石原ばりの珍プレーが飛び出していたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月06日 11時00分
楽天・涌井、好調の要因は新変化球? 三振量産のプロ16年目、7年ぶりVのキーマンとなるか
9月2日の北海道日本ハムファイターズ戦。11度目の先発登板となった楽天・涌井秀章は6回を投げ、9安打3失点でマウンドを降りている。チームは逆転で勝利を手にしたものの、開幕から8連勝を挙げたベテラン右腕もここ2戦は白星を掴めていない。ただ、新天地で復活を遂げたベテランは、毎試合の様に高いパフォーマンスを発揮している。 日本ハム戦の2回裏、2本の安打を許して1・3塁のピンチを迎えた場面では、左打者・宇佐見真吾を直球とシンカーで追い込むと、最後は外角のストレートで空振り三振に仕留めている。148kmの球速表示以上にも感じられるほど、速さと重みのある速球だった。 また、初回には4番・中田翔に対しても150km近い速球で攻め続け、凡打に打ち取っている。5回には中田がお返しとばかりにそのストレートをバックスクリーンに運ぶが、何れも強気で攻め続ける34歳右腕との、見ごたえのある力勝負だった。 初黒星となった前回登板の8月26日のロッテ戦では、初回から四球でランナーを溜めるなど、立ち上がりでの不安定さが表れるも、3回以降は無安打に抑え、途中4者連続三振を奪うなど、見事な立ち直りを見せる。7回を投げ9奪三振と、ベテランらしい切り替えと力強さを感じさせる投球内容だった。楽天打線が無得点に抑えられたこともあり敗戦投手となったものの、この日も速球、そして変化球が冴え渡っていた。 今季の好調の要因として挙げられているのが、スライダーやシュートなど持ち前の変化球はどれもキレを増した上、新たに習得したシンカーを完全に自分の武器として効果的に駆使していることが明らかだ。加えて、ミットに収まるまで軌道が変わることのない程の威力のストレートが打者の脅威となっている。 マウンド上の佇まいはもちろん、リーグ2位となる奪三振数(71個)が自身の投球回数とほぼ同数(74回 何れも2日終了時)であり、様々な記録上でもさながら本格派投手を思わせるような雰囲気すら感じさせる。 チームがAクラスを維持しており、秋以降も投手陣の中心としての期待が大きくなるだろう。ただ、今シーズンの涌井には、もはや経験から来る「円熟味」という言葉は当てはまりそうもない。その右腕から放たれる速球の球威はさらに増し、打者への気迫も大きくなっていく。2020シーズン、16年目のマウンド上でも、涌井は更なる高みを目指していることを証明し続けている。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年09月05日 11時00分
阪神・藤川が怪力助っ人を挑発! 実は内心ビクビクしていた? 今も語り継がれる伝説の“全球ストレート勝負”
これまで阪神(1999-2012,2016-)、カブス(2013-2014)、レンジャーズ(2015)、四国IL・高知(2015)でプレーし、昨シーズンまで日米通算で「795登板・60勝163ホールド243セーブ・防御率2.13」といった成績を残した阪神の40歳・藤川球児。8月31日、その藤川が今シーズン限りで引退することを球団が発表した。 翌9月1日に会見に臨み、「1年間、体の準備が整わないのはプロとして失格」と引退理由を述べた藤川。身体の至るところが悲鳴を上げ、8月13日に一軍登録を抹消された原因である右上肢のコンディション不良は手術が必要なレベルとも伝えられているが、「まだあと2カ月ありますから。気合入れて頑張りますよ」と最後まで全力を尽くすことを表明してもいる。 >>阪神・藤川、シーズン中に引退表明したワケ 昨オフの意味深な発言、球団の思惑も去就に影響か<< 「分かっていても打てない」と称されるほどの伸びのあるストレートを武器に、セットアッパー、守護神として活躍してきた藤川の引退を受け、ネット上にはその決断を惜しむ声が数多く寄せられた。一方、一部では「藤川と言えばオールスターでのカブレラとの直球勝負が印象深い」、「カブレラ相手の全球ストレート勝負は当時見てて痺れたなあ」といったコメントも見られた。 プロ入りから昨シーズンまでに、計9回オールスターに選出されている藤川。2006年オールスターでは、コメントで挙がっている助っ人打者・カブレラ(元西武他)と今も語り継がれる名勝負を演じている。 2006年7月21日、神宮球場で行われたオールスター第1戦。初選出となった前年に続き2年連続で選出された当時26歳の藤川は、「3-1」とセ・リーグ2点リードの9回表に登板。先頭打者にいきなり当時のシーズン本塁打日本記録(55本)保持者である西武・カブレラを迎えた。 すると、藤川は打席に入ったカブレラに対しストレートの握りを見せ、全球ストレートで勝負すると宣戦布告。これを受けたカブレラは最初けげんな表情を浮かべていたが、直後に藤川が捕手のミットを真っすぐ指さすジェスチャーをすると意図を理解しニヤリ。「よし来い!」と言わんばかりに上体を大きくそらしバットを構えた。 注目の初球、藤川のストレートは内角に外れるも153キロを記録し球場はどよめきに包まれる。その後2球目は153キロを外角に、3球目は151キロを真ん中高めにそれぞれ投げ込み、いずれもカブレラから空振りを奪った。 そして、1ボール2ストライクと追い込んだ4球目、藤川は153キロを内角高めに全力投球。カブレラも渾身の力でフルスイングしたがバットは空を切り、力と力の勝負は藤川が空振り三振を奪う形で決着。一度もバットに当てさせなかった藤川の投球に球場からは大歓声が沸き起こった。 ファンを熱狂させる名勝負を演じた藤川だが、「3-1」でセ・リーグが勝利した試合後に「(パフォーマンスは)イマイチだった」と意外にも本調子ではなかったとコメント。また、「外国人選手だから怒るかなと思った」と、内心びくびくしながらカブレラに全球ストレート勝負を挑んだことも告白している。 「今シーズンがプロ22年目の藤川はこの他にも数々の強打者と名勝負を演じていますが、カブレラとの対戦が真っ先に挙げられるのは力と力のぶつかり合いという構図が印象深かったからでしょう。当時の藤川は前年に最優秀中継ぎ(46ホールド)のタイトルを獲得し、同年も防御率0点台でホールドを量産するなどセ・リーグで一番のセットアッパーとも呼ばれていた時期。一方、カブレラも2005年までのNPB5年間で215本塁打(年平均43本)をマークし、2005年には本拠地であるインボイス西武ドームで推定180メートルともいわれる超特大本塁打を放つなどパ・リーグ最強打者として名をはせていました。その両名が全プロ野球ファンの注目が集まるオールスターの舞台でオール直球勝負を演じたということが、他の追随を許さないほど一番の名勝負として挙げられている理由なのでしょう」(野球ライター) 今回取り上げたオールスターをはじめ、剛速球で数多くのファンを魅了してきた藤川。今シーズンの阪神は既に残り60試合を切っているが、全日程終了までに一軍に復帰し最後の勇姿をファンに見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月04日 20時30分
巨人・田口に「クオリティ高い」「馬鹿にしてんのか」賛否の声 吉川・丸・亀井…試合中の同僚モノマネが物議
3日に行われた巨人対DeNAの一戦。試合は「13-4」で巨人が勝利したが、同戦で巨人・田口麗斗が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<< 問題となったのは、「13-1」と巨人12点リードで迎えた6回裏1死一、二塁でのプレー。ここで第4打席を迎えた田口だが、この打席ではそれまでの打席で見られた普段のバッティングフォームではなく、同僚の吉川尚輝、丸佳浩、亀井善行と酷似したフォームをそれぞれ披露した。 具体的には初球がバットを垂直に立てたフォーム、2球目から4球目がバットを寝かせて右足を後ろに開いたフォーム、そして5球目がバットを揺らしながら構えるフォームという順番だった。 田口は打席内で一度もバットを振らず見逃し三振に倒れるが、ベンチに下がった後声をかけてきた吉川に対し満面の笑み。また、田口から見て左斜め前に座っていたウィーラーも、ニヤリとした表情で田口を見ていた。 打席内で次々にフォームが変わった田口の姿に、ネット上には「これ絶対にモノマネしてるよな(笑)」、「吉川に突っ込まれてるところみると本当にモノマネしてたっぽいな」、「割とクオリティ高いのが笑える」といった反応が多数寄せられている。 一方、DeNAファンからは「大差ついてるからって余裕こきすぎだろ、馬鹿にしてんのか」、「練習中とかにやるならいいんだけど、試合中にやるのは相手をおちょくってるとしか思えない」といった批判も複数挙がった。 「今回話題になっている田口は、これまでにも球団が手掛ける公式ユーチューブチャンネルが投稿した動画などでたびたび同僚のモノマネを披露している選手。中には動きを大げさに誇張したものもありますが総じてクオリティが高く、動画内ではチームを率いる原辰徳監督が『似てる!』と評価する場面もあります。今回のモノマネもクオリティとしてはなかなかのものでしたが、巨人が大差をつけている状況だったため一部DeNAファンからは侮辱行為と捉えられているようですね」(野球ライター) 試合後の報道では、今回のモノマネについての田口のコメントは特に伝えられていない。本人的にはベンチを盛り上げようという気持ちだったのかもしれないが、気分を害したファンも少なからずいたようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月04日 19時30分
中日・福谷が好投にも関わらず号泣! 降板直後の姿にファン驚愕「意識高すぎる」、与田監督は「よく頑張ってくれた」
3日に行われた中日対広島の一戦。試合は「6-0」で中日が勝利したが、試合結果以上に話題となったのが中日・福谷浩司の号泣だった。 同戦の福谷は7回まで広島打線を5安打無失点に抑える好投を見せていたが、8回に連打を浴び1死一、二塁のピンチに。ここで打席に立った鈴木誠也に4球目を投じた際に足をかばうような仕草を見せ、与田剛監督も状態確認のためマウンドに足を運んだが、福谷は続投を志願し鈴木を空振り三振に打ち取った。 ただ、与田監督はこれ以上は危険と判断したのか、鈴木を打ち取ったところで福谷の交代を決断。すると、福谷は帽子で顔を隠し涙を流しながら自軍ベンチへ下がり、ベンチ内でもしばらくうなだれたまま号泣。後を受けた中継ぎ陣が無失点に抑えたため「7.2回無失点・被安打7・1四球・8奪三振」で3勝目を挙げたが、試合後のヒーローインタビューでは「悔しかったのが一番。情けない姿を見せてしまった」と最後まで投げ切れなかった悔しさを口にしていた。 >>「大野をなぜ巨人に当てなかったのか」田尾元監督が中日首脳陣に苦言 巨人包囲網を提唱、「他4球団が頼りにならない」と反論も<< 福谷の姿に、ネット上では「好投したのに涙流して反省って意識高すぎる」、「打たれて号泣なら分かるが、抑えて号泣っていうのはなんか不思議」、「昨シーズンの不振を考えると十分過ぎるほどやってくれたと思うけどなあ」、「今日は打って投げての大活躍だったから、もっと胸を張ってもいいと思う」と驚く反応が多数寄せられている。 「2013年にプロ入りした29歳の福谷は当初セットアッパーや抑えを務めていましたが、昨シーズンから先発に転向した選手。ただ、昨シーズンは右肩痛や椎間板ヘルニアといった怪我の影響で、一軍登板がわずか1試合のみと結果を残すことができませんでした。しかし、今シーズンは同戦を含め『3勝2敗・防御率2.89・33奪三振』と安定した投球を見せている上、同戦ではプロ初安打を含む『2安打・1打点』とバットでもチームに貢献しています。称賛に値する働きを見せたことは明白なのですが、それでもなお悔しさをあらわにする姿に驚いたファンも少なくないようですね」(野球ライター) 試合後、与田監督からは「よく頑張ってくれた。先発ローテの柱になっている」とねぎらわれている福谷。今回は惜しくも逃したが、自身初の完投・完封を達成する日もそう遠くないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年09月04日 17時00分
ヤクルト・マクガフに「とんでもないボーンヘッド」ファン激怒 元阪神・高橋氏は捕手の責任を指摘「投手に確認してたかな?」
3日に行われたヤクルト対阪神の一戦。試合は「4-3」で阪神が勝利したが、同戦で登板したヤクルトの助っ人右腕・マクガフのプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-2」とヤクルト1点リードの7回裏に飛び出たプレー。この回、ヤクルトは2番手・高橋奎二が1死一、三塁のピンチを招いたところで3番手にマクガフを起用。マクガフは代打で登場した中谷将大を空振り三振に。次打者の近本光司に2球目を投じた際に一塁走者に二盗を許すも、近本を打ち取ればピンチ脱出という状況だった。 ところが、マクガフはカウント「2-1」から4球目を投じる前、なぜか誰も走者がいない無人の一塁へ牽制球を投じる。一塁手・坂口智隆は当然ベースに入っておらず、マクガフのボールは悪送球となり一塁ファールグラウンドを転々。この間に2者が生還したことでヤクルトは「3-4」と逆転を許し、そのまま試合にも敗れてしまった。 >>ヤクルト捕手が「なに走っとんねんコラ!」と激怒! 連続死球で報復し退場、“不文律破り”が招いた乱闘劇<< 敗戦につながった予想外のプレーを受け、ネット上には「は?何で一塁に投げた?」、「直前に二盗されたこと失念してたのか?」、「無人の塁に牽制なんて初めて見た、とんでもないボーンヘッドだ」、「こんな訳分からんミスで負けるとは思わなかった」といった声が数多く寄せられている。 一方、同日に自身の公式ツイッターに投稿した元阪神・高橋聡文氏は「キャッチャーがしっかり投手に確認してたかな?」と、マクガフだけでなく捕手・西田明央にも責任があると指摘している。高橋氏によると、右投手は一塁走者の動きが視界に入らないため、捕手が二塁に投げるそぶりを見せなければ盗塁を許したことに気づかない時があるという。 実際、西田は二盗を許した際に重盗を警戒してか三塁に目線をやる一方、二塁には投げるそぶりを見せなかった。高橋氏はこれがマクガフのミスを招いたのではと主張しており、ファンからはこれに同調するリプライが多数寄せられている。 試合後、ヤクルト・高津臣吾監督が「俺にもよく分からない。マクガフ本人に聞いてほしい」と呆れ果てたことが伝えられているマクガフのミス。このコメントを受け、一部では「懲罰降格もあるのでは」とマクガフの二軍行きを予想するコメントも挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋聡文氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/akifumi0529
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スポーツ 2020年09月04日 11時45分
阪神・矢野監督、ベンチにスアレスを入れなかった真意 選手も直前まで知らされていなかった?
この大敗は、他球団にもダメージを与えていた(9月3日)。甲子園球場でこんなシーンが見られた。2回裏の阪神の攻撃が終わったところで、センターバックスクリーンに他球場の途中経過が映し出されるのが恒例だが、巨人対DeNAのスコアは「13対1」。この大差にスタンドがざわついた。攻守交代でグラウンドに向かう阪神ナインは一瞬、何が起きたのか分からず、顔を見合わせた。対戦チームの東京ヤクルトナインも“巨人圧勝”に気づいたが、両チームとも、暫くはダンマリといった雰囲気だった。 「巨人はこの後、阪神、中日と敵地での連戦が続きます。マジックナンバー点灯を阻止できるかどうかは、阪神次第となりました。翌日から対戦するチームがワンサイドで勝っていると聞いたら、イヤな気持ちにもなりますよ。DeNAに対し、もうちょっと頑張ってくれたらの心境だったと思います」(スポーツ紙記者) 同日の阪神はヤクルトのリリーフ投手、マクガフが走者のいない一塁へけん制球を投じる凡ミスで勝ちを拾った。 >>広島・達川元監督がコーチに「相当反省しなきゃ」 阪神・ボーアの“拙守”にファン・OBから苦言、バッテリーにも「不用意」と批判<< 「矢野監督はゲームセットの瞬間まで祈るような気持ちだったはず」(球界関係者) 1点リードの9回表、クローザーとしてマウンドに上ったのは、スアレスではなく、岩崎優だった。 試合後の共同インタビューで、矢野監督はこう語っていた。 「今日、(スアレスは)ベンチに入れてなかったのでね。登板がかなり多くなっていましたし、ベンチにいるとどうしても僕も使いたくなるんで。今日は帰れ、と。そういうことで…」 試合出場登録のメンバー表にはスアレスの名前があった。登板過多となっているので、リフレッシュ休暇を与えたというわけだ。その選択は決して間違っていないが、こんな指摘も聞かれた。 「岩崎がクローザーとして登板することは、直前に知らされたようです。スアレスを休ませるつもりでいたのなら、岩崎や他リリーバーにも事前に伝えておけば、彼らの精神的負担も違ったのでは?」(前出・同) 岩崎は先頭打者にヒットを許し、四球も出している。一打同点という場面まで陥っただけに、「事前通達」の意見も間違いではないだろう。投手出身のプロ野球解説者がこう続ける。 「原監督も登板過多のリリーフ投手を、やはり試合出場登録しているのに、ベンチ入りさせずに帰らせたことが何度かありました。第二期政権で、セットアッパーの山口鉄也(現コーチ)に対し、そういう配慮をしたことが何度かありました」 スアレスを休ませたということは、翌4日からの巨人戦に向けて万全を期すためだろう。原采配を模倣したとは思わないが、共同インタビューで「スアレス温存の意図」が知らされるなり、「そう言えば…」の声は記者団から漏れていた。ベンチに待機させたまま登板させない選択肢もあったわけだが、「スアレスがいたら使いたくなるから」の矢野監督の言葉には、“巨人を止めるためなら、なりふり構わず”の決意も秘められていた。 セ・リーグが長い消化試合を送ることになるのか否か、矢野阪神が命運を握っている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年09月03日 19時30分
「大野をなぜ巨人に当てなかったのか」田尾元監督が中日首脳陣に苦言 巨人包囲網を提唱、「他4球団が頼りにならない」と反論も
元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が2日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。中日の左腕エース・大野雄大の起用法に疑問を呈した。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 今回の動画で田尾氏は、2日に行われた巨人対DeNA戦について解説。その話の流れで、中日が大野の登板を当初予定の8月30日巨人戦から9月1日広島戦にずらした件について言及した。 中日が30日の試合(2-3で敗北)で大野を使わず勝野昌慶を起用すると知った際、「ここで勝野か?」と疑問を抱いたという田尾氏。今シーズンのセ・リーグはCSがなく2位以下は日本シリーズ進出のチャンスがないことを踏まえつつ、「今の大野はセ・リーグで一番調子がいい投手。その大野をなぜ1位の巨人に当てなかったのか」と大野のローテをずらした首脳陣に苦言を呈した。 巨人戦を回避し広島戦に登板した大野は、「9回無失点・被安打2・1四球・11奪三振」で完封勝利を飾っている。ただ、田尾氏は「5位のチーム(広島)に勝つよりは、1位のチーム(巨人)に1つでも多く勝っていく(方が大事)」と、優勝争いを考えるなら巨人相手に登板させて勝ちを狙いにいくべきだったと主張した。 中日を含め他5球団が“巨人包囲網”を敷かなければ、ペナントレース後半戦も巨人が首位独走という状態は変わらないという田尾氏。巨人以外の5球団の監督に対し、「巨人にレベルの高い投手を当てるという抵抗を見せてもらいたい」と、足並みをそろえて包囲網を敷くことを願っていた。 この他にも田尾氏は、2日の巨人対DeNA戦で目に留まった選手のプレーや、自身が思う巨人の強さについて動画内で語っている。 今回の動画を受け、ネット上には「確かにCS無いのに下位球団にエースぶつけたのは疑問」、「CSがあるならAクラス狙いって理由が通じるけど今年は無いからなあ」、「巨人からしたらわざわざずらしてくれてラッキーって感じだっただろうな」、「もうシーズン折り返してるから、そろそろ包囲網敷かないとこのまま巨人が優勝してしまうぞ」といった反応が多数寄せられている。 一方、「中日だけが頑張っても無駄なのが現状だからずらすのは仕方ない」、「他4球団が頼りにならないから、中日も『大野ぶつけてもなあ…』って感じになったんじゃない?」といったコメントも複数見受けられた。 「今シーズンの中日は「7勝7敗1分」と巨人と互角に渡り合っていますが、その他の4球団は全て巨人に負け越し中。広島は『5勝6敗1分』とまだマシですが、ヤクルトは『4勝8敗1分』、DeNAは『3勝8敗』、そして阪神は『2勝8敗』とほとんどの球団が巨人に完全にカモにされています。中日だけが巨人包囲網を敷いても効果が薄いことは明白なため、首脳陣も『巨人に当てるだけ無駄、それなら下位球団からしっかり星を取ろう』という考えで大野のローテをずらしたのかもしれませんね」(野球ライター) 中日以外の4球団から貯金16を稼いだ結果、2位阪神に7.5ゲーム差と首位独走中の巨人。他球団がもっと健闘していれば、中日が30日の試合で大野のローテをずらすこともなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA
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スポーツ 2020年09月03日 17時30分
DeNA・オースティン、ファームでやっと復帰! 渇望されるスラッガーのビッグカムバック
ケガにより戦列離脱し、ファームで調整中のタイラー・オースティンが9月2日、ロッテ浦和球場のファーム公式戦で実戦復帰を果たした。3番DHでスタメン出場したオースティンは1回、ランナーをスコアリングポジションに置いたチャンスの場面で、詰まったセンターフライに打ち取られ、2打席目はフルカウントから低めの落ち玉を、3打席目も同じように低めの変化球に手を出し、共に空振り三振の結果となった。 オースティンは開幕から右肘痛でスタメンを外れ、2カード目のドラゴンズ戦から復帰。当初の予定通り3番に座り、鮮烈な4安打デビューを果たし、3戦目には早くも初ホームランもマーク。その後も打率は3割を越え、打点も13と打線の中核を担っていたが、7月10日のタイガース戦でスイングの際に右手人差し指を痛め13日に登録抹消。23日に再登録され期待通りの活躍を見せるも、31日の甲子園でフェンスに激突し首を痛めてしまい、その後の打席でタイムリーヒットを放つなどガッツを見せたことも影響したのか、状態は改善されず、8月5日に再び登録抹消された。 バッティングだけではなく走塁でも全力疾走を怠らず、守備もダイビングキャッチを試みるなどハッスルプレーも魅力の助っ人だが、そのプレースタイルが諸刃の剣となり、結果的には度重なる戦線離脱となってしまっている。 ホセ・ロペスは不調でファームで調整中、ネフタリ・ソトも打球が上がらない状態で、過去二年間打線を引っ張ってきた強力助っ人達も本調子とは程遠い。3人の外国人が並び、超重量打線と恐れられていた開幕直後からのスケールダウン感は否めない状況で、昨日はわずか2安打と元気はない。一昨日にはキープし続けていた2位の座もタイガースに受け渡した。 現在13連戦の真っただ中で、今後も連戦の続く厳しいシーズン。実戦復帰を果たしたばかりでまだ結果も出てはいないが、破壊力抜群の元メジャーリーガーが一日でも早く万全の状態で復帰してくれれば、苦しむ打線の起爆剤としてベイスターズを救ってくれるとファンは信じている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年09月03日 15時30分
ソフトB・工藤監督に「采配ミス」反発の声 併殺を招いたバント指示、試合後の“お咎めなし”にも批判
2日に行われたソフトバンク対オリックスの一戦。試合は「3-3」の引き分けとなったが、ソフトバンク・上林誠知が見せたプレーがネット上のファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-3」と両チーム同点で迎えた延長10回表に飛び出たプレー。この回ソフトバンクは先頭の中村晃がヒットで出塁すると、工藤公康監督はすぐさま上林を代走に起用。続けて、後続の松田宣浩にバントを敢行させたが、松田はオリックス・ディクソンが投じた2球目を小フライにしてしまった。 ところが、上林はディクソンが直接捕球するのか、それとも併殺を狙うためわざとワンバウンド捕球するのか判別できなかったためか一塁への帰塁が遅れてしまう。さらに、ここでスライディングせずに立ったまま帰塁した結果アウトとなり、その後のリクエストでも判定は覆らず。これによりソフトバンクは無死一塁から2死走者なしとなり、結局勝ち越し点を奪うことはできなかった。 >>ソフトB・工藤監督に「今シーズン最低の采配」批判噴出 池田氏も苦言「代え時が遅かった」、不可解な継投策に反発相次ぐ<< 今回のプレーを受け、ネット上には「スライディングして帰塁してたら普通にセーフだっただろ」、「代走で出てきて怠慢走塁するなよ、ちゃんと戻ってればまだチャンスあったかもしれないのに」、「明らかに集中力を欠いてる、一度二軍に落とした方がいい」といった上林への批判が噴出している。 一方、「普段あまりバントしない松田にバントさせたのが悪い」、「松田の通算バント数を考えると、工藤監督の采配ミスともいえる」といった工藤監督への反発も複数見受けられた。 「今回の場面は松田のバント失敗が上林の走塁ミスを招いたという場面ですが、松田は昨シーズンまでのプロ14年間のバント数がわずか『40個』、年平均で『2.86個』とあまりバントをしたことがない選手。上林がここまでパ・リーグ10位タイの盗塁数(7個)をマークしていることを含めると、バントよりもエンドランの方が進塁の期待値は高かったのではと思います。そもそも、どうしてもバントを成功させたいなら松田ではなく、プロ16年間で『82個』、年平均で『5.13個』のバントをマークしている控えの明石健志を代打に送った方が良かったのではとも思いますが…」(野球ライター) 試合後、工藤監督が「誰でも失敗はある。それをとがめることはない」と上林、松田の両名をかばったことが伝えられている。ただ、このコメントに対しても「????責しないのはさすがに甘すぎる」といった批判が寄せられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ
西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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スポーツ
DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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スポーツ
巨人、オフ補強失敗が意外なベテランに影響? 元木ヘッドコーチも期待、若手を差し置いての優先起用もあるか
2020年01月15日 11時57分
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中日・根尾が二軍、ルーキー石川が開幕一軍? 就任2年目のシーズン、与田監督が目論むチーム構想とは
2020年01月14日 11時44分
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ソフトバンク・コラスも復帰絶望か 給料を持ち逃げした選手も、球団との契約を反故にしたお騒がせ助っ人
2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
2020年01月12日 18時00分
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西武・松坂、一軍キャンプ投入は危険? 渡辺GMの意味深発言、昨季未登板の内海とも明暗分かれるか
2020年01月11日 17時30分
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日本ハム・中田も怯える「プロ野球選手寮」 心霊現象の頻発、球団が対応に追われたケースも?
2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分