8月29日に愛知県常滑市で開催された野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI2021」。県からアルコール類の販売を自粛されていたのにもかかわらず販売し、観客の多くがノーマスクで密着していた様子などが問題視され、大きな騒動に。7日時点でイベント参加者14人が感染するクラスターに認定されている。
>>橋下徹氏「小池さんの批判は全部菅さんに回している」 都知事の“能力”を皮肉めいた評価<<
この話題について話を振られた橋下氏は、「ルールをきちんと守らずに開催したということは非難に値する」としつつも、「政治行政にもいろんな問題がある」と指摘。橋下氏は「常滑市というのは、もともと緊急事態宣言の地域でもなく、まん延防止の地域でもなく、開催日の直前に緊急事態宣言が発令されて、急遽酒類提供禁止というところに持っていかざるを得なかった」とした。
さらに橋下氏は「一般論として、政治行政がイベントを止めにいくんであれば、補償はやらなきゃいけないと思いますよ」と持論を展開。「主催者がすべて正しいと言うつもりはありませんが、それでも、イベントを中止したり、特定の業種の営業を止めたりするんであれば、そこの赤字分を完全補償するような仕組みがないと、国民側からすれば、猶予期間を与えてくれないと、『中止にできないよ』『仕入れたものを廃棄にできないよ』って言い分は、これは絶対出る」とした。
また、橋下氏は3〜5日に甲子園で行われたプロ野球・阪神巨人戦で1万8000人を動員したことに言及。「そういうイベントをやっているってことは、こういう大規模イベントをやってること自体が否定されるのはおかしいと思う」と話していた。
しかし、常滑市には8月21日からまん延防止等重点措置が講じられており、県は8月12日時点で酒類の提供自粛を要請している。誤った認識が多かった橋下氏に対しネットからは「擁護がズレてる」「言ってることめちゃくちゃ」といった指摘が寄せられることに。また、プロ野球と比較したことに対しネットからは「酒売ってないし、感染症対策してるプロ野球とは違う」「イベントでひとくくりにしないで」という声も見受けられた。
一方、ネットから「確かに音楽だけ批判されるのはおかしい」「プロ野球は全然問題点取り上げられないの違和感ある」という賛同の声も集めた橋下氏のコメント。賛否両論となっていた。