ちゃん
-
その他 2019年05月01日 15時30分
本好きのリビドー(251)
◎快楽の1冊『パートタイム・デスライフ』 中原昌也 河出書房新社 2200円(本体価格)★職場から逃亡した男に襲いかかる悪夢「夏が、終わろうとしていた。」 80年代から90年代初頭にかけ活躍したある人気女性作家の代表作の書き出しだ。この一行をすんなり抵抗なく受容できる読者はむろん素直で幸福なほうで、筆者のごときすれっからしになり果てるともういけない。 というより、「夏が」の後の「、」の段階で内心吹き出してしまう。いかにも“小説”な出足の感じ、さも“見事に決まった”臭が耐え難く恥ずかしくて、とてももたない。所詮、摩滅した感受性の問題にすぎないと片付けられればそれまでだが、綿密に練られたプロット、周到に張り巡らされた状線の上で予想外に展開する物語と、そこに彩りを添えるキャラ立ちした登場人物…といった「よい作品」を構成する要素の数々が、一切合財煩わしくなる瞬間が不意打ちのように訪れるものだ。 典型例でいえば三谷幸喜氏の舞台や映画、あるいはひと昔前のTV『エンタの神様』ならキプロクオ(単語の意味をめぐる互いの勘違い)を土台にしたアンジャッシュのコントなど最適解だろう。確かに細部にわたってよくできている。完璧だ。だが「それで?」。 受け手として最悪の、飽食的傲慢さに満ちた感想なのは十分自覚してもなお、しかし、救いようのない本音であることは否定できない。筆者を含むそんな面倒極まる層にとって絶好の毒薬、いな妙薬が中原昌也氏の作品群。作家デビュー20周年記念の本書にも、「文学」とか「小説」というジャンルや形式自体と、さらにそれをのこのこ読んでいる側までナメ切ったかのような黒い愉快犯性が漲って冷や水を浴びせられる。入念で端整な殴り書き、とでも呼びたい文体にほとんど呆れ返りつつ、数頁に一度は必ず笑わされる中毒性を帯びて、悔しい。(黒椿椿十郎/文芸評論家)【昇天の1冊】 昭和57年に爆発的なヒットとなった裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』を思い起こさせる官能小説が発売された。タイトルは、『奥さま限定クリーニング』(二見書房/722円+税)。著者は元航空会社CAの蒼井凜花さん。女性にも支持者が多い官能小説作家だ。 物語の主人公は、高級住宅街にある実家のクリーニング屋を手伝うことになった22歳の健二。極度の“匂いフェチ”である。セレブ妻がクリーニングに出そうとした衣服の中から下着がこぼれ落ちたのをきっかけに、イケない性癖がムクムクと顔を出す。 以来、何かにつけて人妻との情事を重ねるようになる。自ら名付けたキャッチフレーズが「僕はクリーニング屋です! 衣服だけじゃなく、奥さまのお体もキレイにいたします」。 2日風呂に入っていないというマダムが相手でもお構いなし。粘っこい舌技で全身リップに精を出す。お得意さんは外資系投資銀行員の妻・32歳や、ネイルサロン経営者の肩書きも持つ32歳のS気たっぷり長身美女ら、いずれも絶品。年下でM気の強い健二を手玉にとるような強欲セックスがこれでもかと描写され、興奮度は高い。 蒼井さんの作品は、女性目線で男が感じる様子が描かれているところが特徴だ。男に奉仕されたい、玩具のように弄びたいという女の密かな性欲を看破しており、そこが女性読者の心をつかんでいるようで、読み応えがある。 表題の他、『人妻の乱れ姿』『僕だけのプライベートCA』など短編6作を収録。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)
-
芸能 2019年05月01日 12時20分
『なつぞら』、歴代ヒロイン続々登場! 騒動起こしたのんの出演はありえる?
NHK連続テレビ小説『なつぞら』がスタートして約1か月が経過した。平成と令和をまたぐ作品かつ、朝ドラ100作目ということもあり、日々話題が集まっている。 そんな中、もっとも注目を集めているポイントのひとつが、歴代ヒロインが続々出演しているという点。ヒロイン・なつ(広瀬すず)の育ての母を演じる松嶋菜々子は54作目『ひまわり』のヒロイン。第2話には朝ドラ1作目『娘と私』のヒロイン、北林早苗が出演し、その後も続々歴代ヒロインが登場している。 「今後も31作目『おしん』のヒロイン・小林綾子、41作目『純ちゃんの応援歌』の山口智子や、76作目『どんど晴れ』の比嘉愛未、77作目『ちりとてちん』の貫地谷しほりらの出演がアナウンスされていますが、もっとも注目を集めているのは、やはり88作『あまちゃん』のヒロインであるのん。社会現象を巻き起こし、経済効果は32億円超とも言われ、大ヒット作になりました」(ドラマライター) 『あまちゃん』をきっかけに、若い世代が朝ドラを視聴するようになったとも言われているが、朝ドラファンの間では「出演してくれたらいいけど、現実は甘くないよね」「ヒロインがアニメーター目指す話だから、声優役で出てほしいけど無理だろうな」という諦めムードも漂っている。 「『あまちゃん』で大ブレイクしたのんですが、15年に無断で個人事務所を設立していたとして、当時所属していたレプロエンタテインメントと対立。報道が過熱したことで、ラジオのレギュラー番組やCM降板が相次ぎ、実質活動休止に追い込まれました。いまだのんと事務所の対立は続いています。『なつぞら』にはレプロエンタテインメント所属の女優・福地桃子がヒロインの義理の家族として出演していることもあり、出演の可能性は非常に低いと考えられます」(同) 現在発売されている『なつぞら』のガイドブック『連続テレビ小説 なつぞら Part1』(NHK出版)には、のんが歴代ヒロインのひとりとして主演作『あまちゃん』にコメントを寄せているものの、レプロ時代の「能年玲奈」名義で、アーティスト写真も当時のもの。これについても、「これがNHKとレプロとのギリギリの妥協点か…」「コメントすらレプロ通さなきゃだから出演は絶対ないね」という声が聞かれている。 歴代ヒロインの中でも大きな功績を残したのんだが、『なつぞら』出演は絶望的かもしれない――。
-
社会 2019年04月30日 23時00分
【平成未解決事件】生きたまま赤ん坊を引きずり出す猟奇事件「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」
昭和時代も終わりに近づいていた1988年(昭和63年)3月18日、日本全国を震撼させた猟奇事件が愛知県は名古屋市内で発生した。 この日の19時40分頃。31歳の新婚会社員Aさんは、愛知県内の勤め先から名古屋市にある自宅アパートへと急いでいた。Aさんの自宅にはまもなく臨月を迎える愛する妻が待っており、いつ出産してもおかしくなかったのだ。 しかし、Aさんが帰宅すると、自宅には妻はおらず鍵もかかっていなかった「おかしいな…」そう思った刹那、どこからか赤ちゃんの泣くような声が聞こえてきた。 気になったAさんが居間を開けたところ、すると、そこには青いドレスを着て腹から血を流し倒れている妻、横には生まれたばかりの血まみれの赤ん坊が泣き声を上げていたのだ。 Aさんの妻は両手が縛られており、首にはコタツのコードが巻かれ、周囲には血だまりが出来ていた。そして赤ん坊はへその緒が付いたままあった。 Aさんは気が動転したままであったが、救急車を呼んだ。腹を真っ二つに裂かれた妻は搬送後に死亡が確認されたが、腹から引きずり出された赤ん坊は、貧血の症状こそあったものの、命に別状はなく奇跡的に一命を取りとめたという。 この時点で相当インパクトの強い衝撃的な事件ではあるが、もう一点、センセーショナルな出来事があった。 それは彼女の腹から引きずりだされた赤ん坊の代わりに詰められていた「電話機」の存在である。 彼女の腹の中にはキャラクター(ミッキーマウスともハローキティとも噂される)の付いたキーホルダー、そしてAさん宅のプッシュホン式電話機が強引にねじ込まれていたというのだ。 事件発生から30年が経過した今、残されたAさん、そして、不幸な形で産み落とされた子供は住居を海外に移したと伝えられているほか、事件解決の手がかりも1990年頃から完全に途絶えてしまい、事件から15年が経った2003年(平成15年)3月18日午前0時に公訴時効が成立し未解決事件となってしまっている。
-
-
スポーツ 2019年04月30日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「カール・ゴッチ」“プロレスの神様”の作られた伝説
新日本プロレス旗揚げ時にアントニオ猪木と相まみえたとき、カール・ゴッチはすでに50歳手前であった。 以降、フロリダ州タンパのゴッチ道場において数多のレスラーを鍛え上げるとともに、自身も生涯トレーニングを欠かさなかったという。まさにレスリングの求道者であった。※ ※ ※ カール・ゴッチの初来日は1961年、日本プロレスの第3回ワールドリーグ戦。当時のリングネームはカール・クラウザーで、その緒戦はアメリカからの凱旋帰国となった吉村道明とのシングルマッチ、45分3本勝負であった。 ゴッチが日本初披露となるジャーマン・スープレックスで1本目を先取すると、吉村もこれまた日本初の回転エビ固めで2本目を奪い返し、その後は互いに一歩も引かないテクニック合戦の末、時間切れドローとなっている。 同シリーズに続いて開催された、ワールドリーグ選抜者による国際試合シリーズと合わせた約3カ月の間に、吉村とゴッチの対戦は都合13回も組まれていて、結果はゴッチの3勝1敗8分け1ノーゲーム(勝利は時間切れ判定勝ち2つを含む。ノーゲームは2本目のジャーマンで吉村が失神状態になったため、ゴッチの勝利とされながら、ゴッチがこれを拒否したもの)。 他の日本人選手との対戦では、力道山と1戦して1本ずつ取り合った後に両者リングアウトの引き分け。2番手格の豊登とは2勝1分け(不戦勝1を含む)。若手相手ではシングル28戦のうち20勝、反則負けが1回に時間切れ7回と、ほぼ完封の結果を残している。 また、シリーズ外国人エース格のミスターX(正体はビル・ミラー)には敗れているが、同じくシリーズの目玉とされたグレート・アントニオとは引き分けている。 力道山はゴッチと対戦した後に「強けりゃいいってもんじゃない」と吐き捨てたと言われ、以降は両者の対戦が組まれなかったことから“ゴッチは試合ぶりがつまらない”とする評価が一般的になっている。しかし、そうであれば、これから売り出そうという吉村のライバル役に抜擢したことの説明がつかない。 本当に面白味も華もないレスラーであったなら、アメリカマットでルー・テーズのNWA王座に9回挑戦したというのも不可解だ。 タッグも含めれば各テリトリーで世界王座に就いており、アメリカ進出が30代半ばと遅かったにもかかわらず、それだけの戦績を残したことを考えても、ゴッチがプロレス不適格者であったとは信じ難い。 「試合がつまらなくて観客ウケが悪かったわけではなく、対戦相手がゴッチを嫌がったというのが真相ではなかったか。ゴッチの試合映像を見ると、いったん相手の腕を取ればしつこくそれを離さないし、グラウンドでも簡単にブレークをせずに攻め続ける。ロープに振ったりもしないねちっこい戦いぶりで、対戦相手の疲労度は半端なものではないはず。しかも、極め技のジャーマンは当時としてはかなり危険なもので、力道山の言葉にしてもプロモーターの視点からではなく“疲れるし危ないしで、とても付き合いきれない”という、一選手としての嘆きのような気がしてならない」(プロレスライター)★プロレス的演出に寛容だった!? 「性格的に難あり」との評もあるが、そうであるならば日プロ、国際プロレス、新日本プロレスがゴッチに対してコーチ役を願って出るわけもなく、ゴッチ自身も己の技術を安易に授けたりはしなかっただろう。他にもルチャドールのエル・カネックや総合格闘家のジョシュ・バーネット、全日本プロレスの渕正信らのコーチ役も買って出ている。 「そのコーチングの内容自体がシビアであるために、厳しさばかりが喧伝されていますが、そうやって誰でもひょいひょいと受け入れるあたりは、むしろ人のいいおっちゃんのようにも見えます」(同) ゴッチの名前の由来からして、伝説のレスラーであるフランク・ゴッチにあやかったもので、またベルギー出身でありながら、当時のアメリカで敵役とされたドイツ人ギミックを受け入れていたあたりをみても、プロレス的演出に決して否定的ではなかったようだ。 国際プロ参戦時、モンスター・ロシモフの名前だった頃のアンドレ・ザ・ジャイアントにジャーマンを極めた伝説的一戦も、レフェリー不在でカウントが入らず、その後に逆転されるといういかにもプロレス的な結果に終わっている。“プロレスの神様”というのも、旗揚げ当初にゴッチしか目玉のなかった新日が、権威付けのために言い出しただけのこと。 「ゴッチにまつわるさまざまな伝説も、この頃に“作られた”ものが多い」(同) プロレス界での出世や名誉に対する欲が薄いので、ギャラさえ出れば選手ではなくコーチ役としての招聘も受け入れる。スターレスラーになることよりも技術の追求にばかり興味が向いていた、いわゆるオタク気質の人というのが、ゴッチの真の姿であったのかもしれない。カール・ゴッチ***************************************PROFILE●1924年8月3日〜2007年7月28日、ベルギー・アントワープ出身。身長184㎝、体重110㎏。得意技/ジャーマン・スープレックス。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
-
芸能ネタ 2019年04月30日 18時00分
4月末に打ち切られた伊集院光のラジオ番組って?
テレビやラジオ番組の改編期といえば、3月と9月であろう。4月と10月に新番組が始まるのが通例である。だが、改編期でもない4月末に打ち切られたラジオ番組が存在する。それが『伊集院光のOh!デカナイト』(ニッポン放送)である。リスナーたちの間では『オーデカ』の愛称で知られた。 『オーデカ』が始まるのは1991年3月1日である。こちらも中途半端なのは、前番組の『内海ゆたおの夜はドッカーン!』が2月末で打ち切られたため。内海と親交のあった伊集院に白羽の矢が立った。 伊集院はもともと『伊集院光のオールナイトニッポン』(同、1990年終了)でも人気を博しており、そのトーク力には定評があった。そのため、『オーデカ』はすぐに人気番組となる。さらに、ラジオならではのマニアックな企画も連発し、見知らぬ女性のあとをつけて家へ帰るまでを実況する「尾行マン」なる企画もあった。ただ、たまたま付けた女性がスポンサーの令嬢であり、スタッフが更迭といったこともあった。それだけ“ガチ”であったともいえる。そのほか、通常ならば赤ちゃんの毛で筆を作る業者に、陰毛を集めて作製を依頼するなど、ありえない企画のオンパレードだった。 ニッポン放送の夜のワイド番組の名物といえば、クイズコーナーである。さまざまなスポーツが採用されているが、『オーデカ』はベタに野球だった。ヒット、二塁打、三塁打、ホームランと難易度に応じてリスナーに問題が出される。1点入るごとに5000円がもらえる企画も人気になった。 だが、人気絶頂期の1995年4月いっぱいで番組が突如する。これは、伊集院をテレビタレントとして売り出したい芸能事務所の意向もあったようだ。すでに、伊集院は4月から深夜のテレビ生放送『どんまい!!』(日本テレビ系)のレギュラーが入っており、ラストの1か月間は番組の一部を録音にすることで急場をしのだといわれる。 この時点で、伊集院はスタッフとの間に軋轢を抱えており、「本番直前までスタジオの下に隠れる」「タクシーチケットで遠くまで行って戻ってくる」といった奇行を繰り返していた。4月末に番組が終わったのは、スムーズに仕事をさせないラジオ局とスタッフによる嫌がらせであったともいわれる。そんな伊集院は約半年後の1995年10月に他局で『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)を始め、現在は『伊集院光とらじおと』(同)で平日朝の帯レギュラーを務めるなど、TBSラジオの顔となっている。やはり、ニッポン放送との確執の溝は埋めがたいようだ。
-
-
スポーツ 2019年04月30日 11時30分
“メモリアル弾”は誰が打つ?「令和第1号ホームラン」“本命”の3人をピックアップ
「令和第1号」を放った選手のバットが、野球殿堂博物館に寄贈される――。各メディアによって広く報じられたこのトピックを、既にご存知の方も多いことだろう。 「令和」初日となる5月1日は、セ・パ6試合が予定されているプロ野球。記念すべき一発を放つのはいったい誰なのか。巨人対中日(東京ドーム)、DeNA対ヤクルト(横浜スタジアム)、阪神対広島(甲子園)の3試合がいずれもデーゲームのセ・リーグを対象に、注目選手を予想してみた。■平田良介(中日) 最初にチャンスがめぐってくる「先行チームの1番打者」の中で、長距離砲と言えば中日の平田。昨年は先頭打者本塁打を2本(リーグ1位タイ)放つなど、実績も申し分ない好打者だ。 また、該当の試合はセ3試合の中で唯一、屋内球場で行われるという点も忘れてはならない。ヤクルト、広島のトップバッターと違い、雨天順延の心配をしなくていいというのも好材料だ。■ウラディミール・バレンティン(ヤクルト) 滞りなく試合が行われた場合、本命となりそうなのがバレンティン。これまでに本塁打王を3度(セ現役1位)獲得し、2013年にはプロ野球新記録の60本塁打を記録した長距離砲だ。 ちなみに、バレンティンはこれまで5月最初の試合で、実に4回(6本)もアーチを記録している。昨年も1本放っているだけに、今年も十分に期待が持てるところだ。■中井大介(DeNA) 昨オフ巨人から戦力外通告を受け、その後DeNAが獲得した中井。ともすれば「なぜ中井の名が?」となりそうなところだが、“大穴”に推した理由はしっかりある。 巨人に9年間在籍した中井が、これまでに放った本塁打は11本。ただ、その中の2本は「平成生まれ選手1号」(2009年)と「巨人通算1万号」(2017年)。「二度あることは三度ある」とばかりに、3回目の祝砲を放つ可能性は少なくないだろう。 達成すれば、球史に名が残るのはほぼ確実の「令和第1号」。果たして、“メモリアル弾”はこの3名の中から飛び出すのか、それとも…文 / 柴田雅人
-
芸能 2019年04月29日 23時00分
改元特番を担当、タモリの平成の活躍を振り返る
本日夜に6時間半にわたって放送される『FNN報道スペシャル 平成の“大晦日”』(フジテレビ系)の司会をタモリが担当する。これを記念して、平成期のタモリの活躍を振り返ってみたい。 タモリの代表番組といえば、2014年3月に32年の歴史に幕を下ろした『笑っていいとも!』(同)が挙げられるだろう。平成時代の「いいとも」のレギュラーを見て行けば、ウッチャンナンチャン、ダウンタウン、爆笑問題、ナインティナイン、キャイ〜ンと、平成のお笑い史がそのまま描ける。タモリが地下芸人の匂いを残したダンディなおじさんから、イジられ役のかわいいおじいちゃんへと変遷していったのも、平成の「いいとも」であったといえるだろう。 「いいとも」と並行して、1990年4月からは『世にも奇妙な物語』(同)の放送が始まる。当初は毎週1時間の放送につき3話のショートドラマが放送されていた。タモリはストーリーテラーとしてドラマの導入部とエンディングにコメントを挟んだ。この作品は、現在も改編期にスペシャル番組として放送されている人気番組である。 1992年10月からは『タモリのボキャブラ天国』(同)が始まる。視聴者から投稿される様々なボキャブラネタを元に、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)の「空耳アワー」も手がける制作会社ハウフルスお得意のヒネたセンスのVTRも話題となった。ボキャブラネタは、言葉をもじるダジャレのようでありながら、「インパクト」「バカ」「シブい」「知的」といった4つの座標軸でセンスを評価する斬新な番組だった。やがて、若手芸人がボキャブラネタを披露するようになり、こちらは社会現象を巻き起こす。 フジテレビ以外でも活躍した。1994年4月スタートの『ジャングルTV 〜タモリの法則〜』(TBS系)では、得意の料理を披露する「ジャングルクッキング」のコーナーが話題となった。 1990年10月スタートの『タモリの音楽は世界だ』(テレビ東京系)は音楽をテーマとしながらも、現代音楽、オペラ、ヒップホップなど様々な音楽を取り上げるマニアックな構成が話題となった。『タモリ倶楽部』『ブラタモリ』(NHK総合)に連なる、タモリの趣味系バラエティ番組といえるだろう。 メジャーからマイナーまであらゆるジャンルを網羅するタモリのバラエティ番組は、まさに平成とともにあったといえるかもしれない。
-
芸能ネタ 2019年04月29日 20時00分
あのジャニーズや女優も? 実はハーフ・クォーターだった芸能人
ハーフモデルやハーフタレント、さらにはハーフ女優が芸能界で活躍する昨今。ハーフというだけで人気がプラスすることもあり、ハーフを売りにする芸能人も多いようだ。しかし、中にはあまり公言していないものの、実はハーフやクォーターだったという芸能人もいる。 「最近は『ぐるナイ』(日本テレビ系)を中心にバラエティで活躍しているSexy Zoneの中島健人さんは、母親がフィリピン人と日本人のハーフなので、中島さんはクォーターということになります。子供の時から両親にはジェントルマンでいるようにしつけられたようで、母親が車に乗る際は、必ずドアを開けるなどレディーファーストを徹底していたそうです。バラエティではさらっとキザなセリフを吐きますが、こういった事情もあるのでしょうね」(芸能記者) また、意外と知られていないのが、最近、若い女性からも支持されているあの俳優だ。 「最近、バラエティの露出が増えたことで女性人気が上昇している草刈正雄さんも実はハーフなんです。母親が日本人、父親がアメリカ人のハーフですが、父親は草刈さんが生まれる前に朝鮮戦争で戦死してしまったため、草刈さんは父親の顔を知らないそうですよ。幼少時代は福岡県で育ったそうですが、家計は苦しく、幼い頃から新聞配達のアルバイトをしていたそうです。17歳でスカウトされ上京してからは、俳優としても認められ、家族を経済面でも救ったといいます」(前出・同) 他にもこんな女優がクォーターだ。 「実力派女優として名高い満島ひかりさんは、日本人の母親と、アメリカ人と日本人のハーフの父親を持つクォーターです。ご両親はともに体育教師で、父親は中学のバスケ部の監督なども務めていました。両親が体育会系だったためか、満島さんが子供の頃は、毎朝5時に起き、父親の前で大きな挨拶をすることが日課だったそうです。もちろん弟の満島真之介さんもクォーターとなるわけですが、『おじいちゃんが外国人だけど何人が分からない』とテレビで話して話題になりました」(前出・同) 入れ替わりの激しい芸能界だが、まだまだハーフタレント需要は続きそうだ。
-
芸能ネタ 2019年04月29日 18時10分
あっけなく打ち切り!短命に終わった番組8選 ロンブー淳は「短命王」!?
日曜夕方の高視聴率番組『笑点』(日本テレビ系)。今年で放送54年目を数える大長寿番組だ。また『徹子の部屋』(テレビ朝日系)も1976年の放送開始から44年目を迎える、日本を代表する息の長い番組である。 だが一方で、視聴率がふるわず、短命に終わった番組も数知れない。そこで印象的な「短命番組」を挙げていこう。 最近の短命番組を見てみるとフジテレビ系に多い。古舘伊知郎の『フルタチさん』は10カ月間、同じく古舘の『モノシリーのとっておき』は半年間。ウッチャンナンチャン・南原清隆の『超ハマる!爆笑キャラパレード』は深夜から土曜夜7時に進出したものの、わずか1年で撤退し、また深夜枠に戻っている。 対して日本テレビはどうだろうか。長寿番組が多そうなイメージに反して、意外とすぐ打ち切られる番組も多い。例えば2011年4月、ロンドンブーツ1号2号の田村淳とAKB48による『なるほど!ハイスクール』が木曜夜7時から始まった。だがスタート当初から低調が続き、途中でリニューアルしたがわずか1年で終了した。また淳は月曜夜7時、2013年4月からベッキーと『赤丸!スクープ甲子園』をスタートさせるも、こちらも一ケタ視聴率が続いて、なんと4カ月で討ち死にしている。 淳は不幸にも、短命番組のMCを引き当てることが多い。日曜夜8時台に新設されたフジテレビ系のクイズ番組『クイズ30〜団結せよ!〜』は半年間、全16回で終了。また、くしくも同じく日曜夜8時に殴り込みをかけ、熱狂的ファンもいた『クイズ☆スター名鑑』(TBS系)はわずか4カ月間で終わっている。しかも最終回の告知もなかったと当時話題になった。 ところで日テレには、記録的な短命番組がある。それが2カ月半で終わった『大相似形テレビ』だ。これは1992年10月から12月26日まで放送されていたもので、「似ていること」をエンターテインメント化していた番組。似ている有名人同士や、人とモノ、モノ同士など、あらゆるパターンの面白い「相似形」を紹介する内容だった。 ところが、低視聴率が響いたのかわずか10回で打ち切りに。好調が伝えられている日テレだが、こうした暗黒時代もあったのだ。
-
-
芸能ネタ 2019年04月29日 12時10分
芸人のユーチューバー化が進む カジサック成功の裏には“綿密な戦略”?
2018年10月、芸人界に大きな事件が起きた。キングコング・梶原雄太が、芸人の傍らYouTuber・カジサックとして活動し、2019年の年末までに登録者数100万人行かなければ、「芸人を引退する」と宣言したのだ。 彼の行動を叩く人もいたが、蓋を開けてみれば、2019年4月の時点でYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」の登録者数は80万人を突破。YouTuberとしては成功と言ってよいだろう。 それまでもYouTubeに挑戦した芸人も少なからずいたのは確か。しかし、テレビでやっていたことをそのままYouTubeに持ってきていたこともあり、そのほとんどが失敗に終わっていた。それに引き換えカジサックは、事前にYouTubeを研究し、YouTubeの視聴者に沿った戦い方をして成功を収めた。 カジサックの例もあってか、最近では数多くの芸人がYouTubeに参戦している。スピードワゴン・小沢一敬が「スピードワゴン 小沢一敬Official Channel」、若手芸人だとプラスマイナスなどがチャンネルを立ち上げた。 「やはり、ネームバリューがある人は数万回再生いきますね。黒字化になるかは微妙ですが、ゆるーくやっているので、十分なのでしょう。若手でも特技を生かした動画をアップしたり、ラジオに挑戦するコンビもおり、まずまずの結果を残しています。前述の失敗の例もあるため、クオリティーの高い編集や企画で個性を出しているようですね」(エンタメライター) “芸人”という最大の武器を生かして、コントや漫才に定評のある芸人がネタをアップすることも多い。東京03、バカリズム、バイきんぐなどが、単独ライブで行ったネタを定期的にアップしている。 「背景には、違法アップロードがあります。YouTubeを検索すれば、番組やDVDで披露したネタがわんさかあります。そうした対策で、自ら動画をアップしているようです」(同上) お笑いの漫才やコントも作品である。歌とは違って1度見ると魅力が半減してしまう儚いもの。どうせならば、公式チャンネルで閲覧し、彼らに還元してあげてほしい。 また、YouTubeに参戦している若手芸人のほとんどは、テレビではなく劇場で活躍中だ。カジサックもコマーシャルやイベント出演など増えているが、YouTubeで結果を残せば、なかなかテレビに出られなかった芸人が、世間に知られるチャンスが増える。青田買いする意味でも、YouTubeチャンネルを持つ芸人に注目することをおすすめする。
-
レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(9/4)新潟2歳ステークス 他4鞍
2011年09月03日 17時59分
-
レジャー
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/3) 瓢湖特別
2011年09月02日 15時30分
-
レジャー
橋本千春の勝馬ピックアップ!(9/3)BSN賞 他4鞍
2011年09月02日 15時30分
-
芸能
加藤シルビアアナ 熱愛撮られた!!
2011年09月02日 11時45分
-
芸能
国民的美少女・工藤綾乃が黒髪のリカちゃんを「絶対に欲しい」
2011年09月02日 11時45分
-
芸能
星野真理がTBSアナと結婚を発表「長い年月を経ての春でございます」
2011年09月02日 11時45分
-
スポーツ
TBSの亀田興毅ボクシング中継に男性視聴者がブーイングの嵐!?
2011年09月01日 17時59分
-
芸能
フォロワー数なんと500万人突破! 蒼井そら中国で大人気のワケ
2011年09月01日 15時30分
-
芸能
メル・ギブソン、元恋人と子供の親権問題和解!
2011年09月01日 12時00分
-
芸能
ひとまずネタが出尽くした、島田紳助さんの引退騒動
2011年09月01日 11時45分
-
芸能
赤木春恵の舞台引退のウラでコロッケ意味深発言!
2011年08月31日 15時30分
-
スポーツ
プロボクシング元世界王者・内藤大助が“定年退職”も…
2011年08月31日 15時30分
-
トレンド
『レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳』 木幡竜 インタビュー
2011年08月31日 10時00分
-
芸能
天然+リアクション 狩野英孝は第2の出川になれるのか!?
2011年08月30日 15時30分
-
芸能
ビヨンセ、懐妊!!
2011年08月29日 15時45分
-
トレンド
“オギカリ”こと荻野可鈴ちゃんのファーストDVD発売記念イベントが開催
2011年08月29日 11時45分
-
トレンド
鈴木千絵里、1年ぶりグラビア再開! 引退決意していた?
2011年08月29日 11時45分
-
トレンド
『美男ですね』第7話、嫉妬に燃える玉森裕太
2011年08月29日 11時45分
-
スポーツ
新人王のラストチャンス? 斎藤が「サタデー佑ちゃん」に変身
2011年08月28日 09時00分