プロ野球
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スポーツ 2020年08月28日 15時30分
オリックス小林慶祐が、阪神飯田優也と緊急トレード!「ただただ驚いている」
中嶋オリックスが緊急補強に動いた。大型右腕、小林慶祐投手と、阪神の左腕、飯田優也投手の1対1のトレードが成立したと、28日、両球団から発表された。 小林は2016年ドラフト5位で日本生命からオリックスに入団。同期入団にあたる山岡泰輔、黒木優太、山本由伸、澤田圭佑はもちろん、宗佑磨、鈴木優ら年下の後輩からも親しまれるキャラクターとして愛されており、近藤大亮を「兄貴」と慕っている。2017年のデビューイヤーは中継ぎとして活躍。187センチの長身を生かしたピッチングで、連投や回跨ぎも出来るピッチャーとして、先発転向も検討されたが、2018年に血行障害に悩まされ、ルーキーイヤーの35試合を大きく下回る7試合登板に留まり、昨年は20試合に登板したが、成績は振るわなかった。今シーズンは7月18日に一軍登録されると、7試合に登板、防御率4.05の成績を収めたが、8月23日に抹消されている。 小林は「突然のことでしたので、ただただ驚いているというのが今の率直な気持ちです。こうして今の僕があるのもバファローズのおかげですし、バファローズファンのみなさんが暖かい声援を送ってくれたことは決して忘れません。だからこそ、みなさんの期待に応えることが出来なかったことが一番の心残りですし、なによりも悔しいです。ここまで育ててくれたバファローズ、自分を必要としてくれたタイガースへの恩返しは活躍することしかないと思います。ここまで応援してくれた方々の為にも、新天地で新しい“いい姿”を見せられるように頑張ります」とコメント。かなり驚いたようだ。 飯田は2012年育成ドラフトで東京農業大学北海道オホーツク硬式野球部からソフトバンクに入団。 2014年に支配下登録されると、先発で勝利を挙げるが、翌年からは左腕の中継ぎとして起用され、2015年には35試合、2016年には30試合登板するが、2018年シーズン途中で松田遼馬投手とのトレードで、阪神へ移籍。昨年は3年ぶりに開幕一軍を果たすと、同じく3年ぶりに勝ち星も記録したが、今シーズンはまだ一軍昇格はない。 オリックスは、海田智行、山田修義が二軍で調整中で、左腕のリリーフは富山凌雅と齋藤綱記しかいないのが現状だ。飯田が救世主の一人になれるのか注目されるところ。小林も阪神にはオリックスでともにした西勇輝がエースとして活躍しているだけに心強いだろう。さらなる飛躍を期待したい。(どら増田)
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スポーツ 2020年08月28日 11時40分
オリックス・山岡、早期降板は計算通り? 他球団も追随か、中嶋監督代行が仕掛けた“ピギーバック”とは
オリックス・山岡泰輔の復帰登板を見て、思った。これこそ、“中嶋野球”ではないだろうか。 8月27日の福岡ソフトバンク戦、左脇腹の故障で戦線を離脱していた山岡泰輔が約2か月を経て復帰マウンドに登った。3回を投げ、被安打3、失点3。本調子にはほど遠いが、次回登板にも期待の持てる内容だった。試合後、中嶋聡監督代行が言った。 「次回登板? 明日の(山岡の)反応とかを見てから。本人とも相談して」 この山岡の起用法に中嶋代行の野球観が隠されていた。 >>オリックス・西村監督、辞任ではなく“解任”だった? 成績不振だけじゃない、進退を迫られた本当の理由とは<< そもそも、中嶋代行は「育成」を重視する指導者として知られていた。そんな指導者像に確固たる持論を植えつけたのが、日本ハム時代の2016年、サンディエゴ・パドレスへのコーチ留学だった。 当時の中嶋代行はマイナーを巡回し、メジャーリーグの育成システムを学んでいた。日本ハム関係者がこう言う。 「160キロの速球を投げる若手がマイナーに何人かいて、でも、球団はメジャーにすぐに昇格させようとしませんでした。シーズンを通して活躍するスタミナが養われていないとし、マイナーで先発ローテーションをこなすことに専念させていたそうです」 また、「ピギーバック」と呼ばれる投手起用法にも強い衝撃を受けたという。 ピギーバックとは、直訳すると「抱っこする」などの意味になるが、メジャーリーグでは、1試合で先発ピッチャーを2人使うとか、長いイニングを託せるリリーバーをサポート要員にする起用法のことを言う。どういう場面で用いられるかというと、主に先発ピッチャーが故障明けの初登板になる時だ。 そもそも、故障明けの先発ピッチャーには、長いイニングを任せられない。だからサポート要員が必要になるのだが、先発ピッチャーを2人使った場合、故障明けのピッチャーがもしダメでも、もう一人の先発ピッチャーも投げさせているので、ローテーション上の次回登板には影響が出ない。また、ロングリリーバーを使った場合、リリーバーを総動員させることにならないので、戦力の消耗を防ぐことできる。 18年以降、メジャーリーグでは、リリーフタイプのピッチャーを先発させる「オープナー」が有名になったが、このピギーバックは、先発ピッチャーにローテーションをこなす体力を養わせることを重要視するマイナーでは、ずっと以前から用いられていたそうだ。 中嶋代行は故障明けの山岡に対し、60球前後で交代させることを登板前に伝えており、二番手に荒西祐大を起用している。 「荒西は昨季先発ローテーション入りしましたが、結果を出せませんでした。今春キャンプでも先発ローテーションへの返り咲きをめざして頑張ってきたので、ロングリリーフも可能です」(在阪記者) 山岡が左脇腹痛を再発してしまった場合、荒西の次回先発も視野に入れていたのではないだろうか。“中嶋オリックス”がペナントレースの巻き返しに成功したら、「ピギーバック」を模倣するNPB球団も現れそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月27日 19時30分
広島・野間に「学習能力が無い」ファン呆れ 齊藤氏も苦言「無理に狙わなくても」、チャンスを潰す走塁ミスに批判相次ぐ
元横浜で野球解説者の齊藤明雄氏と元楽天監督で野球解説者の田尾安志氏が、共に26日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演。広島のプロ6年目・27歳の野間峻祥のプレーに苦言を呈した。 >>前代未聞のホームランにファン驚愕! 広島・西川も参考に? 巨人・丸が取り入れた「苦肉の策」<< 同日のDeNA戦に「1番・中堅」でスタメン出場した野間は、「4打数2安打」をマークするなど打撃では活躍。しかし、「3-2」と広島1点リードの8回裏、二塁ランナーとして出塁していた1死二塁の場面でDeNA・パットンが投げる前に三盗狙いで塁を飛び出し、挟殺プレーでアウトになる走塁ミスを犯している。 番組に生出演した齊藤氏は、野間のミスについて「3番、4番とクリーンナップに回る(場面)。野間の足ならバットで(本塁に)かえってこれるから、三塁を無理に狙わなくても良かった」と指摘。この場面の広島は3番・堂林翔太、4番・鈴木誠也、5番・松山竜平と打順がクリーンナップに回るため、三盗をしてもしなくても得点の期待値はあまり変わらなかったのではと指摘した。 齊藤氏は続けて、「大事なポイントのところで(選手が)こういうミスをすると、(チームも)上位を狙うのは苦しくなってくる」とコメント。今回のようなミスは試合の流れ、ひいてはチームの順位にも影響を及ぼしかねないと主張した。 番組に電話で生出演した田尾氏は、齊藤氏の後に話を振られた際に「パットンの癖を見抜いていたのだろうが、スタートするタイミングがちょっと早過ぎた」と発言。野間はパットンの投球や牽制を研究していたと推測した上で、スタートを切るタイミングを誤ったのではとした。 両氏が苦言を呈した野間のミスについては、ネット上にも「クリーンナップを迎えた場面なんだから無理して走る必要は無かった」、「ほんと学習能力が無いな、緒方に殴られて問題になったこともあるのに」、「久しぶりのスタメンでこんなミスやってるようじゃ、いくら打ってもレギュラー定着は無いだろうな」、「西川離脱で本人的にはチャンスなんだから、もう少し気合い入れてプレーしてほしい」といった反応が多数寄せられている。 「2014年ドラフトで1位指名を受け広島に入団した27歳の野間は昨シーズンまでに『.259・8本・75打点・256安打・50盗塁』をマークしたものの、今シーズンはここまで代走・守備固めが中心の外野手。外野レギュラーの一角・西川龍馬がコンディション不良で26日に抹消されたことに伴い、同戦で16試合ぶりにスタメン起用されましたが、もったいないミスで批判を浴びる結果になりました。野間はこれまでにも走塁ミスで度々物議を醸しており、昨シーズンにはミスが原因で当時の緒方孝市監督に殴打され球界に波紋が広がったことも記憶に新しいところ。年齢も27歳ともう若手とは呼べない域に達しているため、そろそろ学習しないといつまでもレギュラー定着できず、結果的に今後のキャリアにも悪影響を及ぼす可能性は高いと言わざるを得ません」(野球ライター) 広島は同戦を「4-2」と僅差でものにしたが、試合の流れを相手に明け渡す可能性もあった野間の走塁ミス。西川不在の間に立場を確立するためには、数年来のミスをどう減らしてくかという点も重要になりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月27日 17時30分
DeNA・ロペス、記録ラッシュ目前で二軍調整へ…ラミレス監督も「いいコンディションで帰ってきて欲しい」
ベイスターズの頼れる“DeNA最強助っ人”ホセ・ロペスが26日に登録を抹消された。ラミレス監督からも絶大な信用を得る助っ人は、今まで度々あったスランプの際も一軍で復調を待っていたが、ケガ以外でのファーム行きは初めてと異例の処置だ。 今シーズンは当初から調子が上がらず、ここまで打率.240と低迷。開幕した6月は打率.194で、7月に入り.287と上昇の気配を感じさせたが、8月は.190と再び不調に。特に勝負強い打撃が持ち味ながら、8月の得点圏打率は.188で長打率も.190、OPSは.393と信じられない数字が並んでいる。元来得意にしていたストレートをジャストミート出来ず、対左投手に打率.173、真ん中付近以外は打てず、低めを振って三振のシーンも目立っていた。バッティング面の影響か、連続無失策記録保持者ながら守備面でも精彩を欠く場面も見られ、抹消も仕方なしといったところか。 抹消の理由をラミレス監督は「彼は先発出場して活躍できる選手。代打で途中から出るタイプではない。仮に代打で塁に出ても、足(決して速くない)のこともあるので代走を出すことになり、2人の選手を使うこととなる」と説明。「2軍で試合に出て状態を上げ、10日でベターコンディションに戻してもらえれば、また1軍のスタメンで結果を残してもらえると思う。ポジティブに捉えている」と、前向きな処置であると強調した。 2015年からチームの中核を担い続け、練習中から笑顔を絶やさずモチベーターとしても貴重な存在のロペス。あと1試合で日米通算2000試合出場達成となり、他にもあと22本で日米通算2000本安打、更に日米通算300ホームランに18本と記録ラッシュも目前に迫っている。 36歳になる年齢から「衰えたのか」との周囲の雑音も聞こえてくるが、ファームで指揮官の荒療治に応え、再びお立ち台で「ヤットキタ!」の名言を横浜スタジアムに轟かせて欲しいと切に願う。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2020年08月27日 17時00分
巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず
26日に行われた巨人対ヤクルトの一戦。試合は「12-5」で巨人が勝利したが、同戦で三塁コーチャーを務めた巨人・後藤孝志コーチの行動がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 >>巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出<< 問題となったのは、「2-3」と巨人1点ビハインドの2回表にあった出来事。この回1死二、三塁のチャンスを作った巨人は、モタの三ゴロの際に三塁走者・中島宏之が三本間に挟まれ、結果的に先に三塁に到達していた二塁走者・岸田行倫と三塁ベース上で重なり2人ともヤクルト捕手・中村悠平にタッチされた。 この場合、規定では前を走る走者に塁の占有権が与えられるため中島はセーフ、岸田はアウトとなるが、中島は自身がアウトと勘違いしたのかベースから離れるそぶりを見せる。すると、ここで後藤コーチは背後から中島のユニフォームをつかみ制止。これにより中島はベースにとどまり、試合は2死一、三塁で再開された。 ただ、この光景を受けネット上には、「今の後藤コーチの行為は違反行為じゃないか?」、「帰塁の手助けはルールでダメだから中島はアウトだろ」、「後藤コーチのユニ掴みは肉体的援助に該当すると思うんだけど…」、「何であれアウトにならなかったんだ?特に説明も無いからますます分からん」といった疑問や指摘が噴出している。 「公認野球規則には、ベースコーチが『走者に触れるか、または支えるかして、走者の三塁または一塁への帰塁、あるいはそれらの離塁を、肉体的に援助したと審判員が認めた』場合、走者は守備妨害扱いでアウトになると記載されています。実際、後藤コーチが中島のユニフォームをつかんだ瞬間にヤクルトの三塁手・村上宗隆は指をさしてアピールし、高津臣吾監督も抗議しましたが、審判は後藤コーチの肉体的援助を認めませんでした。審判が認めなかった以上後藤コーチの行為は違反行為には該当しないのでしょうが、“おとがめなし”にモヤモヤしているファンも少なくないようですね」(野球ライター) この直後に坂本勇人に逆転となる2点二塁打を浴び、その後試合にも敗北したヤクルト。もし後藤コーチの行動が違反行為と認められ中島がアウトになっていたら、その後の試合展開も変わっていたのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月27日 11時50分
“ポーカーフェイス”の楽天・涌井、実は意外なキャラクター? 周囲への意味深な言動、史上初記録への原動力となるか
その性格とポーカーフェイスで、損をしているのかもしれない。 開幕から無傷の8連勝中だった楽天・涌井秀章の力投が報われなかった(8月26日)。古巣・千葉ロッテ戦に先発し、7回3安打2失点と力投。しかし、味方打線の援護に恵まれず、ついに黒星がついてしまった。 「試合後の涌井、淡々としていましたね。経験豊富なベテランだから、好投して負けた時もあれば、本調子でないのに味方打線の援護で勝ちを拾ったりと、いろいろなことがあったはず。試合後の質問にも表情一つ変えず、答えていました」(スポーツ紙記者) 前日、同じく開幕から勝ち続けている巨人・菅野が9連勝を飾った。「涌井にも勝ってもらいたい」と思ったファンも大勢いただけに、残念な結果となってしまった。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< とは言え、目下、パ・リーグの勝利数、防御率のトップの涌井。今から最多勝の話をするとはちょっと早いが、8勝1敗の涌井は2位・石川(ソフトバンク)を「2勝差」で離している。今季は120試合制なので、涌井優勢の状況は変わらない。 勝っても負けても淡々としている涌井だが、その印象は20代の頃から変わらない。与えられた責務を寡黙にこなすといった雰囲気だが、キャンプ中、楽天のOBがこんな事を話していた。 「結構、お喋りなんだよね。意外だった」 これは古巣ロッテの関係者から聞いた話なのだが、彼がまだ在籍していた頃、球場スタッフがナイターに備えて炎天下でグラウンド整備をしていたのを見て、かき氷機を控え室にプレゼントしてくれたそうだ。それも、面と向かって「ご苦労様です」とは言わず、「良かったら使ってください」のメモを添えて…。一方で、その多彩な変化球と配球術に魅せられた若手が近づいてくると、照れくさそうにして、離れて行ってしまうそうだ。先の楽天OBの「結構、お喋り」なる証言からすると、人付き合いが苦手というわけではない。ちょっと不器用で、打ち解けるまで時間が掛かるタイプなのかもしれない。 「ソフトバンク打線をノーヒットノーラン寸前まで押さえ込んだ時(8月5日)の第一声が、『ようやく、楽天ファンの皆さんに(自分のことを)覚えてもらったかな、と』でした。口ベタなのでしょう」(ベテラン記者) そんな涌井が担当記者団を前に、繰り返し語っている言葉がある。「こやシン」だ。これは、小山伸一郎投手コーチに教わったシンカーのことで、新たに習得したこの変化球が自分の好調さを支えているという意味。わざわざ、「こやは平仮名、シンはカタカナ」と念押しまでしているそうだ。「こやシン」を浸透させることで、小山コーチへの感謝を表したいのだろう。 “こやシン”効果で、このまま涌井が最多勝タイトルを獲得した場合、「在籍3球団全てで同タイトルを」という記録が生まれる。プロ野球史上初だそうだ。負けても、何故か人を惹き付ける力がある。今年の涌井は、今までとは明らかに違う。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月26日 19時30分
楽天・大久保元監督も「信じられない」 日本ハム助っ人‟暴走“で苦言、西武・高橋にも「無警戒」と批判の声
25日に行われた日本ハム対西武の一戦。試合は「4-3」で日本ハムが勝利したが、同戦に「7番・三塁」で先発した日本ハム・ビヤヌエバのプレーが物議を醸している。 問題となっているのは、「1-0」と日本ハム1点リードの2回表にあったプレー。この回、日本ハムはビヤヌエバの二塁打をきっかけに1死三塁のチャンスを演出。ここで打席の中島卓也が西武先発・高橋光成からスクイズを決め2点目を奪った。 ただ、この際三塁ランナーのビヤヌエバは、高橋がセットに入り左足を上げるか上げないかというタイミングでスタート。結果、打球を高橋が捕球する前にホームインしたが、スクイズ時の三塁ランナーとしてはあまりにも早すぎるスタートだった。 ビヤヌエバの走塁を受け、元巨人・上原浩治氏や元楽天監督・大久保博元氏ら球界OBがSNSやテレビ番組上でコメントしている。上原氏は同日、自身の公式ツイッターに「スタート早過ぎっしょ。もうちょっと遅くてもいい」と投稿。同じ日の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に生出演した大久保氏も番組内で「信じられない」、「ホームスチールかっていうレベル」とコメントするなど、両氏ともスタートを切るタイミングがあまりにも早すぎたと苦言を呈している。 >>楽天・三木谷オーナーに「この組織はおかしい」 田尾元監督が途中解任決定後の裏話を暴露、 球団からは“口止め料”の提示も?<< 今回のプレーについては、ネット上にも「結果的にセーフになっただけで間違いなく暴走だろ」、「中島はバント上手い(2016年にリーグ最多犠打を記録)んだから、そんなに慌てて走る必要は無かった」、「スタート早すぎてスクイズ見破られる危険もあったぞ」、「あれだけ早くスタートされたら中島にも変な重圧がかかりかねない」といった反応が多数寄せられている。 一方、「高橋が無警戒なのが悪い、ビヤヌエバの方全く見てなかっただろ」、「ビヤヌエバの動きは見えてたはずなのに何でボールを外さなかったのか」といった、高橋への指摘や苦言も複数見受けられた。 「今回の場面では、西武の三塁手・中村剛也の守備位置がベースから離れていたため牽制球を投げるのは困難。そのため、高橋はスクイズを阻止するために目で確認するかウエストボールを投げるといった対策を取るべきでした。しかし、スクイズ直前の高橋はビヤヌエバの方に全く視線を向けずに投球を開始。さらに、高橋は右投手のためスタート後のビヤヌエバの動きは手からボールを離すまでに視界に入るにもかかわらず、ボールをストライクゾーンから外すこともしませんでした。これらの点を踏まえ、高橋が警戒を怠ったことが今回のプレーにつながったと考えているファンもいるようですね」(野球ライター) 試合後の報道では西武・辻発彦監督が「もう少し慎重にいかないと」と苦言を呈し、高橋も「もっと警戒しなければいけなかった」と反省していることが伝えられている。物議を醸すビヤヌエバの走塁だが、見方を変えれば相手の隙を完璧についたファインプレーとも言えるのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara
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スポーツ 2020年08月26日 15時30分
巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出
25日に行われたヤクルト対巨人の一戦。試合は「8-4」で巨人が勝利したが、同戦のテレビ中継で解説を務めた元ヤクルト・笘篠賢治氏の発言が物議を醸している。 問題となっているのは、「7-2」と巨人5点リードの8回表に飛び出た発言。この回巨人は無死二塁から大城卓三のタイムリーで8点目を奪った。その後1死一、二塁の場面でダブルスチールを敢行。結果的に点にはつながらなかったが、少しでもリードを広げようと積極的に攻勢を仕掛けた。 しかし、このダブルスチールを見た笘篠氏は「この展開の中で重盗は非常に(疑問)」、「(大差の状況で盗塁はしないというのが)野球界の中の暗黙のルールじゃないけどあるんですよ。(バッテリーも)もう(走者を)フリーにしてるわけですから」と発言。この場面でのダブルスチールは球界の不文律に反していると苦言を呈した。 笘篠氏は続けて、「巨人はあまりそういったところでヤクルトに刺激を与えない方がいい」、「ヤクルトの選手は明日以降、鬼の形相で戦ってきますよ」とコメント。巨人は次戦以降、“掟破り”に奮起したヤクルト相手に厳しい戦いを強いられるのではと推測していた。 >>ヤクルト・小川のノーノーで話題になった“最後の完全試合” 槇原が明かしたまさかの裏話も、長嶋監督を唸らせた26年前の大記録<< 笘篠氏の発言を受け、ネット上には「何が暗黙の了解だ、たかだか6点差が安全圏なわけないだろ」、「ヤクルトの逆転勝利数知らないんだろうな、じゃなかったらこんなこと言えるわけない」、「おかしいのは巨人じゃなくて、くだらない不文律を気にしてるあんたの方だよ」、「真剣にプレーしてる選手に失礼すぎる、もう二度と解説聞きたくない」といった批判が噴出している。 「球界には大差でリードしているチームは、試合後半にバントや盗塁をするのは慎むべきという不文律があります。不文律を破ったチームの選手が報復死球を受けるケースも少なくないので、もしかすると笘篠氏はその点も危惧して苦言を呈したのかもしれません。ただ、10点、15点差ならともかく6点差はまだ勝負が決したといえるような点差ではなく、実際に今シーズンもソフトバンクや楽天が6点差から逆転負けを喫しています。加えて、今シーズンのヤクルトがここまでセ・リーグトップの逆転勝利数(12回)を記録していることも踏まえると、巨人のダブルスチールはそこまでとがめられるほどの作戦では決してないと思うのですが…」(野球ライター) 試合こそひっくり返されなかったが、巨人は9回裏にヤクルトの追い上げにより2点を失っている。こうした経緯を見ても、6点差の状況でのダブルスチールはあながち間違いとは言えないのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年08月26日 11時40分
巨人・菅野、打撃開眼は原監督のおかげ? 昨オフの意味深な発言、他球団選手への影響もあるか
「ピッチャーに打たれすぎ」ではないか? 神宮球場で行われた東京ヤクルト対巨人の一戦は、ピッチャー・菅野智之のバットが僅差のゲーム展開に終止符を打った(8月25日)。そう言えば、同球場で行われた2日前の東京ヤクルト対阪神も、逆転の適時打を放ったのは、ピッチャーの小川泰弘だった。さらに遡れば、巨人対阪神の開幕カードで、西勇輝が先制本塁打を放っている。 指名打者制のないセ・リーグではピッチャーも打席に立つ。しかし、ピッチャーが打席に立った際は「主に送りバント」、2アウトの場合は“バットを振る気配ナシ”でそのまま三振し、次イニングのピッチングに専念するというのが、ファンの見慣れた光景だった。 「菅野は最初から打つ気満々でした。開幕戦で阪神・西に打たれたので、その時の悔しさをバットで晴らすつもりでした」(スポーツ紙記者) 7回表、二死満塁。逆転に成功し、菅野に打席が回ってきた。スタンド席から見た限りでは、ホームベースから少し離れたところに立っていたので、「打つ気満々」とは思えなかった。ヤクルト外野陣も前進守備を敷いていたが、菅野の打球はヤクルトの中堅・山崎の左側を抜け、走者一掃の適時打となってしまった。 「外野手が通常の守備位置に守っていたら、シングルヒットでした」(プロ野球解説者) ピッチャーにトドメの一撃を食らうと、打たれた側はガクンと来る。戦意喪失の感は守っている野手にも伝わり、「今日は、もう負けた」となってしまう。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< 今季、セ・リーグのピッチャーは真剣にバットを振ってくるケースが多い。その理由は昨秋の原辰徳監督にあるようだ。 「セ・リーグも指名打者制を導入すべきという持論を展開しました。交流戦、日本シリーズで『パ・リーグ優勢』が続いており、原監督の発言は関係者に一石を投じるものとなりました。でも、捉えようによっては、ピッチャーが『9番目の野手』の役目を果たしていないとも解釈できます」(前出・同) 原監督は指名打者を加えた打線がより攻撃的になること、そして、「ピッチング専念すること」による投手の成長を語っていた。ピッチャーのバッティングが不甲斐ないとはひと言も言っていない。 「指名打者の導入論を聞いて、ピッチャーの打撃力の不甲斐なさを痛感した関係者もいました。菅野は原監督の話を聞き、打撃力のアップも必要だと思ったのでは」(前出・同) 一般論として、投げる側の投手心理だが、ピッチャーが打席に立つと、「助かった。アウトカウント1つが自動的にもらえる」と解釈する。手抜きのできない場面でも、「長打はない。どうせ打ってもシングルヒット」とナメてかかる。そういった手抜きができないとなれば、セ・リーグの試合は緊張感に満ちたものとなり、「パ高セ低」の現状もいずれ変わっていくだろう。 菅野が走者一掃の適時打を放った後、二塁ベース上でガッツポーズを見せていた。いろいろな意味で菅野の連勝は、セ・リーグに波紋を呼びそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年08月26日 11時00分
オリックス吉田正尚、首位打者争いに「好球必打で球を一球で仕留められる」
オリックスの吉田正尚外野手が、25日現在、打率.372とパ・リーグ首位の成績を収めている。2位はソフトバンクの柳田悠岐外野手で.367とハイレベルな首位打者争いを繰り広げているが、好調の理由について吉田が口を開いた。 「結果だけ見れば打率はいいですけど、ホームランは0なので、そこはいろいろ突き詰めればなりますけど、まあ打率の数字と出塁率はチームに貢献出来てると思います」と現在の成績について、持ち味のホームランが8月に入り1本も出ていないのが不服な様子だったが、この取材に応じた23日の第1打席に8月初となる8号ソロをレフトスタンドに叩き込んでいる。 出塁率は23日現在.477と桁違いの数字をキープ。これに関しては「ボール球の手出しはありますけど、自分が打てると思ったところはしっかりスイング出来ればいいかなと思っているので、やっぱりボール球に手を出して凡打になると、どんどん率も下がると思いますし、好球必打で球を一球で仕留められるようにというのは、心掛けています」と語った。 また最近、第一子が生まれたことに質問が及ぶと、「休みの日しか育児は手伝えてないですけど、家に帰ってから家族がいるのは、癒しとか励みになりますし、1日シンドイ時もありますけど、頑張ろうという気になるのでいいかなと思います」とかなり効果がある様子。夏はよく打つイメージがあるが、「夏はシンドイですよ」とした上で、最後に「(打球の)角度がつかないというのはだいぶ意識してますね。試合だとゴロが…ヒットコース飛んでるからヒットになりますが、本当なら右中間、左中間にライナーでヒットを飛ばしたいですけど、そこはいずれ出るでしょうという思いでやってます」と前を向いていた。25日から福岡で始まったソフトバンクとの3連戦は黒星スタートとなったが、吉田は1安打1四球をマーク。チームを勝利に導くことで、柳田の目の前でさらに差をつけたいところだ。(どら増田)
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西武、一軍キャンプ帯同も「松坂は別メニュー」か 渡辺GMの目論見がメンバー編成から判明?
2020年01月16日 11時30分
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DeNA・倉本寿彦、「周りを気にしている立場ではない」6年目の決意
2020年01月16日 11時00分
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2020年01月15日 11時57分
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2020年01月13日 09時00分
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.350、22本、106打点…メジャー1年目の日本人野手が残した打撃記録、筒香・秋山は更新なるか?
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2020年01月11日 17時30分
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2020年01月11日 11時00分
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阪神、現コーチ陣には存在意義がない? 山本昌待望論が渦巻く春キャンプ、秋に敷かれた“かん口令“も継続か
2020年01月10日 11時40分