岡村は記事の一報が入ると、「うわっと思って」親交のある浅草キッドの水道橋博士にLINEで問い合わせた。すると、即座に「本人に訊いて下さい」と返ってきたものの、「これからも殿と軍団の関係性は変わらず、ずっと一緒です」とメッセージをもらった経緯を報告した。
岡村は、芸能人が所属事務所を独立する場合「(通常は)トラブルちっくなことが起こるんですが、たけしさんはそういうのがおきへんやろうな」と述べ「芸能界の治外法権」と評した。
たけしは、2019年にNHKで放送される大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』において、古今亭志ん生役で語り手を務める。放送時間の日曜夜8時台は、現在は『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)が放送されており、ナイナイもレギュラー出演している。番組が継続となった場合、業界でタブーとされる「裏かぶり」となる。
「裏かぶり」とは同時間帯に同じタレントが他局の番組に出演する行為である。スポンサーへの配慮から録画放送であっても避けるべきとされる。「裏かぶり」が起こった場合、岡村が所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーでは、社員がスーツを着て謝罪に出向くほどだ。ただし、NHKと民放との「裏かぶり」に関しては、規制は厳しくないとされる。
岡村は「たけしさんはやりますと言うてはりますし、どうなるのかなと。うまいこといけば『ナインティナインのスポーツ大将』になるのかな。でも、そんなこと言うてたら、今度こそ水道橋博士に怒られるかもしれませんが…」とオチをつけた。