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社会 2012年08月31日 15時00分
リベンジに燃える平松前大阪市長
橋下徹大阪市長の旋風が吹き荒れ、猫も杓子も『大阪維新の会』になびく中にあって、ついに本格的な反勢力が名乗りを上げた。誰あろう、平松邦夫前大阪市長である。 昨年の「大阪秋の陣」で橋下現市長に敗れた直後は、そのまま政界引退の見方もあった平松氏。だが、年が替わるや、自らの後援会『元気ネット大阪』を再建。さらに7月は政策ブレーンを集めて、シンクタンク『公共政策ラボ』を始動した。平松氏は『公共政策ラボ』の目的を「橋下市政の監視」としているが、本当の目的が橋下市長への“リベンジ”であることは、誰の目にも明らかだ。 「平松さんは、労働組合が橋下市長の軍門に下ったことに責任を感じています。それに、市政改革への道半ばで落選した事への無念ですね。今は『このままでは大阪の大事なモノが壊される!』が口癖なんですよ」(平松前市長に近い大阪市職員) また、平松氏の“古巣”である毎日放送のOBも言うのだ。 「彼はソフトなように見えて、意外にプライドが高い。維新の会から『大阪をダメにした張本人』みたいに言われて、このまま引っ込むわけにはいかない、となったのでしょう」 今後の動きに関して平松氏自身は会見で「大阪市長選の候補者選定に関わっていく」と語っているが、もし橋下市長が国政選挙に出馬した場合は、状況によって市長選挙に向かう可能性も示唆するなど、改めて政治に関する強い意欲を示している。 「すべては橋下市長の動き次第。状況によっては、平松さんも国政に向かう可能性もあり、自民党あたりがアプローチしているとの情報もあります。問題は平松さんが、どこまで反橋下勢力を結集し、関西財界を味方にできるかどうかですね」(全国紙記者) 新たな戦いの行方に注目だ。
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社会 2012年08月31日 11時58分
大手百貨店 夏物セール開始時期分散で大惨敗のこれから(1)
分散実施で注目を集めた大手百貨店の夏のバーゲンセールは、結果的に見事な空振りだった。各社が発表した7月の売上高は、前年同月比で三越伊勢丹2.6%減、大丸松坂屋0.6%減、高島屋3.1%減、そごう・西武3.1%減、阪急阪神5.1%減と、揃いも揃って“討ち死に”だったのだ。 「消費者は舞台裏のウサン臭さを見透かしていたということ。デパートは売上高が15年連続で前年割れに陥っている。本来であればこれをどう食い止めるかに知恵を絞ってバーゲン戦略を立てるべきなのですが、貧すれば鈍するというのか、客の利益よりも自分たちの利益を優先させようとした報いに他なりません」(証券アナリスト) 百貨店各社は昨年まで夏のバーゲンセールを7月初めに実施してきた。ところが、最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)は4月末、「今年は約2週間先送りして7月13日から実施する」と発表、横並び意識の強い業界に衝撃が走った。結果、高島屋は例年通り7月1日から実施する店と三越伊勢丹に歩調を合わせた店舗に分かれたうえ、従来通り初旬から実施した大丸松坂屋、阪急阪神、そごう・西武などの先行組にしても「バーゲン時の消費者は複数の店舗を見て回る傾向が強く、分散で逆に割を食った」(業界関係者)のが実情。それだけに後ろ倒しで口火を切った三越伊勢丹への恨み節が漏れてくる。 「事業会社のトップだった大西洋さんは今年の2月にHDの社長を兼務した。その段階で夏のセールに“大西カラー”を打ち出すのではないかと各社が警戒したのです。というのも、彼は『現在のバーゲンセールのあり方を見直すべきだ。そのためにはセールに頼らない体質に変え、価格への信頼を取り戻す必要がある』が持論。おそらく大西社長には、三越伊勢丹がトップ引きを演じれば他社が追随するとの読みがあったはずです」(ライバル社OB) とはいえ、デパートにとって夏と冬のバーゲンは年2回のかき入れ時、最大のイベントだ。まして消費不況で売上高が落ち込む中、各社は需要喚起を狙ってセールの実施時期を前倒しすることに活路を求めてきた。 3〜4割引のバーゲンセールは、消費者にとって大変な魅力である。そんな商習慣にクサビを打ち込むように、三越伊勢丹の大西社長が「われこそ正論なり。だからセールの時期を遅らせる」と勝負を挑めば、波風が立たないわけがない。ライバル社OBが続ける。 「三越伊勢丹の決断を強力にプッシュしたのはオンワード樫山、三陽商会などのアパレルメーカーです。だからこそ、彼らは三越伊勢丹が夏バーゲンを遅らせると発表したタイミングに合わせて『店ごとに価格が異なるのは混乱を招くため、セール対象商品は一律に7月13日から供給する』と表明し、他社の追随を促した。対応は各社マチマチでしたが、業界では今回のバーゲン騒動の仕掛け人は三越伊勢丹の大西社長と廣内武・日本アパレル・ファッション産業協会理事長(オンワードHD会長兼社長)というのが定説になっている。業界は紳士揃いだから表立っての悪口は控えていますが『まったく余計な事をしてくれた』が偽らざる本音ですよ」
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社会 2012年08月31日 11時56分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 再生可能エネルギーを急げ
政府は、8月4日と5日に2030年の電源構成を決めるための一助として、討論型世論調査を行った。電話で無作為に選んだ6849人の中から、希望者を中心に300人を選び15人の20組に分かれて討論を行うというものだ。 政府は再稼働反対派のガス抜きを狙ったのだろう。しかし、その思惑は外れた。反原発派が議論の主導権を握り、推進派が沈黙を強いられる場面が続出したからだ。強行突破が難しいとみた政府は、8月中としていた将来の電源構成の決定を先送りする構えに出ている。 しかし、原発依存度の議論よりも優先して取り組まなければならない課題がある。それは、再生可能エネルギーをどうやって拡大するのかという議論だ。電源構成の3つのシナリオは、原発依存度を0%、15%、20〜25%としているが、どのシナリオでも再生可能エネルギーへの依存度は、25〜35%となっている。現状の再生可能エネルギーの依存度は10%だから、いまから20年足らずで再生可能エネルギーの比率をおよそ3倍に増やさねばならない。 いまのように大部分の電源を火力に依存していると、化石燃料の供給途絶リスクや価格上昇リスクから逃れられない。しかも、温室効果ガス削減のことを考えたら、再生可能エネルギーに電源を移していく以外に選択肢はないのだ。 ところが、現在の再生可能エネルギーの比率のうち、8.7%を水力が占めている。水力を除いたいわゆる新エネルギーの比率は1.2%に過ぎない。水力の割合を現状通りだと仮定すると、30%という再生可能エネルギー比率を達成するためには、新エネルギーの比率を1.2%から21.3%へと、18倍にしないといけないのだ。実際、政府のシナリオでも、再生可能エネルギーの比率を30%とするために、現状90万戸の太陽光パネル設置家屋を1000万戸に増やすことになっている。これは設置可能な住宅ほぼ全てに太陽光パネルを設置する勘定だ。また、風力発電も、東京都の10分の1の面積に設置されている現状を東京都の1.6倍の面積まで拡大する必要がある。そんなことが、2030年までに可能なのかと疑う声も強い。 政府は、7月から始まった再生可能エネルギーの買い取り制度に大きな期待を寄せているが、問題はコストだ。たとえば太陽光の今年度の買い取り価格は、1キロワット・アワーあたり42円となっており、火力や原子力の発電コストの4倍なのだ。 コスト高は電気代に反映される。今年度の標準家庭の上乗せ額は、月額87円と、さほど大きな金額ではないが、今後買い取り規模が拡大していくと、1000円を超えるだろう。もちろん企業の電気代も引き上げられるから、国際競争力にも影響が出てくる。 再生可能エネルギーの買い取り制度で、日本を大きくリードしてきたドイツは、早ければ2016年にも新規の太陽光発電による買い取りを中止することを決めた。コスト負担があまりに大きくなりすぎたからだ。 だから、新エネルギーのコスト低減に全力を注ぐとともに、水力と地熱を積極的に増やす努力が必要だろう。水力発電の拡大には、最も強い既得権といわれる水利権との調整が必要だ。地熱も環境への配慮をしながら開発すると、発電に至るまで10年を要する。だからこそ、早く第一歩を踏み出さねばならない。再生可能エネルギーは、議論している段階ではないのだ。
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芸能ネタ 2012年08月31日 11時56分
広末涼子 松ケンが「混浴しよう」の下心発言に宿敵・小雪激怒
広末涼子(32)が住宅設備メーカー『LIXIL(リクシル)』の新CMで、松山ケンイチと夫婦役で初共演している。 CMでは2人でバスルームを見学するシーンがあり、制作発表会見で松山が、 「そのまま2人で入りたいと思ってたんですけどね」 と明かすと、広末は、 「ちょっと衝撃的すぎて…」と、頬を赤らめた。 互いの印象を聞かれた松山は、少しはにかみながら 「(自分が)小学生、中学生の頃から活躍されていた方なので、そのころの可愛らしい印象もあるし、今の大人の美しさも兼ね備えていらっしゃるので、そういう方と共演できて光栄です」と語ると、姉さん女房役の広末は、 「うれしいですね。ただ、小学生のときと言われて、ちょっとショックです」と苦笑した。 「広末は、9月15日公開の映画『鍵泥棒のメソッド』で堺雅人と共演していますが、完成披露試写会で堺は『(広末が)可愛すぎてNGという場面があった』と暴露していました。それほど今の広末は、男の誰が見ても“可愛い”ということなのでしょう」(芸能記者) しかし、いくらリップサービス含みとはいえ、人妻の広末に“混浴しよう”と誘うのは、松山もどうかしている。 「やっぱり、NHK大河ドラマ『平清盛』の不調がボディーブローとなってジワジワ効いてきて、少しずつ壊れてきたということなのでしょう」(TV関係者) 8月5日放送分(第31話)が7.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と、ついに歴代最低視聴率を更新してしまった『平清盛』。 「もう、このところの収録現場はシーンと静かで、まるでお通夜のようです。毎週右肩上がりの朝ドラ『梅ちゃん先生』とは、正反対の様相を見せています」(ドラマ制作関係者) そんな中にあって、いつも松山を励ましてきたのが年上女房の小雪(35)。 「小雪は今年1月5日、第一子となる長男を出産しましたが、松ケンを元気づけようと、オフの日は3人で入浴を楽しんでいるようです。また、時には松ケンと2人だけで入ることもあるようで、松ケンを奮い勃たせているようです。さらに、先日は“妊娠ヌード”も披露しました。小雪の献身はハンパじゃありません」(芸能関係者) そこへ、夫・松山の広末に対する“混浴のお誘い発言”。小雪の怒りはすさまじい。 「自宅で十分に混浴を楽しませてあげているのに何事かということです。誘った相手がよりによって広末だったというのも、小雪は許せなかった」(芸能記者) 広末と小雪には浅からぬ因縁がある。 「かつて2人は同じ事務所に所属し、ライバル同士だった。というより、小雪の方が広末を毛嫌いしていました。年齢は自分の方が上なのに、実績は広末の方が上というとらえかたで、事務所も広末を大事にしすぎるというバトル勃発です」(芸能関係者) 大事に至らなければよいのだが…。
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社会 2012年08月31日 11時55分
巨大地震再来の前触れか 東北地方で発生したM7.3深発地震の不気味
8月14日正午ごろ、北海道のオホーツク海南部を震源とするM7.3の地震が発生。揺れは青森、岩手の両県に加え、関東甲信、東海地方にまで及んだが、この地震の590キロという震源の深さに“巨大地震の前触れではないか”との憶測が流れている。 通常、震度は震源地で最も大きくなり、そこから同心円状に広がりつつ小さくなっていく。しかし今回の場合、震源に近い北海道の北の方が揺れるはずが、実際には釧路や函館などの道東や道南、さらには東北の方が大きく揺れた。 「これは200キロより深いところで発生する深発地震が起きた際に見られる現象で、離れた場所で起きた地域を異常震域と呼びます。このような深発地震がきっかけとなり、プレートの浅い場所で巨大地震が発生することが過去にも記録されているため、今後、周辺のプレートが割れないか心配です」(サイエンスライター) 実際に、1952年と2003年に起きたM8クラスの十勝沖地震でも、その前に深発地震が増加していた。 また今回の地震に関連して、琉球大物理学部の木村政昭名誉教授が気になる指摘をする。 「プレートの深いところで発生する地震は、プレートが自分の重みで切れてしまって起こることが少なくありません。通常はそれによって浅いところで引っ張られていた力がすっと抜けてしまうのですが、その刺激で大きな地震を誘発することもある。問題はカムチャツカ海溝ですね」 カムチャツカ海溝の南端には、木村氏がかねてから指摘している“地震の空白域”が存在する。 「東日本大震災で三陸沖のプレートが割れ、その地域のストレスは取り除かれましたが、これにより三陸沖の南北のプレートに大きな力がかかっている。カムチャツカ海溝の南端がそこに当たり、まさしく巨大地震が懸念される地域なのです」(同) 木村氏が危惧するのは大津波の発生が予想されるスーパー巨大地震。東日本大震災に次ぐ悲劇の引き金にならなければいいが。
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芸能ニュース 2012年08月31日 11時45分
寺川綾、木村沙織…五輪帰りの美女アスリート2人の男性スキャンダル発覚!
ともに美女アスリートとして注目された、ロンドン五輪の競泳女子100メートル背泳ぎと400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した寺川綾と女子バレーボールで銅メダルを獲得した木村沙織の男性スキャンダルを発売中の写真誌「フライデー」(講談社)が報じている。 まず寺川だが、同誌には「イケメンスイマーと衝撃のキス!」と題して、男女10人ほどの飲み会で撮った写真が掲載され、その写真では寺川が男性とキスしている。また、その男性との親密ぶりを伺わせる2ショット写真が2枚掲載されているが、気になるお相手は競泳自由形の100・200メートルの元日本記録保持者で、世界水泳に出場し銅メダルを獲得した細川大輔氏。現在は引退し、北島康介主宰のスイミングクラブでチーフインストラクターを務めている。 2人の交際は関係者の間では周知の事実で、来春結婚という話しまで浮上しているというのだ。 「細川氏は北島の“右腕”として実質的に同クラブを仕切っている。人当たりが良く、イケメンにマッチョなので子供の母親たちに大人気」(水泳連盟関係者) 一方、木村は愛車の助手席に、男子バレーボール日本代表で同じ東レに所属する米山裕太を乗せて2人でドライブし、都内の焼き肉店で食事をする様子を掲載された。 木村の事務所は同誌に対し、「米山選手はチームメートで仲の良い友人の一人。合宿中の米山選手のところに木村があいさつに来たついでに、五輪の慰労会を開いたようだ」と説明。 木村は10月からトルコリーグに挑戦するため、遠距離恋愛となってしまうだけに、多忙な合間をぬってデートを楽しんだようだが、ともに185センチの長身カップルだけに“お忍びデート”とはいかなかったようだ。 2人が今のお相手と結婚すれば、それぞれのカップルの子供は将来、日本の水泳界とバレーボール界を背負うような逸材となりそうだ。
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芸能ニュース 2012年08月31日 11時45分
武井咲「素敵なスーツを着こなす方、待ってます!」
オスカープロモーション×青山商事コラボ企画、第一回美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト概要説明記者会見が30日品川インターシティホールで行われ、洋服の青山イメージキャラクターの武井咲が出席した。 スーツの似合うビジネスマン&ビジネスウーマンを選ぶ新たなコンテストを来年2月に開催する。優勝者には賞金100万円の他、青山商事のCMでタレントと共演出来る等豪華特典が用意されている。特別審査員の武井は「スーツを素敵に着こなす人は勿論ですが、私は気持ちを重要視します。とにかく頑張ろうとか、一生懸命な気持ちが伝わってくる人を選びます」とコメント。報道陣からの審査は辛口かの問いには「辛口では無いと思いますが、見せかけは見破ります」とやる気満々。 最後に「男女問わず17歳から50歳までの方ならどなたでも御応募していただけるという事なので、どんな方が来るのか楽しみです。またCMの中で親子、友達、恋人になるかわかりませんが、素敵なスーツを着こなす方、ぜひ共演するのを楽しみにしてます。待ってます」と笑顔で語った。(アミーゴ・タケ)
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芸能ニュース 2012年08月31日 11時45分
“激太り”の小阪由佳が18キロダイエットに成功! 芸能界復帰は否定
2009年にブログで婚約を理由に引退を発表、その後、激太りしたことなどが話題となっていたグラビアアイドルの小阪由佳が都内で行われた健康ダイエットドリンク「酵水素328選」のPRイベントに登場、各紙が報じている。 都内のイベントに“激太り”した姿で登場して以来の公の場に登場となった小阪。引退については、「仕事と恋愛の不安で間違った方向に進んでしまった」と説明。また婚約していた男性とも別れたことを告白。芸能界復帰について聞かれると否定し、「キレイになろうとしている人をサポートする仕事をしたい」と語った。
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芸能ニュース 2012年08月31日 11時45分
椿鬼奴の結婚相手はアジアンテイストな顔!?
株式会社ロッテは、エナジーガム「ENGINE」の新商品発表会を、2012年8月30日(木)10時より、秋葉原UDXシアターにて開催した。また、発売同日に開始される、一般参加型のWEBキャンペーン「ENGINE×キュートン 動画コンテスト〜100万円が当たる!動画を投稿して、キュートンとCM共演しよう!〜」の詳細も発表した。 発表会当日は、独特なポージング芸で人気のお笑いユニット・キュートン(椿鬼奴、増谷キートン、くまだまさし、坂本雅仁、クニ、しんじ)が、初めてのCM出演となる新商品「ENGINE」を紹介するべく登場。ステージに登場すると、早速音楽に合わせてENGINEのオリジナルポージングを披露し、会場からは笑い声と拍手が起こった。 その後、囲み取材に応じたメンバーで、近く結婚することを発表した椿鬼奴は、「飲食店の方です。経営もやられています。誰に似ているんだろ…彼はアジアンテイストな顔ですね」と紹介。また、「彼がもともと友達の友達で、私が某テレビ番組でお見合いをしているのを見て、本気で結婚する気があるなら僕として欲しいと言って紹介してもらいました」と語った。
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社会 2012年08月31日 11時45分
世も末? 現職裁判官が女性のスカート内を盗撮
昨今、警察官や教師など、社会的な立場ある者の不祥事が後を絶たないが、現職の裁判官が犯罪に手を染めたというから驚きだ。 大阪府警寝屋川署は8月29日、電車内で女性のスカートの中を、携帯電話のカメラで撮影したとして、府迷惑防止条例違反の疑いで、大阪地裁裁判官・華井俊樹容疑者(27=大阪府枚方市香里ケ丘)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前8時半頃、寝屋川市駅付近を走行中の京阪電車車内で、30代女性のキュロットスカートの下に携帯電話を差し入れて、動画機能を使って撮影した疑い。近くにいた男性が取り押さえ、駅員を通じて警察官に引き渡した。 府警によると、華井容疑者は容疑を認めており、「どんな下着をはいているか知りたかった」と動機を話している。所持していたスマートフォンには、盗撮したとみられる複数の女性の下着の動画が残っていた。 華井容疑者は09年9月、司法試験に合格し、昨年1月から大阪地裁判事補。岐阜県出身。昨年10月、絞首刑を合憲と判断し被告に死刑を言い渡した、大阪のパチンコ店放火殺人事件の裁判員裁判判決に、裁判官の一人として関わった。 二本松利忠・大阪地裁所長は「現職の裁判官が逮捕されたと聞いて、驚いている。早急に事実関係の確認に努めたい」とコメントした。 よりによって、人を裁く立場の裁判官が不祥事を起こすとは、考えられない話。残念ながら、華井容疑者には裁判官としての自覚がなかったようだ。 なお、大阪地検は30日午前、華井容疑者を同容疑で送検。同日、処分保留で釈放した。今後、任意で捜査を進め、処分を決める見通し。(蔵元英二)