プロ野球
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スポーツ 2021年09月07日 11時00分
巨人・中田にベンチ幽閉の危機? 不振に加え迫るライバルの一軍合流、敵コーチが指摘した復調のカギは
新加入、復帰の選手に期待するのも良いが、「中田翔の起用法」を見直してみては? 長期遠征から帰京した巨人・原辰徳監督が、新加入のスコット・ハイネマン、故障離脱中だった梶谷隆幸の両外野手が9月7日からの二軍戦に出場すると伝えた。関係者によれば、「結果に関わらず、両選手とも近く一軍に合流させる」とのこと。丸佳浩外野手の打撃成績が下降気味だっただけに期待も大きそうだが、ここ数日、実際に対戦したチームからは“原監督とは異なる評価”も聞かれた。「一番コワイのは、中田翔」――。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 中田は13試合に出場し、打率1割5分6厘。本塁打1、打点2。移籍前の不振がまだ続いているような印象だ。それでも、他球団が脅威に感じているのは、中田の打撃力だという。 パ・リーグ出身のプロ野球解説者がこう続ける。 「中田は集中力と言うか、期待に応えようとする時、ものスゴイ爆発力を発揮するタイプ。パ・リーグ時代の打点王3回の実績はもちろんですが、岡本やウィーラーの後に中田が続く打線は、対戦投手からすればやはりコワイ」 確かに、巨人戦を迎える前の阪神・井上一樹ヘッドコーチも同じようなことを言っていた。 「メンタル的なものもあると思います。あれだけの大ごとになってしまったんですから。あと、巨人に来て間もないので、遠慮している部分もあるのでは。コワオモテですが、けっこう繊細な一面もあるので」(前出・プロ野球解説者) 中田の繊細な一面は聞かされているが、「試合に出て打てない」という状況が続くと、メンタル的にさらに追い込んでしまうと思っているようだ。時折、スタメンから外すのは、原監督を始めとする首脳陣の配慮だろう。 また、近く一軍合流となるハイネマン、梶谷について、こんな情報も聞かれた。 「ハイネマンは(渉外担当からの)報告よりも肩が強いですね。打撃フォームも良い意味でクセがないというか、左右にコンスタントに打ち分けていました。梶谷は右手の故障中、走り込みをしっかりしていたので、動きも軽快でした」(球界関係者) 不振の丸をスタメンから外し、ハイネマンや梶谷を使うことも十分に考えられるが、ハイネマンは一塁も守れる。状況次第ではポジションが重なる中田の方が、出番がなくなってしまうかもしれない。 9月5日の阪神戦の試合前だった。先に練習を終えた阪神ナインがグラウンドに引き上げる際、藤浪晋太郎が中田を見つけた。 2人は大阪桐蔭高の先輩後輩である。藤浪はマスクをしていたので何を喋ったのか分からなかったが、中田の右手を両手で握り返し、何度も頭を下げた。中田も二言三言返したが、後輩の挨拶に恐縮していたように見受けられた。 前出のパ・リーグ出身のプロ野球解説者は「遠慮している」と言ったが、セ・リーグという新しい環境にまだ馴染めず、オロオロしていたのではないだろうか。巨人が反撃に転じるのは中田に遠慮がなくなった時だとすれば、さほど時間は残っていない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月06日 20時30分
巨人・井納に怒りの声「三軍に落とした方がいい」 阿部二軍監督の一喝も効果ナシ? 背信投球に歯止めがかからないワケは
5日に行われた二軍・巨人対西武の一戦。「3-7」で巨人が敗れたが、試合結果以上に話題となったのが巨人のプロ9年目・35歳の井納翔一の炎上だった。 >>巨人・阿部二軍監督が井納に激怒「全てぶっ壊した」 試合後インタビューでの酷評が物議、炎上KOにファンも嘆き「このままだと2億円がドブ」<< 同戦の井納は「2-3」と巨人1点ビハインドの5回表から2番手として登板。しかし、先頭・金子侑司にいきなり中前打を打たれると、続く川野涼多に四球、鈴木将平に犠打をそれぞれ許し1死二、三塁のピンチを招く。さらに、ここで迎えた渡部健人にフェンス直撃の二塁打を浴び一瞬のうちに2点を失った。 また、井納はこの後も1つ四球を出し2死一、二塁とした後、長谷川信哉、牧野翔矢に連続タイムリーを浴びさらに2失点。この回9人目の打者となった山野辺翔を左飛に打ち取りようやく3アウト目を奪ったが、「1回4失点・被安打4・四球2」と散々な内容でこの回限りで降板となった。 井納の炎上を受け、ネット上には「阿部(慎之助)二軍監督の喝が全く響いてないな、今日も試合をぶっ壊してどうするんだ」、「直近で檄飛ばしても効果無いんじゃ阿部もさすがにお手上げだろ」、「マジでいい加減にしてほしい、登板の度に失点するロートルなんか使い道が無いぞ」、「二軍の枠が無駄だし、いっそのこと三軍に落とした方がいいのでは」といった苦言や批判が寄せられている。 「井納は『2回4失点・被安打5』と打ち込まれ今季7敗目を喫したファームの8月29日・DeNA戦の後、阿部二軍監督から『先発が全て試合をぶっ壊したので(残念)』と酷評された投手。阿部二軍監督は酷評と同時に『本当は二軍で投げるような投手じゃないですし、もうちょっと考え方、攻め方を考えてほしいですね』と今後の奮起を促してもいたのですが、井納は9月1日・ヤクルト戦と同5日・西武戦の2戦合計で『3回5失点・被安打5・四球3』と全く復調の気配を見せていません。29日の試合後は『阿部が喝入れたから次回以降は何か変わるだろ』、『ここまで言われたならさすがに危機感持つのでは』と井納の復調に期待する声もなくはなかったのですが、こうしたファンも今回の背信投球を受け愛想を尽かしつつあるようです。なお、不甲斐ない投球が続いている原因については5日の試合でのストレートの最速が146キロと自己最速より6キロ遅かったことから、年齢による衰えが来ているせいではという見方もされています」(野球ライター) 5日終了時点の二軍成績は「18登板・4勝7敗・防御率4.36」と、規定到達投手6名の中では最低の防御率となっている井納。首脳陣やファンの信頼が失われつつある現状をどのように受け止めているのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月06日 19時30分
日本ハム・高濱が三塁コーチの指示を無視?「見方によっては造反行為」予想外の本塁突入自重が物議、擁護の声も
5日に行われた日本ハム対ロッテの一戦。「1-2」で日本ハムが敗れたこの試合で、日本ハムのプロ7年目・25歳の高濱祐仁が見せたプレーがネット上で物議を醸している。 >>日本ハム・伊藤、韓国クレームの“ロジン問題”が再燃? 投球前に敵打者苦笑で物議「また粉で球見えづらくしてるのか」<< 問題となっているのは、「0-2」と日本ハム2点ビハインドで迎えた7回表に飛び出たプレー。日本ハムはこの回近藤健介の二塁打、高濱のヒットなどで無死一、三塁のチャンスを作ると、1死後に佐藤龍世の犠牲フライで1点を返す。さらに、後続の郡拓也が四球を選び2死一、二塁とチャンスを広げると、ここで打席の清水優心が一、二塁間を破るヒットを放った。 ところが、三塁コーチャーの上田佳範外野守備走塁コーチが腕を回して本塁突入を指示していたにもかかわらず、二走・高濱は自重し三塁でストップ。これにより状況は2死満塁となったが、ここで打席の淺間大基が中飛に倒れたためチームは三者残塁で同点・逆転機を逃す形になった。 高濱の三塁ストップを受け、ネット上には「コーチが行けって指示出してるのになぜ従わなかったのか」、「本塁への返球逸れてたし、指示通りに走ればセーフだっただろ」、「高濱が何を考えてたのかは知らんが、これは見方によっては造反行為なのでは」と苦言や批判が寄せられている。 一方、「マーティンの肩考えたら自己判断でのストップは間違いではない」、「突入指示した上田コーチがおかしい、あのまま突っ込ませたらアウトのタイミングだったと思う」、「そもそも判断ミスが多い上田のことなんか信用する必要はないだろ」といった擁護のコメントも複数挙がった。 「今回の場面で清水の打球を処理したのは、現在リーグ最多の8補殺を記録しているマーティン。そのため、高濱はマーティンの強肩も計算に入れて本塁突入を自重したものと思われますが、その直後にマーティンの本塁返球を捕手・加藤匠馬が後逸したため、上田コーチに従い突入していればセーフになっていたのではと不満を抱いているファンは少なくないようです。一方、加藤の後逸は結果論で普通に捕球していればアウトのタイミングだったとして、高濱の自己判断は間違いではなかったと主張する意見も見られます。なお、これまで中日(2009-2015)、DeNA(2016-2020)、日本ハム(2021-)の3球団で三塁コーチャーを務めている上田コーチは本塁突入指示が裏目に出ることが多いとされ、一部ファンの間では『壊れた信号機』というありがたくない異名で呼ばれている人物。こうした背景もあってか、今回のプレーについては高濱よりも上田コーチを責める声が多く見受けられます」(野球ライター) 7回の反撃が1点止まりだったことが響きロッテに惜敗した日本ハム。高濱の指示無視について栗山英樹監督は特にコメントしていないが、一般的に三塁コーチャーの突入指示に走者が従わないことはほとんどないため、その是非はファンの間でも意見が分かれているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月06日 18時30分
DeNA、10年目の「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2021」が開催! 6連敗中のジャイアンツ撃破で悪夢払拭へ
ベイスターズが主催する夏の恒例イベント「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2021 Supported by 横浜銀行」が9月7日から9日のジャイアンツ戦で開催。選手、コーチ陣が着用し、ファンにも配布されるユニフォームは、ボディに全体に10年目を意味する「X」に横浜DeNAベイスターズのそれぞれの頭文字「YDB」を合わせた「XYDB」を斜めに配置し、昨年同様左胸にビジターキャップでも使用されている“Y”のロゴを単体で配するデザイン。袖にはこれから未来に歩んでいく意思を込めたメッセージ「STAR NIGHT X FUTURE」を刻み、輝かしい未来を象徴した今年限定のメモリアルカラーとしてゴールド調でロゴを表現した。 発表会で、スーパールーキーの牧秀悟は「初めて『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』への参加となり、また普段と違うユニフォームを着用して試合に参加できることに対して今からワクワクしています」とし、「過去のデザインが集結しているので先輩方の思いも背負っている感じがして気が引き締まります」と意気込み、今シーズン完全復活を果たした切り込み隊長・桑原将志は「今年も『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』の青い特別なユニフォームを着用することができ、うれしさを感じております」と感謝し、「『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』が始まって10年、僕も入団から10年が経ち、これからもっともっと活躍していきますので、ファンの皆さんからの声援に応えていきたいと思います」と、チームと共に、自らのメモリアルイヤーでのスターナイトでの活躍を誓った。 過去9年のSTAR NIGHTでの通算成績は10勝14敗2引き分けで4つの負け越しとなっているが、初年度と2年目は全敗し、3年目の初戦まで7連敗スタートしたことを鑑みれば、そこそこの戦いをしている。しかし今年は、初年度の2012年、2018年と共に屈辱の3連敗を喫し、18年は結果的にCS進出を逃す元凶と言っても過言ではない内容に「スターナイトメア」と揶揄されたジャイアンツが相手。現役時代から「やられたらやり返す」をスローガンにする三浦大輔監督が初めて振るうスターナイトでのタクトで、『一人ひとりが星のように輝いてチームも、街も、元気になるそんな場所をみんなでつくりたい』というYOKOHAMAの想いを、是非とも叶えてもらいたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年09月06日 15時50分
ソフトB・リチャードの試合後コメントに驚きの声「完全に喧嘩売ってる」 恩人の山川に宣戦布告? 本人は直後に後悔「ヤバいかな」
5日に行われたソフトバンク対オリックスの一戦。「12-4」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンクのプロ4年目・22歳のリチャードのお立ち台コメントだった。 同戦に「7番・三塁」で先発したリチャードは、「4打数2安打・2本塁打・6打点」の大暴れでチームの勝利に貢献。4回の第2打席で放った満塁弾は自身プロ初の本塁打だったが、試合後のヒーローインタビューでは「(同僚たちが)これ以上にない場面で回してくれたので、人生で一番集中してました」と狙い通りの一発だったと語った。 そのインタビューの後半、リチャードはインタビュアーから「(次カードは)自主トレでお世話になっていた山川選手もいる西武ライオンズとのゲームになります。来週(のカード)に向けて力強い一言を最後にお願いします」と話を振られる。すると、リチャードは「師匠(の山川)がいる(チームな)んですけども、そんなのは関係なくみんなでかかっていけば勝てると思うので。ぶっつぶしに(いきたい)、師匠を」と、西武のプロ8年目・29歳の山川穂高以上の結果を残したいと宣言。その直後、小声で「ちょっとヤバいかな…」と漏らしスタンドの笑いを誘った。 >>ソフトB・リチャード、西武首脳陣の作戦会議を妨害? 先輩山川が“普通はあり得ない”エピソードを暴露、辻監督の反応も明かす<< リチャードの発言を受け、ネット上には「恩人の山川に完全に喧嘩売ってるよなこれ」、「勢いでとんでもないこと口にしてて笑える」、「山川よりも打ちたいって言いたかっただけなんだろうけど、言葉の選び方を明らかに間違えたな(笑)」、「一通りコメントした後に急に我に返ったのも面白い」といった反応が寄せられている。 「山川とは沖縄出身という共通点があるリチャードは、育成時代の2018年オフから3年連続で山川の自主トレに帯同。山川から熱心な指導を受けたかいもあり、2020年3月に支配下への昇格を果たし、今回プロ初本塁打を放つなど順調に主力への階段を上りつつあります。その山川に対し過激な物言いをして話題を集めていますが、本人としては山川の目の前で結果を出して恩返ししたいという一心なのではないでしょうか」(野球ライター) 3~5日の対オリックス3連戦で「.429・2本・6打点」だったリチャードと、同期間の対楽天3連戦で「.300・1本・3打点」だった山川。どちらがいい成績を残せるのかは、7日から予定される2連戦の大きな注目点と言えそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月06日 11時15分
巨人、首位浮上失敗の戦犯は原監督? 大量リードを潰した采配ミスは仇敵相手の次カードにも悪影響か
阪神との首位攻防戦で“勝ち星ナシ”だった原巨人に新たな刺客だ。 9月7日から始まる次節・DeNA3連戦に、宮國椋丞投手が先発する。宮國と言えば、昨年オフ、巨人から戦力外を通告され、育成契約でDeNAに拾われた。それも、「打倒ジャイアンツでやっていきたい」と入団会見で語っていただけに、DeNA戦も連敗なんてことになるかもしれない。「宮國は巨人を解雇された20年も一軍で20試合以上投げています。10年も在籍したチームでもあるので、巨人打線のクセ、攻撃面での作戦の傾向も熟知しています」(ベテラン記者) 巨人からすれば、チームの状態が悪い時に手の内を知り尽くした元同僚とは対戦したくないはず。こんな指摘も聞かれた。 「5日の阪神戦は、勝てる試合を落としたとも解釈できます。途中交代で入った選手がミスをし、それが失点につながりました」 複数のプロ野球解説者が指摘していた。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< 実際、原辰徳監督も采配ミスを認めていたが、「6対0」と大量リードしていた6回裏、坂本勇人を交代させた。代わりにショートの守備に就いた若林、廣岡が失策を重ね、それが失点につながり、同点に追いつかれてしまった。 「あのまま試合が進んでいけば、坂本に打席が回ってくるのは、あと1回。2回目があるかどうかでした。その1打席のために『坂本を疲れさせたくない』と思ったのでしょう。五輪から試合に出続けていたので」(前出・同) 原監督は積極的に仕掛けていくタイプだ。 それが功を奏し、矢野阪神の猛追にも成功したのだが、宮國は原監督のそういった采配のこと、考え方も熟知している。その「宮國の読み」をDeNA側が共有すれば、たとえ、先に失点するようなことがあっても、コワイとは思わないだろう。 そもそも、戦力外を通告され、トライアウトでもオファーのなかった宮國に救いの手を差し伸べたのは、元巨人コーチの小谷正勝氏だった。76歳を迎えた小谷氏は現役時代を過ごした大洋ホエールズで指導者人生をスタートさせ、その後、ヤクルト、巨人、ロッテなどでも多くのピッチャーを育ててきた。 DeNA・三浦大輔監督も教え子の一人であり、巨人コーチ時代に目を掛けていた宮國を結びつけたという。 「宮國はプロ2年目に一軍登板しています。キャンプ、オープン戦で一軍帯同だった宮國をペナントレースでも使いたいと主張したのが原監督で、前年まで巨人コーチだった小谷氏は、『もう1年、下(二軍)で鍛えるべき』と心配していました」 当時を知る関係者の証言だ。 同年の宮國は先発投手として、6勝を挙げたが、その後は伸び悩んだ。しかし、二軍再調整、中継ぎ、代理先発と色々な経験もしてきた。そのせいだろう。まだ20代だが、試合展開を読むことに長けたピッチャーでもある。 巨人ファンも宮國の復活を見たいと思っているはず。しかし、今季のペナントレースを振り返る時、元同僚投手との対戦が重要なポイントともなっているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年09月05日 11時00分
阪神・藤浪、死球の衝撃音が敵ベンチまで響いた? 上田氏が見た衝撃の光景にファンも恐怖「聞いてるだけで脂汗出る」
元プロ野球選手の上田剛史氏(元ヤクルト/現岡山・関西高校野球部コーチ)が1日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・藤浪晋太郎の死球にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で上田氏は、現役時代(2007-2020)に自身が体験、見聞きしてきた死球をテーマにトーク。ぶつけられた際に一番痛みが生じるという箇所や、ある試合で谷元圭介(中日)に死球をぶつけられた後に味わった苦労などを語った。 >>ヤクルト・小川の偉業に同僚が激怒「なんで守らなあかんねん!」 交代を志願した選手も? 上田氏がチーム内の混乱ぶりを明かす<< その中で、上田氏は自身が間近で見て最も打者をかわいそうに思った死球として、2016年4月19日・ヤクルト対阪神戦で同僚・谷内亮太(現日本ハム)が藤浪晋太郎(阪神)から受けた死球を挙げる。谷内は同戦3回表の第2打席で、藤浪が投じた148キロの速球が左手首付近に直撃。この影響で4回裏の守備から途中交代した谷内は、その後直行した病院で「左尺骨骨折」と診断された。 上田氏は谷内の死球をベンチから見ていたというが、「(死球の衝撃音がベンチまで)はっきりと聞こえた、『バキン!』って言った(鳴った)もん」と、球が直撃した瞬間に異様な音がベンチまで聞こえてきたとのこと。一般的に打席からは約20メートルの距離があるベンチまで響いた衝撃音に、上田氏は「うわー!」、「完全に折れてるわあれ!」と、谷内の骨折を確信するほどの恐怖を感じたという。 死球後の谷内は3回裏の守備に就くも次のイニングで途中交代となったが、上田氏によると谷内は3回裏終了後にベンチに戻った際、首脳陣に「グラブが閉じません…」と左手に力が入らない旨を訴えていたという。谷内はその後病院に直行し骨折が判明することになるが、上田氏は「あれは痛そうだったね。今まで(色々な死球を)見た中で一番痛そうな死球(だった)」と振り返った。 上田氏の発言を受け、ネット上には「あれリアルタイムで見てたけど、自分も直撃の瞬間に『谷内終わった…』って思った」、「ベンチまで折れた音が聞こえるってヤバすぎる、聞いてるだけでも脂汗が出るな」、「当時の谷内は凄く結果出してたから、『何してくれてんだよ!』って藤浪に激怒したのはよく覚えてるわ」、「めちゃくちゃ打ってた谷内を壊されたのは今でも許せない」といった反応が寄せられている。 「2016年当時はプロ4年目・25歳だった谷内は死球を受ける前まで『8試合・.500・1本・5打点』と絶好調でしたが、左尺骨骨折により約4カ月戦線を離脱。同年8月7日・阪神戦で一軍に復帰しましたが、同戦を含め『14試合・.182・0本・1打点』と調子が戻らないままシーズンが終了。当時のヤクルトファンの間では『藤浪が当てなければこんなことにはならなかった』、『ブレークしかけてた谷内をよくも潰しやがって』といった藤浪への批判が多数挙がりました。なお、谷内はその後も2年間で『78試合・.206・0本・14打点』と数字を残せないまま、2018年オフにトレードで日本ハムに移籍。移籍初年度の2019年も『24試合・.080・0本・1打点』とサッパリでしたが、2020年は『50試合・.313・0本・3打点』と規定未到達ながら3割以上の打率をマークしています」(野球ライター) 絶好調の谷内を長期離脱に追い込んだ藤浪の死球。目の前で見ていた上田氏と同じように恐怖を抱いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について上田剛史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCY-tBYSCEQDxNg4nP2oP8YQ
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スポーツ 2021年09月04日 16時30分
ロッテ、16年振りペナント制覇はレアード次第? 低迷が続く長距離砲に求められる役割とは
スポーツに沸いた夏が過ぎ、プロ野球のペナントレースも中盤から終盤へと向かう。熾烈を極めてくるであろう優勝争いの中、今年もしぶとさを見せているのは千葉ロッテマリーンズだ。そのチームの中心にいるのはブランドン・レアード。千葉ロッテのユニフォームを纏い3シーズン目の今季も、助っ人としての頼もしさを存分に発揮し、打線の中軸を担っている。 昨年はシーズン途中に腰の治療により離脱、僅か39試合の出場に留まる。チームは2位でクライマックスシリーズを戦ったものの、そこにはレアードの姿は無かった。特にソフトバンクホークスにはシーズン成績で勝ち越すなど、中盤までは優勝争いを繰り広げていた中での主砲不在は、大きな痛手となった。 今季は腰の手術明けのシーズンだったものの、開幕から2カード目の楽天戦で戦線に復帰、その後は怪我以前同様、チームを支える存在となっている。 もはや球界全体でお馴染みとなっているスシポーズは年々「進化」を遂げ、プレー以外でもファンの期待を裏切らない。2年振りの出場となったオールスターでは「感触も良く手ごたえ十分だった」という会心のスイングで球宴の舞台で初めてのアーチを記録、もちろん握りでの「腕前」も披露している。 順調にシーズンを送るレアードにとって、秋へ向けての戦いは正念場を迎える。本塁打ダービーでも上位につけるなど長打力は健在ながらも、夏場での打率の低迷が目につく。貯金を重ねるチームとは裏腹に7月が.182、8月も.207と、レアード個人の成績がもう一つであることが歯がゆい。また、西武、日本ハムには1割台に抑えられているなど、やや苦手意識を植え付けられている印象も拭えない。その打棒で周囲を盛り上げ、勢いづける役割としてはリーグを越えNPB屈指の存在と言えるだけに、16年振りのペナント制覇の為にはレアードのパフォーマンスは維持しなければならない。 千葉ロッテナインの中では数少ない、リーグ優勝、そして日本一(2016年、北海道日本ハム在籍時)を知るプレイヤーであるだけに、9月以降がさらに真価が問われる時期となるだろう。同じく外国籍で実績のあるマーティンと共に、若手の台頭が目立つ打線を牽引する重責も背負う。優勝、そして個人タイトルも狙える位置につけ、ファンを魅了してやまない助っ人レアードがここからどれだけ光り輝くかによって、2021シーズンの千葉ロッテの行方が決定付けられる。(佐藤文孝)
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スポーツ 2021年09月04日 11時00分
元巨人監督・高橋氏、伝説のホームラン裏側明かす セ史上初快挙をもたらした推察力に「常人離れし過ぎ」驚きの声
野球解説者の井端弘和氏(元巨人他)が8月30日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、野球解説者の高橋由伸氏(元巨人監督)がゲスト出演。現役時代に記録した“開幕戦初球先頭打者ホームラン”にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 今回の動画で高橋氏は、巨人一筋(1998-2015)でプレーした現役時代の中で強く印象に残っているバッティングをテーマにトーク。2003年7月6日・中日戦で放ったサヨナラホームランの裏に井端氏の言葉があったというエピソードとともに、2007年3月30日・横浜(現DeNA)戦で放った“開幕戦初球先頭打者ホームラン”の裏話を語った。 >>巨人首脳の一声で選手の現役生命が縮んだ? 井端氏が初告白、由伸氏との“同時引退”の裏話に驚きの声「布石があったのか」<< 当時プロ10年目・31歳だった高橋氏は「1番・右翼」でスタメン出場した同戦1回表に、横浜先発・三浦大輔(現DeNA監督)が投じた初球のスライダーを強振。打球は右翼席に飛び込む先頭打者ホームランとなったが、開幕戦での初球先頭打者ホームランはセ・リーグでは史上初、両リーグ通じても1970年の山崎裕之(ロッテ)以来37年ぶりの快挙だった。 同戦に臨むにあたり、初球から積極的にスイングしていくことは決めていたという高橋氏。ただ、「ボテボテ(のゴロ)とか、変なバッティングは嫌だな」という思いもあったため、強い打球を打つ確率を高めようと、あらかじめ三浦が初球に選択する球種を絞っていたという。 三浦はストレート、スライダー、カーブ、フォークの4球種が主な持ち球だったが、高橋氏はまず「開幕戦よーいドンでカーブはないだろう」と、シーズン1球目に緩い変化球であるカーブを選択することはないと予想。続けて、「『(初球から)打ってくるだろう』という想定の元、ストレートもないだろう」と、安易にストレートを投げてくる可能性も考えにくいと読みから外したという。 さらに、フォークについても「ワンバウンドになったらちょっと嫌なんじゃないか」と、ボール球になった場合にその後の配球が組み立てにくくなるリスクを嫌うのではと選択肢から除外。最終的に「一番ストライクが取れて無難なのは、外からのスライダー(ではないか)」、「インコースの投げミスの方が向こう(三浦)は嫌がるんじゃないか、外からの方が無難に思うんじゃないか」と、外角から曲がってくるスライダーを選択するのではという結論に至ったという。 いざ迎えた開幕戦の第1打席では、外から真ん中に曲がってきたスライダーを捉えスタンドにたたき込んだ高橋氏。「そういう根拠を立てた(結果の)ホームラン(だった)。(今でも)自画自賛(のバッティング)」と振り返った。 高橋氏の発言を受け、ネット上には「来た球に無意識に反応した結果だと思ってたけどそんな伏線があったのか」、「そこまで球種を読み切るのは常人離れし過ぎだろ、いざ来た球を1球で仕留めたのも凄いわ」、「シーズン初打席からこれだけ読みが冴えてたんだからその後の暴れっぷりも納得」といった反応が寄せられている。 「高橋氏は前年の2006年は右足首痛、左脇腹肉離れと相次ぐ故障に泣き『.260・15本・51打点』と今ひとつの成績に終わりましたが、迎えた2007年に当時の原辰徳監督は小笠原道大(現日本ハム一軍ヘッド兼打撃コーチ)、李承燁、二岡智宏(現巨人三軍監督)、阿部慎之助(現巨人二軍監督)と強打者を多数擁していることなどを理由に、それまで主軸を務めてきた高橋氏を1番打者に抜擢。当時のファンからは『フル稼働するか怪しい由伸に1番任せて大丈夫なのか』、『変に出塁しようとして打撃を崩すのでは』と開幕前は疑問の声も挙がっていましたが、高橋氏は開幕戦での“一発回答”でファンの不安を払しょくしました。なお、高橋氏はその後のシーズンでプロ野球新記録となる9本の先頭打者ホームランをマーク。シーズン成績も『.308・35本・88打点』と前年を大きく上回り、ベストナインやゴールデングラブ賞にもそれぞれ選出されました」(野球ライター) 2007年以降、パ・リーグでは2021年に楽天・辰己涼介が開幕戦初球先頭打者ホームランを達成したが、セ・リーグでは今季まで該当選手は出ていない。歴史的一発を呼び込んだ読みの鋭さに驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について井端弘和氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCVhXntGHOpB4vnfkBdN5HlA
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スポーツ 2021年09月03日 20時30分
オリックス、首脳陣の決断で優勝争いに暗雲?「裏目に出る予感しかない」勝ち頭・宮城のローテ変更が物議を醸すワケは
2日終了時点で「49勝39敗14分・勝率.557」とパ・リーグ首位に立つオリックス。3日、そのオリックスがここまで「11勝1敗・防御率1.99」の勝ち頭・宮城大弥を週末のカードで登板する表ローテから、週明けのカードで登板する裏ローテに変更したと複数メディアが報じた。 >>オリックス・山田のミラクルプレーに「曲芸みたいだ」驚きの声 解説も目を見張ったバット回避、失敗なら長期離脱の危機だった?<< 報道によると、オリックス首脳陣は4日・ソフトバンク戦で先発予定だった宮城を、週明けの7日・ロッテ戦へ移動。宮城の移動で空いた4日にはスパークマンを中5日で投入するといい、実際に4日の予告先発は同選手であることがNPBから発表されている。 オリックスは今季後半戦から宮城、山本由伸(11勝5敗・防御率1.64)の勝ち頭2名をともに表ローテで起用しており、後半戦の週末3カードはここまで「6勝2敗1分」と貯金4。一方、裏ローテの投手が投げる週明けのカードは3カードを消化し「1勝3敗2分(中止3)」と負け越し。今回のローテ変更は裏ローテへのテコ入れとともに、今後週明けカードで3回ぶつかる予定の2位ロッテに圧力をかける意図があるとみられている。 宮城のローテ変更を受け、ネット上には「ロッテを叩いて首位固めするために勝負に出たな」、「裏ローテの先発が後半戦1勝もできてないのはマズいと思ってたからこれはいい判断」、「山本とずらすことで、表も裏も最低1勝が計算できるようになるから大型連敗のリスクも減りそう」といった反応が寄せられている。 一方、「対ロッテ得意じゃない宮城をわざわざぶつけにいくのは裏目に出る予感しかない」、「これまでの相性通りに宮城が打ち込まれると逆に優勝が怪しくなるのでは」、「7日の結果を見てみないと分からないが、もし勝てなかったら優勝争いにかなりの暗雲が立ち込めそう」といった否定的なコメントも複数挙がった。 「2位ロッテたたきのキーマンに指名された形の宮城ですが、今季のロッテ戦の成績は『3登板・1勝0敗・防御率3.57』と、パの5球団の中では最も悪い防御率となっています。そのため、今回のローテ変更は裏目に出る可能性の方が高いのではないかと不安を抱いているファンも少なくはないようです」(野球ライター) 2日終了時点で、2位ロッテとはわずか1.5ゲーム差のオリックス。宮城のローテ変更は、今後の優勝争いにどのような影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
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