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トレンド 2009年11月25日 15時00分
高橋四丁目の居酒屋万歩計「さかなや晴レ」(さかなやはれ)
JR線、西荻窪駅から徒歩410歩。 「さかなや晴レ、って?」 若い娘(こ)でなければ、こうは単刀直入には聞けない。それはわたしだって聞きたいところではあるが、無関心をよそおって銚子をかたむけ、若きご亭主の自発的な申告に耳をかたむける。 「魚屋で修業したものですから」 だれをも納得させる答えが返ってきた。それみろ、やっぱりそういうことではないかと、ひきょうにもひとりごつ。 8人掛けの大きい卓がひとつと、カウンターが8席の店内だ。今日は4人連れで、しかも土曜日、予約をしておいて正解だった。6時の試合開始から30分後には、カウンターに一組2席を残すのみ。ひきもきらない新規の客が、目ざとく空席のあるのをアピールするも、予約済みでございますと丁重なお断りをくらっていた。 魚屋と板前とは、包丁使いが違うという説がある。魚屋は、切り身を大きくみせるために「く」の字に切り落とす。板前は、その必要がないので出刃も柳刃も、まっすぐに引く。ご亭主は臨機応変の両刀遣いなのだな、と思っているうちに刺し身の盛り合わせができた。鮮やかである。4、5品そういって、和歌山県産であろう「紀土(キッド)」という、しゃれはピンとこないが、しっかりした酸味で飲ませる酒をたがいに注ぎあう。燗は、手あぶりに乗せた南部鉄瓶でつけたもの。雅である。 つまみは、薄味の温豆腐からはじまり、濃い味の豚肉の味噌漬焼きや、烏賊腸(いかわた)の塩辛の刺し身でしめるよう順番に供されるのだった。次々に板場でこしらえられる料理に目を奪われる。常連客がつんのめるような勢いで注文したアラにすかさず便乗しようとすると、一皿分しかないという。残念である。 ことほどさように、仲のいい友人同士で、直箸で料理をつまみながら過ごす一夕にまさるものはない。そういうときに供されるべきつまみが、まさしくこのように供されるなら、心はこころからくつろぐことだろう。それこそ無数にある中央線沿線の居酒屋で、この店の利用方法はそれであろうと思われる。利用方法をよく心得た大卓の8人客が、いかにも楽しそうに談論風発されている。 めでたい時、めでたさのおすそ分けをしたい時、松竹梅の位のなかで竹梅ランクのお礼をしたい時、理由はともあれ支払いをしたい時、総じて「晴レ」晴れしい気分のとき、ここにくれば、その思いはまちがいなく届くだろう。 予算4000円。 東京都杉並区西荻北3-4-8
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その他 2009年11月25日 15時00分
幻覚ナビ
左から1・2・3・4
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
全日本 武藤 アメリカ進出へ
2年連続の台湾興行を成功させた全日本プロレスが23日、太平洋圏進出を検討していることが分かった。これまでの台湾に加え、さらなるマーケット拡大とプロレス布教のため、新たな土壌を求め動き出す。武藤体制に移行してから積極果敢な策に打って出る全日本。だが、これはある野望に向けた足がかりに過ぎない。 昨年から台湾に進出している全日プロ。2年目となる今年は、年末恒例「世界最強タッグ決定リーグ戦」の開幕戦を行うなど、着実に“上積み”を重ねている。 武藤社長は「去年は伍佰(ウーバイ)の力を利用してだったけど、今年は自分たちの力だけだったからね。2日間を通しての総観客数は去年の2割増しだって聞いてるよ」と海外進出の手応えは十分だ。 アジア進出の基盤を築き、3年目となる来年はさらなる飛躍が期待される。かねて「海を越えるって非常に大変なこと。でも、来年は香港でも出来ればいいよな。それと台北だけじゃなく台南、高雄も行きたいよ」(武藤社長)とツアー化構想を口にしており、活動範囲は広がる。現在は年に一度の台湾巡業だが、年に2回への増加も検討されている。 今年は台湾だけでなく、国内でも長崎の五島列島を巡業するなど、全日プロの“新規開拓事業”は日に日に拡大中。これは武藤社長の「より多くの人にプロレスを見せたい。知ってもらいたい」という理念に基づいている。 それだけに全日プロが狙っている土壌は何もアジア圏だけではない。内田雅之取締役は年内にもグアム、サイパンなどを視察する予定で「すべて前向きに検討したい」と太平洋圏への進出も見据えている。 早ければ来年にも実現する可能性があり、成功させれば「全米進出」という夢も見えてくる。内田取締役は「1回やるだけでは意味がない。恒例化させないと。3年やったら定着したとみてもいいんじゃないの」と長期での契約を検討している。 すでに全米進出に先駆けてか、来年1月にはグレート・ムタがロサンゼルスにある団体に出場する予定だ。 それでも、武藤社長は台湾以外の海外進出について「ピン(ひとり)よりはアイツらと一緒に苦労を分かち合ってやりたいよな。(全日本プロレス)全体で行きたいってのはあるよ」と団体での進出を望んでいる。 アメリカ進出が実現すれば、武藤全日本にとって新たな“勲章”となる。テリトリー拡大へ着実に歩みを進めていく。◎相棒・船木 21年ぶり“長州征伐” 武藤が船木誠勝との黄金連携で長州力&征矢学を下し、リーグ戦2連勝。開幕ダッシュに成功した。 21日の最強タッグ開幕戦でTARU&ジョー・ドーリングを破り、勢いに乗る武藤組。先発を買って出た船木は約21年ぶりに対戦する長州と一進一退の攻防を繰り広げた。リキラリアート、サソリ固めなど必殺技の応酬にも冷静に対処すると、武藤との連続串刺し攻撃で逆襲。 さらにソバットをたたき込むとひざ蹴り、バックドロップでたたみかけ、最後は三角絞めで征矢にトドメをさした。 船木との同期タッグで最高のスタートをきった武藤は「調子いいね。(船木は)青いオーラというか、炎が出てたよ」とパートナーを絶賛。 それでも船木は「今回は優勝しないといけないので、遊んでいられないですね。自分には時間がないので、優勝しないと次につながらない」と初出場初優勝に向けて気を引き締めていた。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
全日本 曙が大醜態
曙が完膚なきまでにたたきのめされた。プロレス参戦以来、順調にキャリアアップしてきた元横綱が、23日に後楽園ホールで行われた世界最強タッグ決定リーグ戦初戦で、かつてない醜態をさらしてしまった。 曙は浜亮太とのアジアタッグ王者コンビで出陣。ブードゥー・マーダーズ(VM)のTARU&ジョー・ドーリングと公式戦で激突したが、相手は10・24博多大会でアジアタッグ初防衛に成功している相手、油断がなかったといえばウソなる。 試合開始直後には、場外戦で右肩を鉄柱で強打し、いきなり大ダメージを追ってしまう。また、TARUに「豚足」呼ばわりされ、感情的になるものの、曙の心身のバイオリズムの乱れは顕著で主導権をつかみきれない。 普通に考えれば、VMが勝利を目指すならば、チームリーダーの曙でなく浜に的を絞るところだが、博多大会のリベンジに燃えるTARUは「それでは収まりがつかない」と、セコンドのVMのメンバーも試合に介入させ、集中砲火を浴びせていく。そして最後はドーリングが210キロの曙を豪快に持ち上げ、デスバレーボムで3カウントを奪った。 博多大会でも同じ技を決められている曙だが「あの時より威力が増している」と証言。実際に深手を負い「首が痛い…」とうなだれた。 ドーリングのデスバレーボムの餌食になった経験を持つ浜は「普通の人ならダメージを心配する必要はないでしょうけど、自分の体重がモロに首にかかってしまう」と曙の体を気遣った。 「まだ初日なんで」と巻き返しを誓う曙だが、首の負傷に加え、これまで経験のない、完ぺきに投げ捨てられてのフォール負けというショックが尾を引かないか心配される。◎ケア&みのる初勝利 そのほかの公式リーグ戦では、世界タッグ王者の太陽ケア&鈴木みのるが諏訪魔&河野真幸を撃破し、初勝利。太陽ケアが復活ののろしを上げた。台湾カップ1回戦では河野に敗れ、最強タッグ開幕戦では小島聡&ゾディアックに苦杯をなめたケア。この日もケガから完全に癒えていない左腕を狙われた。 それでも、痛みに耐えながらフロントネックロックで反撃。最後はTKO34thで河野をごう沈。リベンジを果たした。◎ファン感謝デーカード発表 年末恒例の「ファン感謝デー」(12月13日、後楽園ホール)の一部対戦カードとして、F-1タッグ選手権、武藤敬司&神奈月VS越中詩郎&ケンドーコバヤシ、カズ・ハヤシVS浜亮太、船木誠勝VS菊タローが発表された。◎和田城功引退試合 和田城功がリキプロ来年の1・17新宿FACE大会で、アニマル浜口ジムの先輩でもあるZERO1の大谷晋二郎と引退試合をすることを発表した。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
噂の深層 松田聖子とのりピーが合体!?
このところ、ほとんど話題の出なくなった歌手・松田聖子。しかし、ここにきて信じがたい衝撃情報が浮上。なんと“のりピー”とのジョイントが計画されているというのだ。 かつてのスキャンダル女王もこのところのネタといえば、今春までさかのぼる。元夫・波多野浩之氏とまな娘・神田沙也加の3人で沖縄旅行を目撃された一件だ。 「3人でゴルフを満喫していたことから“すわっ、復縁か”と芸能マスコミが一瞬、騒いだのですが、結局進展なし。10月には帝国劇場で公演された沙也加の出演舞台に前々夫の神田正輝と仲良く手をつないで現われた。元夫2人とは友人関係が続いているということですね」と語るのは女性誌記者。 そして最近、あるウワサが浮上している。聖子が酒井法子元被告との“連携”を本気で考案しているというのだ。 聖子は2007年2月、古巣・サン・ミュージックと業務提携。酒井も覚せい剤事件で解雇されるまでは同事務所に所属していた。11月5日、まだ酒井の事件で揺れている事務所に聖子が“電撃訪問”。相澤秀禎相談役と相澤正久副社長がいる3階のフロアに行き、しばらく話し込んでいたという。今回のウワサはそのあたりから出たらしい。 創造学園大学で介護の勉強(通信教育)に励むと語っている酒井だが、いずれは芸能界復帰が既定路線とみられている。そこに聖子が助け舟を出す格好でジョイントすれば、酒井にとっても聖子にとってもこれ以上ないインパクト。聖子にとっては一度飛び出した事務所への恩返しにもなる。 以前の聖子ならば「あくまで自分中心で、ジョイントなど考えられなかった」と関係者は語るが、今の彼女は違う。中島みゆきとのCM共演がハマり、聖子の新機軸を確立しそうな勢いなのだ。 「富士フイルムのスキンケア『アスタリフト』のCMで中島と共演。中島は50代、聖子は40代で商品の購買ターゲットにドンピシャ。そのため評判がいい。“これからは一人で走るより、誰かを盾にして走った方が存在感を出せる”と聖子は本気で考えてる。さらに娘の神田沙也加との親子ユニットも考えているようだ」(芸能プロ関係者) 新生・聖子は、ピンでなくユニットで…これが彼女の新発想なのだ。もちろん、ユニットを組んだとしても「期間限定」。 「話題づくりの一環です。酒井とは長くても1年がいいところでしょうが、沙也加とは永続するかもしれません」(前出・関係者) 話題がなくなったとはいえ、聖子の「潜在ファン」の多さは侮れない。コンサートは今も満員。恒例の年末ディナーショーもチケットはプラチナ化している。 これに酒井や沙也加がジョイントすれば、「第2期松田聖子黄金時代」が到来…という考えを聖子が持っても不思議ではないが、果たして…。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
噂の深層 KAT-TUN田中が真剣交際
ジャニーズの人気グループ「KAT-TUN」の田中聖にまたまた熱愛が発覚した。お相手はアキバ系グラビアアイドルの高松えりな。相変わらずのモテモテぶりだが、どうやら、今度は真剣交際のようで、このままゴールインの可能性もありそうだという。 先週発売の「フライデー」(講談社)によると、今年6月に共通の友人の紹介で出会うと、田中がアタックし交際開始。田中が高松にベタぼれのようで、高松の仕事が終わるのを、田中がわざわざ迎えに行っているというのだ。同誌は今月13日に成田空港から現地に住む田中の友人に会うため2人がハワイに出発する姿をキャッチしている。 「高松は東京・下町出身でバリバリの江戸っ娘(こ)。性格はかなりさっぱりしており、そこに田中がひかれたようだ」(テレビ局関係者) 田中といえば、これまで、タレントのあびる優、グラビアアイドルの木口亜矢、AV女優の小澤マリア、モデルの藤井リナらと次々と交際が報じられ、そのモテぶりは同じグループの赤西仁と並び、今やジャニーズの“2トップ”と呼んでも過言ではないが、今回は真剣交際だという。 「成田空港では、田中と高松の左手薬指にはリングが光っていたが、今までの交際相手とは、そんなことはしなかった。高松にとって、田中との交際は人生のターニングポイントになったのか、7月15日を最後にブログは更新されておらず、ブログを休む理由について『理由はいろいろあるのですが、自分探しの旅に出るとでも言っておきましょうか』と意味深な書き込み。おそらく、その日が付き合った記念日だったのでは」(芸能ライター) そこで浮上するのが将来のゴールイン。田中と高松はまだまだ若いだけに、かなり先のことになりそうだが、そうとも限らないというのだ。 「田中はチャラそうに見えるが、かなり男気がある。交際して気が向けば、“電撃結婚”もあるのでは。ジャニーズの現状では、結婚は『1グループ1人』が暗黙の了解だが、KAT-TUNは田中も含めて全員独身だからチャンスは十分にある。高松の次のブログの更新は結婚報告になるかも」(同) 田中は、今月11日に放送のレギュラーのラジオ番組「KAT-TUN スタイル」(ニッポン放送)で今月5日の誕生日について丸一日ゲームに明け暮れ、揚げ句の果てに“一人すき焼き”をしたことを告白。まるで彼女がいないような言動だったが、実際にはラブラブなプライベートだったようだ。 「ただ、田中は気分屋だから、一気に冷めて、すっぱり破局の可能性もなくはない」(先のテレビ関係者) 今回の恋はぜひともじっくり温めて“チャラ男”のイメージを払しょくしてほしいものだ。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
宮崎あおい 業界での評判ガタ落ち
昨年NHK大河ドラマ「篤姫」で主役を堂々と務め上げ、一気に国民的大女優へと昇りつめた宮崎あおい(23)。知名度と人気は上がったが、逆に業界関係者の間では評判が下降気味だという。その理由とは? 宮崎主演の「篤姫」は初回から最終回まで、一度も視聴率20%を割ることなく、平均視聴率24.5%と、驚異の数字を記録した。オバケドラマの主人公を演じた宮崎だけに、今年はさらなる期待がかかっていたが、「お高くなりすぎ。大河で成功したからといって、仕事を選びすぎる」(民放関係者)と、世間の評価とは裏腹に、業界関係者の評判は下降気味のようだ。 つい先日も女性誌に「キムタクからのヒロインご指名を2回も蹴った」と指摘された。 「当初ヒロインは沢尻エリカで決まっていた実写版映画『宇宙戦艦ヤマト』ですが、沢尻が事務所を解雇され白紙に戻ったときに、実はキムタクが宮崎を指名したんです。ところが宮崎はこともあろうか即答でNOを出したんです」(女性誌記者) さらに、来年のフジ月9にキムタクが主演するドラマが予定されているのだが、このヒロイン役もキムタクのご指名があったにもかかわらずNOの返事を出してきたというのだ。 「宮崎にしてみれば、キムタクとの共演よりも作品の内容が重要ということですよ。史上屈指の名作大河の主役を務め上げた宮崎にしてみれば、ヒロインといったって、良くも悪くも、あくまでもキムタクのドラマという評価しかされませんから、そんなものに出るだけムダということでしょう」(ドラマ制作会社関係者) 一部ではあまりにも仕事を選びすぎることで、すわ妊娠かともウワサされたが、「子づくりはまだ先。ダンナの高岡蒼甫が一人前に稼げるようになるまでは、子供はまだ作らないと話している」(事務所関係者)というから、「篤姫」後、やはり次の仕事を厳選しているということか。 「一度“大河”の主役をやってしまったら、そう簡単には端役はできませんからね。知名度もギャラも一度上がったら落とせません。1本300万円ともいわれる高額なギャラがネックにもなっているようです」(前出・民放関係者) さらに宮崎には、「二十歳そこそこなのに、脚本の中身にまで細かく注文をつけてくる」(前出・民放関係者)などという指摘も聞こえてくる。 「TBSが日曜夜9時枠の主役でオファーを出したのですが、細かい企画やコンセプトはもちろん、共演者選びから脚本への注文まで次から次へと宮崎本人が出てきて、なかなか最終的なGOが出ずにスタッフがキレる寸前だといいます」(TBS関係者) 姫のご機嫌を損ねては何も始まらないということか。
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芸能 2009年11月24日 15時00分
出場枠倍増 ジャニーズ作戦勝ち
NHKは23日、大みそかに放送する「第60回紅白歌合戦」の出場歌手計50組を発表した。記念すべき60回大会だが、フタを開けてみると今年の目玉として名前が挙がっていた井上陽水(61)、矢沢永吉(60)ら超大物の名前はなし。初出場となる「嵐」ほか4組出場のジャニーズ勢が否応なく目立つ布陣。背景にはジャニーズ事務所とNHKの水面下の攻防があったようだ。 「一部メディアが陽水が出演決定と報じたが、そこまで話を詰めたわけではなく、永ちゃんに至ってはオファーすらしていない。最初から、嵐との出演交渉に全力を注いでいた」(NHK関係者) 嵐のほか、初出場組は紅組が木村カエラとアニメの声優としても活躍する水樹奈々の2組。白組は嵐のほか、ロックバンド「レミオロメン」や、昨年、「羞恥心 with Pabo」の一員として参加した上地雄輔が「遊助」として、さらに嵐の事務所の後輩の「NYC boys」ら6組だったが、ジャニーズからはほかに常連のSMAP、TOKIOの計4組の出場となった。 「ジャニーズからの4組出場は近藤真彦、少年隊、光GENJI、男闘呼組が出場した1988年以来21年ぶり。97年以降は、SMAPが出場辞退した2年を除いてSMAPとTOKIOだったのが、出場枠が倍増したのは明らかに嵐の影響」(レコード会社関係者) 嵐はスケジュールの都合を理由に、初出場組恒例の会見に出席せず、コメントを寄せたのみだが、NHKは“三顧の礼”どころではない苦労で出演をOKさせたため、異例のVIP待遇のようだ。 「当初、NHKは紅白の権威を振りかざし『SMAPと嵐で』とジャニーズにオファーした。ジャニーズは、『だったらTOKIOも』と3枠を要求。NHKが渋ったため、ジャニーズは『嵐は出さない』とギリギリまでゴネた。明らかにジャニーズの“作戦勝ち”で、出場者発表が迫っても目玉が決まらないNHKは『では、3枠で』と妥協。しかし、それに乗じたジャニーズは、ジャニー喜多川社長がお気に入りの中山優馬率いる『NYC boys』をゴリ押しで突っ込んだ」(同) 結局、ジャニーズ頼みのメモリアル紅白となった形だが、「嵐はNHKホール以外からの中継が濃厚と言われている」(先のNHK関係者)という情報も。果たしてNHKの賭けは吉と出るか。◎総勢22人で60周年メモリアルに華 60周年のメモリアル紅白をジャニーズ軍団が盛り上げる。ジャニーズ事務所からは初出場のNYC boys、嵐とそれぞれ16度目、17度目となるTOKIO、SMAPの4組が出場。メンバー総勢22人に、バックダンサーでジュニアメンバーが登場することを考えれば最大勢力となることは必至で、ここ数年は紅白出場をSMAPとTOKIOの2組に限定してきただけに、メモリアルに大攻勢をかけることになりそうだ。 この日の会見にはNYC boysから中心メンバーの中山優馬、山田涼介、知念侑季が出席し、「先輩方に負けないように頑張りたい」(中山)と意気込みを話したが、やはり目玉は今年結成10周年を迎える嵐だ。 今年の活躍、世論の支持、番組の企画・演出との合致という3つの条件を中心に出場者の選考に当たったという同局の井上チーフ・プロデューサーも「今年の嵐の売れ方は尋常じゃない」と、もろ手を上げて歓迎する姿勢。今年発売されたベストアルバムの売り上げが2009年の発売作品で初めて100万枚を突破するなど、怒とうの勢いで紅白も飲み込みそうだ。 ジャニーズ事務所の関係者によると「1カ月半前くらいにオファーを受け、嵐の10周年と紅白の60周年が重なったことで出演を受諾した」という。NYC boysに関しても「(今年発売の)両A面シングルが33万枚売れて、新人では遊助さんの次くらいに売れてる」と選出も順当という手応え。「『少年倶楽部』を含めてNHKさんでいろいろ仕事をさせてもらっている縁もあるし、60回記念の演出上でわれわれの力を貸したい」と全面協力を申し出た。 司会も6度目ですっかりおなじみとなったSMAPの中居正広を筆頭に、一団で紅白に出陣するジャニーズ軍。彼らの勢いなくして今年の紅白は始まらないと言っても過言ではない状況だ。
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社会 2009年11月24日 15時00分
断食続行中の市橋容疑者“赤い帽子”のナゾ
英国人英会話講師の死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)の断食はきょう24日、14日目に突入した。 丸2週間、水分しか摂取しようとしない態度は不可解極まりない。その一方で、大阪に潜伏中、建設会社の同僚らとボウリング大会で記念撮影した“赤い帽子”のナゾが波紋を呼んでいる。 市橋容疑者が大阪潜伏中に名乗った「井上康介」の偽名は、シドニー五輪男子柔道100キログラム級金メダリストの井上康生(31)と、北京五輪男子平泳ぎ100メートル、200メートルで金メダルを獲得した北島康介(27)から勝手に拝借した疑いが強い。 30歳の同容疑者とほぼ同年代のトップアスリート。さらに記念写真の赤い帽子は、画像が不鮮明だが米大リーグのボストン・レッドソックスのそれに酷似している。同球団には日本のWBC2連覇に貢献した松坂大輔投手(29)がいる。市橋容疑者は身長約180センチと大柄で、体格的には183センチの井上や178センチの北島、183センチの松坂とそう変わらない。 市橋容疑者は裸足で捜査員を振り切るほどの脚力を持ち、運動神経がよかったとされる。学力のほうは医者はペケだったため、トップアスリートへのあこがれを募らせていたのか。「かたくなな態度を崩す突破口になるかもしれない」(事件記者)と関心が高まっている。
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社会 2009年11月24日 15時00分
台湾軍が国防白書漫画版
堅苦しいとされる国防白書を漫画化する試みがアジア各国・地域に広がる気配が出てきた。台湾国防部(国防省)はさきごろ、国防白書に当たる「国防報告書」の漫画版を発表。漫画版出版は日本の防衛省が先駆けており、台湾では初の試み。日本国内で異色の萌え系軍事漫画が話題を集めているように、いまどきの若者に「愛国心」などをアピールするには漫画が手っ取り早いようだ。 台湾が漫画大国ニッポンの先例を参考にしたかどうかは不明。しかし、イカロス出版が発行する美少女系ミリタリー漫画「萌えよ!戦車学校」の韓国版と台湾版が発行されるなど、文化は輸出されている。 台湾の漫画版は、若者に対し、中台関係の改善が進んでも、台湾にとって中国はなおも脅威であることをアピールする狙いがある。共同通信によると、劇画タッチで約120ページにもおよび、国防報告書にある馬英九政権の安全保障政策などを要約して紹介。中国軍の動向について「軍事力強化の意図は不透明で、アジア地域の安全に影響を及ぼしている」と強調している。 国防部は2015年までに徴兵制を完全廃止。志願制に切り替える計画を進めているが、中国軍が「台湾に対する軍備配置を減らしていない」と指摘し、巻末に志願兵の応募要項を掲載した。 ビジュアル文化になじんだ活字嫌いの若者にとって、漫画がとっつきやすいのは確か。 さて、アジア全域に広がるか?(写真=「萌えよ!戦車学校」(イカロス出版)の日本版とハングル版)
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