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トレンド 2009年04月07日 15時00分
オヤジの磨き方 目指せダンディズム・ドライバー
ポカポカ陽気が本格的な春の訪れを告げています。さあ、GWに向けた行楽シーズンです。地方の土日祝日の高速道路利用料が値下げされましたから、ドライブで遠出する機会もおのずと増えるでしょう。 たとえば仲間内で出かける場合、運転手を買って出るのがイキなオヤジです。本当は運転が大嫌いであっても、「オレ運転好きだから車出すよ」と申し出ましょう。ピカピカに磨いたイタリアの名車アルファロメオで颯爽と現れれば、それだけでちょい不良オヤジの雰囲気が出ます。しかし、国産車の場合はもうひと工夫必要になります。 まず、ダンディズムを演出するため指先の出るドライバー用革手袋を買います。グッと雰囲気がよくなりますから。女性を乗せるときはいったん降りて助手席のドアを開けてあげましょう。 運転中は周囲の危険を察知することに集中します。ドライブは競走ではありません。乱暴な運転やスピードの出しすぎは厳に慎み、譲り合いの精神で走るのが男道です。 さて、後進駐車がいちばんの腕の見せ所です。片手を助手席の後ろに回してバックオーライ。これは女性がシビれるシチュエーションに必ずランキングされる“必殺技”で、オヤジが使っても効果があります。 サービスエリアで休憩中、あなたの運転にほれ込んだ女性から缶コーヒーを差し出されたら「サンキュ!」と語尾を短く。完全に決まります。(ジゴロライター・紫三太郎)
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レジャー 2009年04月07日 15時00分
桜花賞(JpnI、阪神芝1600メートル、12日) ツーデイズノーチス 切れ味勝負なら誰にも負けない
2歳女王ブエナビスタが一歩も二歩もリードしている桜戦線だが、対抗勢力すべてが白旗を揚げているわけではない。 「切れ味ならブエナビスタにも負けないと思っています。それに、まだ対戦していないですしね」。不敵な笑みを浮かべるのは、ツーデイズノーチスを擁する斎藤誠調教師だ。 デビュー戦、折り返しの2戦目は本来の能力を発揮することなく終わったが、続く3戦目で素質を一気に開花させた。出脚が遅く後方からの競馬になったものの、そのまま待機。直線で外に持ち出すと、追ったところなしで1馬身1/2突き抜けた。 「馬の力を信じて乗りました。本当に強かったですね。この馬で桜花賞に行きたい」。松岡騎手が早くもクラシックを口にするほどインパクトのある強さだった。 その後は成長を促す意味も含め、リフレッシュ放牧へ。1月に帰厩後はじっくり乗り込み、アネモネSで復帰を果たした。「前の開催でも使えましたが、1回で(桜花賞の)権利を取れると思っていたので待ちました」と斎藤誠師。その言葉通り、レースでは不良馬場をものともせずに後方から鋭い伸び脚を見せ、2馬身差の圧勝。打倒ブエナビスタを強烈にアピールした。 悪条件のなかを走っただけに中間は少なからず疲れが出たものの、「思っていたより反動は少なかった。次の週の金曜から乗り込めていますよ」とトレーナー。1週前には所属の伊藤直騎手を背に、美浦の坂路で800メートル52秒3(馬なり)を余力たっぷりにマーク。素軽い動きから、体調の良さが手に取るように伝わってきた。 斎藤誠師と松岡騎手といえば、2005年に解散した前田禎厩舎では、兄弟弟子の関係だった。その2人のコンビが最もGIに近づいたのは、07年の皐月賞。ゴール前でヴィクトリーとデッドヒートを展開したサンツェッペリンの惜しい、悔しいハナ差2着だった。その後は、斎藤誠師がゴスホークケン(朝日杯FS)、松岡騎手はコイウタ(ヴィクトリアマイル)でそれぞれ初GI制覇を飾った。 「自分の育てた馬に松岡が乗って、GIを勝てたら最高ですね」と指揮官。クラシックの壁の厚さを身をもって知った皐月賞から2年。満開の桜の下、進化を遂げたコンビが、今度こそ悲願を成し遂げる。
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レジャー 2009年04月07日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年桜花賞 福永のイチかバチかの賭けで女王に輝いたプリモディーネ
プリモディーネといえば種牡馬アフリートが輩出した唯一の芝のGIホースだ。最近では産駒のバンブーエールなどが大活躍しており、ダート専用の一流種牡馬というポジションをすっかり確立した父にとって、一風変わった孝行娘といっていい。 1999年の桜花賞はそうそうたるメンバーがそろった。1番人気は2歳女王のスティンガー。2番人気には牡馬相手に重賞を勝つなどした武豊騎乗のフサイチエアデール。プリモディーネは前年のファンタジーSを勝っていたものの、前哨戦のチューリップ賞が4着に終わったためか、4番人気とやや評価を下げていた。 レースはそのチューリップ賞を逃げ切ったエイシンルーデンスのきっぷのいい逃げで始まった。800メートル通過が47秒ジャストのハイペース。直線が長くなった今の阪神ではまずお目にかかれない、懐かしの魔の桜花賞ペースだ。 エアデールは6、7番手。スティンガーはスタートで大きく後手を踏んだ。プリモディーネは13番手にじっくり構えた。鞍上の福永は若手とは思えない肝のすわった騎乗をした。当時の小回り阪神は直線でゴチャつきやすく早めに動きたくなるもの。しかし、このときは前が開くまでジッと我慢した。プリモディーネの一瞬の瞬発力にかけたのだ。 イチかバチの駆け引きは見事にハマった。馬群がバラけたところを一気に突き抜け、エアデールに1馬身1/2差をつける完勝だった。福永にとってGI挑戦25戦目での初勝利。後にマイルGIで突出した強さを発揮することになる名手が萌芽した瞬間だった。管理する西橋調教師にとっても、これがうれしい初GIとなった。 続くオークスは血統からくる距離不安をささやかれながら追い込み鋭く3着に健闘。だが、その後は蟻洞(ぎどう)に悩まされ、勝ち鞍に恵まれないまま引退に追い込まれた。 繁殖牝馬となったプリモディーネはアメリカに渡り、現在もラニメードファームで繋養されている。目立った仔はまだ出ていないが、近い将来、母を超える逸材が登場することを期待したい。
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レジャー 2009年04月07日 15時00分
東京スプリント(JpnIII、大井1200メートル、8日) フジノウェーブ 地元の電撃戦なら負けられない
南関のスプリント王に異変!? それとも吉兆か…。東京シティ盃改め東京スプリントとして、今年度からダートグレードに格上げされたこのレースで、フジノウェーブが変則V2を狙う。 地元6F戦ではGIを含む重賞4勝と無類の強さを誇るが、高橋三調教師は「最終追い切りの動きが少し物足りない」と渋い表情だ。 4日に大井で行った最終追いは併せたインカローズを3馬身突き放し、上々の動きを見せた。しかし、トレーナーは追っての反応に注文をつけた。 「この馬は間隔があいた方がいいが、近走は詰めて使っているからね。状態は悪くないが、それがどうか」 “泣き”とも取れる発言だが、それでも、思い出すのはGI制覇を成し遂げた一昨年のJBCスプリント。いつも以上に控えめな指揮官をいい意味で裏切り、鮮やかに頂点まで駆け上がった。 高橋三師は「驚いた」と目を丸くしていたが、このおごらない姿勢こそがウェーブの現在の地位を築いたといっても過言ではない。前走の凱旋勝利にも浮かれず、脇をしっかり締めた王者が中央勢を迎え撃つ。<前日発売>8日(水)に行われる「第20回東京スプリント(JpnIII)」の前日発売を7日(火)に行う。
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その他 2009年04月07日 15時00分
競輪人国記 福井(4)
人気薄でも思い切ったレースをして穴ファンを喜ばせている選手が多い。沢田光浩(63期)は3番手からの中割りが得意だし、松山勝久(73期)はダッシュの良さを活かしてまくりを決めている。田中俊克(76期)もまくり強烈で、中団でのピッチ如何では豪快なまくり脚を決めている。 北川紋部(78期)は今年の競輪祭で、初日は伊藤保文(京都)の2着に入っているが、一昨年の京都向日町・共同通信社杯では村上博幸(京都)優勝の2着と健闘している。マーク屋としても競りは気合十分で、師匠・野原哲也(51期)の追い込みテクニックを完全に吸収している。 渡辺航平(79期)は弟の十夢(85期)と共に強引な追い込みに転向している。航平はS2に落ちているが、06年の岐阜・共同通信社杯では市田佳寿浩マークで準優を突破している。 十夢はダッシュを活かした先行で頑張っていたが、落車が多く伸び悩んでいた。最近は徹底した追い込みで中団からインを突くのがうまい。 後藤純平(78期)はまくり、先行と自在。鷲田佳史(88期)は先行から自在タイプに変身中。「新人は先行3年」の鉄則を守って上位を目指したが、この人もA級からやり直し中。まだ25歳の若さだけにS級カムバック、そして父善一なみの活躍が期待される。 伊原克彦(91期)は期待の選手。師匠の松山勝久や渡辺兄弟のアドバイスで大きく伸びていくだろう。昨年8月小田原でS級優勝。もうひとつ力をつければ、市田クラスのスターになる能力を秘めている。
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レジャー 2009年04月07日 15時00分
夜遊び最前線/ニューオープン! 歌舞伎町『Secret Salon ever』
自他ともに認めるキャバクラ好き。中でも高級店に目がない私が、最近気になっている店がある。2月26日にオープンしたばかりの歌舞伎町『Secret Salon ever』だ。 「西麻布界隈の会員制クラブの雰囲気を、どなたにも味わっていただくというコンセプト。そのため、敢えて宣伝は控えめ」と店長。どんな出会いが待っているか、期待してほしいと言う。 なるほど、黒鉄のドアには目立つ看板もキャストの写真もナシ。脇に控える黒服に声をかけると、暗証番号を入れて開けてくれる。落とし気味の照明が上品。ソファーは通常の約2倍。そしてハウスボトルは鍛高譚など焼酎だけでも8種類。「コストは多少上がりますが、セットの内容には御満足戴けるはず」(店長)。 さらにキャバクラでありながら、専属シェフによる至極の創作料理が20皿に及ぶというVIP仕様。肝心のキャストはといえば、「普段はお断りしてるんですが…」 そう口籠りながら公開してくれたのが、写真の小野寺なつみ嬢。聞けばこのレベルの嬢がゴロゴロ…どうりで噂になっているはずだ。【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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スポーツ 2009年04月06日 15時00分
渋谷淳の渾身のローブロー
今回もまた、もがき続けるベテランボクサーの話をしよう。デビューから15年目、33歳になったライト級のサウスポー、長嶋建吾(エイティーン古河)である。 3月29日、長嶋は約1年半ぶりにタイトルマッチのリングに上がった。東洋太平洋ライト級王座決定戦の相手はフィリピンの強打者ランディ・スイコ。この試合に見事勝利したベテランは、史上初めて日本と東洋太平洋の2階級制覇を成し遂げた。 長嶋ならではのスピードとテクニックを駆使した完璧な勝利だったが、新チャンピオンに喜びの表情はなかった。「うれしいのはうれしいですけどね。これが目標ではありませんから」。そう、ボクサーの目標はいつだって世界なのである。 国内中量級きってのサウスポーが、WBC世界スーパーフェザー級タイトルに挑戦したのはもう7年も前の話だ。父である清会長と二人三脚で世界を目指す親子鷹の挑戦に注目が集まったが、結果は2回KO負け。記者会見で浮かべたうつろな表情をいまでも鮮明に覚えている。 以来、チャンスから遠ざかる長嶋は、決して腐ることなく、黙々と東京・後楽園ホールのリングに上がり続けた。もう1度世界の舞台に立ち、必ずや腰にベルトを巻きたい。ただその思いだけが、ベテランサウスポーの心を支えているのだ。 そしてもう1つ、今回の試合に限っては、長嶋の心を強く揺さぶる出来事があった。法政大の後輩にあたるミニマム級の辻昌建(帝拳)が、3月21日の試合後に病院に搬送され、そのまま息を引き取ったのである。 「言葉数は多いわけじゃないけど、僕なんかのことも慕ってくれて。本当にいいやつでした。今日は辻くんのためにも勝ちたかった。きっと会場のどこかで見てくれていたと思います」 長嶋はこれからも戦い続ける。志半ばで急逝した後輩のためにも。
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芸能 2009年04月06日 15時00分
人物クローズアップ 島崎俊郎が語ったアダモちゃんへの熱き思い
80年代に一世を風靡(び)した「オレたちひょうきん族」(フジテレビ)のキャラクター、アダモステ・ペイを主人公にしたDVD「私はアダモちゃんを見た!!」(イーネットフロンティア)が10日にリリースされる。演じ続けて四半世紀、節目を迎える島崎俊郎(54)に話を聞いた。 初登場は約25年前の2月2日。突然「タケちゃんマン」コーナーに現れた謎のビンボーダンサー、マネー島崎がオリジナル。「アダモステ〜ペイ!」という叫び声が、そのまま名称となった。 「アダモちゃんに限らず、ひとつのキャラを何十年も続けていられるのは大きいし、嬉しい。それだけ世間の認知度が高いわけだから。それにDVDなんてビジネスにならないと出せないでしょう。現役である証ですよ」 過去にVHSビデオで出たことはあったが、それは「ひょうきん族」としてのもので、あくまで登場人物の一人に過ぎなかった。それが今回はソロ、しかも放送時には影も形もなかったDVD。そのうれしさもあるという。 「当時リアルタイムで見ていた世代には懐かしいでしょうね。でも、最近の子供たちは『ひょうきん族』とは無関係に、ひとつのキャラとして理屈抜きで見てます。昨年フジテレビ『27時間テレビ』の『懺悔(ざんげ)室』で久々にアダモちゃんの格好で水をかけられたんですが、これも視聴率が取れるからこそ」 ただ、本人は25年もやるとは思っていなかった。あくまで『ひょうきん族』ありき、番組が終われば同時にアダモちゃんも終わり、それが筋だと。 「『ひょうきん族』終了後に別の局でリポーターをやったとき、若いADが“つかみはアダモちゃんでお願いします”って言うわけですよ。番組が終わった以上やらないのがモラルだから、三宅(恵介)さん(『ひょうきん族』二代目プロデューサー)に相談に行きましたよ。そしたら“気にするな、どんどんやってよ”って(笑)。大らかというか、感謝しましたね。これで『ひょうきん族』と関係なく演じられるようになったんです」 そのおかげでアダモちゃんというキャラが次第に一人歩きを始め、さまざまなテレビ番組に姿を現すようになっていった。 「番組の作り手に“好奇心で見てみたい”人が多かったんです。でも“なぜここ?”って無理やり感があったり、さすがに疑問に思ったこともあります。でも実際にやってみたら“初めて見て感動した”なんて言われて、うれしくて(笑)。まったく偶然の積み重ね。テレビ人だけじゃなく世間一般からも好感を持たれていることを実感しました。それもアダモちゃんがおもしろいキャラだからこそ。計算や打算を一切していないから逆によかったんでしょうね」 このDVDには1万台もの監視カメラが捉えた秘蔵映像が収録されている。例えばコンビニで強盗と鉢合わせしたり、スーパーで万引き主婦を捕まえたり、家族が撮影したホームビデオに写りこんでいたり。最初は単に“アダモちゃんで何か作ろう”という企画だった。そこに“お笑い界の奇才”マッコイ斎藤監督が「謎の生態を監視カメラで追おう」と提案し、内容が決定した。 「アダモちゃんは人を喜ばすキャラだけに、監視カメラなんて最初はイメージが沸かなかったですよ。でも、いろいろ提案されるうち“掌の上で踊らされてみよう”って思えてきて。ただ、現場では何でもないようなことをやらされるので“これで面白いの?”って疑心暗鬼になりました。それが編集されてナレーションがついて、映像が完成て初めて”なるほど“と意図が分かる。この編集やナレーションがまた、どんどん最後まで惹きつけるように工夫されている。いい意味で彼に遊ばれたって感じですね」 一番うれしかった出来事は、小学生の子供が友達を家に呼んでコッソリ見ていたときのことだ。 「僕が帰宅したら子供たちが異様に盛り上がっていて。どうだった? って聞いたら爆笑しました、面白かったって興奮したように言うんだね。子供って理屈抜きで単純、素直でしょ。自信になりました」 ロケに要した時間は延べ4日間ほど。一気に撮り上げた格好だ。 「まだ春じゃなかった…というより、真冬(笑)。素っ裸だし屋外ロケも多くて、どのシーンもすごく寒かったなぁ。ものすごく体調管理に気を使いました。風邪や高熱じゃ、いいアダモちゃんを演じられませんから(笑)」 原口あきまさとスザンヌがゲストで出演。さらに“永遠のライバル”ダチョウ倶楽部との決闘シーンが30分もノーカットで収録されている。 「原口君とスザンヌは事務所の後輩なので、華を添えてくれとお願いしました。ただ、スザンヌはバラエティータレントではあってもお笑い芸人ではないですからねぇ。エーッとは思ったかも知れませんが、先輩の頼みですから…(笑)。ダチョウは僕のたっての希望です。彼らの体を張った芸に好感を持ってるし、とても好きだし共鳴もしている。だからこそ理屈抜きで思いっきり馬鹿馬鹿しいシーンを撮りたかった。でも久々に体を張ったなぁ、へヴィでハードでした。最後は息が上がって立ち上がれない、しゃべれない。年をとったなぁと実感しました。まあ、向こうも上がってたけど(笑)。ただ、お互いスピリッツは変わらない…それだけは確かですよ」 今や活動の舞台はお笑いだけでなく、ドラマや演劇、リポーターと幅広い。でも今はDVDの宣伝に全力投球中という。 「とりあえず出したからいいや…なんて決して思いません。やるんならトコトンやらなきゃつまらない。何かひとつでも収穫があるまでがんばろう…そこまで賭けてます。プロモーションを通じて何らかの形で広がりが出てくれば。例えば携帯の着ボイス、いいですよ。電車で鳴ると必ず周囲は振り返ってニヤリ、クスリとしますから。以前からアダモちゃんのキャラが向いてるなとは思ってたけど。放送時は携帯なんてなかったわけだし、昔のアダモちゃんと進化した現代文明のコラボだと思いますね(笑)」 アダモちゃんとは偉大なマンネリかも知れない。だが、仕掛け方次第では新たな需要が生まれる期待もあると語る。 「だからこそDVDは最低限“ペイ”したい(笑)。1円でも利益を出せれば第2弾が出せるから。内容は検討中…というか、何もない(笑)。でも何かしらあるもんです。何十年もネタを作り続けてきたんですから。ヒップアップ時代、いろんな青春ネタを作り続けていくうちにネタが尽きちゃった。どんどん次を要求されるのに、こっちはとっくに飽きている。そんなとき横沢(彪)さん(『ひょうきん族』初代プロデューサー)から“お前たちが飽きたときこそ世間はピーク、その時差を知れ”って言われて。おかげで、学園ドラマのパロディという固定観念から発想を転換し、水戸黄門やマサイ族の青春なんてネタを何十個も作ることができた。『必要は発明の母』とは、よくぞ言ったもんです(笑)」 リアルタイムの親世代も、知らない子供たちも、どちらが見ても楽しめるDVDだと力を込める。 「ただ、いくら僕が面白いと言っても実際に見てもらわない限り分かってもらえません。4000円弱…結構高いと思います。でも、実際に見たら決して高いとは思わせないだけの自信もあります。世の中に若い芸人たちの笑いがあふれている今だからこそ、お約束のキャラが演じる懐かしいのに新鮮な笑いが受け入れられるんじゃないでしょうか」<プロフィール>しまざき としろう1955年3月18日、京都府生まれ。クレイジーキャッツの付き人を務めた後、79年コントトリオ「ヒップアップ」結成。80年「笑ってる場合ですよ」の「お笑い君こそスターだ」で勝ち抜き人気上昇。「オレたちひょうきん族」「天才たけしの元気がでるテレビ」で活躍。趣味はサッカー、ゴルフ、競馬。
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芸能 2009年04月06日 15時00分
二世タレントの真打ち登場!?IMALUに業界熱視線
お笑い界の“ビッグスリー”のひとり、明石家さんま(53)と女優・大竹しのぶ(51)の長女、いまるが「IMALU(いまる)」の芸名で、今月23日発売の女性向けファッション誌「Zipper」(祥伝社)でモデルとしてデビューする。二世タレントが続々とデビューする中、いよいよ真打ちの登場か? 「ルックスはどちらかといえば、さんまさん似です。このところ、さんまさんは仕事先で、“娘をよろしく”と頭を下げてあいさつしているそうです。娘のことがかわいくて仕方ないのでしょう」(芸能リポーター) それにしても、最近の芸能界は“二世タレント”が花盛りだ。 07年は井上陽水・石川セリ夫妻の娘、依布サラサが歌手デビューし、昨年は長渕剛・志穂美悦子夫妻の長女、長渕文音、矢沢永吉の長女、yokoが芸能界入りを果たした。 「今後は三浦友和・百恵さん夫妻の二男貴大くんが長男のユウに続いてデビューしそうですし、桑田佳祐・原由子夫妻の長男、尾崎豊の長男の芸能界入りも取りざたされています。また、始まったばかりのNHK朝の連続テレビ小説『つばさ』に出演中の俳優・小柳友も、実は『バブルガム・ブラザーズ』のブラザートムの長男です」(芸能ライター) さて、IMALUだが、本名はさんまが座右の銘とする「生きてるだけでまるもうけ」から名付けた。東京都内の小・中学校を卒業後、かなだ・ビクトリアの高校に3年間留学して昨年6月に卒業。留学中は音楽専門チャンネル「MTV」などをこのんで視聴し、歌手になる夢を描いていたという。 「テニスのウィンブルドン大会のセンターコートの“ファミリー席”(試合をする選手の家族しか座れない)で観戦するという夢を持っていたさんまは、いまるちゃんをテニススクールに入れて英才教育を施そうとしましたが、うまくいきませんでした。さらに、カナダ留学中は自分を中心としたお笑いDVDをよく送ったそうですが、封を切らずに送り返してきたそうです」(同) さんまの思い描いたのとは別の道に第一歩を踏み出したIMALU。しかし、さんまにとってはこれが親孝行になるかしれない。 「これまでバラエティー番組の王者として君臨してきたさんまですが、このところの大不況で、“首切りリスト”に名前が挙がっているといいます。そのうち、IMALUがさんまを助けることになるかもしれません」(芸能リポーター) 二世タレントの真打ちともいえるIMALUの今後に注目だ。
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トレンド 2009年04月06日 15時00分
高橋4丁目の居酒屋万歩計(3)「大山」(おおやま、居酒屋)
JR、上野駅から徒歩120歩。御徒町駅北口から徒歩380歩 NHK、民放を問わず、昨今のスポーツニュースで連発されている「結果を出す」という物言いに強い違和感を覚えてならない。結果は出るものであって、出すものではない。自動詞を使うことで自分の意思を表明したいのなら、よい結果を出したいと当たり前に表現すればよいのであって、この当たり前さを嫌って非凡であろうとするのは間違いというものである。 同語反復が意思を表明(酒、酒、と繰り返せば酒を飲みたいということが相手に伝わる)するようには、このレトリックは使えない。むしろよい結果を出したいという願望と、悪い結果が出てしまう顛末こそ、もっともなじみのある浮世の沙汰ではないだろうか。それを受け入れずに、抗(あらが)うというのは料簡違いというものだ。 違和感を覚えるもうひとつのことは、食べ物の賞賛の表現としての「柔らかい」である。自然に廃(すた)れるのを待っていたが絶滅しない。実際の話、ここ「大山」のしっかりとした歯ごたえの、それゆえサバンナのライオンになったような快感を奥歯と共有しながら並みのロースカツ(840円)をしみじみおいしいと思って食すとき、「柔らかい」という表現ほど礼を失した物言いはないではないか。 激して済まなかった。申し上げたかったのは、もっと楽しい事柄であるはずだった。 上野の飲み屋街で繁盛している大山精肉店が、店内を居酒屋化して大繁盛している。牛、豚、鳥など各種の精肉をステーキ、すき焼き、焼肉、しゃぶしゃぶ、揚げ物となんでもござれ。店の入り口は串焼き立飲みでもあって、道路にはみだしたお客たちが、居酒屋大山の目印になっているといってもいいほどだ。 カツを平らげた後、試みに、やみつきメンチ(100円)を追加オーダーしてみる。からしが塗られた飾りけのない皿上の、からりと揚げられたメンチは大変結構なものであった。ならばとばかり、やみつきメンチより位の高い特製メンチ(200円)を試みる。うむ、よりジューシーになった気がする。ならばならばと、特製メンチより位の高い和牛メンチ(400円)を試みる。うむ、一層ジューシーになった気がする。 結果が出た。メンチカツという一例ではあるが、大山の料理は値段に応じて味わい深いものになるというものであった。大山は味の分化において、正比例ということが好きな店だということがわかった。以上、実験終了。予算2200円東京都台東区上野6-13-2
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