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レジャー 2009年11月09日 15時00分
エリザベス女王杯(GI、京都芝2200メートル、15日) 今度は完全燃焼 ブロードストリート
「勝ってたよなあッ」。秋華賞のレース後、検量室に戻ってきた鞍上の藤田騎手は怒気を含ませながら大声で叫んだ。 馬群がゴチャついた4コーナー手前。ブエナビスタが外へ出そうとした瞬間、後方にいたブロードストリートの進路をふさがれた。藤田はとっさに手綱を引き上げ、馬も完全に立ち上がる格好になったほど。「あれがなければ突き抜けていた」と言う鞍上の言葉も大げさではないほどの不利を受けた。 ブロードにとっても、ブエナにとっても後味の悪い結末。今度はスッキリ、ガチンコで勝敗を決める。藤原英調教師もリベンジに意欲を燃やす。 「秋華賞は前をカットされて完全に勢いを殺された。あの不利は痛かったし、その分の悔しさはここでぶつけたい」 過去10年間を振り返っても、3歳馬は5勝と他の世代を圧倒している。そのうち、2003年のアドマイヤグルーヴ、06年のフサイチパンドラ、昨年のリトルアマポーラは、秋華賞での敗北をバネにして女王杯を勝っている。しかも勢いは、いまやブエナを超えるものさえある。秋の上昇度では文句なしにメンバー中ナンバーワンだ。 「春は賞金加算がうまくいかなくて無理なローテーションが続いた。でもこの秋は狙ったレースを使える分、本来の能力を発揮できている。何よりセンスが良く、レースへ行けば100パーセントの能力を発揮してくれるのが強みだね」 レースへ行けば必ず、すべての能力を発揮するタイプが前走ではまさかの不利。それでもブエナとは0秒2差。すべてを出し切れば初のGI制覇も夢ではない。 「繊細な牝馬なので前走の不利の影響が心配だった。でもケイコではまったくダメージは残っていない。引き続きいい状態をキープしているので、何とかGIのタイトルを取らせてあげたい」 もう挑戦者でもなければ、打倒という言葉も使わない。因縁の再対決で、きっちりケリをつけるつもりだ。
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スポーツ 2009年11月09日 15時00分
新日本 “真時代”開く 中邑V2
新日本プロレスIWGPヘビー級王者の中邑真輔が8日、東京・両国国技館大会でライバル棚橋弘至の挑戦を退けた。来春1・4東京ドーム大会を控えるこの時期に、新日きってのトータルファイター中邑が政権を保持したことは、新日マットひいてはプロレス界にとって大きな意味を持つ。中邑の歩む道の先に待っているのは、新日戦士なのか、はたまたアントニオ猪木やMMAファイターなのか。 新日プロにとって分岐点となる闘いだった。近年のセルリアンブルーのマットをけん引してきたアメリカンプロレス・スタイルの棚橋か、新日伝統のストロングスタイルの復興を掲げる中邑か。両雄の“イデオロギー闘争”にも注目が集まった一戦は、中邑が前王者のライバルを返り討ち。見事V2達成で幕を閉じた。 来春1・4東京ドーム大会が迫る中で中邑がタイトルを保持したことは、新日プロにとって一大事。脱ストロングスタイルの棚橋ではなく、ストロングスタイルを継承し“総合で勝てるレスラー”中邑なら「対猪木」や「対総合格闘技」という、2つのアンタッチャブルな闘いができるからだ。 打倒猪木については当の本人から、腰椎すべり症の影響によるバッドコンディションを理由に、闘えない旨の回答があったが、決して中邑は「まだどこで何が起こるかわからない」として完全に対猪木を諦めていない。いまだにIWGP創始者の猪木を超えることで、ベルトの輝きを高めるとともに“真時代”を切り開きたい意向がある。 ただ、猪木戦が実現できない状況において、これ以上こだわる必要がないことも分かっている。チャンピオンとして「ベルトに輝きを、プロレスに未来を」と憂う中邑には、対猪木ではなくても、時代を切り開くすべがある。それがプロレスというジャンルにとらわれない闘い、いわゆる異種格闘技路線だ。 中邑はV2達成後に謎めく言葉をつぶやいた。「自分は行きたい所に行く。なりたい自分になる。まだまだ強くなりたい」。最近は素人のケンカ自慢が集うアマチュア総合格闘技「OUTSIDER」を自腹でチケットを購入して観戦。その際には前田日明氏と密談したり、プロレスの垣根を越えたところでチャンピオンとして英気を養っている部分もあっただけに、今後の闘いの道標が注目される。 V3戦は早ければ年内最後のビッグマッチ12・5愛知県体育館大会、ないしはドーム大会で開催予定。中邑自身がこの日の試合後に対戦指名した永田裕志との対戦や、中邑へのリベンジに燃える真壁刀義の挑戦に可能性は残るが、いずれにせよその先にはすぐドームが待っている。果たして王者の闘いのベクトルはどこに向くのか、新日最強戦士の決断は団体の生死を左右するだけに、今後の展開から目が離せない。◎棚橋を顔面KO 防戦一方だった。ゴングが鳴るや意外にもスタンドの攻防を仕掛けてきた棚橋に面を食らって主導権を奪われた。必殺ボマイェを警戒されてしまい、低空ドロップキックとドラゴンスクリュー2連発で執ように左ヒザに集中砲火。 15分過ぎにはテキサスクローバーで絞め上げられ、思うように足が動かなくなった。20分過ぎにはドラゴンスープレックスからのハイフライフローで絶体絶命。それでも間一髪でかわしてピンチを回避すると、リバースパワースラムで反撃ののろし。最後は22分47秒、痛むヒザを鼓舞して必殺ボマイェでライバルの顔面を打ち抜き勝ち名乗りを聞いた。 戦前にケガでベルト返上した前王者の棚橋から「暫定王者」呼ばわりされたが、試合後は開口一番「もう暫定王者じゃなくなった」とピシャリ。ライバルからの挑発が一番の発奮材料となった。◎永田 中邑からの指名願ったり叶ったり IWGPヘビー級王者中邑真輔からV3戦の相手に指名された永田裕志は「願ったり叶ったり」と応戦の構え。 前シリーズのG1タッグリーグ10・23新潟大会で中邑から、直接ピンフォール勝ちを奪ったことにより「先シリーズででっかい借りをつくってしまった」(中邑)として次期防衛戦の相手に指名された永田。この日は、大会後に指名されたことを聞かされ「(挑戦者指名)つまんねぇ理由だけど、まあでも願ったり叶ったり」とにんまり。 さらには「なんで俺なんだ。俺、実績ねーよ」とうそぶきながら、拳を鳴らしていた。
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芸能 2009年11月09日 15時00分
木下優樹菜 恋人・藤本に不満あり
おバカキャラとして相変わらずお茶の間で人気の、ユッキーナことタレント・木下優樹菜(21)。人気お笑いコンビ「FUJIWARA」の藤本敏史(38)との恋は順調かと思いきや、ここへきて2人の間に微妙な溝が生じているという。歳の差カップルならではの悩みとは? 先月末、都内で行われたイオン「ヒートファクト」の新CM発表会に登場した優樹菜。 「『ヒートファクト』の第3弾CMキャラクターに起用されたのですが、そのCMがひそかに話題を呼んでいるのです」と語るのは芸能リポーター。CMで“ユッキーナダンス”を披露しているが、そのアクションが注目なのだという。 「彼女がステップを踏むたびに、密着した服の上から豊かなバストがブルブルンと揺れると評判なのです。実は彼女は推定89センチ、Eカップ美巨乳の持ち主といわれているのです」(同) そんな優樹菜が最近、恋人の藤本への不満をよく口にしているという。 「問題は、いわば“スキンシップ不足”のようです。ユッキーナは、ベタベタしたい盛りの21歳。デート中でも部屋の中でも、2人でいるときはいつも相手のどこかを触っていたいし、触られていたいという願望…というか、女心があるんです。一部にはそのものズバリを催促しているのでは、と指摘する声も上がっています」(芸能ライター) しかし、藤本は優樹菜より17歳年上の38歳。しかも超多忙で疲れきっていて、優樹菜の“リクエスト”になかなか応えられないでいるという。 「そのせいか、優樹菜は周囲に『もっと強い男いないかなぁ〜』と、露骨に不満をもらすことが多くなったということです。彼女が自慢の手料理で精力のつく物を作っても、なかなか効果が上がってこないようです。この状態が今後も続くようなら、2人の仲は“自然消滅”ということにもなりかねません」 2人は人気クイズ番組「クイズヘキサゴン」(フジテレビ)での共演がきっかけで、今年1月に交際をスタート。5月に写真誌にツーショットをキャッチされ、熱愛が発覚した。 「夏にはハワイでバカンスを楽しむ姿が目撃されました。どちらかというと、藤本の方が優樹菜にゾッコンで、ほかの男に心移りしないか、いつも心配しているんです」(芸能リポーター) 果たして愛は、“体のジェネレーションギャップ”を超えられるか。
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芸能 2009年11月09日 15時00分
カズ&りさ子 “仮面夫婦”でも離婚しない理由
これまで何度も女性スキャンダルを報じられてきたサッカーのキング・カズことJ2横浜FCの三浦知良選手(42)だが、ついに妻でタレントの三浦りさ子(41)と離婚したとの情報が駆け巡った。以前から“仮面夫婦”と言われてきた2人だけに真実味は十分、芸能マスコミは大騒動となったが、りさ子はブログで離婚を完全否定。実は、この2人がなかなか別れないのには深い理由があるというのだ。 「7日の夜、『カズが離婚した』という情報が飛び交ったが、裏が取れなかった。ただ、現在は別居状態で、いつ離婚してもおかしくないから、今後もマークを外せない」(サッカー担当記者) カズ夫妻の離婚は8日発売の一部スポーツ紙が報じたが、同日、りさ子は自身のオフィシャルブログで「昨日の夜中に実家やら事務所などにスポーツ記者から私達夫婦が離婚したんですか?の問い合わせがあり、??びっくりしています??(中略)仲良くやってますので心配しないでくださいね!」と離婚を真っ向から否定した。 「たしかに、このタイミングの離婚発表はおかしい。7日にりさ子は日本テレビ系の『メレンゲの気持ち』に出演。別居して、週末しか会わない“週末婚”であることを隠さず、夫婦円満を強調していた。また、カズは7日、携帯サイトに家族で食事したことを書いていた。りさ子は“カリスマ主婦”が売りだからそう簡単に離婚はしない」(週刊誌記者) カズといえば、最近では今年8月に20代前半の女性を、家族と別居している都内のマンションに真っ昼間から連れ込んだことを女性誌で報じられるなど、派手な女性関係で知られるが、しかしカズとりさ子だけの問題ではなく、子供のために離婚できない理由があるというのだ。 「2人いる男の子のうち、長男は都内の名門私立小学校に通っている。次男は来春小学校に上がるが、長男と同じ小学校に入学させるため、りさ子はすっかり“お受験ママ”となり、別居したのもその小学校に近いところに移り住むためで、カズがいくらほかの女性と遊ぼうと全く気にしない。モデルをしたり、オリジナルアクセサリーブランドを立ち上げたりと、その気になればりさ子だけでも子供を養えるだけの稼ぎがある」(同) 一方、カズは今季Jリーグ最年長選手としてプレーし、年俸は3000万円(推定)だが、「今季もそれなりに試合に出場し、1得点をあげている。もはや、Jリーグの“レジェンド級”の選手だから、本人が『やめる』と言わない限り、誰もやめさせることができない。現役の方がお受験に有利なようで、りさ子夫人からは現役続行を後押しされているから、体力の限界まで続けると思う」(先のサッカー記者) ひと昔前にはやった言葉ではないが、カズ夫妻は典型的な「亭主元気で留守がいい」夫婦のようだ。
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トレンド 2009年11月09日 15時00分
コスプレ娘と飲む!!
食欲の秋! オイシイものを食べる時、かわいい女のコがそばに居てくれたら…。そんな願望をかなえてくれる、アキバ系のコスプレ飲食店をご紹介。さまざまなコスチュームに着飾った女のコをチラ見しながらの食事なら、うまさも2倍、3倍の相乗効果が得られるというもの。さて、どちらの店に足を運びますか?◎「もののぷ」 時は戦国乱世、徳川家康らを陰で操る幻の武将、「萌田のぷ長」。各国の武将たちは「もののぷ城」に上洛し、姫を人質に差し出した。その姫たちが武装メイドとして給仕に励む。 今年7月の開店から話題になった戦国メイドカフェ&バー「もののぷ」。“秋の陣”ともいえる新メニューを導入した。 甲冑(かっちゅう)をモチーフにしたメイド服もさることながら、食欲を満たすフードメニューが多いのが特徴。単なる話題性だけのメイド喫茶ではない。料理は約40種、ドリンクはアルコール類を含めて約50種類、デザートも14種類を数える。9月にメニューがリニューアルされたばかりだ。 料理のネーミングが実にユニークで、1番人気の牛カルビ&豚すき丼は「関ヶ原天下分け目の合戦丼」(1200円)、メイドが握ってくれるおにぎりは「北条家三つ鱗おむすび」(1100円)。ドリンクは、ウオツカトニックが「明智光秀」(800円)など、戦国武将の名前が付いている。またメイドがチョコレートでお絵描きしてくれるラテチーノ「徳川家康」(700円)もある。 別途料金(1000円)だが「金の茶室」という特別室もあり、限定メニューの「千家利休わび茶膳」(1500円)を食べることもできる。特別室は写真非公開なので、実際に自分の目で確かめてみては? また女のコたちがストーリーを作成、作画した紙芝居のほか、突如、店内のBGMと照明が消え、太鼓が鳴り響き、敵襲があることも…。 ものは試し、ぜひ“上洛”してみてみよう。◇「戦国メイドカフェ&バーもののぷ」(東京都千代田区外神田4-6-2 いすゞビル5F 営業時間=12〜22時 http://mononopu.com/index.htmlを参照)◎「Little TGV」 昨年2月のオープン以来、鉄道マニアを中心に人気を集める東京・秋葉原の鉄道居酒屋「Little TGV」では、今月11日のJRダイヤ改正に合わせてメニューが改正される。 チャージ料金500円を支払って入店すると、店内には実際の鉄道で使われていた座席や標識など鉄道マニア垂ぜんのグッズがズラリ。店内にはNゲージも展示されている。座席につくと、かわいらしい車掌に扮(ふん)した女のコが切符にハサミをパチリ。昔懐かしの切符切りである。 電車ブレーキに使用される“渦電流”から命名されたオニオンサラダの「渦電流サラダ」(450円)、七味とバジルで赤、緑2色の手旗を模した「フライキ手羽先餃子」(480円)などの人気メニューは残しつつ、ダイヤ改正後は新メニューが加わる。電車にちなんだネーミングのドリンク類も充実している。 名物は女のコがシェーカーを振ってくれる「NAER(ニュー・アキバ・エレクトリック・レールウェイの略)シェーカー」(同700円)だ。「女のコの気分次第で中身は変わります。唐辛子やマスタードが入っていることも…」(店長)というドキドキの一品だ。 鉄道アイドルとして知られる木村裕子さんは同店の非常勤の従業員。運が良ければ、現役アイドルを間近で見られる機会もあるかもしれない。 「他店の鉄道居酒屋よりも敷居を低くしているので、鉄道マニアの方でなくても気軽に足を運べると思います」(同) “鉄ちゃん”はもちろん、そうでない人も列車の旅に出掛けた気分に浸れる。いざ出発進行!◇「鉄道居酒屋Little TGV」(東京都千代田区外神田3-10-5 イサミヤ第3ビル4F 営業時間=平日18〜23時、土・日・祝日12〜23時 http://littletgv.com/を参照)◎「こくまろ・みるく」 今年7月にオープンした東京・秋葉原の「ハーレム居酒屋こくまろ・みるく」は、セクシーな衣装に身を包んだ「ミルク国の姫」による“濃厚サービス”がウリだ。 女性従業員(ミルク姫)のコスチュームは胸元と背中が大胆に開いたモノ。人気イラストレーター・みさくらなんこつ氏のデザインで、首の哺乳(ほにゅう)瓶が特徴。中にはイミテーションのミルクが入っている。 哺乳瓶は名物料理「こくまろステーキミルク添え」(1200円)をオーダーすると活躍する。その際には本物のミルクが入った哺乳瓶を首から下げた姫が、テーブルで肉料理にピュッピュッとミルクをかけて料理を完成させる。ステーキにミルクのマイルドさとコクが加わる。 安達賢司店長は「レストランでいえば、サラダの仕上げにペッパーをかけるような…そういうサービスなら、エンターテインメントとして成立するのでは?」という。メイド喫茶で行われる「萌え萌えジャンケン」や「料理に魔法をかける」といった珍妙で過剰なサービスを排除し、演出はさりげない。 キャバクラのようにキャストが客の隣に座ることはなく、あくまで居酒屋だ。だが、ヲタク系男子だけでなく、最近はサラリーマン層の客も増え、人気は右肩上がり。 店内の雰囲気はゴージャスでオトナの雰囲気が漂うが、壁中に張り巡らされた鏡が目を引く。「女のコを見たいけど、ガン見できないヲタク層の男性にはチラ見もできるように」(店長)。なるほど、大胆に開いた背中部分も鏡を通して見ればオツなものだ。 また「おいしい食事にこだわった」というだけあって胃袋も満たしてくれる。季節の限定メニューとして「秋刀魚の生姜煮」(700円)や「ハタハタの南蛮漬け」(750円)などの食事をはじめ、アルコール類も栗を使ったカクテル「モンブラン」(650円)など秋らしい味覚も取りそろえている。 セクシーな衣装に身を包んだミルク姫が出迎えてくれる一風変わった居酒屋で、秋の夜長を楽しんでみてはいかが?◇「ハーレム居酒屋こくまろ・みるく」(東京都千代田区外神田3-10-12 日加石油ビル4F 営業時間=17時30分〜23時30分 月曜定休 http://5906.jp/uri.htmlを参照) ※文中、料理、ドリンクなどの値段は各店とも税込みです
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レジャー 2009年11月09日 15時00分
AR共和国杯(GII、東京芝2500メートル、8日) ミヤビランベリが一人旅決める
「第47回AR共和国杯」(GII、東京芝2500メートル、8日)は、好スタートから逃げた11番人気のミヤビランベリが直線でアーネストリーの追撃をしのぎきり、1馬身差の快勝。重賞4勝目を挙げた。3着には10番人気のヒカルカザブエが入り、3連単は92万円の波乱になった。1番人気のジャガーメイルは5着に終わった。 春の目黒記念を0秒8差で圧勝した実力は本物だった。好スタートから主導権を取ったミヤビランベリがまんまと逃げ切り勝ちを収め、重賞4勝目を挙げた。 「先生(加藤敬調教師)からは『馬の気分に任せて』といわれていました。とくにハナにはこだわっていなかったが、スタートが良かったので行っちゃおうと」と殊勲の吉田隼騎手。 1000メートル通過が1分0秒2、2000メートルが2分1秒7と絶妙なペース。直線では2番手から猛追したアーネストリーにいったん交わされたが、ここからがこの馬の真骨頂。持ち前の勝負根性を発揮すると、逆に1馬身差をつけて勝利のゴールへ飛び込んだ。 「しぶとい脚があるのが分かっていたから、あきらめずに追っていたら、差し返してくれました」と吉田隼。「馬のおかげです」と謙そんしたが、まったくのテン乗りで結果を出したあたりが、ジョッキーとしての成長の証し。菊花賞のフォゲッタブル(2着)ではハナ差で涙をのんだが、見事に雪辱を果たした。 一方、管理する加藤敬師も笑顔いっぱい。3番人気に推された前走の札幌記念では14着に惨敗していただけに、喜びもひとしおの様子だ。「前走はプラス10キロの数字以上に重かった。気候のいいところでノンビリしすぎたみたい。今回は絞れていたし、最後はいい根性を見せてくれたね」 昨夏の福島の七夕賞で重賞初Vを飾ってから、これで4つ目のタイトルをゲット。6歳になったが、まだ進化の途中だという。「デビュー2戦目で骨折して1年以上休んだからね。まだ脚にはボルトが入っている。昨年の七夕賞が53キロ、今年は57キロで勝ったのを見てもらったら分かるように、力をつけている。イレ込む馬だったが、今はずいぶんと落ち着きが出てきたから」と精神面の充実を強調した。 気になる次走については「未定」としたが、「ここまできたら選択肢が限られるから」。まだ体質的な弱さが残るため、ジャパンCはパスし、暮れの有馬記念に向かう模様だ。 過去2年の覇者はGIホースに輝いている縁起のいい重賞。長距離の逃げ馬として確固たる地位を確立した個性派から目が離せない。
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レジャー 2009年11月09日 15時00分
ファンタジーS(JpnIII、芝1400メートル、8日) タガノエリザベート 末脚一閃
「第14回ファンタジーS」(JpnIII、芝1400メートル)は8日、京都競馬場で行われ、川田騎手が手綱を取った8番人気のタガノエリザベート(牝2歳、栗東・松田博厩舎)が優勝。勝ち時計は1分21秒2(良)だった。1番人気のラナンキュラスは好位追走から流れ込み4着に終わった。 道中はポツンと最後方。人気薄の気楽さからか、自分の競馬に徹したタガノエリザベートが大金星をもぎ取った。うなるような末脚で15頭をごぼう抜き。ゴール前で粘るベストクルーズを交わした瞬間、鞍上・川田が、右のこぶしを握り締め、小さくガッツポーズを決めたシーンが印象的だった。 「4角で楽な手応えだったので、うまくいけば突き抜けるかなと思った。それにしても、ビックリするような脚だったね」とジョッキーは満面笑みでレースを振り返った。 ラスト3F33秒5は、もちろんメンバー最速。前々で展開したベストクルーズ、ラナンキュラスなどが掲示板に残った結果からも、いかにその切れ味がズバ抜けていたかが分かる。 愛馬の思わぬ(?)激走に、松田博調教師も「次走? 一応、阪神JFを考えているが、馬の状態を見てからやな」と照れ笑いを浮かべながら話した。 新馬Vの後は、ききょうS→デ杯2歳Sで(5)(6)着止まり。底割れの感を見せ始めていたなかでの逆転勝利の要因は、乗りかわった川田との相性か、それとも京都芝1400メートルへの適性か。いずれにしても、ニューヒロインの誕生で2歳牝馬戦線は混とんしてきた。
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芸能 2009年11月09日 15時00分
石原さとみ「いい気分になって」
女優の石原さとみが7日、都内の書店で「2010年度カレンダー発売記念握手会」を行った。 カレンダーはオフの日をイメージして制作され、お気に入りの1枚は「1番ナチュラルで自然体」と話す3、4月の緑色のキャミワンピを着たものだという。 石原は「カレンダーにはナチュラルな私が出ています。朝、この写真を見ていい気分になってもらえたらうれしいですね」と、はにかみながらPRした。 クリスマスイブの24日に23歳の誕生日を迎えるが「地方でロケの撮影をしていると思う。その日のうちに帰れたらうれしいけど…現場で過ごすのは慣れているので」と話し、ファンを安心させた。 2010年の抱負を聞かれると「2009年がとても忙しかったので、親友といろんなところへ行きたい。いろんな場所へ行って、いろんな経験をして、素敵な女性になれたらいいな」と目を輝かせた。
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芸能 2009年11月09日 15時00分
山田孝之が「別に…」
映画「大洗にも星はふるなり」の初日舞台あいさつが7日、都内の映画館で行われ、マドンナを務める女優の戸田恵梨香らが登壇した=写真。 憧れのマドンナをめぐる7人の暴走男たちのラブエンターテインメント。恋愛にちなんでクリスマスの予定を聞かれた主演の山田孝之は「ぼくキリスト教じゃないんで…正月の準備をします。仏教に基づいてる? 別に…」と沢尻エリカをほうふつさせる回答。 慌てた共演者らからすかさず「『別に』は言わないの!」と注意された。 関ジャニ∞の村上信五との熱愛が報じられた戸田は「仕事してると思いますね。休めたら休みたいけど…」と軽くかわしていた。
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芸能 2009年11月09日 15時00分
ほしのあき ご満悦
タレント・ほしのあきが8日、東京競馬場で行われた「第1回ジョッキーベイビーズ」で初めて誘導馬に騎乗、晴れ姿を見せた。 この日のために1カ月以上も乗馬の訓練をしてきたというほしのは「せっかくの機会だから楽しもうと思いました。コースに出た瞬間、ものすごく気持ちよかったです。これからも乗馬は続けて、海岸を走ってみたい」とご満悦の様子。詰めかけたファンらに笑顔で応えていた。
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