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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
Fカップで2冠王の女子レスラー・大畠美咲
来春3月に引退する風香の後ガマを狙い、若手女子レスラーによるポスト風香争奪戦が今後の見所になっているが、中でも風香自身から妹分のお墨付きをもらっているのが、現在ジュニア2冠王に君臨する大畠美咲だ。 大畠は2年前に解散したJDスターに入門。中学時代は不登校児童だった経緯があり、どちらかといえば内向的な性格だった。スポーツ歴もなく目立った存在でもなかったが、風香の試合を動画で見たことがきっかけで、女子プロレスの門をたたいたという。 今では休刊になった週刊ゴング誌が、以前にサムライTVと提携して「週刊ゴングTV」なる番組を制作。その番組内の女子プロレスラー・オーディションに合格し、JDスターでデビューを果たした。風香同様、タレント活動に興味を持っていた大畠だが、JDスター時代はプロレスの基礎を学ぶので精いっぱい。プロレス以外の活動にチャレンジする機会は皆無だった。 だが、2007年夏にJDスターが突然の解散。所属選手はバラバラになった。風香は事務所に残りプロレス続行をいち早く表明したが、次に自らの意向をハッキリさせたのが大畠だった。吉田万里子が主宰する「息吹」をマネジメントするエス・オベーション入りを決めたのだ。 その決断には、同世代の仲間である松本浩代の存在が大きかった。息吹の生え抜きである松本とは、後に3Sというタッグチームを結成。パワーで松本に劣る大畠は、スピーディーな返し技とサブミッションを身につけることで対抗した。 また、「息吹」での大畠は、先輩選手にトコトンくらいついてみせた。なかでも木村響子を追い、一度はフォールを奪うほどに成長。さらに、他団体の同世代に対するライバル意識は強く、対抗戦向きの熱きファイターにまで成長した。 2009年5月31日、後楽園ホール。大畠が松本と並ぶ日が訪れた。その日、松本の保持していたJWP認定ジュニア&POPの2冠王座に挑戦。辛勝ながら2本のベルトを奪取したのだ。POP王座は、プリンセス・オブ・プロレスリングという名称で、初代王者はあこがれの風香であった。その後、自信をつけた大畠はジュニア2冠王者の道を歩み続けている。風香祭で大畠とタッグを組んだ風香は「あの前転が一回もできなかった大畠さんが、今や勢いに乗るジュニアの2冠チャンピオンというのは感無量です。芸能活動をやりたいという欲もあると思うので、それがかなえられるといいですね」という。 次回のタイトル防衛戦の相手はセンダイガールズの水波綾に決定している。12月20日、里村明衣子が復帰する仙女の大会のセミファイナルに抜てきされたのだ。実力派として堅実なレスリングを遂行する水波は、もっともベルトに近い選手である。この水波戦が大畠にとっては最大の正念場。 12月でデビューしてから3年が経つ大畠。もう新人の枠ではなくなるだけに、さらなる飛躍が望まれるが、意外にもEカップともFカップとも思える肢体にちまたで注目が集まっている。ポスト風香はボディーも武器にすることが必須。大畠の隠れた魅力がベールを脱ぐ日は近い。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
12月27日後楽園大会で日向あずみ引退
12月27日の後楽園大会で引退する日向あずみはいま、各地でお別れファイトを繰り広げている。大阪での試合は29日に行われる、JWP主催のミナミMove onアリーナ大会が最後になる。 日向はこの日、JWPの同期である輝優優と最後のシングルマッチに挑む。ただ、輝は大阪出身だけに、日向はホームリングでありながら、地域的にはアウエーのような立場になる。 日向がデビューした1994年は団体対抗戦の真っ盛り。JWPは老舗の全日本女子プロレスに対抗し、新人育成にも力を注いでいた。その成果として、現在でもカルロス天野、宮崎有妃、倉垣翼、そして輝と精鋭がそろう。当時はお互いがしのぎを削っていた。 メーンではJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定タッグの2冠王者チーム、米山香織&さくらえみの王座防衛戦が行われる。米山はさくらを慕い、ベルト奪取の際は涙を流して喜びを爆発させていた。2人は同じコスチュームを着て、同じような動きを見せる。互いに喜怒哀楽も激しく、双子のような米山&さくらの一挙手一投足から目が離せない。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 社長また襲われる!!
悪夢再び。新日本プロレス菅林直樹社長がまたも襲撃された。23日の東京・後楽園ホール大会終了間際に、因縁うごめくTAJIRIから奇襲されるハプニング。外敵にまんまと言語道断の暴走を許してしまった。 超満員2000人の面前で社長が被害に遭った。メーン終了後。団体のエース棚橋弘至が天敵のTAJIRIを必殺ハイフライフローで下し、ハッピーエンドを迎えたかに思えたが、リングサイドで試合観戦していた社長がグリーンミストを噴射されて医務室に直行するハメとなった。 TAJIRIとは今年に入って因縁が続いている。7月の札幌大会でもエプロンサイドで同じようにグリーンミストで襲われたのを発端に、それ以後もリング内外で引っかき回されてきた。今回もいいようにやられた格好。 菅林社長としては、12・5愛知大会で一騎打ちを控え「俺はどんなことでも受け入れるけど、社長と俺の嫁には手を出すな。このままじゃ気がすまない。愛知まで毎日もん悶絶させてやるよ」と、制裁を誓う棚橋に期待するしかない。 菅林社長にとって後楽園ホールはいわくつきの場所。先シリーズの後楽園大会後も、駐車場で飯塚高史に襲われ目を負傷したばかり。負の連鎖はどこまで続くのか。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 永田「青義軍」大暴れ
IWGPヘビー級選手権の次期挑戦者・永田裕志が“舌好調”だ。23日の後楽園ホール大会では青義軍の大将としてCHAOS石井智宏に快勝。12・5愛知大会で行われる中邑真輔とのチャンピオンシップに向けて弾みをつけ、その言動も勢いを増すばかりだ。 確実に風が向いてきた。最終戦の12・5愛知大会で王座挑戦を控える永田はこの日、CHAOSとの4番勝負で石井と一騎打ち。戦前から「負けたら青義軍入り」を公言するほど自信満々の石井をバックドロップ2連発で葬り、2年2カ月ぶりの王座奪還に好調をアピールした。 タイトルマッチ前に実りある軍団対抗戦となった。青義軍としてもスーパー・ストロング・マシンが飯塚高史に反則勝ちしたことから、4番勝負をなんとか2勝2敗で終え「何か昨日まで見えなかったものが見えてきた」と、確かな手応えをつかんだ。 まさに視界良好。その勢いはコメントからもうかがえる。試合後には「本番まで中邑をリングでもそれ以外でも攻め続ける。俺の言葉の攻撃に耐えられるかな」とニヤリ。 また、軽く一蹴した石井についても「彼は長州さんの遺伝子を受け継ぐ選手だから、一度は青義軍に入るって言ったらそれを貫くでしょう。でもまあ長州さんもウソつくこともあるんだけどな」と、ウソぶいていた。◎大物参戦!? 2月22、23日に後楽園ホールで開催される「スーパーJカップ」の一部参戦選手が発表された。新日プロを主戦場にする獣神サンダーライガー、金本浩二、田口隆祐、プリンス・デヴィット、タイチ、邪道、外道、AKIRAら8選手と、プロレスリング・ノアの青木篤志、みちのくプロレスのフジタ“Jr”ハヤト、ドラゴンゲートのYAMATOら各団体の若手選手。さらにはインディーからもDDTの男色ディーノや大阪プロレスのタイガースマスク、プロレスリングFREEDOMSのGENTAROら14選手の出場が決まった。残り2選手は後日発表予定で、ライガーは「あとの2人は名前を聞いたらビックリするような他団体の大物と交渉中です」と大物の参戦を予告。なお、同大会への参戦を熱望していたタイガーマスクは現在IWGPジュニアヘビー級王座を保持していることから参戦が見送られた。◎CMLLと提携 新日本プロレスとメキシコのCMLLが業務提携することになった。この日の大会前に菅林直樹社長が会見を開き「CMLLフランシスコ・アロンソ社長と会談をもち、正式に業務提携するということで合意しました。これまでも選手の貸し借りはあったのですが、来年は中邑真輔選手と棚橋弘至選手をはじめ多数の新日本の選手がメキシコに行く予定です」と発表。交流は来春1・4東京ドームから開始予定で「ラ・ソンブラ選手が非常にものすごい動きをしていましたので、ぜひ呼んでみたいですね」(菅林社長)と語った。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
ノア 12・6 GHCタッグ秋山欠場
プロレスリング・ノアは23日、12・6日本武道館大会で予定していたGHCタッグ選手権を佐々木健介&森嶋猛VSモハメド ヨネ&力王猛に変更する発表した。当初は、小橋建太&秋山準が挑戦予定だったが、秋山が体調不良のため21日の大阪大会から欠場。体調を配慮しカードを変更した。また、左目眼窩(がんか)底骨折により、齋藤彰俊が同日の博多スターレーン大会が欠場することになった。復帰時期は未定。
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トレンド 2009年11月24日 15時00分
「リアル・ミッション」悶絶グルメツアーでお腹一杯“超珍味フルコース”を食べつくす
不健康な食生活がやめられない読者のみなさん、こんにちわ。きょうもあしたも肉、肉、肉が食べたい1年生記者の海老原一哉です。偏食のせいかちょっぴり太めの私に、鬼デスクが「いい店があるからたらふく食べてこい」と不気味なやさしさ。イヤな予感は的中。カエルやアリ、ハチ、芋虫、タガメなど“超珍味フルコース”を食べてこいって…。ええい、腹ペコだから何でもいいや、悶絶グルメツアーに出発だ! 単に「珍味」とくくると誤解を招きかねない超珍味。テレビ番組でよく観る企画だけど、実は珍しいだけじゃなく、そのほとんどは栄養価が高く低カロリーでとってもヘルシーなんです。 最初に訪ねたのは東京・池袋にある創業50年の郷土料理店「信州料理 木曽路」。いきなり豆みたいなのが乗せられた小皿2枚をポン! 鈴木喜三郎店長は「蜂の子と蚕(かいこ)さなぎです。どちらもたんぱく質満点ですよ」とほほえむ。信州では、猟師や木こりらの貴重なたんぱく源として重宝されてきたという。深呼吸して息を整えた。 まずは蜂の子。慎重に口に運ぶと、意外と甘くておいしい。この調子ならばと蚕さなぎに手をつけたところ、今度は干しぶどうをさらに乾燥させてパサパサ度が増した感じ。苦味があって正直キツイ。 「私でもキツイですからね(笑)。ただ、好きなお客さんはそればっかり食べますよ」と店長。笑えませんって! ところが、促されるまま大根おろしと食べるとアラ不思議、違和感なくさっぱり食べられる。店長、最初に教えてください! お次はカエル。腹を出してひっくりかえる赤カエル3匹を2本の串で突き刺し、なんともグロテスク。ここはより慎重に少しだけ箸(はし)でつまもうとすると、店長が「こうするんだよ」と、カエルの足を広げてまたからダイナミックにかぶりつく食べ方を教えてくれた。 覚悟を決めてワイルドにほおぼると結構いける味だった。食感は鳥のササミ。味はホッケに近い。レモンとゆずコショウで味付けし、あっさり完食した。 これらはすべて創業当時から出しているメニュー。「最近は、上司に無理やり食べさせられてハマっていく若い子が多いね」(店長)という。さなぎはキツいけど、ほかはハマるかも…。◎信州料理 木曽路 昭和35年の創業以来、信州料理を中心に営業している。人気メニューはさくら鍋(1人前1260円)やすっぽん鍋(同1980円)。ふきみそ、からしみそ、焼きみそをあわせた自家製三種の練りみそによる味付けにファンが多い。営業時間は平日は午前11時から午後3時と、午後4時から午後11時。土日祝日は午前11時半から午後11時。池袋駅東口より徒歩約2〜3分。東京都豊島区東池袋1-4-3。 続いては東京・六本木のアジア料理店「Angtong(アントン)」。タイ、ラオスなど東南アジア料理を中心に珍しい食材を味わえる。普段は店で出していない特別メニューを作ってくれた。 「美味しいメニューをそろえました」と素敵な笑顔の齋藤真紀オーナー。同期入社の高阪貴也記者を「飲もうよ」とおびき出し、とりあえずラオスビールで乾杯。国産ビールよりもノド越しすっきりでグイグイいける。 よし、ツマミいっちゃおう。まずは「蟻の卵の玉子焼き」から。見た目は普通の玉子焼き。蟻の卵をかむたび酸味がプチプチと口の中に広がる。これはおいしい。「芋虫の素揚げ」は赤唐辛子と青唐辛子に塩を絡めた味付けといい、芋虫の原形をしっかり留めている。 「タイの田舎料理でカルシウム満点です。芋虫もタイ産なんですよ」と勧める齋藤オーナー。美人には弱い。意を決して口に放り込むと、おやっ、サクサクして食べやすいぞ。塩味が効いていてスナック菓子みたい。芋虫と聞かなければまったく抵抗なし。箸が進む。 オーナーのイチ押しはチリソースをかけた「タイ産バッタの素揚げ」。口元でバッタと目が合った。香ばしくカリカリしておいしい! 味はエビに近い。 超珍味、恐るるに足らず。その気勢は「タガメ入りの青パパイヤサラダ」にそがれた。つぶしたタガメと青パパイヤをナンプラーとココナツシュガーであえたもの。黙々と食べていた高阪記者がこれまでとは決定的に違う反応をみせた。想像できないかんきつ類の風味。本日最も食べにくい一品だった。 「これは正式メニューですよ。タガメは美白効果もありますから、特に女性に人気なんです」と齋藤オーナー。せっかくのごちそうだ。「箸が止まってるよ」と責め合いながら完食した。本当にお腹がいっぱいになったとデスクに報告すると、「おまえすごいな」と入社以来初めてほめられた。◎アジア料理店 Angtong タイ、ラオス、べトナム料理などが食べられる。取材では特別メニューを出してくれたが、珍味中心の店ではない。人気はラオスの定番メニューである豚ひき肉とハープのさっぱりとしたサラダ「ラプームー」。営業時間はランチが午前11時から午後3時。ディナーが午後5時半から午後11時。定休日は日曜日。東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口からすぐ。東京都港区六本木7-14-11 VIAビル地下2F。◎取材後記 国や地方が変われば食文化も変化することを実感させられた。食べようか、やめておこうか、箸を持ったり置いたりして苦悩する姿を、タイ人のウエイターが不思議そうに見る。「虫はよくたべるよ。おいしいよ〜」と笑っていた。 過酷な取材を覚悟していたが、意外にも「おいしい」と思えるものが多かった。実際、取材に協力していただいた両店とも“超珍味”は完食率が高いという。タイ産バッタなどは毎日でも食べたいくらい。日本のバッタに比べて足が長いのが特徴で、のどに引っかかることもあるため足は食べないほうがいい。しかし、エビのシッポのように食べるとツウっぽい。 取材を通して、個人的な食材の範囲は相当広がった。これでジャングルの奥深くに突然放置されても生き抜くことができる。もはや食べられるだけで幸せ。生命力に少し自信が持てた。
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レジャー 2009年11月24日 15時00分
ジャパンC 距離延長でオウケンブルースリ巻き返す
厳しい経験は未来への糧になる。オウケンブルースリは前走の天皇賞・秋で痛恨の不利を受けた。 直線入り口では突き抜けるかのような勢い。しかし、その瞬間、前が壁になった。瞬時にトップスピードに乗れるタイプではないオウケンにとっては、かなりの痛手。最後は何とか狭いところを割って出てきたものの、時すでに遅し…4着が精いっぱいだった。 競馬にタラレバは禁物だが、まともなら時計半分は詰めていてもおかしくない手応えだった。道中は勝った僚馬カンパニーの直後。頭は無理でもスクリーンヒーローとウオッカの2着争いには加わっていておかしくない内容だった。 ただ、いつまでも死んだ子の年を数えていても意味がない。「天皇賞は馬込みの中に入る厳しいレースになった。それでも、(上がり3F)33秒台の脚を使えたのは収穫だった」。音無調教師はすっかり気持ちを切り替えている。何より天皇賞時、一番の課題に挙げていた「二千の速い上がりに対応できるか」をクリアできたことは陣営に大きな自信を与えた。 今回は、同馬にとってよりベターな2400メートル戦。持ち前の息の長い末脚を存分に生かすことができる設定だ。「舞台は同じ東京だけど、距離が延びるのは確実にプラスだね。この馬の本領を発揮できる条件じゃないかな」 状態も休み明け3戦目を迎え、ピークに近づきつつある。18日に行われた1週前追い(栗東坂路)では馬なりでアッサリと800メートル52秒8をマーク。冬場にもかかわらず、栗毛の馬体は一段と輝いて見える。 「ザレマ(古馬オープン)には遅れたけど、それは折り込み済み。向こうはマイルCSの最終追いだったし、もともと動くからね。併せ馬でやれた分、気合はかなり乗ってきたよ」とトレーナーは及第点を与えた。 先週のマイルCSでは先輩のカンパニーがGI2連勝で引退の花道を飾った。これからは自身が厩舎の看板を支える身となる。「3歳だった昨年は5着に敗れたけど、当時より心身ともにしっかりしてきた。スタミナ勝負になればチャンスは十分にあると思う」。指揮官は新たなエースの活躍を期している。
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レジャー 2009年11月24日 15時00分
ジャパンC 史上初の連覇へスクリーンヒーローが万全
昨年、9番人気でアッといわせたスクリーンヒーローが史上初の連覇に挑む。 その後は善戦こそすれど未勝利。4カ月半ぶりだった前走の天皇賞・秋では、JC馬としては屈辱の7番人気まで支持を下げたが、カンパニーの0秒3差2着と好走。GIホースの底力を見せつけた。「勝った馬とは切れ味の差だろう。それでも乗り役さんがうまく乗ってくれたし、最後までウオッカ(3着)を抜かせなかったのが良かったね」と鹿戸雄調教師。 「体が減っていた宝塚記念が積極的な競馬で5着と、内容がまずまずだったし、だいぶ走る気が戻ってきた感触があった。前走は久々といっても乗り込んでいたし、馬体も増えていた。ピリッとさせるために、中間から着けたブリンカーも効いたみたい」 前走後も順調そのもの。レース直後はプール調整で疲労回復に努め、翌週から馬場入りを再開した。18日に行われた1週前の追い切りではエムオーハンズとの併せ馬。美浦坂路で800メートル54秒8→39秒9→12秒3(馬なり)をマークし、併入した。 「後ろから追いかけて終いが12秒台。楽に走っていたし、いいんじゃないかな。疲れもそれほどなかったし、1度使って馬がシャキッとしてきた。去年が本当に絶好調といえるデキ。そこまではいっていないが、近づいているよ」。同師は愛馬の状態の良さに目を細めていた。 日本馬の中で有力視されているウオッカ、オウケブルースリには昨年のJC、今秋の天皇賞と2度に渡って先着しており、ダービー馬ロジユニヴァースは休み明け。連覇に視界は良好といえそうだが、指揮官は気を引き締める。 「今までどの馬もやっていないんだから、それだけ難しいということ。人間がそんなに力を入れないで、普段通りにやることをやるだけだよ」 かつてテイエムオペラオーもゼンノロブロイも阻まれた夢の偉業を達成したとき、文字通り、日本競馬のヒーローが誕生する。
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レジャー 2009年11月24日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿 ダノンシャンティはGI級
東スポ杯2歳Sを制したローズキングダムは、京都芝1800メートルの新馬戦を「伝説の新馬」と呼ばれた昨年のアンライバルドと五分の上がり(3F)33秒9で勝ち抜いてきた。 当コラムでも当初は4.5の評価を与えたが、いかんせん450キロ前後の軽量馬。数字だけなら即クラシックレベルでも、輸送はどうか。キャリアはどうか。いざ、予想を打つ段になると、アレコレと悩むもんです。 なんて、気の小さい予想家のヤキモキも、アッサリと突破。定番のスローの上がり勝負ゆえ、走破タイム(芝1800メートル1分48秒2)自体は特筆すべき数値ではないものの、ラスト3Fのレースラップは11秒4→11秒2→11秒8(3Fは34秒4)。自身の上がり34秒0から逆算すると、2F標識前後で推定1F10秒台の脚は使っているし、少なくとも先週の京王杯2歳S組よりは、スケールは上といえる。 ちなみに、アタマ差2着のトーセンファントムも、前走のいちょうSで確たる走破タイムとラップを計上。さて、この2頭…次走は朝日杯FSかラジオNIKKEI杯2歳Sのどちらに矛先を向けるか。いずれにせよ、現時点での2歳シーンのフロントランナーであることは間違いない。 日曜日の東京は、5Rのピサノユリシーズ、6Rのブルーグラスと松岡クンが連勝。 前者ピサノは、土曜日の京都マイルを1分35秒7で新馬勝ちしたマシュケナーダの調教パートナー。牡、牝の違いはあるが、併せ馬では常にピサノが優勢。マシュケナーダを物差しにすれば、新馬勝ちは当然で、内容も芝1400メートル1分25秒5という数字以上に余力があった。 また、最近の松岡クンは、フィニッシュの仕方に“色気”があるというか何というか。人知れず、成長しているんだなぁ。 日曜日の京都芝1400メートルのエアラフォンの1分22秒1は、前日の2歳500万のメイショウデイムと0秒4差。キャリアを考えれば、500万組より将来の展望は明るいかもしれない。ただし、一族はマイラーということもお忘れなく! 京都芝1800メートルのダノンシャンティは、1分52秒5という走破タイムこそ凡庸だが、ラスト2Fのレースラップは何と11秒0→10秒9(3Fは34秒2、自身の上がりは34秒0)。 これまでに京都芝1800〜2000メートルの新馬を34秒前後で駆けた馬には、ローズキングダム、アドマイヤプリンスなどがいるが、数字として10秒台の時計を表記したのはダノンシャンティただ一頭。う〜ん。来春、最後に笑うのは、この馬だったりして。
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その他 2009年11月24日 15時00分
幻覚ナビ
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