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スポーツ 2009年03月05日 15時00分
ボクシング 大毅も日本か東洋タイトルに前進のV
次男の“浪速乃弁慶”大毅は元世界2階級王者ワンディ・シンワンチャーにKO勝ち。ライセンス1年停止処分から昨年11月に復帰後、3連勝。第一目標である日本、東洋太平洋タイトル挑戦に一歩前進した。 WBCフライ級13位のワンディと対戦。序盤から左フックや左アッパーなど左を中心に攻めた。だが67戦のキャリアを誇るワンディに序盤は主導権を握らせてもらえなかった。それでも5Rからボディー狙いに切り替えると、左のどてっ腹に強烈な一撃をヒットさせダウンを奪った。 最後は6R27秒、左フックから左ボディーの2連打を叩き込み、元世界王者をマットに沈めた。 3戦連続KO勝利した大毅は、「練習していた右が出なかった。(パンチが)偏りすぎた。交互にテンポよく打たないと。もっと練習して上を目指したい」と、冷静に自分の試合を分析した。 世界ランカーに勝利したことで、世界ランキング15位以内に入ることが有力となった。「チャンスがあれば挑戦したい」。大毅もタイトル挑戦を手繰り寄せた。
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芸能 2009年03月05日 15時00分
グラドル直撃インタビュー 渡辺万美
グラドル界きっての美尻の持ち主、渡辺万美(19)の新作イメージDVD「恋のライバル〜妹編〜」(リバプール)が27日に発売される。これは昨年9月にリリースした「姉編」の続編。今までの彼女には珍しい“妹キャラ”を限界ギリギリまで演じたバンビーナを直撃だッ! −−昨年9月の「姉編」に続き、今度は「妹編」です。 「姉と妹で一人の男を取り合うから“恋のライバル”。前回はお姉さんなので上から目線っぽかったのですが、今回は下から甘えっコ目線で迫りますヨ」 −−全然違うキャラですね。 「私のイメージDVDってセクシー系が多くて、今回の“妹キャラ”って初めてなんです。普段の私はサバサバして男っぽいので、逆におもしろかったですね」 −−妹キャラを演じてみて、どうでした? 「本当の自分と逆なんですよね。私って長女なので『しっかりしなさい』って言われてばかり(笑)。もし兄や姉がいたら、こうやって甘えよう…みたいに妄想しながら演じていました」 −−表情も変えたり? 「姉編ではキツい感じのツンデレ、妹編では甘ったれた感じで」 −−どんな甘えっぷりを? 「大好きなコスプレで。メイド服は萌え〜ました。あとチアリーディング。特技欄にも書いているんですが、なかなかお見せする機会がなくて。やっと披露できてうれしかったです。でも、結構恥ずかしかったですよ。普通は団体でやるのに、私一人ですから(笑)」 −−他に印象的な衣装は? 「セーラー服。高校がそうだったので懐かしかった。でも、そんなに昔じゃないですよ(笑)。あとスクール水着。これ、学生時代でも着たことなかったんですよ。初めて着ました。結構、かわいかったなぁ」 −−ロケは「姉編」と同じ? 「はい、バリ島で去年の6月ごろ。同じ時期に姉編と妹編を撮っていたので、自分でもどっちをやっているのか分からなくなったりして(笑)。洋服や水着など着ているものや、メイクとかで判断してました」 −−この作品の見どころは? 「前からあこがれていた水着にエプロン姿のシーン。いつもは髪を下ろしてるんですが、ここでは頭の高い位置で2つ結びにしてます。こういうアニメっぽい感じの髪形も好き。普段できないんでうれしかったなぁ」 −−逆に辛かったことは? 「水にあたっておなかこわしちゃって。最終日に制服姿で岩場での撮影がキツかったぁ。暑くて大変で、もう脱水症状になりかけて。監督さんに気を使っていただいて、岩場の陰とかあまり日の当たらないところで撮影しました」 −−次にやりたいことは? 「やはりコスプレ(笑)。今後は甘え系もやっていきたいなと」 −−さて、万美ちゃんといえば日本一のお尻美人です。 「いやー、求められればお尻だけじゃなく、もちろん胸もバーンとアピールして(笑)。出せるところは出していければ、と」 −−イベントやります。 「3月7日午後3時から石丸電気ソフトワンです。いつもの素の感じを出せればいいなって思います」 −−今後の芸能活動の予定は? 「上を目指してバンバン登り続けていきたいです。この間(2月6日)も『踊る!さんま御殿』に出演させていただいて。バラエティー番組って出たことなかったので、収録のひと月前から緊張し過ぎて力が抜けてしまって。当日はマネージャーから『考える前に何でもいいからしゃべっとけ』って言われて『もういいや』って開き直っちゃいました。でも、1回出演しちゃうと度胸が付きますね(笑)」 −−では、最後に一言。 「万美も実は甘えたい…そんな一面がうかがえる作品です。いろんな万美を知ってもらえるよう、これからもバンバン挑戦し続けていきます」<プロフィール>わたなべ ばんび 1989年9月15日生まれ。東京都出身。T164、B95W59H87。B型。趣味は音楽鑑賞。特技はチアリーディング、ピアノ。2007年、トリンプ・インターナショナル・ジャパン主催のヒップコンテスト「ショウ・ミー・ユア・スロギー」日本大会で112人の中から優勝。ドラマ「あしたの喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜」(フジテレビ)、映画「うたかた」などに出演。
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社会 2009年03月05日 15時00分
永田町血風録 小泉の麻生批判が総選挙への号砲
自民党内で麻生の足の引っ張りっこが続く。中には「これで一気に政局に持ち込めばいい」と民主党などの野党と歩調を合わせ、自分たちで政局にしようとしているのが元幹事長の武部勤。「若手は予算の審議が終わったら、素早く選挙区に里帰りしろ」と尻を叩き出した。 武部が大喜びするのにはそれだけの理由がある。元首相の小泉純一郎が突然、自民党内で首相・麻生太郎の批判を始め、そして麻生内閣に強烈なパンチを浴びせたからだ。この小泉の動きに武部と自民党内大多数が「これで選挙への踏ん切りがついた」と小躍りした。 もっとも、この時期になぜ小泉が姿を見せたのか理解に苦しむ。一説では小泉は民主党の複数の幹部と通じ合い、郵政選挙の時、小泉寄りの発言をした候補を助けた、という。 民主党は口を開けば小泉批判をし、そしてその言葉の終わりに「衆院を解散して国民に信を問え」との“注釈付き”の注文を突きつけている。小泉は次の選挙には立候補しない。かといって、郵政選挙で当選した小泉チルドレンたちの応援はどうしてもやりたい。とくに小池百合子や片山さつき、佐藤ゆかりらを正面きって応援はできないので、麻生降ろしをやって援護射撃することで「存在をはっきりさせられる」と思っての蠢(しゅん)動だった。 武部はいってみれば、そのリーダー格。元幹事長という党内の立場は、ある程度プレッシャーもかけられる。国民生活と切っても切れない予算を速やかに国会を通して、外野でうじうじしている野党を尻目に、自民党内が一枚岩にまとまったところで衆院解散に打って出ようという腹だ。 「今はその最後のチャンスがめぐってきつつある。誰かに、とくに大物に麻生批判をさせて、それを引き金にして一気に政局へ。自民党は、そう考えているよ。このところ、民主党の小沢一郎代表が国防について、少々トンチンカンなことを言い出した。どうも与野党の主だった人の舌禍が政局を急がせている」とは公明党内の一部の議員の声。 その公明党はすでに政局を見込んで、各選挙区内の締め付けを着々と進めている。公明党は創価学会の地盤が、少子高齢化で緩んでいる。だから「なんだかんだいっても、政権与党にいるんだから、やはり自民党の動きに歩調を合わせていくのがベターだよ」(公明党幹部)。 自民党と公明党の実力者が発言するようになれば、選挙は間近だ。 そう、春の桜の季節の前には、「有権者のみなさん!」と呼びかける街宣車が走り始めるのではないか。(文中敬称略)
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スポーツ 2009年03月05日 15時00分
WBC 侍ジャパン 宿敵・韓国と場外戦ぼっ発
きょう5日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の舞台裏で、日韓の間に異様な緊張が漂っている。4日、東京ラウンドに出場する全チームが決戦の地、東京ドームで最終調整を行い、日本代表は原辰徳監督がV宣言。いよいよ連覇に向けてスタートしたが、侍ジャパンは最大のライバル韓国との場外戦に神経をとがらせている。 東京ラウンドを前にこの日は全チームが公開練習を行い、侍ジャパンも最終調整した。練習後は原監督が「われわれが向かう港は1つ。チャンピオンです」と高らかに2大会連続優勝を誓った。 チームリーダーのイチローが打撃不振に陥っており、チーム状態は決していいとはいえない。「イチローが結果を残してくれることが理想ですけど…」と頭を抱える原監督をはじめ、チーム全体がスーパースターに気を遣っている状況だ。 「今大会の日本代表スタッフは気苦労が絶えません。不調にあえぐスーパースターのイチローに気を遣っているのはもちろん、韓国代表の逆鱗にも触れないように気を使わなきゃいけないんですよ。前回大会のような緊張状態だけは、避けたいでしょうしね」(日本代表関係者) 2006年の第1回大会では、イチローが「向こう30年は日本に手が出せないな、と。そんな感じで勝ちたい」と発言したことで、韓国から反感を買った。それを教訓に、韓国チームや韓国メディアが、再び“反イチロー感情”や反日感情を抱かないように、舞台裏ではスタッフが細心の注意を払っているという。 確かに日本代表選手の発言がそれを物語っている。 この日、宿敵の韓国について問われると、日本選手は口をそろえて「韓国がどうのこうのより、1つの試合に勝つこと」(福留)、「相手がどうとかじゃなく、われわれの力を出すこと」(城島)と「対韓国」のコメントを回避。韓国のメディアから韓国チームの印象を尋(たず)ねられた原監督も、「われわれは挑戦するチームという気持ちで戦いたい」とやけに低姿勢だった。 グラウンド内だけではない。「今回の東京ラウンドには、およそ15社の韓国メディアが来ているんですが、主催の読売サイドもとにかく彼らに気を遣っているようです。カメラマンの席割も配慮していますし、日韓のメディアで混乱が起きないようにアナウンスがあったほどです」(前出関係者) 韓国には00年のシドニー五輪、第1回WBC、昨年の北京五輪と、大舞台で1勝6敗と負け越している今回は雪辱がかかる舞台だけに、極力トラブルは避けたいのだ。
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スポーツ 2009年03月05日 15時00分
プロ野球裏スコアブック ワンチャンスが物言うオープン戦の過激アピール合戦
WBCに比べれば注目度は低いものの、オープン戦が行われていることを忘れてはいけない。 主力選手の仕上がり具合に、つい目がいく。しかし、各球団にはもっと重要な目的がある。新たな戦力を見極めなければならないのだ。オープン戦が若手の登竜門にたとえられるのは、そこからきている。球界OBが解説する。 「ベテランや実績ある選手は調整するだけでいい。1軍に残れるか、1軍に上がれるか、ボーダーライン上の選手はそうはいかない。チャンスを与えられたときが勝負になる」 1軍の投手枠は12、13人前後。そのうち、10人はオープン戦の前に決まっているのがふつう。残る2、3人が入れ替わる。若手はその狭い枠をめぐって、シノギを削らなければならない。 「チャンスが何度もあると思っていると、とんでもない。投手は何戦か登板の機会を与えられるが、1回でも致命的なミスを犯せばそれっきりになることもある。だから、マウンドに上ったら『ここで結果を出さなければ、今季は2軍だ』ぐらいの覚悟で1球1球投げないとダメなんだ」(同) 投手はそれでも、まだいい。野手は1戦で見切りをつけられることもある。打つほうで認めてもらいたいなら打席で、守備が売りなら「球が飛んで来い」と祈りながら、待つことだ。 「プロはアピールしてなんぼ。よほどのスター候補でもなければ、自分の長所を監督、コーチに印象づけなければならない。だから、最初の出場が肝心といっていい」 2軍経験もある球界OBはそう強調する。当分は侍ジャパン監督に専念する巨人原監督も、本業に戻ったとき、どんな若手が出てくるか楽しみにしている。
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レジャー 2009年03月05日 15時00分
弥生賞 美浦黄門・橋本記者がナカヤマフェスタ・二ノ宮調教師を直撃
3戦3勝と無敵の快進撃を続けるロジユニヴァースが話題を集める皐月賞TR(3着までに優先出走権)「第46回弥生賞」(GII、中山芝2000メートル、8日)だが、東にはもう一頭の横綱候補がいる。その名はナカヤマフェスタ。京成杯は落馬の影響を受け、2着に惜敗。3連勝のチャンスを逸したが、内容は負けて強しだった。ロジ陣営も一目置く、フェスタの指揮官・二ノ宮調教師を美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が直撃インタビューした。 −−追い切りはどこに主眼を置きましたか? 二ノ宮調教師「先週、蛯名ジョッキーを乗せて、強いところをやる予定だったが、ちょっと時計が遅かった。もう少し負荷をかけたかったので、今朝もジョッキーに乗ってもらい、3頭併せでやった。前の2頭に追いつくのが予定より早かったけど、時計うんぬんより動きが良かったし、満足のいくケイコができたと思っています」 −−弥生賞は当初から、出走予定だったのですか? 二ノ宮師「小柄な馬だし、使い減りするという先入観もあったので、石橋を叩いて渡る気持ちで、馬の状態を見極めてきた。ところが、牧場で見たら体が増えて大きくなっていたし、すごく元気が良かったので大丈夫(出走させられる)と判断したわけです。帰厩後も緩めず乗ってきたし、ここまで順調にきていますよ」 −−3連勝の期待が集まった京成杯は、4角で他馬の落馬のアオリを受け、痛恨のクビ差2着でした。 二ノ宮師「たまたま落馬した馬(サンライズキール)の外にいたため、ビックリしてブレーキをかけ、そこでリズムを狂わせてしまった。確かに不利を受けたが、それも含めて競馬だから仕方なかったと思う」 −−この馬の長所はどこですか? 二ノ宮師「普段はわがままな面を出すけど、レースに行けば一生懸命走るところですね」 −−最後に意気込みをお願いします。 二ノ宮師「(クラシックを見据え)デビュー戦から徐々に距離を延ばし、青写真通りにきているのは何より。皐月賞につながるレースを期待しています」
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レジャー 2009年03月05日 15時00分
内外HP版地方競馬予想 佐々木敦子の最終のおみやげ
佐々木敦子です。いよいよ大井競馬は、次開催からナイターが開幕です。まだまだ寒いですけど、開幕週はライブで見たいですね。 さて、今週の最後のレースは6日の12R「花月賞」(1600メートル)。ゲットアライフに注目しました。 前10走で掲示板を外したのは1回だけという堅実ぶり。近走は千二、千八と使ってきましたが、昨夏には今回と同じ千六で上がり3F38秒9と強烈な決め手を駆使して2着に突っ込んでいます。B3のペースにも徐々に慣れてきましたし、得意の距離でチャンス到来です。 相手には大穴、ワイエスハッスルを指名します。何より的場文騎手への乗りかわりが大きな魅力です。以前、的場さんが乗っていたときは相性が良かったし、今回は面白い存在になりそうです。 もう一頭はカクテルラウンジ。千六の前走では4着と健闘。菅原勲騎手も2度目の騎乗で前進が期待されます。 ほかではライトハート、ノーバディノーズ、ルーセントタワー、ロイヤルメグリン。混戦模様のここは3連複で流します。 【3連複】(3)軸(7)(2)(5)(8)(11)(13) 馬旨指数をJRA開催日に、私のHP(http://ameblo.jp/umade-v/)にて公開しています。さすがに南関と比べると頭数や開催数が多いので全レースというわけにはいきませんが、後半のレースはアップしますので、ぜひとも参考にしてくださいね。 ※馬旨(ウマウマ)指数…前4走の成績と前3走の成績をそれぞれ数値化し、その合計の差がより低く、総合計が高い馬が軸候補の筆頭となるデータ馬券。データは3着までに入る確率がベース。予想の基本は3連複となる。<プロフィール> 佐々木敦子(ささき・あつこ)3月31日生まれ/B型/東京都出身/パチンコ・パチスロに特化し、タレント活動中。最近は馬券もデビュー。南関東を中心に、パチンコ・パチスロで培った勝負勘と独自のデータをもとにヒットを連発している。 パチンコ必勝ガイド・漫画パチンカー・パチスロパニック7ゴールドでコラムを連載中。スカパー!777chサイトセブンTVにレギュラー出演中。 まだまだ競馬は駆け出しの私ですが、馬旨指数で頑張ってます。応援よろしくお願いします!
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スポーツ 2009年03月04日 15時00分
王と長嶋〜プロ野球を国民スポーツにした2人の功労者〜(2)「30年越し実現した“幻のバトンタッチ”」
誰もが舌を巻く王さんの1人4役のフル稼働だ。 「王さんには、もうソフトバンク1球団のために働くのではなく、コミッショナー全権大使のようなポストで日本球界全体のために世界中を飛び回ってほしい。加藤コミッショナーとは旧知の仲なのだから。日米球界の間にはポスティング問題、ドラフト1位候補だった新日本石油ENEOS・田沢のレッドソックス入りなど重要な懸案事項がいくつもある。長年の駐米大使のキャリアがある加藤コミッショナーと王さんがコンビを組めば、最強タッグになる」 こう強く願っていた元V9メンバーの巨人OBたち。王人脈の球界関係者も、「ソフトバンク球団会長」と「コミッショナー特別顧問」「日本代表監督相談役」が並立している現状には、驚きを隠せないでいる。二者択一でなく、なんと第三の道があったとは、予想もしないサプライズ人事だったからだ。しかも、健康問題を抱える長嶋さんの後継者として巨人OB会会長に就任することで、かつての戦友、巨人OBたちを大喜びさせている。NからOへのバトンタッチは、実は長嶋さんが巨人監督時代に夢見たことでもあった。 ONというスーパースターを擁して日本プロ野球界に燦然と輝く金字塔のV9を達成した川上監督の後を受けた長嶋監督は、就任1年目の75年、巨人史上のワースト記録を数々塗り替える初の最下位という屈辱を味わっている。 「チーム全体がV9の出がらし状態になっている。巨人を再生しないといけない。巨人軍維新だ。再び常勝巨人を作り上げ、ワンちゃんにバトンタッチしたい。ワンちゃんにオレのような苦労をさせたくない」 長嶋監督はそう誓って、巨人軍維新に取り組んだ。最下位から翌年、奇跡のリーグ優勝。3年目にはリーグ連覇。順調に巨人再生は進むかに思われたが、その後、3年間優勝から遠ざかり、長嶋監督は全く予期せぬ、あの10・21電撃解任事件の主役になる。前年の79年、伝説の伊東秋季キャンプで鍛えられた江川、西本、角、中畑、篠塚らが続々と台頭していただけに、「もう1年、伊東秋季キャンプを続ければ、常勝軍団を作れたのに…。もう1年でいいからやりたかった」。解任された長嶋さんは無念さを隠そうともしなかった。 NからOへの理想的な政権禅譲も夢と消えた。王さんの野球人生も大きく変わった。 「ミスターが辞めるよりも先にオレの現役引退の方が先に決まっていたんだからね。ユニホームを脱いで垢(あか)を落として、ネット裏からもう一度野球を見つめ直そうとしていたのに。ミスターが辞め、オレもユニホームを脱いだら、巨人軍のお家の一大事だというので、助監督というポストで残ってくれと引き留められた。そう言われれば仕方ない」と告白する。 藤田元司監督、牧野茂ヘッドコーチとのトロイカ内閣誕生は、王助監督にとって不本意そのものだった。ここでも王さんは長嶋さん解任事件の巻き添え、ナンバー1・長嶋、ナンバー2・王の運命から逃れられなかったということになる。もちろん悪いのは、目先の利益を追い求め、野球界の至宝ONすら使い捨てにする読売であり、巨人軍だ。藤田監督後の既定路線だった王監督もわずか5年で解任して、藤田監督を再起用した事実で読売、巨人の無責任が浮き彫りにされるだろう。 今なお、場当たり監督人事は続いているが、NからOへの政権交代を「NO」としたツケがいまだについて回っているからだ。
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その他 2009年03月04日 15時00分
ケイリン徒然草 車券推理の判断に周回ラップと3着の決め手を
インターネットで各地の成績を検索していて気になるのは、3着の決め手と1周のラップタイムが表示されていないことだ。そこをしつこく言っているのは、司会者の工藤わこさんくらい。さすがに工藤元司郎さんの娘だけあって競輪をよく知っている。 たとえば先行が逃げ切ったときの最後の1周。半周ごとのラップが分かれば、その選手のラスト半周の粘り具合が分かる。調子がいいのか、あるいは後ろのマーク型が上手にかばったのかが分かる。 たとえばホームからまくっていって逃げ切った場合でも、最終周前半のタイムが分かれば、ダッシュが良かったのか、それとも前にいる選手がうまく流し過ぎているのかも分かり、先行のタイプも選別できる。それにジャンからカマしにいくタイプも最終周の最初のハロンのタイムが分かれば、カマし切られてしまった前の選手の流し具合も分かる。 抑えた先行が後ろを警戒しながら踏み出していくスピードもどの程度だったか知ることができるため、先行選手のその場所の出来が判定可能となるのだ。 3着の決め手がなぜ必要かというと、1着から3着までがラインで決まれば低配当、3着に薄めが入ってくれば万車券近い高配当になる。 いまのレースは細切れ戦が多いから1、2着がラインの裏表で決まっても3着は人気薄が入ってくるケースが多い。S1選手はスキがあれば突っ込んでくる能力があるからだ。 ネット投票をする場合はスピードチャンネルかネットの画像で選手の出来を確認できるが、成績を見て選手の調子を判断するには3着に入った選手がマークなのか、追い込みなのか、それともまくりか、という決め手が必要だ。どういうわけか、それが出ていないのだから判断のしようがない。この辺のデータをネットで分かるようにして欲しいものだ。
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スポーツ 2009年03月04日 15時00分
UFC 米デビュー秋山 専用オクタゴン新設へ
2月に米国の総合格闘技「UFC」と契約した秋山成勲=写真=が3日、都内で会見を行い、今夏に米デビューを予定していることを正式に発表した。2年間6試合の大型契約を交わし、米挑戦に向けて都内の一等地に“秋山専用オクタゴン”も新設することが明かされた。 秋山は初陣について「7月か8月」とし、早ければ7月の100回記念興行でUFCデビューすることを示唆した。 4・18「UFC97」(カナダ・モントリオール)では米国のファンにあいさつすることも決定。同大会ではミドル級王者アンデウソン・シウバが参戦を予定しており「ミドル級でチャンピオンとやりたい」と話す秋山にとって、格好のアピールの場が与えられることになった。 同階級では練習をともにする日本人戦士の岡見勇信がランキング上位につけ、かつてPRIDEで活躍したヴァンダレイ・シウバも今後は階級を下げて参戦してくるうわさがある。秋山は「岡見君がチャンピオンになったら僕が挑戦したい。シウバとやりたい」と対戦を熱望した。 準備は着々と進んでいる。秋山陣営は米挑戦に際して東京・広尾に100坪程度の練習拠点を新設する予定で、所属するクラウド秋山道場の川端一成代表は「本番にそなえて金網のリング(オクタゴン)と畳がある道場を開き、そこで練習していく」と盤石シフトを敷く。