小6時に東京・渋谷でスカウト。CMにドラマに活躍していた。アイドル歌手グループ「9nine」(ナイン)の一員でもある。
新CMは、カルピスウォーターを机の上に置いて、好きな男子をこっそり見ているも、その熱視線を男子に感知されて…という甘酸っぱい内容。甘酸っぱくなければ、カルピスのCMじゃない!
やはりカルピスのCMは「制服が似合う子」が「甘酸っぱさ」を表現することが2大条件である。それが表現できた時点でこのCMは合格点だろう。
…と思いきや、CMのラストで違和感を覚えた視聴者は少なくないだろう。長澤まさみ(21)が登場するバージョンが存在するのだ。
別撮りの長澤まさみが「プレミアム、出た」と言い残して、CMが終わるバージョンがあるのだ。新発売された大人向けラインである「ザ・プレミアム・カルピス」の宣伝をしているわけだが、それはどうしても必要だろうか? 甘酸っぱい世界観をぶち壊しているだけのような気がしてならないのだが…。
そういえば、前作のカルピスウォーターCMでも登場していた長澤まさみ。海辺でモジモジしているカップル(実は女子の方は長澤の妹という設定)におじゃま虫のごとく割って入り、「甘酸っぱい距離ですね〜」と冷やかして帰っていくという内容だったが、カルピスCMが提示すべき世界観は、すっかり大人になった長澤まさみ(私服着用)を主人公にするのではなく、学校を舞台にして制服着用のフレッシュなアイドルを主人公にすべきなのだ。だって、誰が見ても長澤まさみはもうそういうんじゃないから。
少なくとも飲料水とお菓子のCMはフレッシュなアイドルの登竜門として機能してほしいし、今までだってそうしてきた。
おじゃま虫的な使い方では長澤まさみも浮かばれない。それらのCMに新人が起用されることで、アイドルの世界も新陳代謝が進んでいくのである。