3カ月の休み明けだった前走の新潟大賞典は道中しっかり折り合い、直線で追い出しにかかると一気に加速。後続を3馬身突き放す圧勝でした。上がり3F33秒6はもちろんメンバー最速で、勝ち時計の芝2000メートル1分56秒9はレコードに0秒5と迫るタイム。これだけ速ければ他馬がついてこられなかったのも納得です。
体質的な弱さから、これまでの休養期間は合計で約3年近くありますが、13戦7勝の素晴らしい戦績が示すように、潜在能力は一級品。コンスタントに使えていればGIに手が届いていても不思議はありません。
多少、乗り難しい面もあるようですが、コンビで4勝を挙げている藤田騎手なら心配無用! 前走で落ち着きが出ていたように馬自身も少しずつ気持ちの面で成長を見せています。最終追い切りでは、力強い動きで終いまでしっかり。デキは文句なしです。当日の怪しいお天気も、道悪に実績があるように大丈夫。5勝を挙げている得意の東京で本領発揮です。