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社会 2018年02月26日 14時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第259回 国土経済学
国土の「均衡ある発展」というビジョンの象徴ともいえる田中角栄の『日本列島改造論』では、不思議なことに「自然災害大国、日本」の視点がほぼない。 同著において唯一、自然災害について触れられているのは、 「いま東京が関東大震災と同じ規模の大地震に襲われたらどうなるだろうか。東京都防災会議、東京消防庁によると、倒壊家屋二万戸、圧死者二千人、地震が発生してから五時間後に品川区、中野区の面積に匹敵する16万平方キロメートルを焼き尽くし、焼死者実に56万人という恐るべき被害が予想されている」(P47) の部分のみである。 『日本列島改造論』は、主に過密、公害、満員電車、大気汚染、劣悪な住居スペース、都市部の物価高騰などを理由に、東京圏から地方に工場(および人)を移転させるべきという発想になっている。土台として日本の国土的条件である「自然災害大国」があるわけではないのだ。主要国の「地震力を考慮する地域」を比較すると、ショックを受ける。「地震力を考慮する」とは、構造物を建設する際に、地震発生を前提にしなければならないという意味になる。 フランスはピレネーとアルプスの周辺、ドイツはやはりアルプスの周辺、アメリカは主に西海岸が「地震力を考慮する地域」となっている。それに対し、わが国は何と「全土」。日本列島に暮らす限り、「地震」という自然災害からは誰も逃れることができない。地震だけではない。日本は台風や豪雨により、水害、土砂災害が多発する国でもある。さらには、火山も噴火する。 2018年1月23日、草津白根山の本白根山が噴火。陸上自衛隊第12旅団第12ヘリコプター隊所属の伊沢隆行陸曹長が、部下を庇い、命を落とした。日本の国土面積は世界の約0.25%にすぎない。それにも関わらず、世界の活火山の1割近くが存在する、世界有数の火山大国でもあるのだ。 加えて豪雪災害。2月6日、日本列島は上空に強い寒気が襲来し、日本海側で大雪となった。福井市では6日午後2時時点で、平年の6倍を超える136センチメートルの積雪を記録した。同日、福井市内では雪に埋まった乗用車の中で男性が死亡した。さらに福井県北部の国道8号線では、約10キロメートルの区間で自動車約1500台が立ち往生し、自衛隊が出動。 わが国は震災大国であり、台風や豪雨で水害、土砂災害が多発し、火山が噴火する自然災害大国なのだが、同時に世界屈指の「豪雪国」でもある。人口10万人以上の世界の都市の年間降雪量を比較すると7位が秋田市、3位が富山市、2位が札幌市、1位が青森市と、世界ベスト10に4市がランクインしている。 カナダのバンクーバーやロシアのモスクワなどは、確かに日本よりも寒い。とはいえ、豪雪に見舞われるわけではない。100万人都市では、カナダのモントリオールが年平均2メートルを超す降雪になるが、札幌市は何と6メートル超! 人口80万人を超す新潟市が2.5メートル。 日本で降雪が多いのは、国土が細長い弓型で、真ん中に脊梁山脈が走っており、北方から日本海の湿気を含んだ空気が流れ込むためだ。脊梁山脈にぶつかった湿気を含む空気が、日本海側に豪雪をもたらすわけである。参考までに、世界山岳気象観測史上、年間積雪量の世界記録は、滋賀県の伊吹山(約12メートル)である。 驚くべきデータをご紹介しよう。日本のGDPは、世界の6%程度であるのに対し、災害被害総額の17.5%がわが国なのだ(平成26年版防災白書)。日本列島は、GDPという経済規模に比して、諸外国と比べて3倍の災害被害を受け入れなければならない国土なのである。ちなみに、'80年から'13年までの世界の災害による被害総額を見ると、東日本大震災(約2000億ドル)が首位となっている。3位は、約1000憶ドルの阪神・淡路大震災。 首都直下型地震の30年以内の発生確率は70%。南海トラフ巨大地震(東海地震、東南海地震、南海地震の連動)が30年以内に発生する確率は、50〜87%。自然災害大国である以上、日本政府が技術投資、公共投資により「国民を地震から守る」プロジェクトを継続すれば、わが国が「需要不足」に陥ることなどあり得ない。むしろ、供給能力不足によりインフレの可能性が高まるだろう。 技術投資や公共投資は、もちろん「GDP」という総需要の一部を成す。それにも関わらず、現実のわが国は「需要不足」というデフレーションに苦しんでいる。つまりは、日本政府が「国民を守る」という国民国家の基本的な機能を放棄しているという話だ。緊縮財政とは、まさしく政府の責任放棄そのものだ。 国民を自然災害から守るための投資も、立派な需要である。この事実を認識すれば、 『わが国は少子化で(あるいは「人口減少で」「成熟化で」)需要は増えない』 などといった言説が、まさに「世迷言」であることが理解できるはずだ。 日本列島は地震大国、自然災害大国である。だからこそ国民は可能な限り「分散」して暮らし、かつ「高速交通網」により市場として「統合」しなければならない。そうすることで、防災安全保障強化と、経済成長を両立する。 自然災害大国とは、確かに厳しい国土だ。もっとも、自然災害大国は「国民が互いに助け合う」という意味のナショナリズムを醸成しやすい。あるいは、政府が国民の防災を真剣に考えたとき、「需要が尽きることがない」といった面もあるのである。 日本は今、自然災害大国という厳しい国土環境を「活かして」経済成長し、繁栄する道を模索するべきだ。そのためにも、単純な机上の経済学ではなく、国土的条件を加味した「国土経済学」がわが国には必要なのである。みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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アイドル 2018年02月26日 12時45分
総勢10名!平昌五輪で活躍するジャニーズ勢、東京五輪への布石?
テレビや新聞は連日、平昌五輪の熱戦を伝えている。地上波全6局は、選ばれしアナウンサーや主要競技のOGやOBなどが現地から、アスリートの最新情報を届けている。そんななかで目を見張るのは、ジャニーズタレントの多さである。 NHKは、3名のアナウンサーと、ナビゲーターが上村愛子(元モーグル選手)。テレビ朝日は、メインキャスターが松岡修造(元テニスプレイヤー)、フィールドレポーターは織田信成(フィギュアスケート選手)。フジテレビは、キャスターが高橋大輔(フィギュアスケート選手)と野村忠宏(柔道家)、さらにフリーアナウンサーの加藤綾子だ。 異質なのが、テレビ東京、TBS、日本テレビ。テレ東は、俳優の小泉孝太郎がメインキャスターで、フィールドキャスターは荻原次晴(元スキーノルディック複合選手)、キャスターはアナウンサーが2人。TBSは、メインキャスターが中居正広で、スペシャルキャスターは高橋尚子(元マラソン選手)。日テレは、メインキャスターが荒川静香(プロフィギュアスケーター)で、スペシャルキャスターが嵐・櫻井翔と4名の局アナだ。 小泉は、テレ東で2度も大人気ドラマシリーズに出演しており、現在は夕方の情報番組『よじごじDays』の金曜MCを務めているのが、起用の理由。中居の場合は、90年代に開始した歌番組『うたばん』から現在の『なかい君の学スイッチ』にいたるおよそ20年間、TBSでレギュラー番組を抱えているため、信頼と実績が抜群。04年アテネ五輪以来、夏・冬合わせて8大会連続のキャスター就任だ。櫻井は、08年の北京五輪から6大会連続。今年で13年目に突入する報道番組『NEWS ZERO』の月曜キャスターを継続させていることが、最たる理由だ。さらに単発では、KAT-TUN・亀梨和也も、日曜ニュースキャスターとしてレギュラー出演中の『Going!Sports&News』で、現地に赴いている。 驚くべきは、平昌五輪が終わってからも、ジャニーズタレントの猛攻が続いているということだ。V6・三宅健は、16年9月の『リオデジャネイロパラリンピック』に続いて、3月に始まるピョンチャンオリンピック/パラリンピックのユニバーサル放送のメインパーソナリティーを務める。これは、障害を持つ人にもわかるよう、手話や字幕、音声などを工夫する形式。三宅は、14年4月から『NHKみんなの手話』に出演しており、手話検定3級を取得。日本テレビ系『24時間テレビ』でも披露されたその腕が買われて、続投が決定した。 また、TOKIOは『東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアー』のスペシャルアンバサダーを務めており、20年の東京五輪を視野に入れた動きをすでにはじめている。さらに、“ジャニーズの帝王”東山紀之は昨秋から、テレ朝系の情報番組『サンデーLIVE!!』のメインキャスターを務めている。東京五輪で重要なポジションに就く可能性が、俄然増す。 30代から50代まで。現役ジャニーズと五輪の関係は、ますます強固になりそうだ。
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芸能 2018年02月26日 12時40分
神秘性捨てた?最上もが、年齢公表!ソロ活動の“行き詰まり”が原因か
25日、アイドルグループ・でんぱ組.incの元メンバーの最上もがが、Twitterを更新。誕生日を迎え、自身の年齢を初めて公表した。 Twitterでは写真とともに、「2月25日!29歳になりました!ありがとうございます。二十代最後!」と投稿。最上はでんぱ組.inc時代から現在まで、年齢非公表としてきた。そのためファンからも、「年齢を感じさせないくらい若く見える!」「年齢公表で親近感が湧きます」などのコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。 最上は昨年8月にでんぱ組.incを卒業し、現在はソロ活動を行っている。ネット番組やソロイベントの開催をはじめ、22日には写真集『MOGAMI』(集英社)が発売。さらに、現在放送中の月9ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)にも出演するなど、マルチに活躍している。 「さらに仕事の幅を広げたいという気持ちがあったので、このタイミングで年齢公表に踏み切ったのでしょう。年齢を非公表にすることは神秘性があるので、アイドルとしてはメリットも大きかったはず。けれどソロ活動をしていくなかでは、徐々に限界を感じてきたのでは。」(アイドルライター) 実際に最上は、現在の活動の行き詰まりを表すような心境をブログでも綴っている。今月8日には、多忙を極める現状を報告する一方で、うまく結果を残せていないことを吐露。「小さな寂しさが積もって、虚しさに変わっていくんですね」と辛い心境を打ち明けた。 「最上はでんぱ組.incのなかでも一番人気のメンバーとして、グループ全体の人気も牽引してきました。しかし、現在でも『でんぱ組.incの最上もが』というイメージが拭えない部分があるのでしょう。そのため完全にグループやアイドルとして決別したいという気持ちも強くなっているのかもしれません。」(同・ライター) 実際に年齢を公表したことで、ネット上では最上に対し、「でんぱのことを考えると公表はマズいんじゃない?」「年齢非公表の現メンバーのことを考えてる?」という声も寄せられているようだ。アイドルグループの縛りから解放されたいと思う一方、そうしたファンと決別するタイミングもやってきたのかもしれない。
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芸能 2018年02月26日 12時30分
「もっと話を聞きたい」!元祖“小悪魔”加賀まりこ、恋愛観がネットで絶賛される
2月23日に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)には、加賀まりこが出演。峯岸みなみが加賀にガチ質問を連発し、加賀のサバサバした恋愛観が明らかになった。 峯岸は「大人に恋愛でとやかく言われたことはないですか?」と芸能人故に不自由な恋愛をした経験はないか聞く。加賀は「1回もありません。自由っていうか、そんなことでとやかく言う大人と付き合ってない」と自分を縛る人とは付き合わないとキッパリ。 続けて、「『この人だ』って思った男性にはどうやってアプローチをしたらいいですか?」と加賀の恋愛テクニックを聞きだそうとする。だが、加賀は「この人って思ったら、正面から『あなたが好きです』ってことを伝える」とテクニックに頼るのではなく、自分の思いをキチンと相手に伝えることが大切だと話し、「人からどう思われるかって、あんまり考えたことない。そんなことどうでもいいこと。(愛されるのは)1人でいい」と周囲のことなんか気にする必要はないと語気を強めた。 最後に、「もし、妻子がいる人を好きになってしまったら?」と不倫についてどう思うのか質問された加賀は「どうだっていい。私は誰かのものを好きになったことはない」とそもそも結婚している男性には興味を示さないようだ しかし、ダウンタウン・松本は「嫁がいるからっていって、人のものでもないですけどね」と反論するが、加賀に「偉そうに」と一蹴された。 ネット上では、「加賀まりこが気持ちいい」「もっと加賀さんの話を聞きたかった」「加賀まりこさんの話が凄すぎる」と加賀の歯に衣着せぬ物言いに感銘を受けた人は多かった。 自分のことをサバサバしていると言う女性は多くいる。ただ、そういう女性のほとんどは、本当にサバサバしているのではなく、サバサバしているカッコイイ女性だと思われたいだけだ。本当にサバサバした女性は、加賀のように他者の評価を気にせず、自分の考えをハッキリ伝えることができる人のことを言うのだろうと感じた。
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芸能 2018年02月26日 12時20分
視聴者もらい泣き…ビートたけしが涙で大杉漣さんを追悼 強い絆とエピソード
24日、ビートたけしが『新・情報7days ニュースキャスター』(TBS系)内で、21日に亡くなった大杉漣さんについてコメント。その内容に、感動の声が集まっている。 番組では大杉さんが最後の映画となった『アウトレイジ最終章』に出演した様子や、『ぴったんこカン・カン』(TBS系)でたけしと大杉さんが共演した模様が流れ、北野映画と大杉さんの深い関わりを紹介。2人がキャッチボールをする様子も放送される。 カメラがスタジオに戻ると、安住紳一郎アナウンサーが「寂しいですね」と一言。たけしは珍しくうつむいたまま、「うん」と声を絞り出し、涙を見せる。 たけしは「オーディションのとき、あれなんだよね、遅れてんだよね。『ソナチネ』って映画で受からなかったら実家に帰るって、『サラリーマンになります』っていって遅れちゃうんだよね。 でも、俺が帰ろうとしたら、こう来て(すれ違って)漣さんが『すいません遅れました』っていうから」 と初めて出会ったときの様子を振り返る。 そして、『ソナチネ』内での大杉さんの演技について、「全部アドリブでやってって言っちゃったから」と説明。すぐ死ぬ役だった台本を書き直し、最後まで出演させたことを明かす。 さらに、『アウトレイジ最終章』で大杉さんに死ぬ役を演じさせたことに触れ、「俺が生かして俺が殺したみたいな妙な気持ちになって。悲しいけどね、申し訳ないなと思ってさ」と思い出を語り、「だけど早いよね」としたうえで、「人間っていうのは自分に近い人の死は堪えるね。縁があって自分の映画を支えてくれた人だから」と嘆いた。 普段は笑いを交えたコメントも多いたけしだが、大杉さんの話題については一切ギャグなし。カメラの前で涙を見せることも珍しかったため、視聴者からは「感動した」「泣けた」などの声があがった。 無名俳優から這い上がるきっかけを与えた北野武監督と、どのような役でも厭わず熱演し、北野監督の評価を上げた大杉さん。この2人の絆は、当事者にしかわからない深いものがあるのだろう。
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芸能 2018年02月26日 12時12分
「普通の味」…カーリング女子愛食「赤いサイロ」、徳光和夫の口に合わず?
25日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で、平昌オリンピックカーリング女子代表が試合中に食べたことで話題のお菓子「赤いサイロ」を試食した徳光和夫が「普通の味」などと発言し、物議をかもしている。番組では銅メダルを獲得したカーリング女子を特集。競技中に物を食べる「デッドタイム」(通称もぐもぐタイム)が紹介され、実際に選手たちが食べていた北海道名物のお菓子「赤いサイロ」がスタジオに運ばれる。そこで、「元日本テレビエースアナウンサーらしいしっかりとした感想をお願いします」と試食を頼まれた徳光は、「食レポってのはできないんだよ」と厳しい表情で愚痴る。和田アキ子が「アナウンサーらしからぬ言葉を平気で発します」と前フリし、徳光が食べることに。 「赤いサイロ」を口に入れた徳光は、「76年人生やっておりますとですね、普通の味ですね」とコメント。これには共演の峰竜太や岡田圭右から「ちょっと違うでしょ徳光さん」「素朴な味とか言いなさいよ」とツッコまれることに。 その後、徳光は「口のなかで2回味が変わる。チーズの味と甘みと、わかれてセパレイトで感じる。そういったような味ですね」と言い直し収拾を図るが、現在入手困難であることを紹介されると、「半年後にはいくらでも買えると思いますよ」とまたもトンデモ発言。 竹山隆範が「お土産みたいなケーキなんだけど、ケーキ屋で売っているようなチーズケーキですよ」とフォローしたが、徳光は「半分は嘘だろう」とツッコミ。これにはさすがの和田も「今放送しているんですよ。生放送ですよ」と半ば呆れ気味の声をかけることに。 さらに、番組ではカーリング女子日本代表・藤澤五月選手が地元の北海道北見市でOLとして勤務している様子を放送。それを見た徳光は「すぐに入れるスポーツなんですね。理数系のスポーツであるとは思うが、何を鍛えているのか、アスリートとして」と発言する。 これを視聴していたネットユーザーから「カーリングをバカにするな」「テレビの影響力を考えろ」「『赤いサイロ』を作った人に失礼」など、一連の発言に対して怒りの声が噴出し、炎上状態となった。 しかし、「素直なコメント」「バラエティだし忖度する必要はない」と擁護の声もあり、物議をかもしている。 なお、徳光は番組終盤にまずいと思ったのか、「申し訳なかった」と謝罪。幕引きを図ったが、それでも批判が鳴り止まない状況だ。 「徳光はこれまでにも問題発言を繰り返していますが、本人はどこ吹く風。とくにプロ野球関係では行き過ぎた巨人至上主義で他球団に対する暴言が多く、他球団はもちろん巨人ファンも嫌う人が多いのですが、未だに巨人ファン代表のような顔をしていますし、メディアへのオファーもある。 暴言を吐いても『24時間テレビ』など大口の仕事もクビにはなっていませんし、大丈夫だろうと思っているのでしょう。今回はおそらくスタッフに促され、謝罪したのでしょうが…。 76歳という年齢を考えれば、「普通の味」などとコメントすれば炎上することはわかりそうなもの。大人になってほしい」(芸能ライター) 元アナウンサーとして責任ある発言をお願いしたいものだ。
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芸能 2018年02月26日 12時00分
貴乃花は「いい風に思ってない」?“暴露しすぎる”息子、花田優一
貴乃花親方の長男で、靴職人の花田優一が、25日『おしゃれイズム』(日本テレビ)に登場。テレビ出演が増えることに関して、父である貴乃花親方が苦言を呈していることなどを明かした。 現在は自身のラジオ番組を持ち、テレビ出演やイベントの仕事も多い花田。しかし本人は、しゃべりに関しては「下手ではないと思います」と自信を見せ、MCのくりぃむしちゅー・上田晋也の「君はどこを目指しているの?」という問いを上手にかわした。 しかし、花田の本業は靴職人。それにも関わらずタレント業のような仕事をこなしていることについて、両親はどのように思っているのだろうか。花田によると、母、花田(旧姓:河野)景子は元フジテレビアナウンサーであるためか、ラジオについては、「間が悪いだの、滑舌が悪いだの」とダメ出しをされ、「聴いてもらうと、大げんかになる」という。 また、厳格な父・貴乃花親方は「ラジオとかテレビに出ることをいい風に思ってない」そうで、「職人がラジオに出る必要がどこにある」ともっともな意見を言われたそうだ。 だが、そんな声は花田の耳には届いていない様子。今回も私生活を惜しげもなく披露していたのだ。 例えば、高校生と中3の妹とは一緒にお風呂に入り、実家に帰るとキスをすることもあると明かしてスタジオを驚かせていた。さらに、昨年10月に結婚を発表した一般人女性との出会いは「靴のセミナーをしていた時」だと話し、セミナー後の食事会で隣に座ったことがきっかけだと言う。 これまで自身の結婚については、「自分は芸能人ではない」との想いから詳細について公言することはあまりなかった。しかし、この日の放送では「出会ったその日に『結婚してって』言った」「セミナーをやっている時にお客様の顔を一人ずつ見るが、その時にコイツ嫁かなって思った」と次々に暴露。 花田はメディア露出の理由を「若者に職人という選択肢を増やしたい」と語っていたが、少々やりすぎ感もある。今回の放送を見て、父に怒られなければいいのだが…。
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社会 2018年02月26日 08時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 海部俊樹・幸世夫人(上)
「これまで多くの学生諸君の弁論を聴いてきたが、海部君の演説に優るものを私はかつて耳にしたことがない。海部の前に海部なし、海部の後に海部なし。この一言に尽きる」 海部俊樹は、学生時代から政治家志望であった。当初入学した中央大学法学部では弁論部に所属、卒業後は政治家には早稲田大学が向いていると同大法学部に編入学、同時に雄弁会に所属したといった具合だった。冒頭の弁は、海部在学中の早大雄弁会会長だった時子山常三郎教授(のちに早大総長)の海部の“弁舌”絶賛のそれである。 早大を卒業した海部は、直ちにやはり雄弁会の先輩でもあった当時の三木(武夫)派の河野金昇代議士の秘書となって議員会館に詰め、時に、社会党の柳原三郎代議士の議員会館で事務の手伝いなどをしていた幸世と出会って互いに一目惚れ、議員会館内では「国会の恋」として話題になったものだった。 結婚は昭和30年(1955年)、海部24歳、幸世22歳で、その5年後、河野代議士病気引退の後釜として海部は衆院選に初出馬、昭和生まれとして初の当選を飾ることになった。 ちなみに、海部は「29」という数字に妙に縁があり、早大卒業が昭和29年、初当選が29歳でこれが第29回総選挙だった。また、初当選後に割り当てられた議員会館が6階の29号室、秘書としてつかえた河野代議士はやがて亡くなるが、その命日が3月の29日だった。そして、こうした「29」が自分の運命の数字とみたか、「オレは29年後に天下を取ってみせる」と豪語していたが、その通り29年後の58歳で、これも昭和生まれ初として首相のイスに座ってみせたのだった。 その海部、政界入り後は三木武夫に師事し、「三木の秘蔵っ子」とも言われた。信念と権謀術策が綾なした三木とはタイプが異なり、弁舌には優れているものの政治手法は常識的、正攻法型。ために、党のギラギラした体質とは一線を画したさわやかイメージの「自民党のネオ・ニューリーダー」として期待されるようになっていった。 その裏には、幸世夫人の持ち前の「オルガナイザー」としての戈が貢献した部分が大きかった。元三木派担当記者の次のような証言がある。 「夫人は、後年は幸世という名前から中国共産党主席だった毛沢東の“猛妻”江青(こうせい)になぞらえて、『コウセイ夫人』と呼ばれるほどのバリバリ型の代議士夫人となった。しかし、海部がまだ陣笠の頃はその後ろで支える、機転の利く女性だった。 当選5回目あたりでは、愛知県の選挙区内に10人、20人といった小さな女性だけのグループを次々と立ち上げ、最終的にこうしたグループは数百に及んで、のちに1万人をゆうに越す海部後援会婦人部“はなみつきの会”の原型をつくることになった。女性が本気で動く選挙は強い。愛知県における長らくの“海部王国”は、『コウセイ夫人』の才覚によるものだったと言ってよかった」 その海部が首相のイスに座れたのは、前任首相の宇野宗佑が芸者との「3本指」スキャンダルなどで退陣を余儀なくされたのがキッカケだった。派閥はすでに三木から河本敏夫(元通産相)にバトンタッチされていたが、小派閥であることは変わらず、それまで閣僚経験も文部大臣2回だけで外交経験なく、経済、財政も門外漢となれば、首相への目などはなかったが、時に自民党を牛耳っていた最大派閥・竹下派の“意向”によるものだったということであった。 時に、リクルート事件の責任を取って退陣をした竹下派会長の竹下登は、影響力温存のため「キングメーカー」ぶりを発揮していた。ために、気脈のある派閥領袖でもなかった中曽根(康弘)派幹部の宇野宗佑を自らの後継に据え、宇野の失脚後はまたまた小派閥の河本派幹部の海部を担ぎ出したということだった。 本来なら竹下の「盟友」であった安倍晋太郎(安倍晋三首相の父)の登場するところだったが、安倍もまたリクルート事件を引きずり、体調を崩していたことで断念したものだった。一方で、宇野で傷ついた自民党のイメージを払拭するには、「クリーン」イメージの海部で挽回という考えもあったようだった。もとより、海部が「竹下カイライ政権」であることは、自民党内の圧倒的見方であることは言うまでもなかった。 首相に就任した海部は「政治改革」の声を高め、内閣支持率も高く、まずは順風満帆に見えたが、舞台はアッという間に暗転した。竹下派の「剛腕」、時に自民党幹事長でもあった小沢一郎に政権運営の大なる不満を買ったからであった。 その後、不満のつのった小沢は、自民党を離脱、非自民勢力を統合、新進党の結成に動くのだが、その党首に「バリバリ型代議士夫人」として定着していた海部の妻・幸世が模索されたのだった。=敬称略=(この項つづく)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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ミステリー 2018年02月25日 23時00分
【TVでおなじみ山口敏太郎が語る都市伝説】〜おかあさん〜
Rさんは床に転がる一枚の紙を取り上げた。昔の藁(わら)半紙というやつである。「やだわ、またこの紙が落ちている」 彼女は眉をしかめた。ここ数日、気がつくと同じような紙床に落ちているのだ。Rさんは、まるで汚物を拾い上げるように、その紙をゆっくりと摘み上げる。「やっぱり、あの言葉が‥」 みみずが這(は)ったような文字でびっしりと綴られている紙を震える指で確認する。向こうが透けるような薄い紙に、連続する言葉。「おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん」 Rさんは、その紙をくしゃくしゃにすると、ゴミ箱に放り込んだ。「きっ、気持ち悪い、ぞっとするわ」 彼女は両手をエプロンに払うように擦り付けながら、文面を目にしたことを後悔していた。いったいこの手紙を何度読んだことであろう。読むたびに食べたものが逆流するような不快感が胸の奥に渦巻くのだ。紙自体が持つ異様なオーラと、文面からにじみ出る狂気がなんともいえないハーモニーを醸(かも)し出している。「誰かのいたずらかしら」 そう言いながら、室内の鍵に目をやる。ほんの二十分ほど、家を空けていただけなのに、誰がこの紙を置いたのか、密室状態なのに、誰が家に侵入できるのか。「まさか、室内にいるんじゃ」 Rさんは、乾いた喉で言葉を搾り出した。このように「おかあさん」と繰り返し書かれた紙が、いつも気がつくと落ちているのだ。――――捨てても、捨てても 落ちているのだ。そう言えば、この家は妙に安い物件であった。決して高額とは言えない夫の給料で買えた一戸建てであった。(中古にしても、安すぎる) 彼女の不安は、この家の内部に向けられた。そう言えば、この家には妙な空間があった。押し入れや部屋の空間を組み合わせても、つじつまの合わない部分がある。(階段の下、あそこは部屋でもなんでもない) まさか、そこに変質者が隠れているのであろうか。いや、何日間も潜めるはずはない。ならば、秘密の穴でもあるのであろうか。「あそこはベニヤを打ち付けていた…あの向こうに、きっと」 彼女はくぎ抜きを持つと階段下に向かった。これでベニヤをはがし、謎の空間を確かめてやる。もし、不審者が出てきたら、このくぎ抜きで打ち据えてやろう。「よおし、ここだな」 女だてらに日曜大工が得意な彼女は、綺麗に張られたクロスをはがし、巧妙にはめ込まれた厚手のベニヤに打ち込まれた釘を全て抜き去る。(さぁ、何があるのか、楽しみだわ) 彼女がくぎ抜きを口に加え、両手でベニヤを動かすと…。小さな空間が現れた。二畳ほどの空間。「うわぁぁぁぁぁ」 思わずのけぞるRさん―――――その空間の壁面には、びっしりと文字が書かれている。「おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん、おかあさん」「あわわわわわわわわ」 中腰のまま後ろに下がる彼女。彼女の耳に奇妙な声が響き渡った。「おかあさん、おかあさん」 くぐもった子供の声である。「やめて、やめて、わたしは貴方のおかあさんじゃない」 耳をふさぎ、泣き叫ぶ彼女。だが、その子供の声は脳内に直接打ち込まれてくる。「おかあ・さ・ん…」「やめてよ」 彼女が玄関に這い出たとき、こんな言葉が聞こえた。「ご・め・ん・な・さ・い」 その家は、親の虐待で子供が死んだ家であった。 子供は今も繰り返す。「お・か・あ・さ・ん、ご・め・ん・な・さ・い」監修:山口敏太郎
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レジャー 2018年02月25日 22時30分
女がドン引く瞬間〜神経質な男が紅茶を飲めない理由とは?〜
交際後、パートナーが神経質だったことで破局してしまうカップルは多い。杏奈さん(仮名・26歳)の元恋人も、気難しい性格をしていたという。「私は元々、ズボラな性格ということもあり、神経質な彼と付き合った時は苦労しました。デートの時は1分でも遅れてしまうと、すごく機嫌が悪くなりますし、相手の家に行った時も、部屋の物には絶対触らせてくれません。他にも、一緒に寝ている時、私が寝返りしたりスマホの光を照らすだけで、彼はすぐに目を覚ましてしまうため、トイレに行くのも我慢したりしていました」 杏奈さんの彼は、自分の中で決めた絶対的なルールを守る人間だった。そして、付き合っていくうちに、他にも異常なこだわりがあることがわかったという。「ある日の午前中のことです。彼と待ち合わせ前にコンビニへ寄ったので、自分の分と一緒に『午後の紅茶』という飲み物を彼のために買ったんです。そして、彼と会った際に、飲み物をあげたのですが、まったく飲む素振りを見せない。それで『喉渇いてないの?』と尋ねると、彼は『午前中だから飲めない』と言ったんです。さすがに最初は、私を笑わせるために冗談を言ったんだと思いました。でも、彼は本気で『午後の紅茶』を午前中に飲むことを嫌がっていましたね。どうやらタイトルと現実の時間軸が違うことが、どうしても許せないらしく、飲むと気持ちが悪くなるのだとか。彼は紅茶が嫌いなわけではなく、時間の指定を絶対守りたいのだそうです。それ以外にも、商品名に『〜の晩御飯』とか、時間帯が指定されているものは、タイミングを図るとのこと。さすがにこのこだわりには、引いてしまいましたね」 その後、様々なルールがある彼と付き合うことがストレスとなり、杏奈さんは別れたという。写真・yamimi
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芸能
【ドラマの見どころ!】石になっちゃう! 堺さんの目を直視してはならない。『ジョーカー 許されざる捜査官』
2010年08月02日 18時30分
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トレンド
アイドルのスプラッタホラー映画が意外な場所? で人気
2010年08月02日 18時00分
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トレンド
もちづきる美のポタリングライフ(29) 新台3機種!
2010年08月02日 17時45分
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レジャー
キャバ嬢だって女の子 リアルに好きになっちゃいけないの…
2010年08月02日 17時30分
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ミステリー
怪談作家・呪淋陀(じゅりんだ)の「怪談:マスク」
2010年08月02日 17時00分
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芸能
SMAPの“ヨッパライ”が帰ってきた!
2010年08月02日 16時30分
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トレンド
小向美奈子『緊縛』ナイトが開催
2010年08月02日 16時00分
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芸能
ビートたけしの“初孫弟子”芸人、早川伸吾とは!?(2)
2010年08月02日 15時30分
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その他
【雅道のサブカル見聞録】あのビーダマンが復活!
2010年08月02日 15時00分
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スポーツ
地下プロレスに現れたタイガーマスクの正体を…誰か教えてくれよ!
2010年08月02日 14時30分
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トレンド
西田隆維の映画今昔物語 第27幕『メノット』
2010年08月02日 14時00分
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芸能
原幹恵、毎夜の美乳マッサージで「質感や触り心地がソフトに」
2010年08月02日 13時30分
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トレンド
ロンブー淳が相性抜群な出会いをプロデュース!?
2010年08月02日 13時15分
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社会
奈良の神社話その四 ならまちに残る陰陽師の足跡──奈良市・鎮宅霊符神社
2010年08月02日 13時00分
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芸能
元「AKB48」メンバーそれぞれの生き方
2010年08月02日 12時30分
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トレンド
え、まじ! ワンコインでハイグレードなキャバクラ体験
2010年08月02日 12時00分
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スポーツ
2010年 夏の甲子園特集(5)〜家庭生活にまで口を挟まざるを得ない実状〜
2010年08月02日 11時00分
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芸能
レオナルド・ディカプリオ、メルの映画をキャンセル〜暴行犯移送
2010年07月31日 23時59分
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芸能
レディー・ガガ、元カレと元のサヤに!
2010年07月31日 23時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分