猪木氏は「8月27日未明、妻・田鶴子が永眠致しました。生前のご厚誼に深く感謝致します。カメラマンとして私の写真を撮りながら、いつも献身的に尽くしてくれました。今は感謝の言葉しかありません。故人の遺志により、葬儀は家族葬で行います。弔問、香典、供花はご辞退申し上げます。アントニオ猪木」(原文ママ)と愛妻の死を報告。カメラマンとして猪木氏に同行し、公私ともに支えてくれた田鶴子さんに感謝した。
猪木氏は女優の倍賞美津子をはじめ、幾度かの結婚と離婚を繰り返しているが、先月の参院選には「体力の限界」を理由に政治家からの引退を表明。長年激闘を続けてきたこともあり、腰の手術も受けた猪木氏の体の衰えを心配する声がファンの間から漏れていた。田鶴子さんの訃報を受け、ファンや関係者からは猪木氏を励ます声が続出している。
今年2月に行われた永遠のライバル、故・ジャイアント馬場さんの追善興行のオープニングに現れた猪木氏は「私もおくりびとから、おくられびとになりつつある」「最近は元気ですか!と言っても元気がない」などと弱気な発言を見せながらも、大観衆のファンの前で「ダァーッ!」のパフォーマンスを見せてファンを喜ばせた。“燃える闘魂”の務めはまだ終わっていない。令和になっても猪木氏の“元気”で多くの人々を救ってきているだけに、哀しみを乗り越え、また“元気”な姿を我々に見せてもらいたい。
(どら増田)