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アイドル 2016年12月03日 17時00分
解散まで残り1か月をきったSMAP “最後”の理想とは
師走に入り、SMAPの解散まで残り1か月を切った。最後にどのような幕の閉じ方をするのかが、注目されている。 SMAPメンバー全員が出演するフジテレビ「SMAP×SMAP」は、いまだ正式発表はされていないが、12月26日(月)が最終回になるとの見方が強い。大方の予想では、「スマスマ」での共演がSMAPの最後になるとされているが、大晦日に放送される「第67回 NHK紅白歌合戦」への出演の可能性はまだ残されている。 11月24日、「紅白」の出場歌手が発表されたが、SMAPの名前はなかった。ただ、NHK側はSMAP出演に向けて企画枠、その他の出来る限りの可能性を模索しており、NHKの籾井勝人会長も「十分可能性はある」と意気込みを語り、本番ギリギリまで交渉していく意向を示している。 また1日には、毎年大晦日恒例の「ジャニーズカウントダウン」の出演グループも発表されたが、SMAPの名前はなかった。ただ、これまでのカウントダウンライブにはSMAPは出演したことはなく、驚きはないが、SMAPが年内に解散することもあり、「最後に出てくるのでは?」などと期待される声も上がっていた。 他にも解散ライブをする予定もなく、どのような終わり方をするのかが注目されているSMAP。まもなく、その最後を迎えようとしている。
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芸能 2016年12月03日 17時00分
さんまの予測が的中したSMAP共演特番の消滅
毎年クリスマスの時期に放送されている日本テレビ「さんま&SMAP! 美女と野獣のクリスマススペシャル」が今年は放送されないと、一部スポーツ紙が報じている。 同特番は、さんまとSMAPメンバーが赤裸々にトークを繰り広げる生放送番組で、1995年からスタート。人気番組なだけに通常ならば今年も放送される予定だったが、やはりSMAP解散の事情により今年は放送されなくなったのだろう。 9月24日放送のさんまがパーソナリティーを務めるラジオ番組「ヤングタウン土曜日」で、さんまは同特番の実現について「ないないない、もちろんないやろ」と厳しい見解を示していた。また、2015年の同特番については、SMAPとのやり取りにおいて、「とんでもなくやりにくかった」と明かしていた。ちなみに、すでに昨年にはSMAPメンバーの関係がギクシャクしていたと報じられている。 「さんまはバラエティ能力も凄いですが、人間観察眼も超一流なだけに、彼らの間に流れる違和感を感じていたのでしょう。SMAPメンバーと一定以上の関係性を持ち、特に木村拓哉とは親密な関係を築いているさんまだからこそ、見抜けたのでしょうね」(芸能記者) SMAPが解散してしまえば、5人が共演する可能性は限りなくゼロに近い。そうなれば当然、同特番も20年ほどの歴史に幕を閉じることになる。毎年、同特番を楽しみにしていたファンも多いだけに、非常に残念だ。
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アイドル 2016年12月03日 17時00分
【帰ってきたアイドル親衛隊】パチドルの先駆け!? パチンコ台にもなった小林千絵
1980年代はアイドルブームと言われていて、小泉今日子や中森明菜・早見優・松本伊代・堀ちえみ・シブがき隊などがデビューした82年がすごいと注目されて、花の82年組と呼ばれるようになり、今でも伝説となっている。この年は大豊作と言われ多くのスターが輩出された年として注目されたが、翌83年は前年度に比べ、かなり厳しい状況になってしまった。ちなみに、83年にデビューしたのは、THE GOOD BYE、伊藤麻衣子、岩井小百合、松本明子、森尾由美、大沢逸美などがいる。名前的には知られている人が多いかもしれないが、アイドル歌手として大きなヒット曲を出した人がほとんどいない年になってしまった。 そんな83年デビュー組で、今回注目したいのが小林千絵である。多くの人が「小林千絵って誰?」って思うでしょう。小林は『第1回西城秀樹の妹コンテスト』に出場し、そこで準優勝(優勝は河合奈保子)となった。その後『ヤマハボーカルオーディション』でグランプリを獲得して、83年3月21日に『いつも片想い』でようやくデビューすることになった。歌唱力も高くてカワイイ系のアイドルだったこともあり、アイドルファンの間ではデビュー当時から注目度は高かったが、なかなかヒット曲には恵まれなかった。 84年5月に大きな転機が訪れた。明治乳業(現・明治)の『シェイク29』という飲料水のCM出演、そのCMソングとして、5枚目のシングル『ちぐはぐキッス』が起用されたのだ。しかもCMは当時の巨人軍のスターだった原辰徳との共演というスターのキッカケを掴みつつある時期を迎えた。 このタイミングで私は小林と初遭遇をすることになった。『国際スポーツフェア』という代々木体育館を中心とした場所で、スポーツの祭典が行われていた時に、明治乳業のブースで小林が商品アピールをしていたのである。そこで足を止めて小林のことをじっくり観ることができた。最後には『ちぐはぐキッス』を歌ってくれた。そこには小林のファンらしき人がほとんどいなかったので、終わってからも小林と話すことができた。何を話したということもなく、他愛も無い話をしていただけだったが、時折出る関西弁が新鮮で、興味をそそられるようになっていった。 しかし、ターニングポイントとなった『シェイク29』は売れ行きが厳しかったこともあり、商品が浸透する前に販売されなくなってしまい、小林もブレークには至らなかった。それからテレビでもほとんど見かけることも無くなってしまったが、80年代中盤の頃からは、出身の関西の番組を中心に活動するようになっていた。当時はまだ浸透していなかったバラドルみたいな感じで、お笑いのできるアイドルとして人気は上がってきた。しかし、活動は関西が中心だったこともあり、他の地域に住んでいる人には小林の活動は届いていなかったのが現実である。 90年代に入ると、趣味だったパチンコに関する仕事がメインとなるのだが、パチンコ好きが高じて『フィーバーフルーティー』(SANKYO)という台で小林がキャラクターに採用されて、さらに歌まで収録されていた。今でこそ芸能人のパチンコ台は多くあるが、小林がその先駈けと言えるのかもしれない。巷ではパチドルなんて言われるようになり『パチンコNOW2』(CBC)という番組で司会を担当するようになり、しっかりパチンコファンを取り込んでいった。 すっかりパチンコ色が強くなってしまった小林だが、30代後半に結婚。2003年には男の子を出産した。現在は歌手活動も再開して、さらに映画の評論などを中心に活動している。歌手としては、来年1月に同期の桑田靖子、木元ゆうこ、徳丸純子と一緒にライブに出演するそうだ。神戸での開催みたいなので、関西地方にお住みの方はぜひ。もしかしたら私もお邪魔するかもしれませんよ。(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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社会 2016年12月03日 16時41分
トラブル続出! エステサロンで「脱毛治療」をおこなう危険性とは
いまや女性だけでなく、男性にとっても一般的になった脱毛。広告も多く出回り、街には店舗も溢れ、気軽に治療を受けられるようになりました。 しかし、なかには良からぬ噂も。エステサロンでおこなった脱毛で、トラブルが頻発しているという話を耳にします。治療を考えている方は、少し待ったほうがいいかもしれません。 今回は、元エステサロン店員のMさんに、勤務中に体験したトラブルなどをお聞きしたので参考にしてください。■医師が居ないのですぐに肌トラブルに対応できない 「エステサロンは医療機関と違って医師が常駐していません。ですから、技術が未熟だったり知識に乏しいスタッフが治療にあたることもあります。そうすると、必然的に肌トラブルを訴えるお客様も増えます。腫れや痛みなどは、どの店舗でもあるとは思いますが、残念なのは医師が居ないのですぐに対応できないことです。提携している医療機関に連絡してからの対応になるので、どうしてもタイムラグができます。そのあいだに、症状が悪化してしまうケースもありました」■気軽に始めると費用が膨らんでいく 「エステサロンでの仕事は華やかに見えるかもしれませんが、なかはけっこうドロドロ。ノルマが厳しくて、達成できないと上から指導が入ります。残業代なしで何時間も残されました。ノルマを達成するため、スタッフ同士も険悪な雰囲気になることも多いです。だからとにかく、お客様にはお金を使わせるようにいろいろ勧めました。ワキだけの脱毛だったのに全身脱毛にコース変更させたり、ケア用品なども売りつけたり。広告を見て安いからと気軽に始めると、最終的にとんでもない費用がかかる場合もあります」■予約が取れず途中解約する人も多い 「エステでは勧誘にも力を入れていて、お客様を受け入れすぎてしまうような状態になることもあります。まったく予約が取れなくなり、次回の施術まで2〜3か月空いてしまうのもざらでした。このペースで進むと、完了までに3〜5年もかかることになります。また、エステサロンは医療機関ではないので永久脱毛が禁止されています。そのため、エステ脱毛は厳密に言うと一時的な効果の脱毛『減毛』にあたり、間隔が空くとまた元通りに毛が生えてきてしまうのです。そうなると、いつ終わるのか先が見えなくなり、3割近いお客様が途中であきらめて解約されます」 気軽に始めてしまうと、痛い目を見るのがエステ脱毛のようです。性別にかかわらず、美しくなるためや自分磨きのために、脱毛は大きな意味を持つものです。安全な方法を選べば、トラブルを抱えることもありません。勢いに任せず、まずは冷静になって最良の機関を選んでから行動するようにしましょう。
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芸能 2016年12月03日 16時30分
殿堂入りに王手をかけた日テレ・水トアナ
毎年恒例の「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコンスタイル調べ)が2日発表され、日本テレビの水卜麻美アナが4連覇を達成。殿堂入りとなる5連覇に王手をかけた。 水トアナは放送スタート時からアシスタントを担当している情報番組「ヒルナンデス!」で食レポを極め、女子アナとして新ジャンルの“食いしんぼうキャラ”を確立。ぽっちゃり体型も含め、親しみのある人柄やキャラクターが男女・世代を問わず多くの人から支持され1位を獲得した。 水トアナは同局を通じて、「ありがとうございます。アナウンサーとしてもっと技術を磨くべく、今日からまた精進します。これからもよろしくお願い致します」と喜びのコメントを発表。アヤパンこと現在はフリー(当時フジテレビ)の高島彩アナが08年に5連覇を達成し殿堂入りを果たして以来、2人目の大記録に王手をかけた。 2位は昨年に続き今春フジテレビを退社しフリーになったカトパンこと加藤綾子アナ。「男性が選ぶトップ10」では水トアナを上回りトップに立った。 3位はフリーの夏目三久アナ。今夏、タレントの有吉弘行との熱愛報道もあり、所属事務所が否定するなどプライベートが騒がしかったが、昨年の8位から大幅に順位をあげた。 以下、テレビ東京の大江麻理子アナが昨年の10位から5位に、フリーの赤江珠緒アナが昨年の9位から6位にランクアップ。フリーの田中みな実アナが7位、テレビ朝日の大下容子アナが9位でそれぞれトップ10初登場となった。 「人気・実力のある女子アナが続々とフリー転身。そのため、トップ10中、4人がフリーとなり、NHKの有働由美子アナと桑子真帆アナはそれぞれランクダウン。さらに、TBSのアナは1人もランクインしなかった。各局、人気女子アナの育成が急務では」(テレビ関係者) 高き倍率をくぐり抜けて入社した局アナたちだが、いよいよ人材難か?写真:加藤綾子
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レジャー 2016年12月03日 16時15分
本当にあった怖い彼氏(4)〜化粧品のプレゼントが恐ろしい理由〜
三橋菜々(仮名・24歳) 当時、付き合っていた彼は3つ年上のサラリーマンで、とても優しい人でした。そんな彼が、よく私にプレゼントしてくれたのは化粧品です。そのほとんどが乳液だったのですが、なぜかどれも開封済みのばかり。なぜかと聞いてみると、どうやら会社の取引先の人から試供品を貰うことがあり、「企業で1度お試しで使っただけのものだから」ということだそうです。 私も女性として日々化粧品にはお金をかけていますので、乳液だけでも貰えるのは助かりますし、遠慮なく使っていました。それに「もうすぐなくなる」と伝えれば、また彼は新しいものを貰ってきてくれます。 そんなある日、彼が私の家に泊まりに来た時のこと。深夜、私たちがベッドで寝ていると彼がそーっと起き上がったのです。私は、寝付けなかったこともあり、薄目を開けて見ていると、彼は音を立てないように、机の上に置いてあった私の化粧品を手に持って、トイレに。そしてしばらくして戻って来ると、再び化粧品を元の位置に戻して何事もなかったかのように、眠りにつきました。 翌朝、彼が仕事のため先に家を出て行った後、私は昨夜、彼が持ち出した化粧品を調べてみました。するとフタのあたりに乳液がこぼれているのを発見。私はその瞬間、頭に浮かんだある恐ろしい疑惑を払拭するため、その乳液の匂いを嗅いでみました。すると悪い予感は的中。そこからは明らかに化粧品のものとは違う、男性の下半身から発せられたあの生臭い香りを感じたのです。 そう、彼は化粧品と言いながら、自身の体液と乳液を混ぜ合わせたものをプレゼントしていたようなのです。だから彼は、いつも開封済みのものを差し出してきたのでしょう。きっと取引先から貰ったというのも嘘のはずです。その事に気が付いた時、ゾッとしましたね。だって今までは何の疑問も持たず、それを顔に塗り付けていたわけですから。それが彼氏のものだろうと気持ち悪すぎます。 彼とはもちろんすぐに別れましたし、それ以来、飲み物や化粧品などは、未開封の物しか絶対に使わないと決めました。(取材/構成・篠田エレナ)
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芸能 2016年12月03日 16時00分
成宮寛貴コカイン吸引報道の裏に業界のねたみ
2日発売の「フライデー」(講談社)で違法薬物・コカインを吸引していたことが報じられた俳優の成宮寛貴。度あるごとに素行の悪さがウワサされていたが、このタイミングでのスキャンダルには芸能界からのねたみもあるのではとの声も出始めた。 自宅マンションでコカインと見られるものを吸引していたと報じられた成宮。ある芸能プロ関係者は「成宮の素行の悪さは事務所も十分把握していたし、何度も注意をしていたんです。ただ、成宮はいまの事務所にとっては大功労者。いまではほとんど事務所スタッフは苦言を呈することは出来なかったし、どうしても管理は甘くなっていた。書いてあることが事実かどうかはともかく、今回は痛いけど身から出たサビと思っている部分はあるようです」。 当然、事務所は講談社に対し、「民事・刑事問わずあらゆる法的措置をとって参る所存です」と強硬な姿勢をみせている。裁判やむなしの状況ともいえるが、それよりも「フライデーにタレこんだ男という意味ではなく、どの辺から話が出たのかということを探っています。というのも、ここ最近、『トップコート』というと、杏や松坂桃李などの若手がバンバン売れていた。そこに加えて菅田将暉が大ブレークした。当然、売れるにはスタッフの実力もあるんですが、1人勝ち状態。結構、周りの芸能プロからは『なぜトップコートだけ?』とやっかみ半分で見られていたのも事実。成宮の周りに集まる人はやっぱり業界に片足突っ込んでいる人がほとんどですから、狙うことはたやすい」(同関係者) 足を引っ張られたのではという見方をしている人も少なくない。「事務所は第二第三のスキャンダルを阻止するために、ソッチのほうにも警戒を強めているそうです」と同関係者。芸能界は限られたイスの取り合いともいわれている。今回はそんな背景もあるのかもしれない。
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ミステリー 2016年12月03日 15時44分
はたしていつ、誰が撮影したものなのか? 情報の錯綜するUFO写真
こちらの写真は、1954年にイギリスで撮影されたと言われているUFO写真だ。 UFOと言えば誰もが思い浮かべるような、典型的なアダムスキー型UFOが写っている。ドーム状の上部とスカート状に広がった下部の二層構造で、下部には3つの丸い球体が付いている事が解る。これらは重力制御や姿勢制御等に用いられると考えられている。 さて、この画像については「夏の夜に木々の上を、音も立てずに飛行していた」という証言が存在しているものの、撮影者や目撃者の名前も不明で、厳密な撮影場所も判明していないという非常に真偽が曖昧なものであった。 そこで、早々から模型などを利用したフェイク写真ではないかという説が出てきており、実際に後年の検証ではUFOの上部に糸が存在することが判明している。 だが、いつ誰が目撃したのか明確になっていないためか、このUFO写真は様々な雑誌や書籍で「本物のUFO写真」と都合良く何度も紹介されてしまったらしい。そのため、この画像を検索してみると1967年にアメリカのノースカロライナ州で撮影されたものであるとか、1970年代に撮影されたものであるとか、中には目撃された時の様子が更に脚色を加えられているケースも存在している。 これは何も、このUFO写真にだけ限った話ではない。インターネットが存在する現在では、情報を検索していく事によって真実まで到達することは比較的楽になっているが、それでも多くのページを経由したり、海外のサイトまで足を延ばさなければならなかったりする。これが雑誌や書籍でしか情報源のない昔であれば尚更だっただろう。多くのフェイクや偽の情報が存在するジャンルだからこそ、確認・精査を行わなくてはならないのだ。文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所
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その他 2016年12月03日 15時23分
【不朽の名作】ベジータの魅力を堪能できる「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦」
先週よりテレビアニメ『ドラゴンボール超』で新シリーズがスタートした。現在ドラゴンボールシリーズは漫画原作ではないオリジナルシリーズとして放送しているが、それ以前に原作を元にテレビ放送されていた『ドランボールZ』でも孫悟空の自動車教習の話など、有名なオリジナルストーリーが存在する。その時期は劇場作品も毎年公開され「東映アニメフェア」のメインを張る人気コンテンツとなっていたが、今回はその中でも正当な意味でも、ネタ的な意味でも特に人気の高い93年公開の『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦』を扱う。 この作品、一言で言うと良くも悪くもべジータの魅力が極端に凝縮された作品となっている。公開は、ちょうど地上波でセル編のクライマックスが放送されていた時期と重なる。セル編でべジータは自身の強さに調子に乗り、セルを完全体にしてしまい、その後圧倒され、へタレになるという醜態をさらしていた。実は、これまでにもべジータが相手の強さにおびえることは何度もあったのだが、ここまで情けない姿は初で、同作でもそのキャラクター性がいかんなく発揮されており、一挙手一投足が笑い所になるほど詰め込まれている。正直、主役の悟空を食う勢いだ。 まずこの作品、べジータが原作やTVアニメでやらかしていた増長からの敗北、その後のヘタレ描写、もう一度対決する決心はするが、また圧倒され、自分では勝てないから文句をいいつつも他のキャラに託すという一連の行動を70分の本編に収めている。しかもべジータの調子の乗らせ方が、いい意味で悪質だ。この作品では、隻眼の中年のサイヤ人・パラガスが、地球でお花見中のベジータのもとにおもむき、「新惑星ベジータの王になっていただきたくお迎えに上がりました」「伝説のスーパーサイヤ人を倒して欲しい」と告げたことで始まる。 『ドラゴンボール』の本編を知らない人のために一応説明すると、べジータはサイヤ人の王・べジータ王の息子で、フリーザに母星が破壊され、サイヤ人がほぼ全滅した後も王子としてのプライドを持っており、それが同じサイヤ人の悟空への強烈な対抗意識にもつながっている。という訳で「べジータ王」と媚びへつらわれたべジータはまんざらでもない様子で、その気になって王としてドヤ顔で振舞ってしまう。もちろん、これは罠で、過去にべジータ親子に遺恨があるパラガスが仕掛けたものだ。劇中では早々に罠であることが視聴者には説明されてしまうため、知らないで偉そうにしているべジータに笑いが止まらない。本編中のパラガスの言葉を借りれば「その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ!」という状態だ。 そして同作で最大の敵となるブロリーも、このべジータのヘタレ描写強調に大きな手助けをしている。パラガスの息子で、伝説のスーパーサイヤ人はこのキャラと同一人物となっている。自身でも制御できないほどの力を持ち、生まれた時に悟空の泣き声に泣かされたことで悟空に強い憎悪を持っているという設定だ。正直、悟空との因縁として、その設定は弱い気がするのだが、その分、べジータの無様さが際立つ形となっている。パラガス自身はべジータに遺恨を持っているが、ブロリーはべジータにはさほど興味がないのだ。「カカロットー!(悟空の惑星べジータでの名前)」と猪突猛進するブロリーに、半ば無視された状態のベジータは、無視するなとばかりに攻撃を仕掛けるが無傷。ひとにらみもされることなく実力の差に絶望し「おしまいだ〜」と戦意を失う。ここまでのべジータの評価を下げるシーンは、実は原作にもなく、賛否がわかれる所かもしれないが、感情のふり幅が他のキャラより激しいべジータという人物をかなり極端に表しているシーンともいえるだろう。 結果的にブロリーの圧倒的な強さの強調にも役立っているし、このあたりの描写がなければ、ブロリーがその後、『ドラゴンボールZ 危険なふたり! 超戦士はねむれない』、『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!! 勝つのはオレだ』と2作品に登場するという人気キャラに成長してくこともなかったかもしれない。作中での強さで上から数えた方が早いべジータの戦意喪失は、敵キャラも魅力的にさせてしまう効果があるのだ。 その後べジータはピッコロにも叱責されるという残念な状態になるが、いつも通り自身の誇りを思い出し、勝てないとわかっていても果敢に挑む。時間的制約もあり、たびたび原作で見せたほどの決意はないが、それでもファンが「これぞべジータ」と安堵するシーンには仕上がっている。とはいっても、直後に「ふぉぉ!!」という情けない声をあげてブロリー岩盤に叩きつけられるけど…。ちなみに、このシーン、ネットなどで散々ネタにされまくっているので、本編を知らなくても知っている人は多いだろう。 最後のブロリーの倒し方は、ご都合主義的なうえ安直すぎて、あまり良いとは言えないが、「誰がお前なんかに」的な発言を繰り返しつつも、べジータが最終的には悟空にパワーを貸すあたりは、文句言いつつも悟空をどこかで認めている、ツンデレキャラの部分がわかりやすくて良いのではないだろうか。また、この後の劇場版では本編の都合上、悟空、べジータ、悟空の息子である孫悟飯、べジータの息子で別の世界線から来た、未来トランクスが揃って敵に立ち向かうということはなくなったので、その意味でも貴重な作品だ。 べジータがどうして人気キャラなのか、知らない人がこの作品を観ればおそらく8割くらいわかるのではないだろうか? 残り2割で勘違いされそうだが…。とはいっても現在放送中の『ドラゴンボール超』では、さらにキャラ崩壊が進んでいるので関係ないかもしれない。 (斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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社会 2016年12月03日 14時00分
“王国”復活なるか 造船業界に吹き荒れる再編の嵐
かつて世界一の建造量を誇った日本の造船業界が苦境に陥り、大手造船企業が統合再編の動きを加速させている。その余波は、海運業にまで及んでいるが、背景には何があるのか。 造船関係者が明かす。 「ズバリ、世界的な大不況が造船業を直撃しているからです。造船は戦後、ずっと世界一の技術力と質を誇り、世界に君臨し続けた。それが中国など新興国が低コストで攻勢をかけ、さらには、それらの国々が急激に景気低迷に陥り、市場が悪化するというダブルパンチ。'16年1〜8月の日本の造船受注量も、前年同期の8割減にまで落ちてしまった」 一時は中国のバブル景気に引っ張られる形で、各国の海運会社や投資ファンドが穀物などを運ぶ貨物船、いわゆるばら積み船を大量発注した。ところが、景気に急ブレーキがかかり、船がダブつく始末。 海運業者がそんな状態であれば、造船業者も大波を食らうのは必定。象徴的な出来事が、今年10月に三菱重工業・宮永俊一社長が記者会見で発表した、大型客船造りからの事実上の撤退宣言だ。 「今、日本で10万トン超大型客船を造れるのは、三菱重工だけ。その撤退は日本の造船技術に黄信号が灯ったということです。つまり経営最優先でいくと、日本のモノづくりの基礎をじっくりやる余裕もなくなっているということ。事は深刻ですよ」(同) 三菱重工に何が起きたのか。2000年代に入ると、低コストを武器に貨物造船分野において破竹の勢いで台頭した中国・韓国勢に勝ち目がないため、あえてその分野から撤退した。その代わりに仕掛けたのが、大型客船受注。利幅の大きい船で差別化を図ろうとしたのだ。 その結果、受注したのは世界的大型客船観光で実績を上げる、米カーニバル社の系列会社でドイツのアイーダ社発注の豪華客船『アイーダ・プリマ』(12万5000トン・3300人乗り・1500室)。さらに類似のものをもう一艘、計2船の総額1000億円という大型受注で、三菱重工は小躍りした。 一番船は'15年3月、二番船は今年3月に引き渡し予定だった。 「しかし、発注側の要求は極めて高度なものだったようで、何度も設計変更を迫られた。結果、納期が1年以上も遅れ、一番船を引き渡したのは今年3月。その間、今年1月には造船中だった一番船が3度も火災を起こすなど、トラブルが続出して大混乱となったのです」(造船関係者) そのような状態となった理由を、全国紙社会部記者が言う。 「昔は三菱重工内で専門の技術者を育て、建造してきた。その蓄積が、世界一の造船国をもたらしたのです。ところが最近は、重工でも造船分野は全体のわずか5%の売り上げで、大きなうま味がない。火力発電用タービン事業や、将来の収益の柱と期待される航空機事業などに集中したことから、造船では人も育たず、現場は世界中から集まった臨時スタッフばかりになって劣化してしまった。コストカットのしわ寄せは下請けにも及び、不満が鬱積している。3度の火災も、現場に不満を持つ者の放火と疑われたほどです」 造船業界は国内外ともに厳しく、乗り切るための再編が急ピッチで進む。三菱重工業は大型客船の造船中止などと併せ、来春をメドに国内中堅造船業者3社との提携に向け、具体的な協議を始めた。相手は、建造量で国内トップの今治造船(愛媛)、同3位大島造船所(長崎)、同4位の名村造船所(大阪)。いずれも、ばら積み船建造が得意で、ゆくゆくは統合という見方も濃厚だ。 他の造船会社も動く。川崎重工だ。同社は'16年4〜9月期連結決算で、7年ぶりに3億円の赤字。円高と船舶海洋事業の不採算案件が響いたのだとか。そのため、不振続きの船舶海洋事業の存続か廃止かを含めた抜本的検討を始めたという。 そうした中、ひとり気を吐くのが、JMU(ジャパンマリンユナイテッド)だ。石川島播磨重工、日立造船、IHI、住友重機械工業の流れを汲み、'13年1月にいち早く合併した造船専業メーカー。広島県呉など全国7カ所に造船所を展開し、年間建造量は国内2位だ。 「JMUでは、造船所ごとに建造船種を絞り込み、得意船種を建造する体制作りに取り組んでいる。例えば呉事業所は大型コンテナ船、有明事業所は大型タンカーなどといった具合です。そのためか、日本郵船から大型コンテナ船を15隻受注するなど'18年末まで次々と受注建造を活発化させている。さらに防衛省・海上自衛隊向けの艦艇建造部門でも、三菱重工が独占してきたイージス艦を受注するなど、まさに破竹の勢いです」(造船関係者) どの日の丸造船会社が生き残るのか。
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