スポーツ
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スポーツ 2021年06月15日 17時00分
広島・佐々岡監督の采配に球界OBが苦言「同点までは投げさせないと」 薮田は続投させるべきだった? 復活の足掛かりになると持論
野球解説者の大矢明彦氏(元横浜監督)、齊藤明雄氏(元横浜)が、14日放送の『プロ野球ニュース 2021』(フジテレビONE)に生出演。広島・佐々岡真司監督の采配に苦言を呈した。 今回の番組で大矢氏と齊藤氏は、同日に行われ広島が「2-3」で敗れた広島対西武の一戦を解説。その中で、「2-1」と広島1点リードの5回表に佐々岡監督が行った継投策を問題視した。 広島は4回まで先発・薮田和樹が西武打線を1点に抑えていたが、5回に2死一、二塁とピンチを招く。これを受けた佐々岡監督はここで薮田を降ろし2番手・コルニエルを送り込むが、コルニエルは森友哉にタイムリーを浴び裏目に。これで同点に追いつかれた広島は、6回に続投したコルニエルが勝ち越し点を奪われそのまま試合に敗れている。 敗戦を招く形になったこの継投策について、大矢氏はまず「5回が投手(へ)の四球から始まったのが一番大きかったと思う」と発言。薮田は5回1死から西武2番手・佐々木健に四球を与えているが、佐々岡監督はこの四球を見て代え時と判断したのではと推測した。 ただ、大矢氏は続けて「(薮田を)なんとか一本立ちさせたいのなら、少なくとも同点までは投げさせないと、『この次こそ』という気持ちを持って降ろさなきゃいけない。今日の降ろし方だと『何もなくダメだった』で終わってしまうので、非常にもったいない代え方をしたと思う」とコメント。薮田はこの試合が今季初登板・初先発だったが、先発の一角として運用したいのなら我慢して続投させるべきだったと指摘した。 大矢氏の後に話を振られた齊藤氏は「(薮田は)5回にもしやられた(失点した)としても、本人は『いけるところまでいった』と納得する感じになると思う。(でも)中途半端に代えられると、『信用されてないんだな』と(思ってしまう)」と、今回の早期降板は薮田のモチベーションにも関わってくるのではと主張。また、「次の登板でもっと重圧がかかって、四球(や被安打)が増えてくるんじゃないか」と、次回登板で予想される悪影響についても語った。 >>広島・佐々岡監督に「最低最悪の愚策」ファン激怒 セオリー無視の奇策で得点機を台無しに、野手より投手を優先した狙いは<< 両氏の発言を受け、ネット上には「確かにせめて追いつかれるまでは続投で良かった」、「3、4回は四球で招いたピンチを併殺で切り抜けてたし、5回も何とか粘れる可能性はあったと思う」、「薮田は過去にタイトルも獲得した実力者だから、首脳陣はもう少し信用するべきだったのでは」といった反応が多数寄せられている。 一方、「そんな薮田を優先するような余裕なんか無いだろ、ただでさえチームは連敗続いてるのに」、「2017年の薮田ならともかく、今の薮田にはそこまで信用するような価値は無い」、「佐々岡監督は四球続きで炎上の気配を感じたから代えただけだろ、後続が打たれたのは結果論」といった否定的なコメントも複数見受けられた。 「プロ入りした2015年から広島でプレーする28歳の薮田は2017年に15勝を挙げ最高勝率(.833)を獲得するも、翌2018年から昨季までは計3勝と不振が続いている投手。今季も二軍で『7登板・1勝3敗・防御率4.60』と苦戦する中で14日に一軍先発の機会が巡ってきましたが、大矢氏、齊藤氏は多少失点に目をつぶってでも続投させた方が復活につながるのでは考えたようです。ただ、薮田の現状やチームが14日試合前時点で7連敗中(2引き分け含む)ということなどを踏まえて、早期降板は間違いではなかったと異を唱えているファンも少なくありません。なお、佐々岡監督は試合後『チーム状況も状況だし、なかなか点が取れていない中で、これはこっちが薮田の勝ちよりチームが勝つための選択をした』と、チームの勝利を最優先に早期降板を決断したと語っています」(野球ライター) 試合後に即二軍降格が決まった薮田は、「無駄な四球と、自分の今の信頼度があそこ(での交代)だと思う」と反省の弁を口にしたことが伝えられている。14日の試合と今後の二軍再調整を糧に、2017年の投球を取り戻すことはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月15日 11時30分
新日本・棚橋弘至が付き人の辻陽太とシングル「お前がスター選手になるまで残っといてやるよ」
新日本プロレスは14日、新シリーズ『KIZUNA ROAD』を東京・後楽園ホールで開幕した。新日本は後楽園3連戦を行う。 第2試合では辻陽太が、自身が付き人を務め、入団前から憧れの存在だった棚橋弘至にチャレンジ。辻は果敢な攻めを繰り出し、終盤にはジャイアントスイングからのスピアーで見せ場を作る。だが、棚橋は辻のすべてを受け止めた上で、最後はテキサスクローバーホールドをガッチリ決めてギブアップ勝ち。棚橋が貫禄を見せつけている。 バックステージで棚橋は息を弾ませながら、「座ってもいいかな?座ってもいいかな?(と言ってコメントスペースに座り込む)クソ!スタミナのペース配分が、狂ったな。(試合時間)5分…。5分でフィニッシュまで持っていこうと思ってた。それが倍か…!?辻の成長だな…。辻にしろ、上村にしろ、ヤングライオン(の期間)が、ほかの僕たち例年のヤングライオンよりも長くなってる。こういうコロナ禍の状況だから、なんとも仕方ないけども。タメが長ければ長いほど、デッカくて美しい花を咲かすと思うから、腐らずに1歩1歩(進んでもらいたい)。もう1回だ、辻。お前がスター選手になるまで、新日本プロレスのトップレスラーになるまで、俺が残っといてやるよ」と辻との再戦を明言。付き人の成長に目を細めるとともに、自身もトップに居続けることを誓っていた。 辻はコメントスペースで片膝をつきながら、「俺が今、このリングに立ってるのは、まぎれもなく棚橋さんのおかげだ。棚橋さんがいなければ、今の俺はないだろう。感謝なんか言葉じゃ言い表せないぞ。だからこそ、棚橋さん、あなたを超えた時に、俺は本物のプロレスラーになるんだ」といずれ棚橋を倒して恩返しをすることを改めて心に決めたようだ。 辻は15日にタイチと、16日にはオカダ・カズチカとのシングルマッチを控えており、熱望している内藤哲也とのシングル実現に向けて、大きなチャンスが与えられている。◆新日本プロレス◆『KIZUNA ROAD』2021年6月14日東京・後楽園ホール観衆 347人▼シングルマッチ○棚橋弘至(13分36秒 テキサスクローバーホールド)辻陽太●(どら増田)
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スポーツ 2021年06月15日 11時00分
国吉・有吉のトレードはロッテから話を持ちかけた? 緊急補強を迫ったブルペン事情、首脳陣は“澤村の再来”に期待か
色々な関係者に聞いてみると、この交換トレードは千葉ロッテ側から仕掛けたようである。 千葉ロッテ・有吉優樹投手と横浜DeNAの国吉佑樹投手の交換トレードが発表された(6月14日)。両投手とも右のオーバーハンド、リリーフ。第一報を聞いた時に、「特徴の似た者同士の交換トレードにどんな狙いがあるのか?」と否定的に捉えたが、そうではなかった。このトレードには、千葉ロッテの“投手事情”が隠されていた。 >>DeNA・国吉のトレードにファン大ブーイング「考え直して」 古参生え抜きを放出してまで新戦力を求めたワケは<< 「DeNAは有吉を先発で起用していくと聞いています。今永が復帰し、濱口も好調ではありますが、平良が長期離脱することになり、今年は大貫の調子がイマイチです。先発ローテーションに加わってくれる投手がもう一枚ほしいと思っていたところ、トレードの話が舞い込んできました」(球界関係者) 国吉はセットアッパーとしてチームに貢献してきた。その国吉を、ロッテ側が「是非に!」と一本釣りしてきた理由だが、「唐川-ハーマン-益田」と繋いでいく“勝利の方程式”が崩壊しつつあった。 「ハーマンの出場登録が抹消され、唐川侑己もアテにはできない状況です」(前出・同) 交流戦最後の巨人戦でのことだ。11日の初戦で唐川の登板が見送られ、翌12日も登板ナシとなった。この時点で、井口資仁監督は「明日も無理」と唐川の状態について語っており、 「コンディション不良と発表されたが、本当はもっとヒドイのでは?」 との声も囁かれるようになった。 「11日の巨人との初戦は『1対1』のまま、試合終盤まできました。唐川が投げるべき8回に、大嶺祐太が登板しましたが、代役を果たせませんでした」(スポーツ紙記者) “唐川不在”が、今回のトレードを加速させたという。 「直球勝負ができる中継ぎということで、国吉の名前が出たようです」(前出・球界関係者) 確かに、161キロをマークしたことがある。だが、「球速で相手バッターをねじ伏せる」スタイルではない。投球のキレで勝負しようとし、カットボール、スライダー、フォークなどの変化球も織り交ぜてくる。国吉の投球スタイルは唐川に似ているが…。 「昨年、シーズン後半でトレード獲得した澤村拓一(現レッドソックス)が活躍しています。ロッテ首脳陣が真っ直ぐの速い投手に絞って獲得投手を探したのはその影響です」(前出・球界関係者) 千葉ロッテはこのトレードが成立した時点で勝率5割ちょうど。64試合を終え、完投は僅か「1」。ロッテ首脳陣は中継ぎ投手に「休養日」を与えるなどし、ブルペン管理を行ってきたが、国吉を補強しなければならなくなった。ブルペン陣の蓄積疲労が気になる。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年06月15日 10時50分
千葉ロッテから横浜DeNA電撃トレードの有吉優樹「もう一度ファンの前で勝ちたかった」
千葉ロッテマリーンズは14日、有吉優樹投手と、横浜DeNAベイスターズの国吉佑樹投手による交換トレードが成立したと発表した。 有吉は「プロ野球選手として地元千葉でプレーをすることが出来て本当によかったです。マリンの応援は本当に凄くていつもファンの皆様の応援に助けられていました。一番の思い出は昨年7月7日に2018年以来の勝ち投手になったことです。風の強い日でした。ただ、あの試合は無観客だったので、もう一度、ファンの皆様の前で勝ちたかったことです。マリーンズファンの皆様、熱い応援ありがとうございました。横浜では求められる役割をしっかりと全うしチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張りたいと思います」とマリーンズ時代を振り返りながらコメントをしている。 有吉は1991年3月12日生まれの30歳。出身地は千葉県でロッテは地元球団だった。右投げ右打ち、身長・体重は178cm、87kg、東金高ー東京情報大ー九州三菱自動車を経て、2016年ドラフト5位でロッテに入団。プロ5年目。今シーズンは一軍登板がなかったが、通算9勝13敗、1セーブ、18ホールド、防御率は3.95。DeNAでの背番号は「67」となった。 また、ロッテに電撃移籍となった国吉も「この度、千葉ロッテマリーンズに移籍することになりました。育成で入団して様々な経験をさせていただき、感謝の気持ちです。突然のことで正直寂しい気持ちと、まだ実感が湧いてこないです。リーグは違いますが、野球をすることに関しては変わらないので、移籍してもしっかり自分らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります。同じ関東のチームなので、試合を見に来ていただけると嬉しいです。約12年間お世話になりました」とDeNA球団を通じてコメントを残している。国吉は1991年9月24日生まれの29歳。出身地は大阪府で、右投げ右打ち。身長・体重は196cm、106kgと体に恵まれており、秀岳館高-横浜・横浜DeNA(育成2010~2011・7・28、支配下7・29~)という経歴を持つプロ12年目の選手。通算21勝30敗、3セーブ、34ホールド、防御率は3.87。背番号はDeNA時代と同じ「92」となった。交流戦最後まで一軍に帯同していただけに、ロッテでは即戦力の速球派リリーバーとして、昨年の澤村拓一のように早い時期からの活躍が期待される。(どら増田 / 写真・及川恒平)
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スポーツ 2021年06月14日 20時30分
西武・平良、歴史的好調の秘訣は“手抜き”?「本気で投げるのは2~3球」登板時の心がけを明かしファン驚愕
13日放送の『サンデースポーツ』(NHK総合)に、西武のプロ4年目・21歳の平良海馬がVTR出演。番組内での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で話題となっている。 同日に行われた中日戦で、プロ野球新記録となる開幕32試合連続無失点を達成した平良。番組では試合後に平良がリモート取材に応じ、記録達成後の心境などを明かした。 >>清原和博氏を西武コーチが殴打!「八重歯が唇を貫通した」“鬼軍曹”の逆鱗に触れた怠慢エピソードを明かす<< その中で、インタビュアーから「ブルペンで投げる球数が本当に少ないですよね?」という質問を受けた平良は、「(ブルペンで)本気で投げるのは2〜3球くらいです」と回答。今季は登板前にあまり力を入れずに肩を作ることを心がけており、「疲労も残りにくい」と一定の効果を感じていることを明かした。 VTRでは続けて、今季の平良が昨季に比べストレートを投げる割合が減っていること(昨季は55.2%、今季は37.3%)が紹介されたが、これについて平良は「(ストレートは)一番力入れて投げる球なので、(試合では)疲れるので減らしてます」とコメント。登板前だけでなく、登板中も疲労を残さないように工夫していると語った。 平良の発言を受け、ネット上には「偉業の要因がブルペンやマウンドでの手抜きにあったとは驚き」、「確かに今季は変化球増えた印象があったけど、疲労軽減が目的だったのか」、「リリーフはとにかく疲労が溜まるポジションだから、平良くらい力を抜く方が正解なのかもしれない」、「他のリリーフ投手も平良のように心がければ故障リスクが減るんじゃないか」といった反応が多数寄せられている。 「リリーフ投手は基本的に毎試合ベンチ入りして登板に備えているのですが、試合展開に応じて都度ブルペンで肩を作らなければならないため、肉体的疲労がたまりやすいポジションとされています。また、登板前にも一定の球数を投げる影響からか、突然故障や不振に見舞われる投手も少なくはありません。近年でそれが顕著なのが、2016~18年にかけリーグ3連覇を達成した広島のリリーフ陣。この期間は一岡竜司(145登板・防御率2.26)、今村猛(178登板・同3.01)、中崎翔太(188登板・同1.85)といった投手がフル稼働してブルペンを支えましたが、2019年から昨季までは一岡(52登板・同4.10)、今村(33登板・同4.85)が不振、中崎(42登板・同4.69)は右膝故障でそれぞれ成績を大きく落としています」(野球ライター) 13日終了時点で「32登板・1勝0敗21ホールド6セーブ・防御率0.00」と圧巻の数字を残している平良。今回明かした取り組みには、他リリーフが見習うべき点も大いにあるのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月14日 18時30分
DeNA・国吉のトレードにファン大ブーイング「考え直して」 古参生え抜きを放出してまで新戦力を求めたワケは
2010年のプロ入りからDeNA(2010-/2010-2011は横浜)でプレーし、昨季まで「220登板・20勝29敗34ホールド3セーブ・防御率3.78」をマークしたプロ12年目(2010-2011途中までは育成)・29歳の国吉佑樹。14日、その国吉が交換トレードでロッテに移籍することが球団から発表された。 球団はこの日、公式サイト上で「国吉佑樹選手と千葉ロッテマリーンズ所属の有吉優樹選手によるトレードに合意いたしました」と発表。また、「突然のことで正直寂しい気持ちと、まだ実感が湧いてこないです。リーグは違いますが、野球をすることに関しては変わらないので、移籍してもしっかり自分らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ります」という国吉のコメントも掲載されている。 国吉とトレードでDeNAに加入する有吉は2017年のプロ入りからロッテ(2017-)でプレーし、昨季まで「87登板・9勝13敗18ホールド1セーブ・防御率3.95」という数字を残している30歳右腕。ただ、右ひじ手術も受けた2019年以降は「5登板・1勝3敗・防御率8.35」とほとんど一軍で投げておらず、今季も14日までは一軍未登板となっている。 >>DeNA・大和に「完全に煽ってる」と批判 相手投手にバットを投げつけ、本人は“うっかり”と釈明も報復のリスクも?<< 国吉のトレードを受け、ネット上には「速報見てめちゃくちゃビックリした、横浜時代からの貴重な生え抜きだったからショック」、「今からでもいいからフロントには考え直してほしい、国吉は昔からチームを支えてきた数少ない選手の1人なのに」、「一軍で使われてないならまだしも、普通に起用されてた中での放出は納得できない」、「トレードするにしても、なんで近年まともに投げてない有吉となんだ」といった反応が多数寄せられている。 「国吉は今季『18登板・1勝1敗・防御率5.16』と、失点は多少目立つものの回またぎもこなせるリリーフとして一軍で起用されていました。そのため、近年は一軍でほとんど投げていない有吉とでは価値が釣り合わないと不満を抱いているファンは少なくないようです。なお、国吉は支配下ではただ一人だけ、横浜時代から一貫してチームでプレーしていた生え抜き選手でもあります。そのため、今回のトレードは歴の浅いファンよりも古参ファンの方が落胆の声を挙げていますね」(野球ライター) 報道では先発防御率がリーグ6位(5.15)のため、今後の上位浮上に向け先発強化を図りたかったことがトレードを決断した理由とみられているDeNA。有吉は2018年に先発として6勝をマークした実績を持っているため、DeNA側は環境を変え適切な運用を行えば十分復活できると考えているようだが、古参生え抜きの国吉を放出してまで有吉を獲得する判断は果たして吉と出るのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について横浜DeNAベイスターズの公式サイトよりhttps://www.baystars.co.jp/
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スポーツ 2021年06月14日 17時45分
DeNA、交流戦を足掛かりに上昇気流へ! “らしい”豪快野球の復活でついに最下位も脱出
“悪夢の交流戦”。ベイスターズにとってまさに鬼門、過去15年で勝ち越した年が4回のみで、最下位は5回を数える。通算成績も11位のカープに大きく水をあけられ、12球団最下位とまさに散々たる成績である。 しかしこの数字はいわゆる"暗黒時代"3年連続最下位の"安定の6勝18敗"も含まれる。また、2015年のリーグ戦で首位を走っていたが、交流戦の3勝14敗1分が元凶で最下位に転落した"キヨシの悲劇"のインパクトも大きい。しかしラミレス監督が指揮を執るようになった2016年は、7勝11敗と少しは持ち直し、17年は9勝9敗の5割と目標の数字に届いた。18年は8勝10敗と負け越したが、19年には10勝7敗1分と4位の好成績を挙げ、通算勝率を.402とし3割台からやっと脱出できた。 昨年はコロナの影響で中止となったため、2年ぶりの開催となった今年の交流戦。リーグ戦では調子が上がらず、苦しい戦いが続いていただけに期待より不安の方が大きかったが、ふたを開けてみれば、自慢の打棒を軸に白星を積み重ねた。波に乗れた大きな原因は、開幕6連戦の勝ち越しにあったとみる。 最初のオリックス戦の先発は、山岡泰輔、宮城大弥、次戦の楽天戦は涌井秀章、田中将大、早川隆久と対戦。戦前は各チームの主戦級が次々と出てくるローテーションに、悲観的になるざるを得なかったが、実際は3勝2敗1分けと見事な勝ち越し。特に初戦、山岡からホームラン攻勢で大勝したゲームで打線に勢いが付き、その先も濱口遥大以外ピリッとしなかった先発陣を強力にバットでバックアップし、チームを勝利に導いた。結果17勝40敗とカモにされていたソフトバンクに負けなし、ロッテにも勝ち越しに成功。最後のロードで負け越してしまい交流戦優勝は逃してしまったが、9勝6敗3分の3位で堂々フィニッシュ。リーグ戦から見れば上出来すぎると言っても過言ではあるまい。 リーグ戦では.237、ホームラン37だった打線は、交流戦で打率.297と12球団トップ、ホームランは24本と12球団トップタイの数字を残し、豪打でパ・リーグを撃破した。最終戦も日ハムに勝利し、リーグでも5位に浮上。今週末から再開するリーグ戦でも、ベイスターズらしい豪快な野球でセ界をかき回してもらいたい。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年06月14日 17時00分
巨人、勝機を逃したのは後藤コーチのせい?「何回同じことをやるのか」ファン激怒、岡本の走塁ミスで本人よりも批判されるワケは
13日に行われた巨人対ロッテの一戦。「5-4」でロッテが勝利したこの試合で、巨人のプロ7年目・24歳の岡本和真が見せたプレーがネット上の巨人ファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-5」と巨人5点ビハインドで迎えた7回表に飛び出たプレー。この回巨人は2死満塁から亀井善行の死球、岡本の四球で2点を返すと、続く坂本勇人が2点タイムリーを放ち1点差に。さらに2死一、二塁となった後、中島宏之も右前打を放ち2死満塁へとチャンスは拡大したかと思われた。 ところが、中島のヒットを見た二塁走者の岡本は三塁を回って本塁に突入。これを見たロッテ右翼・マーティンは本塁にワンバウンドで返球し、捕手・柿沼友哉も本塁前できっちり捕球。この時点で岡本はまだ本塁ベースから数メートル離れた位置におり、直後にスライディングで滑り込んだが難なくタッチアウトとされてしまった。 同点機をつぶした岡本の走塁死に対し、ネット上には「完全な無駄死にで開いた口が塞がらない」、「鈍足のくせになんで本塁狙えると思ったのか」、「マーティンのデータを全く頭に入れてないことがよく分かった」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「三塁コーチャーの後藤は何回同じことをやるのか」、「後藤コーチは先日の楽天戦と同じようなミスをしでかしたな」、「岡本は鈍足、マーティンは強肩なのになぜ後藤コーチは本塁行けると判断したの?」と、三塁コーチャーの後藤孝志コーチを絡めたコメントも複数見受けられた。 「岡本の本塁突入について、チームを率いる原辰徳監督は試合後に『コーチャーも回したし、当然我々も行けと思った』と語っています。首脳陣としては1点差に追い上げた勢いのまま、一気に同点に追いつきたいという狙いがあったのでしょう。ただ、岡本はプロ通算の盗塁数が10個と走力に優れた選手ではない一方、マーティンは昨季リーグ最多補殺(8個)を記録するなど強肩が武器の選手だったため、三塁コーチャーの後藤コーチは本塁突入の指示を出すべきではなかったと考えているファンは多いようです。また、後藤コーチが5月25日・楽天戦で若林晃弘を本塁に突っ込ませタッチアウトを招いていることも、後藤コーチへの不信感が高まる一因になっているようです」(野球ライター) >>巨人・若林の走塁ミスは後藤コーチの責任? 原監督も激怒した暴走に苦言相次ぐ「明らかに判断ミス」<< 今回の場面は中島の後続が指名打者の石川慎吾で、巨人ベンチにはスモーク、大城卓三といった打力のある打者も控えていた。そのため、一部からは「無理な本塁突入よりも、石川への代打策の方が得点の可能性は高かったのでは?」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月14日 11時50分
メジャーリーガーは喝、長嶋茂雄氏はセーフ? ベース踏み忘れを巡る堀内恒夫氏の発言が物議
13日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、ゲスト出演した元読売ジャイアンツ監督・堀内恒夫氏の発言に、視聴者がざわつくシーンがあった。 事の発端は、ピッツバーグ・パイレーツの選手がホームランを放ったにもかかわらず、一塁ベースを踏み忘れたためアウトになった様子を紹介したこと。VTRを見た張本勲氏は「逃がした魚は大きすぎるわ。日本でもありましたよ、長嶋(茂雄)さんがやりましたから。打球を見すぎてね、真面目というか。一生懸命というか」と話す。 そして、関口宏は「喝じゃないですか?」とコメント。張本氏は長嶋氏が同じ経験をしていることもあってか、「喝は入れられないよ、かわいそうだよ、入れると」と笑う。一方、張本氏が「長嶋さん」というワードを出した時に、驚いたような表情をしていた堀内氏は「アメリカの選手には喝でしょうね。日本のレジェンドの方は、やめときます」と話した。 >>『サンモニ』関口宏、ロッテ佐々木朗希に「もっと早く活躍しろよ」発言が物議 張本氏も反論<< この発言に、一部から「長嶋さんは神、メジャーリーガーは喝って、おかしくない?」「ちょっと違和感がある。同じプレーなのに人で分けるなんて」「差別している感じがする」と違和感を訴える声が上がる。 また、「番組がわざわざメジャーリーガーの悪いシーンをチョイスしている。それが悪い」「堀内さんも恩人の長嶋さんに喝は入れられないし、名前が出てしまった以上、スルーするわけにも行かない。取り上げた番組が悪い」「普段、差別を無くそうと言っていながら、番組全体がメジャーリーグを差別している」と番組の演出を批判する声も出た。 毎週のように、メジャーリーガーのまずいプレーを取り上げる『サンデーモーニング』。メジャーリーガーらしい好プレーも取り上げてもらいたい。
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スポーツ 2021年06月14日 11時30分
スターダム赤いベルト王者の林下詩美が朱里と死闘ドロー!「まだまだ世界は名乗れない」
ブシロード傘下の女子プロレス団体スターダムは12日、ビッグマッチ『TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』を東京・大田区総合体育館で開催した。 メインイベントでは、林下詩美と朱里のワールド・オブ・スターダム選手権が行われた。林下は昨年11月に岩谷麻優からベルトを奪取すると、渡辺桃、舞華、上谷沙弥、ビー・プレストリーと4度の防衛を達成してきている。そして今回迎える朱里は、長年にわたり数々の経験を重ねてきた強者。かねてから朱里は林下への挑戦表明をしていたが、5.14東京・後楽園ホールで行われた『シンデレラ・トーナメント』2回戦で、朱里が林下に勝利し赤いベルトへの挑戦に至った。 試合は、ゴングが鳴るとお互い少し睨み合い、グラウンドの攻防が続く静かな立ち上がりに。激しい一進一退の展開が続く中、時間はあっという間に25分を超え終盤に突入。残り1分を過ぎると、両者なりふり構わず技を出してくが、ここで試合終了のゴングが鳴り、時間切れ引き分けが宣告される。しかし、試合後のマイクで両者がまだやれるとアピールしたことで、急遽30分1本勝負の延長戦が決定した。スターダムでは異例のことだ。 延長戦は、林下に起こされた朱里はハイキックで裏拳で畳みかけると、林下もラリアットで応戦するが、朱里のパスゾーキックで両者ダウンに。ここでダメージが蓄積している2人は互いに立ち上がることができず、両者KOのドロー決着となった。 試合後、リング上でマイクを持つ林下だが、ダメージが大きく立ち上がることはできず。すると、大江戸隊の刀羅ナツコがリング上に現れマイクを掴むと、「私は今最高に調子に乗っている。なぜだか分かるよね。ずっと言っていたことを今日、お前らの前で証明してみせた。そして、ツイッターで大江戸隊がトレンド入りしたんだって。そんな調子に乗っている私から、君に挑戦状。受け取ってくれるよね」と挑戦表明。林下は「テメエが調子いいとか悪いとか、どうでもいいわ。そんなに言うなら、このベルト、挑戦させてやってもいいけど、私はSTARSとは違う。テメエに好きなようにはさせねえから」と刀羅の挑戦を受諾。次なる相手は大江戸隊のボスになりそうだ。 バックステージで林下は「防衛したんだけど、赤のチャンピオン林下詩美はこんなんじゃ満足してないぞ。きょうは防衛だけど、朱里とはまたやって今度こそ決着をつけないといけない相手。私はビー(・プレストリー)を倒して、岩谷麻優からベルトも取って、世界の林下詩美になったつもりでいたけど、まだまだこんなんじゃ世界の林下詩美名乗れねえよ。防衛は嬉しい、けど3(カウント)取れてないから、嬉しさ半分不甲斐なさ半分って感じかな」と朱里との再戦に意欲を見せた。 「顔面ボコボコにされて何度も打ち抜かれて、自分が何されたかも覚えてない。何されたかも覚えてないし、自分があの時何してたのかも覚えてない。赤いチャンピオンとしての意地で、今、私はベルトを持って立ってられてる。このベルトが私をここまで連れてきてくれました」と朱里との死闘を振り返っていたが、今回でV5と防衛を重ね王者としての地位を築き上げてる中、「世界の」林下詩美はさらに飛躍していくことだろう。◆スターダム◆『TOKYO DREAM CINDERELLA 2021 Special Edition』2021年6月12日観衆 1240人東京・大田区総合体育館▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合(30分1本勝負)<王者>△林下詩美(時間切れ引き分け)朱里△<挑戦者>▼延長戦(30分1本勝負)<王者>▲林下詩美(13分19秒 両者KO)朱里▲<挑戦者>※第13代王者が5度目の防衛に成功。(どら増田 / 写真・FUZKI)
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2019年08月15日 06時30分
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Jリーグに激震!『湘南ベルマーレ』曽監督がパワハラで解任か
2019年08月14日 21時45分
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張本勲氏、炎上しすぎで『サンモニ』お役御免も近い? 視聴者期待の後任候補は
2019年08月14日 11時30分
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“DeNA 史上最強助っ人”ホセ・ロペス、記録ラッシュの2019年!頼れる“チャモさん”がベイスターズを引っ張る!
2019年08月14日 06時30分
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『サンモニ』張本勲氏の後継者候補? SNSで反論も、炎上しがちな解説者3選
2019年08月13日 11時30分
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懲役20年に無期懲役も! 元プロ野球選手の凶悪犯罪者3人
2019年08月13日 06時30分
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熱闘!令和甲子園「白河の関所越え」なるか? それとも古豪復活か
2019年08月13日 06時00分
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張本氏の暴言を止める注目人物! 『サンデーモーニング』張本氏も一目置くゲスト出演者3選
2019年08月12日 11時30分
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原巨人止まらない「東海大ジャイアンツ」化 広島・田中獲りへ
2019年08月12日 07時00分
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ラミレス監督が三浦コーチと共闘!「夏休み作戦」で巨人を撃つ
2019年08月10日 11時30分
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元甲子園スターの「中田、清宮、吉田」が栗山監督をオトコにする?
2019年08月10日 06時30分