−−まず、前走の寒竹賞(1着)から振り返ってください。
丹内騎手「出遅れたけど、不思議と落ち着いていました。ただ、1角を回って最後方だったから、先生(矢野照師)や厩舎の人たちは勝てないと思ったようです(笑)」
−−ところが、直線に向くと大外から強襲。次元の違う強さを見せつけました。
丹内騎手「自分でもビックリしました。結果論になるけど、新馬戦と百八十度違うレースをして勝てたのは大きな収穫でした。また、ボク自身も自信がつきました」
−−担当の小室調厩員は「心肺機能が高く、獣医も太鼓判を押しいる」とセールスポイントを挙げていました。丹内騎手はどのあたりがこの馬の長所とみていますか?
丹内騎手「自在性があってどこからでもスパートできるし、終いも切れる。闘争心もおう盛で、馬がくればいくらでも伸びるところです」
−−チャンスを前にして、今の心境は?
丹内騎手「今まで生きてきた中で、人生最大のメーンイベントだと思う。でも、レース前の緊張度はスターオブアフリカの新馬戦(昨4回中山、1着)の時の方があったかな(笑)」
−−最終追い切りの感想をお願いします。
丹内騎手「先生から終いしっかり伸ばすように指示があった。満足のいくいい動きでした」
−−松岡騎手(マイネルチャールズ)は「後輩に負けたくない」と牽制球を投げていますが…。
丹内騎手「ボクも先輩には負けたくない。2着じゃダメ。勝たないと終わり(降板)ですから」
−−最後に意気込みをお願いします。
丹内騎手「スタートに気をつけて、普通に乗ってくれば結果はついてくると思います。勝って、皐月賞に弾みをつけたい。応援よろしくお願いします」