しかし、中間の調整過程をはじめ、札幌〜新潟間の過酷な輸送、経験不足の1400メートルなどマイナス材料も多く実力を鵜呑みにはできない。
狙って面白いのは、夏に強い3歳牝馬のケイアイデイジー。
ダートとはいえ千四で勝っているし、重賞、オープンで再三好戦してきたのを見てわかるとおり、距離適性は高い。まだ底を見せていない分、プラスアルファは計り知れないし、裸同然の斤量50キロもアドバンテージだ。
オープン特別の葵S勝ち以来、約3か月半ぶりの実戦になるが仕上げは用意周到で、陣営を信頼して大丈夫。電光石火の差し脚を炸裂させる。
◎5ケイアイデイジー
○15シゲルハスラット
▲1マイネルフォーグ
△4コスモベル、8グランプリエンゼル
10R「三面川特別」(芝1800メートル)は良血馬のハウオリで今度こそ。
母のノースフライトは安田記念、マイルCSの両GI(合計8勝)を制した名牝で、能力はオープン級。春に勝っている条件でもあり、もう負けられない。
休み明け3戦目で順当にチャンスをつかむ。
当面の相手は満を持して出走する、コース巧者のプラージュ。人気のスマートシルエットはレコード勝ちの反動が出る危険性をはらんでいるし、昇級戦のここは単穴の評価が妥当。
◎14ハウオリ
○10プラージュ
▲11スマートシルエット
△1テクニカルラン、12マジックビクトリア
9R「古町特別」(芝1600メートル)は終い確実に伸びてくる、ショウナンアルディの差し切りが決まる。
1ハロン延長もプラスに出そうだし、デキの良さが目立つ今ならチャンスは大きい。
相手は、休養を挟んでひと皮むけたユメノトキメキと、良血馬のインペリアルマーチ。
◎1ショウナンアルディ
○ユメノトキメキ
▲8インペリアルマーチ
△9キングオブチャド、11ドリームモモタロウ
最終R(ダ1800メートル)は前走(3/4馬身差2着)が好内容だった、トーセンドンファンが決める。
課題の千八を克服したのは地力強化の証しだし、強敵の抜けたここは期待大。
◎13トーセンドンファン
○8オーゴンシャトル
▲3ヴァルナ
△10ヒノモトイチバン、14サルバドールチーフ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。