重賞ウィナーのダンスファンタジア(フェアリーS)、マイネイサベル(新潟2歳S)の2頭が実績で一歩リードしているが、過信は禁物。
というのも、ダンスファンタジアは桜花賞(7着)から中1週の強行軍。さらに、掛り癖のある馬で距離が2000メートルに伸びて、折り合いを欠く危険性もはらんでいるからだ。
後者のマイネイサベルも新潟2歳S勝ち以降、勝ち星に恵まれず成長度に? がつく。2000メートルも未知数で強調材料にはならない。
そこで、ピュアブリーゼに白羽の矢を立てた。1勝馬で実績不足は否めないが、ポテンシャルはそれを補って余りある。 フェアリーSは距離不足の1600メートルながら、ダンスファンタジアから0秒6差4着。前走は後に忘れな草賞を快勝する、エリンコートと0秒1差2着の接戦を演じ、実力の片鱗を示している。
6戦してすべて4着(2回)以内という、堅実さも混戦レースでは大きな武器になる。東京は初勝利を飾ったゲンの良いコースだし、距離延長も大歓迎。
古賀慎厩舎は昨年、サンテミリオンがフローラSを勝った勢いで、オークスも制覇(1着同着)。サンテミリオンに続けと、モチベーションは人一倍高い。
◎5ピュアブリーゼ
○12ダンスファンタジア
▲4マヒナ
△13マイネイサベル
△17リトルダーリン
東京10R「フリーウェイS」(芝1400メートル)
実力馬のデリキットピースが復活を果たす。
新馬→忘れな草賞を連勝。オークスはブエナビスタの6着と健闘した逸材。また、ここと同条件の石清水Sで、先のダービー卿CTを優勝したブリッツェンを破っている。
近走は(11)、(9)着と不本意な結果に終わっているが着差は0秒9、0秒5だから悲観することはない。キッカケは掴んだと判断でき、今度こそ本領発揮だ。
◎13デリキットピース
○2モンテフジサン
▲4エーシンウェズン
△1セイウンジャガーズ
△3インプレスウィナー
東京9R「新緑賞」(芝2300メートル)
スケールの大きい、エチゴイチエをイチ押し。
新馬戦の圧勝劇(0秒5差)に続き、毎日杯も重賞メンバー相手に4着と真骨頂を見せつけている。自己条件なら順当にチャンスだ。
◎4エチゴイチエ
○8インプレザリオ
▲1レッドジョーカー
△2メイショウトチワカ
△11マイネルメダリスト
新潟11R「福島牝馬ステークス」(芝1800メートル)
昨秋以降、手強い牡馬相手に善戦してきた、ソウルフルヴォイスが狙い目。
昨年のミモザ賞で、人気のディアアレトゥーサ(3着)に完勝。能力の高さは証明済み。牡馬相手に揉まれてきた経験がここで生きる。牝馬の重賞でもあり、決して無謀な狙いではない。
◎6ソウルフルヴォイス
○11シンメイフジ
▲9オウケンサクラ
△3ディアアレトゥーサ
△5コスモネモシン
京都11R「オーストラリアT」(芝1200メートル)
京阪杯を含む4勝(うち、千二3勝)と、メンバー屈指のコース巧者スプリングソングにチャンス到来。
◎8スプリングソング
○5アーバニティ
▲3エーシンホワイティ
△13パドトロワ
△18ダイワマックワン
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。